ガウラ(ハクチョウソウ)の育て方|植物図鑑

植物名
ガウラ(ハクチョウソウ)
学名

Gaura Iindheimeri

英名
White gaura
和名
白蝶草(はくちょうそう)
科名
アカバナ科
属名
ガウラ属
原産地
北アメリカ

ガウラ(ハクチョウソウ)の特徴

ガウラは伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせます。ガウラの花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長い雄しべが目立ちます。これらの特徴から「ハクチョウソウ(白蝶草)」とも呼ばれています。また花色から「ヤマモモソウ」という別名もあります。花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。花数が減ってきたら、思い切って半分くらいまで切り戻すと、また開花するようになります。草丈は50~150㎝と背の高い花ですが、近年では品種改良により草丈が低めの品種もあります。耐寒性、耐暑性共に強く、日本全国で栽培可能な植物です。放任でも長い期間花を咲かせる宿根草です。

ガウラ(ハクチョウソウ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50cm~1.5m程度
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク
開花時期 5月~10月頃

ガウラ(ハクチョウソウ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

ガウラ(ハクチョウソウ)の栽培環境

日当たり・置き場所

ガウラは日当りと水はけのよい場所で育てましょう。明るめの半日陰でも問題なく育ちますが、必要な光が足りないと、花付きに影響します。

用土

水はけが良い土であれば問題ありません。庭植えのガウラはよく耕したあと、腐葉土と元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。鉢植えのガウラは、赤玉土、腐葉土を配合するか、市販の草花用培養土を使用します。肥料が入っていない場合は元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込みます。

ガウラ(ハクチョウソウ)の育て方のポイント

水やり

鉢植えのガウラは、表土が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。特に夏場は水切れを起こさないよう気を付けましょう。庭植えのガウラは水やりの必要はありませんが、長期間雨が降らず土が乾いているようでしたら様子をみて水やりをしましょう。

肥料

庭植えのガウラは追肥の必要はありません。鉢植えのガウラは、開花前と花後に有機肥料を施します。

病害虫

風通しや日当たりに気を付けておけば注意すべき病害虫はありません。時折アブラムシがつくことがありますので、見つけ次第駆除しましょう。

ガウラ(ハクチョウソウ)の詳しい育て方

選び方

しっかり根が張っており根元がぐらつかないものを選びましょう。また葉の色が濃く、茎が長く伸びていないか確認しましょう。

種まき

ガウラの種まきは春から初夏までいつでも行うことが出来ます。こぼれ種からも発芽します。

植え付け

明るめの半日陰か日当たりの良い場所に植え付けましょう。ガウラは生長するととても株が大きくなる宿根草です。庭植えのガウラは、株同士の間隔は30cmほどあけて植えてください。

仕立て方

ガウラは花丈がある草花です。4月ごろに摘心して脇芽を生長させて低めでがっしりとした株姿に育てたほうが美しい姿になります。また、摘心をしても丈は高くなるので、早めに支柱などをして、強風などで倒れるのを予防しましょう。あまりにも大きくなった場合は、地際で切り戻して仕立て直すことが可能です。

摘芯(摘心)・摘果

4月頃に摘心しておくと、草丈が低くなり倒れにくくなります。

剪定・切り戻し

ガウラは4月頃に摘心しておくと、草丈が低くなり倒れにくくなります。花が咲き終わった花茎は、その都度切り取っておくと、新しく花茎が伸びてきます。また、開花期に花付きが悪くなってきたら、思い切って半分くらいまで切り戻すと、再度花が咲くようになります。

植え替え・鉢替え

植え替えはいつでも可能です。

ガウラの花は、4月ごろから晩秋まで長く休みなく開花します。株は年々見事になります。

収穫

ガウラの種は、夏から秋の間、次々と収穫出来ます。

夏越し

耐暑性があるので特別な夏越しの必要はありません。

冬越し

晩秋に地際で切り戻します。ガウラは宿根草なので、冬場は地上部分がなくなります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきと挿し芽で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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