人気の多肉植物の種類7選!<簡単な育て方付き>

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数ある多肉植物の中から、エケベリアやアガベなど人気の種類をご紹介します。多肉植物とはどういう植物なのかから、簡単な育て方、植え替えのタイミングについてもまとめました。多肉植物は寄せ植えにしたり、植栽に使ったりと楽しみ方がたくさんあります。多肉植物のある暮らしを始めてみませんか。

目次

多肉植物ってどんな植物?

多肉植物ってどんな植物?

多肉植物は、北アフリカや南アフリカ付近の島々を始め、世界の様々な場所に自生しています。

乾燥し、やせている土地で生き抜くためにも、葉や根に水を蓄える性質を持っています。そのため、他の草花のように水やりを忘れてもすぐに萎れたりしません。

また、昼間は蒸散を防ぐために気孔を閉じていて、夕方から夜に気孔を開き呼吸を始めるということも特徴です。 その種類は数え切れないほどあり、姿形も個性豊かです。 水やりの頻度が少ないため、仕事や家事に忙しい人も手間がかからず、枯らしにくいことも人気の理由なのではないでしょうか。

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人気の多肉植物

ここからは人気の多肉植物の種類をいくつか紹介します。

エケベリア

エケベリア シャビアナ  プレリンぜ

エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物。原産地はメキシコ・中米で生長期は春秋です。国内でも交配種から新しい品種が作出されています。 手のひらにころんと収まるような直径3cmくらいの小型の種類から40cm近くにもなる大型種まで、サイズ、葉の形、色も様々。花のような華やかな見た目をしていることもあり、多肉植物の寄せ植えだけではなくフラワーアレンジメントやブーケの花材としても人気があります。

 

エケベリアの花

花も多肉質な可愛らしい花が咲きます。花色は種類で異なります。

▼エケベリアの詳しい育て方はこちら

エケベリア

  • エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属の春秋型種の多肉植物です。原産地はメキシコ・中米など。5、6cmの小型から40cm近くにもなる大型種まで、葉の形も様々あり種類は豊富です。正面から見た時の美しいロゼット型の姿は花のようで華やかな印象があります。そのため、フラワーアレンジやブーケに使われることも多くあります。葉挿しや株分けで増やすことが出来ます。

 

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ハオルチア

ハオルチア

ハオルチアはツルボラン科ハオルチア属で、南アフリカが原産です。葉先や上部にある透明部分のことを「窓」と呼び、その窓から光を取り込みます。葉が柔らかく透明感のある「軟葉系」、硬い葉でゴツゴツしていたり、ざらっとした印象の「硬葉系」で分けられています。 華やかさや、インパクトのある葉とは裏腹に控え目な花が咲きます。 ハオルチア属は近年再編成されハオルチオプシス属、ツリスタ属に分類されました。

 

ハオルチオプシス ニグラ

硬葉系の種類の中でも人気の「ニグラ」や「十二の巻」はハオルチオプシス属、「プミラ」はツリスタ属に属が変更になっているものもあります。

▼ハオルチアの詳しい育て方はこちら

ハオルシア・オブツーサ

  • オブツーサは、丸い葉先の先端が透き通っていることから和名が「雫石(しずくいし)」といい、光にかざすと雫のようにきれいな葉っぱが特徴で人気の品種です。葉っぱの透明部分はマニアの間では「窓」と呼ばれ、その窓から光を取り込んで生長します。ハオルチアの中でも丈夫な品種のため、初心者さんにもおすすめです。環境が合えば横からどんどん子株が出てきて、いつの間に鉢がパンパンなんてことも。

 

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セダム

ヨーロッパ、メキシコなど北半球に広く分布し、日本原産の種類もあるのがセダム。ベンケイソウ科セダム属の春秋型のとてもポピュラーな多肉植物です。小さい葉を連ねるものから、エケベリアのような見た目をしたものなど種類も多く個性豊かです。

 

セダム 紅葉

秋になると紅葉を楽しめるセダムもあります。庭のグランドカバーに、寄せ植えにと何かとアレンジができます。

 

セダム 小松緑

セダムは星のような黄色い花を咲かせます。写真の小松緑(こまつみどり)は盆栽のような見た目をしたセダムです。

▼セダムの詳しい育て方はこちら

  • セダムは北半球に広く分布し、500種類以上もの品種が確認されています。日本原産の品種は約40種と言われています。日本の山野に自生している野草であり、一番身近な多肉植物です。 虹の玉 セダムにはグランドカバーとして使える品種や「虹の玉」のように葉がぷっくりとしたもの、枝垂れるものなどタイプも色々あり、葉の形や大きさ花もそれぞれ異なります。 セダムは夏期の高温加湿による蒸れに弱い傾向がありますが、日本の気候に馴染みやすく育てやすい多肉植物です。

 

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カランコエ

多肉植物 カランコエ ファング

カランコエはベンケイソウ科カランコエ属の夏型の多肉植物です。

主な原産地はマダガスカル、アフリカ南東部や東南アジアなどで、広く分布しています。 ベルベットのような葉をした「天人の舞」や、ふわふわの毛で覆われている「ファング(写真)」「月兎耳(つきとじ)」、鹿の角のようなシルエットをしている「デセプタ」など同じ属でも姿形が異なります。葉だけではなく、花の咲き方も様々です。

▼カランコエの詳しい育て方はこちら

カランコエ

  • カランコエはベンケイソウ科カランコエ属の夏型の多肉植物です。原産地は南アフリカ、東アフリカ、東南アジアなどで生息し、葉が短い毛で覆われているようなフワフワとしたものから、ギザギザしたもの、丸く艶があるもの、紅葉する品種もあり、種類が豊富にあるのも魅力です。カランコエの花はピンクやオレンジ、赤など彩が鮮やかな品種が多くあり、花の形も一重咲き、八重咲、釣鐘型と花の種類も豊富にあります。カランコエは葉挿し、挿し木、株分けで増やすことができます。  

 

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アガベ

アガベ 王妃雷神

メキシコを中心にアメリカ大陸全体に分布しているキジカクシ科の多肉植物です。葉に黄色や白い斑が入るものや、「滝の白糸」のようにくるんとカールした糸のような「フィラメント」があるもの、鋭く強いトゲを持つものなどがあります。葉はロゼット状に広がります。葉の縁にあるギザギザした部分は「鋸歯(きょし)と呼ばれます。 鉢植えで楽しむだけではなく、植栽に取り入れることも可能。

写真は「王妃雷神」で、青みがかったマットなライトグリーンが美しいアガべです。

野生味溢れ、かっこいい植物で人気の「チタノタ」や「ユタエンシス」などから柔らかい葉をした「アテナータ」など多種多様です。

▼アガベの詳しい育て方はこちら

アガベ(リュウゼツラン)

  • メキシコを中心にアメリカ大陸全体に分布している多肉植物です。その品種は300種類以上もあると言われています。先の尖った葉がロゼット状に広がります。直径5cm程度の小さなものから5mを超すような大きなものまでサイズも様々です。耐寒性があり品種によっては屋外で越冬可能です。開花までに10年から数十年かかるのも特徴で、花を咲かせた後に親株は枯死してしまいます。酒のテキーラはアガベ・テキラーナ(Agave tequilana)という種類の樹液を原材料として作られており、テキーラの生産地では多くのアガベ・テキラーナが栽培されています。

 

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ユーフォルビア

多肉植物 ユーフォルビア

トウダイグサ科ユーフォルビア属の夏型の多肉植物です。クリスマスシーズンに見る機会が多い「ポインセチア」もユーフォルビアの仲間なんです。それくらい種類の多い属です。特徴としては茎を切った時や株についた傷口から、白い乳液状の液体が出ます。この乳液は、皮膚が荒れることもあります。皮膚についた場合はすぐに洗い流すようにしましょう。

ユーフォルビア ソテツキリン 蘇鉄麒麟

パイナップルのような見た目をしたソテツキリン。ホームセンターや、園芸店、花屋さんでも見かける人気の種類です。

▼初心者におすすめユーフォルビアはこちら

 

ユーフォルビア オベサ

丸いフォルムで人気のオベサ。雌雄があり交配し、できた種から増やせます。ちなみに下が雄で上が雌です。

▼ユーフォルビア・オベサの詳しい育て方はこちら

 

ユーフォルビア

ぽってりとした根茎のある種類もあれば、ぱっと見ではサボテンのような「大雲閣(ダイウンカク)」や「大正キリン」、サボテンのギムノカリキウムに似ていることから「ギムノカリキオイデス」という名前のユーフォルビアもあります。寒さには弱いので、冬は暖か場所で管理し冬越しをしてください。

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アエオニウム

アエオニウム 黒法師

スペインなど地中海に分布するアエオニウムは冬生育型の多肉植物です。

北アフリカなど穏やかな気候の地域に約40種類が分布し、園芸品種も多く存在します。多くは茎の先にロゼット状の葉が展開し、まるで花が咲いているような株立ちで上に伸びて生長していきます。中でも人気が高くポピュラーなのが黒い葉が美しい「黒法師」。

 

アエオニウム 小人の祭

他にも写真の「小人の祭」は小さい葉が集まっていて、触るとペタペタします。

お皿のような見た目をした「明鏡(めいきょう)」などもアエオニウムの仲間です。自生地からわかるように、高温多湿は苦手。外で管理する場合は雨ざらしは避けてください。

▼アエオニウムの詳しい育て方はこちら

アエオニウム

  • アエオニウムは、冬生育型の多肉植物です。北アフリカなど穏やかな気候の地域に約40種類が分布し、園芸品種も多く存在します。多くは茎の先にロゼット状の葉が展開し、まるで花が咲いているような株立ちで上に伸びて生長していきます。 アエオニウムは、種類によって茎が伸びない小ぶりな品種から大型になる品種まであります。葉の色も様々で、黒いものから斑入りの品種、赤く色づくものもあり、同じ属の中で色、形、大きさが様々な多肉植物です。 冬型の多肉植物ですが、寒さにやや弱く、高温多湿にも弱い特徴があります。反面、みずみずしい多肉の葉を持っているので、乾燥には強く水やりを多く必要としません。品種によっては寄せ植えのメイン、またはアクセントとしても活躍します。

 

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多肉植物の育て方

ここでは多肉植物の育て方をざっくりと簡単にまとめました。細かいことは多肉植物の種類で異なります。育てる品種名で調べて、適した管理をすることをおすすめします。

水やりは土が乾いてから

多肉植物の水やり

多肉植物は毎日水やりは不要です。タイミングは土が乾いてから。

と、言ってもわかりにくいと思います。乾きを確認するためのポイントは

・土の色を見る。乾いていると白っぽくなります。

・水やり後、鉢を持って重さを確認。乾燥していると土が軽くなります。

・水やりチェッカーを使ってみる。割り箸や竹串でも代用可能

見た目はおしゃれではないですが、割り箸や竹串を挿して、抜いた時に土がくっついてきたら湿っています。 多肉植物は株や、葉に水を蓄えているので、多少水やりを忘れてしまってもすぐに枯れません。逆に水が多すぎるほうが、徒長(ひょろひょろに育つ)や根腐れの原因になります。環境や、ご自身のライフスタイルに合わせてタイミングを掴んでいくのがよいと思います。

日当たりと風通しの良い場所に置く

日当たりと風通しの良い場所に置く

屋外、ベランダ、玄関、室内。共通して日当たりの良い場所に置くのが理想的です。

ただ、夏の強すぎる直射日光は避けるように。日光が強すぎる場合は、レースカーテン越しに置くか遮光ネットなどを使い調整しましょう。 どうしても日に当てられない場合、午前中だけ日当たりのいい場所に移動させるだけでも違います。暗い場所に置きっぱなしはできるだけ避けてください。

多肉植物の植え替えのこと

買ってきた多肉植物を、好きな鉢に植え替えたい場合は下記のことに気をつけて植え替えましょう。

生長期なのか、休眠期なのかを確認しよう

多肉植物の植え替え

最も大事と言ってもいいかもしれないのが、この「生長期」のことです。休眠している時に植え替えをしてもうまく根付かないことがあります。理想なのは生長期に入る少し前に植え替えをすること。生長期に入った時、新しい土でスタートできる感じです。

土の状態は乾いている?

土が乾いているほうが、土がパラパラとほぐれ古い土を取り除きやすくなります。古い土が落ちやすい分、根の状態の確認もしやすいです。植え替え数日前から水やりは控えるとよいでしょう。

鉢のサイズは?

多肉植物の植え替え 鉢のサイズは?

買ってきた時の鉢より、気持ち大きいくらいのサイズがよいでしょう。大きすぎる鉢は多肉植物に対して、土の量が多くなります。その分、土が保つ水の量も多いと水やりのタイミングも掴みにくかったり、根腐れしやすかったりします。植物の生長に合わせて鉢も変えていきましょう。

▼多肉植物の植え替えにおすすめ

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