6月が旬の野菜、果物、魚、花50種!季語や行事で初夏を楽しむ

山田智美

山田智美

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6月に旬を迎える野菜や果物、魚、花をずらり50種。他にも6月の行事や節句、季語、行事食も紹介します。雨の多いこの時期を五感を使って楽しく過ごしてください。

目次

6月とは?季語や行事、事柄、行事食

6月とは?季語や行事、事柄、行事食

  • 和名:水無月
  • 英名:June

6月に使われる季語

五月雨

五月雨とは梅雨に降り続く雨のこと。梅雨の時期に使われる季語です。

苔の花

苔の花とは苔に生える胞子体のこと。梅雨の時期に白などの小さな花のようなものが生えてくることに由来します。

燕の子

燕は南方から渡ってきて初夏に雛がかえることから、この時期の季語とされています。

蚊遣火( かやりび )

蚊遣火とは、蚊などを追い払うためにヨモギや杉をいぶしたもの。夏の季語として使われます。

6月に迎える二十四節気

芒種

芒種は二十四節気の第9節目、毎年6月6日ごろです。年によって1日程度前後します。また、6月6日から次の二十四節気の次の第10節、夏至の6月21日までの15日間ぐらいを指します。種をまくとよい時期とされています。

夏至

夏至は二十四節気の第10節、毎年6月21日ごろです。年によって1日程度前後します。また、6月21日から次の二十四節気の次の第11節、小暑の7月7日までの15日間ぐらいを指します。

夏至は一年でもっとも日が出ている時間が長い日です。

6月の行事や事柄

衣替え

衣替えとは季節に応じて衣類を替えること。6月1日になると、学校や企業などは冬服から夏服へと切り替わります。ただし、必ずこの日でなければならないということではありません。

嘉祥の日

嘉祥の日は6月16日、和菓子の日とも呼ばれます。昔の日本では6月16日に厄除けと健康を祈願して甘いものを食べたと言われています。

聖ヨハネの日(夏至祭)

聖ヨハネの日は6月24日。キリスト教の祭日です。聖ヨハネの日は夏至祭と重ねられ、ヨーロッパでは賑やかなお祭りが催されます。前夜には花やハーブを摘んで恋占いをしたり、リースを飾ったり、ご馳走を食べたりして楽しむ習慣があります。

夏越の祓

夏越の祓は6月30日に各地の神社で行われます。その年前半の邪気や穢れを落とし、健康を祈願して大きな茅の輪をくぐります。

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6月が旬の野菜20種

枝豆

6月が旬の野菜枝豆

エダマメは大豆を未成熟の時期に収穫したものをさします。子供のおやつやお酒のおつまみなど、夏の日本の食卓に欠かせない野菜です。

枝豆(エダマメ)

  • エダマメは大豆を未成熟の時期に収穫したものをさします。主茎と分枝に分かれ、それぞにエダマメの実がなります。エダマメの花は白や紫色で、房から3~4つほどの花が咲きます。分類としてはエダマメは野菜類とされ、大豆になると穀類(穀物)になります。エダマメのさやにはうぶ毛が生えており、2~3粒ほどの実が入っています。 大豆は一般的には、中国原産とはいわれていますが、日本に自生する野生のツルマメとよく似ており、そのツルマメから栽培されたとも考えられ、中国・日本それぞれの地域で栽培化されたという説もあります。 エダマメは古くは奈良、平安時代から食べられていました。江戸時代には枝がついたまま茹でて売られ、食べ歩くという光景が見られたことからエダマメという名がついたとされています。 外国人観光客が、日本料理で好きなものといえば「お寿司、ラーメン、刺身、天ぷら…」は、もはや常識といってもおかしくないような日本のおもてなしメニューですが、数年前に海外のインターネット検索で日本食についての検索ランキング上位に、エダマメが浮上しました。美味しさだけでなく、健康食としてエダマメが海外セレブ達に注目されたのがきっかけといわれています。 しかも、英語の「Soybeans」ではなく、「EDAMAME」という名で浸透しています。エダマメは、今や国際語といっても過言ではない存在になっています。

そら豆

6月が旬の野菜そら豆

そら豆は豆の莢(さや)が空に向かって伸びることから、そら豆と呼ばれるようになりました。独特の風味がくせになる野菜です。

そら豆(ソラマメ)

  • そら豆は豆の莢(さや)が空に向かって伸びることから、そら豆と呼ばれるようになりました。また、蚕を飼う初夏に収穫をむかえるそら豆は、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」とも書かれます。 そら豆の実が充実してくると莢(さや)がふくらみ、重みで下を向きだします。 日本では、主に完熟前の豆を食べます。ビールのお供として人気の野菜です。海外では、完熟したものを乾燥させ、煮豆などに使用します。 特に幼苗期のそら豆は耐寒性に優れているため、10月中旬~下旬にかけて種をまき、冬越しをして、翌年の5~6月に収穫時期を迎えます。

サヤエンドウ(絹さや)

サヤエンドウ

サヤエンドウは、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウのなかでも若い莢(さや)を食用とするのが「サヤエンドウ」です。

サヤエンドウ(絹さや)

  • サヤエンドウは、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。 最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」、関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも呼び名が様々あり、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ…等々これだけ地方で様々な呼び方があるサヤエンドウです。 サヤエンドウは、つるあり種は200cm、つるなし種は40~100cmと大きく分けて2つあります。支柱を立てるときの目安となりますので、種袋の裏などで品種の確認をしましょう。

グリーンピース

紫エンドウ

グリンピースは未熟な豆を利用する「実エンドウ」です。サヤのなかのグリーンの実を食用にします。

アスパラガス

アスパラガスの花言葉や種類、特徴をご紹介!アスパラガスは、筆のような形をした茎を食用にする植物。黄緑色の釣鐘型をした可愛らしい花を咲かせます。

アスパラガスは葉が開く前の若い茎を食用にする野菜。一年中流通していますが、春から初夏が旬です。

アスパラガス

  • アスパラガスは若茎を食用にする植物です。茎についている「はかま」と呼ばれる三角形のものが本当の葉です。この葉は退化しているので茎をのばしても葉が大きくなることはありません。葉のように見えるものは「偽葉(仮葉)」と呼ばれ、細かく分枝した枝になります。 和名はオランダキジカクシといい、語源はキジが隠れられるほどにアスパラガスの細かい茎が生い茂ることから名づけられました。緑色に育てた「グリーンアスパラガス」のほかに土寄せやフィルムなどで遮光することによって軟白栽培した「ホワイトアスパラガス」、アントシアニンを含むアスパラガス全体が紫色の「紫アスパラガス」などがあります。 種まきから本格的に収穫できるまで3年ほどかかりますが、それ以降はそれほど手入れが必要でなく、同じ場所で5年以上収穫できます。

シソ(大葉)

6月が旬の野菜シソ(大葉)

シソ(大葉)は日本で昔から生育している、草丈約70~80cm位の植物です。爽やかな香りと色が特徴で、薬味として多用されます。

シソ(大葉)

  • シソ(大葉)は草丈約70~80cm位の日本に昔から生育している植物です。シソ(大葉)の葉は柔らかく、とてもさわやかでよい香りが特徴的です。 シソ(大葉)は一度育つとたくさんの葉が茂り、収穫してもわき芽から次々と葉が生えてきます。こぼれ種でも発芽し、まいた記憶もない場所から生えてきたりもします。 緑色の葉紫蘇は別名大葉とよばれています。葉は緑色の他に赤紫の赤じそがあります。赤じそは梅干しの色付けなどに利用されたり、シソジュースの材料としても使用され鮮やかな赤色が魅力的です。  シソ(大葉)は、中国、ベトナム北部、韓国、日本に分布しています。日本では縄文時代の遺跡からも発掘されていることから、古くからシソ(大葉)が生育していたことが分かります。 中国後漢末期の名医「華佗」が食中毒の治療に使ったことから、蘇りの薬草として世に広められたといわれています。そのことから紫蘇と名付けられたとも伝えられています。

赤シソ

6月が旬の野菜赤シソ

赤シソは葉の色が赤いシソの仲間です。梅干しや漬物をつける際の色付けや、シロップ、飲み物などに使用されます。

ミョウガ

6月が旬の野菜ミョウガ

ミョウガは日本に自生する多年草。私たちが食べているのは、遮光して軟白化した幼茎やつぼみの部分です。

ミョウガ(茗荷)

  • ミョウガは、中国・朝鮮半島・日本・台湾に自生する宿根性の多年草です。日本でも本州から沖縄まで自生しています。地下茎を伸ばして生長します。ミョウガは半日陰と湿った土壌を好みます。地下茎は低温に耐えるため、秋には根に栄養をため休眠期間に入ります。 ミョウガの蕾を食べる「花ミョウガ」と、植え付けてから2~3年たったミョウガの新芽を遮光して軟白化した幼茎「ミョウガ茸」を食べます。 独特な香りをもつ香味野菜。先端の紅色が鮮やかで、ふっくらしたものが良質です。 東京の地名で「茗荷谷(みょうがだに)」がありますが、かつてその場所がミョウガの産地だったことが由来です。切り立った崖の下に清水がわき、周囲でミョウガがたくさん採れたことが分かる文献や地図が残されています。

実サンショウ

6月が旬の野菜実サンショウ

初夏は実サンショウの季節。サンショウ(山椒)は葉、花、実、すべてにぴりりとした独特な風味のある落葉低木です。

山椒(サンショウ)

  • 山椒は落葉低木で、雄株と雌株の異なる株があります。 樹高は2m~5m、葉の付け根の対称の位置に鋭い棘があり、葉は長さが5~15㎝位です。小さな葉が奇数になり羽状の形をしていていて、5~13枚のギザギザの葉が対(つい)でついています。葉には特有の柑橘に似た爽やかな香りがあります。 山椒は葉、花、実、木の皮まですべて薬味になり、ピリッと舌がしびれるような独特の辛味があります。 山椒の花は4月~5月頃に黄色の小花が咲き、6月になると緑色の果実が雌株には果実が実り始め、9月~10月に赤く実ります。山椒は雄株には花は咲きますが果実は実りません。 雌株と雄株を別々に植えると実がならず、一緒に植えると果実を実らせます。  

オカヒジキ

オカヒジキ 育て方

オカヒジキは日当たりの良い海岸の砂地や塩生地に自生しています。オカヒジキの葉の形が海藻のヒジキに似ていて、陸地で育つことから名付けられました。

オカヒジキ

  • オカヒジキは、主にユーラシア大陸に分布し、日当たりの良い海岸の砂地や塩生地に自生しています。 日本では東北地方で古くから自生しているオカヒジキを採っていたようです。自生しているオカヒジキは、土壌の塩分を吸収しているため、塩気を感じるようです。 オカヒジキの茎は匍匐(ほふく)しながら生育し、葉は多肉質です。オカヒジキの葉の形が海藻のヒジキに似ていて、陸地で育つことから「おかひじき」と名付けられました。オカヒジキは海のヒジキ同様にミネラルが豊富なので栄養にも優れた野菜です。 オカヒジキの栽培の始まりは、江戸時代初期からです。その時の主な産地が山形県で、オカヒジキ栽培の発祥の地となったと言われています。現在では、山形県に限らず各地で栽培されていますが、海岸の開発により、天然のオカヒジキの数が減り、絶滅が危惧されている地域もあります。

シロウリ(白瓜)

6月が旬の野菜シロウリ(白瓜)

シロウリ(白瓜)はウリ科のつる植物。水分が多く、淡白な味の野菜です。中のタネを取り除き、浅漬けやサラダにします。

シシトウ

6月が旬の野菜シシトウ

シシトウはピーマンの仲間の野菜です。青唐辛子に見た目が似ていますが辛くないのが特徴です。

シシトウ

  • シシトウはナス科トウガラシ属の中でも、ピーマンと同様辛みの少ない甘味種になります。ピーマンのように成熟すると赤くなりますが、普段食べるのは熟する前に収穫された緑色の状態のシシトウです。 先端が獅子(しし)の頭に似ていることから、獅子唐辛子(ししとうがらし)と呼ばれるようになりました。 シシトウは栽培中の水分不足などのストレスがかかったりすると、辛くなると言われていますが、見た目で辛いか、辛くないか判断することはまずできません。以前は店頭で販売されているシシトウも、10個に1個ほど辛いものが混入していたため、辛いシシトウを口にすることもありましたが、現在店頭にあるシシトウでほとんど辛いものは混入していないようです。 また、シシトウは夜の温度が低いと単為結果※し、実が硬くなり、辛くなりやすいといわれています。こちらも見た目での判断はできませんが、触ると実の硬さから判断しやすいようです。 ※単為結果とは、受精せずに実ができること。

ヤングコーン

6月が旬の野菜ヤングコーン

初夏にはトウモロコシの脇芽を欠いたものがヤングコーンとして出回ります。ヤングコーンは甘く柔らかく芯まで食べられます。

ラッキョウ

ラッキョウは、日本で10世紀ごろから栽培されている歴史ある野菜です。根を食用にします。初夏はラッキョウ漬けを仕込むシーズンです。

ラッキョウ

  • ラッキョウは、日本で10世紀頃から栽培されていた歴史ある野菜です。秋に芽吹き、分球しながら生育し、その後越冬。再び春に分球しながら株を大きく生長させます。 ラッキョウは花は咲きますが、種子は作らずに鱗茎で繁殖します。夏の暑さに弱いため、鱗茎の状態で夏の休眠期を過ごします。 ラッキョウは中国原産の野菜で、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つです。ラッキョウの他に、ネギ、ニンニク、ノビル、ニラがあります。

新ショウガ

ショウガはショウガ科の多年草。ピリッとした風味が特徴で、薬味には欠かせない野菜です。私たちが普段食べているのは根の部分です。初夏の新ショウガはみずみずしく柔らかいのが特徴です。

生姜(ショウガ)

  • 生姜(ショウガ)は古くから世界中の暖かい地域で、香辛料や薬用として栽培されてきました。原産地はマレー、インドを中心とする熱帯アジアといわれています。 日本でも、奈良時代には栽培されていたとされる歴史のある植物です。栽培が盛んになるのは江戸時代からで、それ以降生姜(ショウガ)は、魚肉料理の臭み消しや、薬味、ジンジャーエールなどの飲み物にも用いられ、私たちの暮らしに欠かせないものとなっています。生姜(ショウガ)は古代中国で、薬として使用されてきました。漢方では主に根生姜(ネショウガ)の部分が使われています。生の生姜(ショウガ)は、吐き気止めや咳を鎮める作用、胃を丈夫にする作用があるとされており、風邪のひきはじめに飲むと効果があります。乾燥させた生姜(ショウガ)は、胃腸などの内臓を温める作用があり、体を強く元気にしてくれる強壮作用があります。

新ごぼう

ごぼうは長く伸びた根を食用とする、キク科の植物です。新ごぼうは瑞々しく歯ごたえがいいので、サラダやキンピラで食感を楽しみましょう。

新ニンニク

新ニンニク

ニンニクはネギの仲間の根菜です。新ニンニクは柔らかく香りも良いので、そのまま蒸したり、オイル煮にして楽しめます。

ニンニク(大蒜)

  • ニンニクはネギ属の仲間で、ガーリックの名でも親しまれています。鱗茎(りんけい)は強い辛味と特有の臭気があり、香辛料として料理に欠かせない存在です。 若い葉を収穫した葉ニンニクや若い花茎を食用にする茎ニンニク(ニンニクの芽)があります。 玉ねぎなどと共に、古代エジプトでは、ピラミッドをつくった作業員たちに強壮剤として支給されていたのがニンニクだったそうです。彼らが粗末な食生活にもかかわらず、重労働に耐えられたのはニンニクの効用のおかげだったのでしょうか。 ネギ科の仲間である玉ねぎ同様、ニンニクの原産地自体が定かではなく、野生のニンニク種というものが見つかっていません。

ルッコラ

ルッコラ 花 育て方 特徴

ルッコラはアブラナ科のハーブ。ゴマのような風味が特徴の野菜です。ルッコラの風味を味わうなら、まずはサラダでいただきましょう。

ルッコラ

  • ルッコラは地中海沿岸原産の一年草です。ゴマのような風味があり、多少辛みも感じます。若い葉をサラダに入れて食べると大変美味しく、その他おひたしや炒め物、肉料理の付け合せ等、用途は幅広いです。 ルッコラは発芽率が高く、病気等もほとんど無いので初心者にも育てやすいハーブの一つです。種まきの時期をずらせば、ほぼ1年中収穫出来ます。 ルッコラは地中海沿岸が原産といわれています。古代ギリシャや古代ローマ時代には、すでに食用ハーブとして栽培されていたハーブです。古代エジプトでは、クレオパトラが美しさを保つために、好んでルッコラを食べたといわれています。

ローズマリー

6月が旬の野菜ローズマリー

ローズマリーは常緑のハーブ。冬でもグリーンの葉を絶やさないので一年中収穫できますが、初夏のローズマリーの葉は柔らかく、料理に使いやすいのが特徴です。

ローズマリー

  • ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。

ミント

6月が旬の野菜ミント

ミントは清涼感のある香りが特徴のハーブ。初夏にどんどん生長して増えていきます。この時期のミントは葉が柔らかく香りも良いので、積極的に料理や飲み物に活用しましょう。

ミント

  • ミントは最もポピュラーなハーブのひとつです。ミントというと、すっきりとしたさわやかな香りを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りのミントもあります。品種は数限りなく存在し、毎年のように新品種が登場します。 ミントの利用法としては、アロマテラピーの他、サシェやポプリの材料にしたり、お茶や料理にも使うことができたりと様々な活用法があります。

 

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6月が旬の果物(フルーツ)6種

ビワ

6月が旬の果物(フルーツ)ビワ

ビワはまだ寒い初春に小さな花を咲かせ、初夏に淡いオレンジ色の果実を実らせる常緑高木。育てやすいので庭木としても人気があります。

ビワ(枇杷)

  • ビワ(枇杷)は、家庭果樹としても栽培される暖地に適した常緑の小高木で、生長が早く約10メートルの樹高で自生しているものもあります。長さ15センチ~25センチほどの葉は革のように厚く、裏面に褐色の綿毛が密生しています。開花は11月~12月にかけて枝先に1~2センチほどの芳香のある小さな花を円錐型に房咲きにします。ビワ(枇杷)の果実は6月頃にオレンジ色に熟します。果樹として栽培されている品種は日本に自生しているものとは違って中国品種を改良したものが多いです。学名のEriobotryaはerion(軟毛)+botris(ブドウ)で白い軟毛におおわれたブドウのように房状になる実をつけることを意味します。

スモモ

スモモは初夏に果実を実らせる落葉高木。プラムもスモモの仲間です。水分が多く、甘味のある果実は生食ができます。

アンズ

アンズ

アンズはバラ科の落葉高木。初夏に果実を実らせます。生食の他、ジャムやシロップ漬けにして楽しめます。

アンズ(杏子)

  • アンズ(杏)は、バラ科の落葉小高木で、ヒマラヤ西部からフェルガナ盆地にかけての地域が原産です。ウメと似ていますが、ウメと比べると樹形は桜のように直立で、樹皮には縦の筋が入ることや、また萼片が反り返るため区別することができます。ウメと同じく花びらは5枚で、花びらの形は丸いです。アンズ(杏)の結実は6月ころで、直径3cmくらいの種が中心にあるオレンジ色の実をつけます。果実は生食もできますが、足が早く痛み易いため、ジャムやシロップなどの加工品がたくさんあります。種の中身は仁といい、中国料理でおなじみ「杏仁豆腐」の原料として古くから利用されています。

さくらんぼ

6月が旬の果物(フルーツ)さくらんぼ

宝石を思わせる真赤な果実が美しいさくらんぼは桜の仲間の落葉高木。みずみずしく甘味があるのが特徴です。

さくらんぼ

  • 春に桜そっくりな白い清楚で可憐な花を咲かせ、初夏には輝くルビーのように愛くるしく美しい実を成らせて私たちの目を楽しませてくれるさくらんぼ。その果実は噛めば口の中ではじけるような食感とともに甘酸っぱい味覚が軽やかで可愛い香りともに広がります。 一般には木は桜桃、果実はさくらんぼと呼びわけられています。ソメイヨシノなどの花を鑑賞する桜との違いは、桜は白や桃色の花ですが、さくらんぼの花は真っ白で花粉の量が多く花の下にくびれがあり、かたまって咲くのが特徴です。また、ほとんどの木は相性の良い他の品種の花粉を受粉しないと結実しません。さくらんぼの名前は「桜の坊(桜の実)」が由来とされています。

ジューンベリー

ジューンベリー

ジューンベリーは春に桜のような小さな花を咲かせ、6月ごろに小さな果実を実らせます。ジューンベリーの実は市販されていないので、育てて楽しみたい果樹です。

ジューンベリー

  • ジューンベリーは、名前の通り6月に赤い果実をつける落葉小高木。春に咲く白い花、新緑の葉、初夏の小さな宝石のような果実、秋の紅葉と四季折々に楽しむことのできる果樹です。果実はほんのりとした酸味と甘み、芳香があります。耐寒性・耐暑性があり、自家結実性があるので1本で収穫することができます。 ジューンベリーの花は直径1~2㎝程度と小さく、花びらが5枚あり桜のような形状をしています。花の見頃は3月下旬から4月地上旬頃、桜のソメイヨシノが咲き始めるよりも少し早く満開を迎えます。華奢な枝の先に小さな花をたわわに咲かせるのが特徴です。風で散ってしまう花びらの儚さも魅力の一つです。 ジューンベリーの果実の食べ頃は5月後半~6月です。4月に花が終わった後、段々と果実が色づき始め、5月には真赤になります。さらにもう少し辛抱強く待って、黒んずんだ赤になった頃がジューンベリーの果実の食べ頃です。 ジューンベリーはシンボルツリーとしてよく使われる他、街路樹としても植栽されています。白い花とかわいい赤い実、紅葉、樹形が美しいことなど、1年を通して楽しみがたくさんあることが庭木として好まれる理由です。

マルベリー

マルベリー

マルベリーとはの果実のこと。初夏に黒く熟したものを食用とします。マルベリーは生食の他、ジャムやシロップ漬けにします。

桑(マルベリー)

  • 桑(マルベリー)は、葉を蚕の飼料とすることで有名な、落葉高木です。桑の仲間は非常に種類が豊富で、果実も3~4㎝の大きなものから、1㎝程度の小粒のものまで多様です。 その果実は食用になり、英名ではMulberry(マルベリー)と呼ばれ、生食の他にジャムや果実酒にされています。最初は赤く色づき、熟すと黒くなります。黒くなってからが食べ頃です。小さな粒を集めたような、キイチゴに似た形状をしています。 雌雄異株の果樹ですので、結実させるには一対で揃える必要があります。雌雄同株のものもありますが、自家受粉し辛いので、2株以上を近くに植えたほうがいいでしょう。桑(マルベリー)は非常に品種が豊富で、品種によっては1株で結実するものもあります。  

 

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6月が旬の魚(魚介)6種

トコブシ

アワビを小さくしたうな見た目のトコブシは産卵期前の晩春から夏が旬の時期です。独特の歯ごたえに特徴があり、刺身や煮物にします。

全国で6月1日を鮎漁の解禁日としているところが多いこともあって、鮎は初夏の味覚として親しまれています。

スズキ

スズキ

スズキは6月~8月がもっとも脂がのっておいしくなる時期だと言われています。刺身の他、煮たり焼いたりします。

シマアジ

シマアジの旬は6月~8月。梅雨のころから夏にかけてが脂がのっておいしいと言われています。

アジ

アジは初夏から夏にかけてが身がしまっていて味が良くなる時期です。アジは刺身やタタキ、焼いたり揚げたりします。

イワシ

イワシ

イワシは梅雨のころから夏にかけてがいちばん脂がのっていておいしい時期です。ポルトガルでは毎年6月にイワシ祭りが行われます。

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6月が旬の花18種

アジサイ

6月が旬の花アジサイ

アジサイは、アジサイ科の落葉低木です。入梅のころから色づき始め、6月~7月には色とりどりの花を咲かせます。日本の梅雨を代表するような花です。

アジサイ(紫陽花)

  • アジサイは、日本原産の落葉低木です。日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。 最近は西洋アジサイ、ガクアジサイともに、品種、形、色の種類が豊富にあります。次々に新品種が登場してくるので、追いつけないほどです。アジサイの育て方は、翌年も花を咲かせるための剪定にコツがありますが、基本的には簡単です。一度植え付ければ、長い間花を楽しめる寿命の長い植物で年々花数が増えて見事な株になります。 最近ではアジサイは鉢花、切り花の他、ドライフラワーとしても人気があります。

アナベル

6月が旬の花アナベル

アメリカアジサイやセイヨウアジサイの別名を持つアナベル。アジサイの仲間の落葉性低木です。咲き始めはグリーン咲き進むにしたがって真白に変化していきます。

アナベル

  • アメリカアジサイやセイヨウアジサイの別名を持つアナベル。アジサイの仲間の落葉性低木です。 アナベルは寒さ、暑さに強く育て方も容易で、初夏に20~30cmの大きな花が開花します。花の色は最初はグリーン、咲き進むにしたがって白くなる色の変化も素敵で、とても人気のある品種です。草花とも相性がよい色合いのため、最近のガーデンにも植栽されています。 アナベルは鉢ものの他、切り花としても出回っていて、切り花やドライフラワーとしても利用されています。

ギボウシ

6月が旬の花ギボウシ

ギボウシは東アジアに分布する多年草で、日陰でもよく育つ観賞価値の高い植物です。初夏に咲く花は一日花ですが、下から次々と咲かせるので数日花を楽しめます。

ギボウシ(ホスタ)

  • ギボウシは世界の温帯地域で栽培されている多年草(宿根草)です。日本ではさまざまな野生種が分布し、その生育環境もさまざまです。古来より観賞用に植えられ、シーボルトがアメリカへ持ち帰って以来欧米で交配がなされ、多くの品種がつくりだされました。葉の色や形はもちろん葉の大きさもさまざまで、葉の長さが30センチ以上の大型、20センチ前後の中型、10センチ前後の小型の3タイプに大別されます。初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を開花し葉との対比が美しい涼感ある姿を楽しめます。最近ではシェードガーデンの定番的存在です。ギボウシは冬は落葉して地上部がなくなります。

アスチルベ

6月が旬の花アスチルベ

アスチルベは半日陰でもよく育つ多年草です。初夏から夏に綿菓子のような可愛い花を咲かせます。

アスチルベ

  • アスチルベは日本の山野にも自生する多年草です。円錐形の花茎を伸ばし、ふわりとした小さな白やピンクの花をいっぱいに咲かせます。花壇でたくさんの花穂が風にゆれる姿はとても可憐です。 梅雨の時期から咲き始めますが、雨に当たっても花が傷みません。多湿に強いのはアスチルベの大きな特長。根腐れに気をつかう園芸品種が多い中、日本の気候にぴったり合ったアスチルベは育てやすさ抜群です。 寒さにも強く、多少日当たりのよくない場所でも花を咲かせてくれる丈夫な植物です。 耐陰性があるので、シェードガーデンに彩りを添えてくれる他、花が終わった後も冬まで葉をよく茂らせてくれるので、グランドカバーとしても使えます。

アガパンサス

6月が旬の花アガパンサス

アガパンサスは、ユリ科の多年草です。光沢と厚みのある葉が特徴。初夏にすっと伸びた花茎の先に涼やかな青い花を咲かせます。

アガパンサス

  • アガパンサスは、ユリ科の多年草で、5月下旬ごろから7月頃、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような放射状の涼やかな青い色の花を毎年咲かせます。南アフリカが原産で種類は10~20種あり、その性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。 学名の「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源となり、愛らしい花の美しさからこの名前が付けられています。南アフリカが原産で小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。 アガパンサスは、冬でも葉が枯れない多年草タイプのものと、冬になると地上部が枯れる宿根草タイプのものがあります。大きさは、大人の膝丈にも満たないくらいの大きさのものから、1mを超える大型のものまであります。花色は赤みがかった紫~青紫、白があります。紫色の花でも、色は濃いものから薄いものまでさまざまです。つぼみのまま花が開かないといった、少し変わった面白い品種もあります。

アーティチョーク

6月が旬の花アーティチョーク

アーティチョークは地中海地方原産の多年草です。草丈1.5~2m、直径10~15㎝のアザミに似た大きな花を咲かせます。アーティチョークのつぼみは食用にもされます。

アーティチョーク

  • 地中海原産のキク科の野菜としては大型で、アザミに似た多年草のハーブです。 アーティチョークは日本では食材としてあまり普及しておらず、一部のレストランで提供されている食材といった印象が強い野菜です。 アーティチョークは大きな蕾ごと店頭で売られているものの、そこから下ごしらえをして食用となる部分はごくわずかになります。初めて食べる方は、物足りなさを感じるかもしれません。 しかし、一度食べたことがある方なら、その美味しさのために面倒な下ごしらえも進んでするほどの美味しさです。味はユリ根のようなお芋のようなデンプン質の甘みをもちます。

キャットミント(ネペタ)

6月が旬の花キャットミント

キャットミント(ネペタ)は淡い紫色の花が可愛い多年草です。こんもりと茂るように花を咲かせます。ネコが酔ったようになることでも有名なハーブです。

キャットミント(ネペタ)

  • キャットミント(ネペタ)はたくさんの種類が存在する宿根草です。ハーブとして料理や薬草として利用されてきたのは、キャットニップという種類です。最近では鑑賞用に改良されたキャットミントが多数流通しています。とても丈夫で開花期間が長いため、夏から秋にかけての花壇や寄せ植えに活躍します。キャットミントは横に広がるように生長するのでグランドカバーとしても利用できます。香りはミントに似た清涼感のある香りがします。

ストケシア

6月が旬の花ストケシア

ストケシアは初夏から秋まで花を咲かせる多年草です。夏の暑い盛りに白や紫色の涼し気な花を咲かせます。

ネジバナ

6月が旬の花ネジバナ

ネジバナは別名を「モジズリ」とも言い、日本に昔から自生する野生のランです。ネジバナは、およそランとは思えない楚々とした野花のような姿をしています。

ネジバナ(捩花)

  • ネジバナは、春から夏に芝生や歩道の脇、花壇の中などで咲いているのを見かけるラン科の多年草です。日本に自生する原種のランですが、とても小ぶりであることや生えている場所が他のランとは違うので、雑草として扱われてしまうことがほとんどです。 すっと伸びた茎にらせん状に花を咲かせます。ねじれるように咲くからネジバナ。他にもネジリバナなどと呼ばれています。ネジバナの巻き方は右巻きと左巻きとの両方があります。花色もピンクが一般的ですが、稀に白花もあります。真直ぐな茎に絡みつくようにピンク色の花を咲かせている姿は、とても独特で、山野草愛好家の間で人気の植物でもあります。

ハンゲショウ

6月が旬の花ハンゲショウ

ハンゲショウは、水辺や湿地に自生するドクダミ科の多年草です。白い花のように見える部分は葉が変化した総苞片です。

半夏生(ハンゲショウ)

  • 半夏生は、日本、フィリピン、中国の水辺や湿地に自生するドクダミ科の多年草です。ドクダミと同じく地下茎で増えるので、地植えにするとよく広がります。水辺や湿地に自生していることから、湿潤な土を好みます。葉が美しく白くなるには日光も必要なので、日当たりの良い場所~明るめの半日陰くらいの場所で育てるのに向いています。背丈は50cmから1mくらいになる大型の宿根草で冬期は地上部分はなくなります。 半夏生は、6月の終わりから7月初旬にかけて、白い花穂をつけます。開花の頃になると、花穂のすぐ下の葉が半分白くなるのが特徴です。白くなる面積は個体差がありますが、葉が一面白くなることはあまりありません。花が咲くと白くなる理由は、半夏生は虫媒花であるため、葉を白くして虫に花のありかを知らせるためではないかと言われています。   半夏生の名前の由来は諸説あります。夏至から数えて11日目を「半夏生」と呼び、農作業などの目安とされる日でした。この半夏生の頃に花を咲かせるので半夏生と呼ばれるようになったという説があります。また、葉が半分白くなることから、「半化粧」と言われるようになった、という説もあります。学名のSaururusは、ギリシア語のトカゲ=sauros、尾=ouraを意味し、細長い花穂に由来しています。カタシログサという別名は、葉が半分程度白くなることからつけられました。 半夏生の近縁種で、「アメリカハンゲショウ」という品種があります。こちらは開花時も葉が白くなることはありません。

ドクダミ

6月が旬の花ドクダミ

ドクダミは全草に独特の臭いを持った多年草です。ドクダミの白い花びらのように見える部分は実は葉が変化した総苞片で、花は中心の突出した黄色い部分です。

ドクダミ

  • ドクダミは、原産地が東アジアのドクダミ科での多年草です。独特な匂いでコンクリートの割れ目からも生えてくるくらい強く、抜いても抜いても生えてくる……と、雑草扱いされることも多い草花ですが、化学薬品のなかった昔は民間治療薬として重宝されてきた和のハーブのひとつです。 ドクダミは別名「十役」と呼ばれ、開花時期は5~6月で、茎先に十字型の白い花を咲かせます。ドクダミの花名の由来は、毒や傷みを抑える効果を持つことから「毒痛み」が転じたと言われる説と、葉の特有の匂いが毒ではないかといわれたことで「ドクダメ」と呼ばれるようになり、それが「ドクダミ」になったという説があります。 冬の間は地上部分はなく、春になると芽吹いて、花は5月の終わりから6月に開花します。ドクダミの花びらに見える白い部分は「総苞(そうほう)」です。花はとんがっている黄色い部分に密集しています。

ヒメシャラ

6月が旬の花ヒメシャラ

ヒメシャラは初夏に椿に似た白い花を咲かせる落葉高木です。樹形の美しさも人気で、庭木の他、公園や寺社にもよく植えられています。

ヒメシャラ

  • ヒメシャラは6月~7月頃、ツバキに似た花(花径2~2.5cmほど)を咲かせます。花芯部が黄色で白い花びらをもつ、コントラストが美しい花です。樹高は10~15mにもなる落葉高木です。シャラノキ(ナツツバキ)によく似ていますが、花も葉もシャラノキ(ナツツバキ)より小さい特徴があります。ちなみに、シャラノキ(ナツツバキ)の花径は5~6cmほどです。ヒメシャラ(姫沙羅)という名は、シャラノキ(ナツツバキ)よりも小さな花が咲くことから付けられました。 ヒメシャラは日本の本州(関東地方より南)、四国、九州の山野などに自生しています。秋には紅葉が美しく、落葉後も赤褐色の太い幹がツヤツヤと輝き、樹形もきれいで観賞価値が高いことから庭木やシンボルツリーとしても人気があります。

ホタルブクロ

6月が旬の花ホタルブクロ

ホタルブクロは、釣り鐘型の花を咲かせる多年草です。この花の中に蛍が入ると考えられ、ホタルブクロの名がついたとされていますが、実際に蛍は入りません。

ホタルブクロ

  • ホタルブクロは中国原産の多年草で、日本でも山野などに自生している植物です。俯くように咲く釣鐘型の花の形が非常に特徴的で可愛らしく、古くから観賞用としても愛されています。この釣鐘型の花の中に蛍が入ると考えられ、ホタルブクロと呼ばれるようになったと言われています。地下茎でよく増えます。半日陰でも花を咲かせるので、花が少なくなりがちなシェードガーデンでも活躍してくれます。非常に強健で、育てやすい植物です。

クチナシ

6月が旬の花クチナシ

クチナシの花の咲く季節は初夏、6月~7月です。そろそろ夏の気配を感じ始めたころにクチナシの花は辺りいっぱいにその香りを漂わせます。真白な花と甘い香りが魅力の花木です。

クチナシ

  • クチナシは常緑低木で、葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。クチナシはの花は6月~7月に白色の花を咲かせます。花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。 花の形は八重咲と一重咲きがあり、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われています。 お庭に植えられる方も多いクチナシですがだいたい1m~2mにほどになります。枝が詰まって葉が育つ為、垣根としてに好まれます。また、『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』という歌が由来の原点ともいわれています。

スモークツリー

6月が旬の花スモークツリー

スモークツリーは、名前の通り初夏に煙のような花を咲かせる落葉高木です。スモークツリーの花色は、ピンクの他にグリーンがかった白があります。

スモークツリー

  • スモークツリーは、初夏になると穂状の花序に小さな黄色の花が無数に開花します。雌雄異株で、タネを結ばない不稔花である雌木の軸の部分(花柄)が長く伸びて、羽毛のようなふわふわとした触感と見た目になります。雄木の花柄は雌木に比べて小さいので、煙がくすぶっているようには見えません。切り花や庭木として植栽されているのは雌木です。花柄は長いもので20cm以上にもなります。開花後のスモークツリーの花柄が、煙がたっているかのように見えることが名前の由来です。庭木の他、花柄が付いた枝ものとして初夏に多数流通しています。 スモークツリーは花柄だけでなく、葉も魅力的で、紅葉も美しい樹木。暑さ寒さにも強く、手入れが簡単なこともあり、おしゃれな庭木として人気です。ウルシ科のため、剪定した際の切り口に素手で触れるとかぶれることがあります。ヤニもあるので、作業で触る際には手袋をするようにしましょう。

タイサンボク

6月が旬の花タイサンボク

タイサンボクは、20mを超す高木です。直径15㎝以上もある大きな香りのよい花を咲かせます。アメリカではいくつかの州で州花とされています。

泰山木(タイサンボク)

  • 泰山木(タイサンボク)は、樹高が20mにもなるモクレン科の常緑高木です。初夏に白く大きな花を咲かせますが、上の方の枝に花が付くので、下から見上げても気付かないことが多いくらいです。花は直径20cm以上はある大きな花で芳香があります。 香水の原料や化粧品の香料として「マグノリア」と言われる場合は泰山木(タイサンボク)のことを指します。マグノリアとは、モクレン( Magnoliaceae)科モクレン( Magnolia)属の植物の総称です。モクレンやコブシ、泰山木(タイサンボク)、オオヤマレンゲなど全て含まれます。泰山木(タイサンボク)は中でも香りが良い為、香料とし利用されます。 泰山木(タイサンボク)は葉の表面がツルツルとしていて光沢があるのが特徴です。反面葉の裏側は茶色く、少し毛羽立ったような手触りが特徴です。クリスマス時期になると出回るマグノリアのリースやマグノリアボールなどは、この泰山木(タイサンボク)の葉を使って作られています。

ニシキウツギ

6月が旬の花ニシキウツギ

ニシキウツギは日本の山野にも自生している落葉低木です。初夏から梅雨のころに白とピンクの可愛らしい花を咲かせます。

常緑ヤマボウシ

6月が旬の花ヤマボウシ

ホンコンエンシスは葉は濃いグリーンで光沢があり、花付きも良いので庭木として人気です。初夏に咲く花(総苞片)は黄味を帯びた白で、開花期が長いのも特徴です。

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6月が旬の食材レシピ2種

6月が旬の食材レシピ2種

イワシと新ニンニクのオイル蒸し

材料

  • イワシ
  • 新ニンニク
  • オリーブオイル
  • 鷹の爪

作り方

  • イワシは洗って余計なウロコを取り、しっかりと水気を拭き取って全体に塩をまぶす
  • ニンニクは皮をむいて下の硬いところを削る
  • 新ニンニクとイワシ、鷹の爪をアルミホイルに乗せ、オリーブオイルを回しかけたら、しっかりと包んでフライパンにのせて蒸し焼きにする
  • イワシに火が通ったら出来上がり

イワシと新ニンニクにお互いの香りが移っているので、どちらも香ばしく、おいしい一皿です。

大葉、ミョウガ、白瓜(シロウリ)の浅漬け

材料

  • 大葉
  • ミョウガ
  • 白瓜(シロウリ)
  • 鷹の爪

作り方

  • 白瓜(シロウリ)は縦半分に切り、中のタネをくり抜く
  • すべての野菜を千切りにする
  • 鷹の爪はタネを取って輪切り
  • ポリ袋などに切った野菜と鷹の爪を入れて、塩をふって軽くもむ
  • 1時間程度常温で置いたら出来上がり

簡単にできる香りの良い浅漬けです。ハーブソルトに替えてもおいしくできます。箸休めの一皿におすすめです。

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湿気が多くて過ごしづらい反面、梅雨という情緒ある季節でもある、6月。季節行事や旬のものを生活に取り入れて、心地よく過ごしましょう。

 

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山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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