野菜の花ってどんな花?野菜の花26選|花言葉・育て方のポイント
戸松敦子
このライターの記事一覧
いつも食べている野菜に、どんな花が咲くか知っていますか?野菜の花は野に咲く花のような楚々としたイメージがありますが、よく見るとそれぞれ個性的な花姿をしています。雄花と雌花で花の形が違ったり、大輪の花や華やかな色の花を咲かせるものもあります。今回、26種類の野菜の花の写真を集めてみました。野菜ごとの花言葉と育て方のポイントとともに紹介します。
目次
野菜の花の魅力
普段美味しく食べている野菜。そんな野菜にどんな花が咲くか見たことがありますか?
野菜の花は決して華やかではなく、どちらかというと目立たない自然な雰囲気なので、それほど気にしたことがない方が多いのではないでしょうか。でも実は、野菜はひとつひとつ違う花姿をしています。中には、華やかな花色をしていたり、観賞用の有名な花に似ているものもあります。
野菜の花や葉を知ると、幼い苗の状態でも何の野菜かわかるようになって面白いですよ。家庭菜園で野菜を育てると、野菜の花が咲く姿も見ることができてワクワクします。それでは、野菜の花を紹介していきます!
春夏野菜の花19選
ミニトマト
分類:果菜類・ナス科
原産地:南米アンデス山地
どんな花
ミニトマトは、5月~8月頃小さな黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
植え付けてから根づくまでは水をしっかり与え、その後の水やりは控えめにしましょう。梅雨時期は、ミニトマトが肥大しすぎたり、病気になりやすい環境です。プランターで栽培している場合は、梅雨時は雨の当たらない軒下に移動することが好ましいです。不要なわき芽を取り除き、主枝に栄養を行きわたらせて充実した実を育てましょう。
▼ミニトマトの詳しい育て方はこちら
ミニトマト
- トマトの原種は、大玉トマトではなくチェリートマト(ミニトマト)ということが植物学者たちの調査により分かっています。大玉トマトの方が突然変異として、チェリートマト(ミニトマト)よりも後に生まれました。アンデス高原に自生していたトマトの野生種は、いずれもチェリートマトの種類だったようです。 チェリートマト(ミニトマト)は原産地では多年草ですが、日本のような温帯で育てると一年草として栽培されます。 野生種のトマトは、メキシコから北米に伝わり、実際に栽培されるようになったのは19世紀に入ってからです。ヨーロッパへ伝わるには、コロンブスの新大陸発見が大きく影響し、ヨーロッパでトマトを食べるようになったのは、18世紀以降といわれています。 当初、トマトは観賞用として育てられ、食用とされることはありませんでした。というのも、新大陸からヨーロッパに伝わった時に、トマトの実がとても赤いために有毒植物と信じられていたからです。 日本に伝わったのは、17世紀の江戸時代ですが、同じように観賞用として伝わってきました。やはり「赤茄子」としての価値しか見出せず、しばらくの間観賞用としてのみ育てられていたそうです。 完熟の実にはほとんど含まれていませんが、じつはミニトマトやトマトの花・葉・茎などには、「トマチン」という有害物質が多く含まれています。そのため、ピーマンの葉は食すことはできますが、ニトマトやトマトの葉は食べることができません。 現在では、様々な品種が改良され、青臭さもなく、まるでフルーツのように甘いミニトマトもでき、人気の野菜の一つです。 ミニトマトは緑黄色野菜の1つで、クエン酸、リコピン、グルタミン酸など栄養も豊富。健康や美容に効果があることも人気の理由。サラダから、煮込み料理、ソースなど様々な料理に使えます。 ▼ミニトマトを使ったセミドライトマトの作り方はこちら 簡単!ミニトマトを使ったセミドライトマトのオイル漬け&4種のハーブクラッカー LOVEGREEN編集部のベランダで収穫したミニトマトを使って、セミドライトマトのオイル漬けと、4種のハーブ… 戸松敦子 2021.06.28 料理・レシピ
花言葉
ミニトマトの花言葉は、「完成美」「感謝」。
▼ミニトマトの花言葉の由来などはこちら
きゅうり(キュウリ)
分類:果菜類・ウリ科
原産地:インド
どんな花
きゅうりは6月~8月頃、一つの株に黄色い雌花と雄花がつきます。きゅうりの雌花は、花の根元に小さいミニきゅうりがついているのが目印です。花の根元にミニきゅうりがついていないものが雄花です。
育て方のポイント
きゅうりは水を好む性質があります。日頃から乾燥させないように管理しましょう。株元に敷きわらなどを敷くと、雨のはね返りによる病害虫を予防したり、夏の乾燥を防ぐことができます。
▼きゅうり(キュウリ)の詳しい育て方はこちら
キュウリ(胡瓜)
- キュウリはつる性の植物で、そばにあるものに巻き付くように伸びて生長していきます。未熟果を収穫する野菜のため、関東地方では5月初旬に植えつけると、6月には収穫時期を迎え、代表的な春夏野菜の中では一番最初に収穫できる野菜です。種から育てても、収穫するまでの日数は2か月間位しかかかりません。果実の生長は著しく、1日で3cm以上も大きくなるため、採り遅れると巨大化してしまいます。 キュウリの外側の表面の白い粉のようなものは、ブルームといって乾燥や雨などからキュウリを守るために自然にできた物質です。最近のキュウリの品種は、このブルームがあまりない、艶々のキュウリが市場に多く出回っています。 キュウリの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるキュウリも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうです。
花言葉
きゅうりの花言葉は、「洒落」。
▼きゅうり(キュウリ)の花言葉の由来などはこちら
なす(ナス)
分類:果菜類・ナス科
原産地:インド東部
どんな花
なすは、5月~10月頃に紫色の花を咲かせます。なすの状態が良い時は、花色がきれいな濃い紫色で、花の中心にある雌しべが雄しべより長くなります。
育て方のポイント
なすは寒さに弱いので、春先の寒い日の遅霜に当たると枯れてしまいます。しっかり暖かくなってから植え付けるか、苗が小さいうちは寒冷紗の中で育てましょう。とても肥料を好む野菜のため、植え付けた2週間後から追肥を始めます。なり疲れしてきたら、枝を大きく切り戻して追肥し、勢いを回復させて秋なすを収穫します。
▼なす(ナス)の詳しい育て方はこちら
ナス(茄子)
- ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。 みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。 現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。
花言葉
なすの花言葉は、「希望」「つつましい幸福」。
▼なす(ナス)の花言葉の由来などはこちら
ピーマン
分類:果菜類・ナス科
原産地:熱帯南アメリカ
どんな花
ピーマンは6月~10月頃、白い小さな花をうつむき加減に咲かせます。
育て方のポイント
ピーマンは寒さに弱く、苗が小さいうちに低温にあうと育ちが悪くなります。植え付けは暖かくなってから行うか、植え付け当初は寒冷紗の中で育てましょう。茎が細いので風に弱く、実がたくさん付くと枝が折れやすいので支柱を立ててしっかり誘引します。実がいっせいになりすぎて株が弱ったときは、実が小さいうちに収穫して株を回復させましょう。
▼ピーマンの詳しい育て方はこちら
花言葉
ピーマンの花言葉は、「海の恵み」「海の利益」。
▼ピーマンの花言葉の由来などはこちら
バプリカ
分類:果菜類・ナス科
原産地:熱帯南アメリカ
どんな花
パプリカは、6月~10月頃にピーマンに似た白い小さな花を咲かせます。
育て方のポイント
ピーマンは緑色の未熟果を収穫しますが、パプリカは完熟した果実を収穫します。パプリカには、オオタバコガ・タバコガの害虫がつくことがあります。その被害を防ぐため、パプリカの実が完熟するまでの期間、果実に台所用の排水溝ネットなどをかぶせて防除する方法もおすすめです。
▼パプリカの詳しい育て方はこちら
花言葉
パプリカの花言葉は、「君を忘れない」。
▼パプリカの花言葉の由来などはこちら
唐辛子(とうがらし)
分類:果菜類・ナス科
原産地:熱帯アメリカ
どんな花
唐辛子は、6月~10月頃ピーマンに似た白い小さな花を咲かせます。
育て方のポイント
唐辛子は、一番花のすぐ下から出る強い枝を2~3本残して、それより下のわき芽は摘み取ります。その後は、あまりにも枝が込み入って風通しが悪い場合、枝切りをして風通しを良くしましょう。葉や実が地面についたままの状態だと病気になりやすくなります。地面に付いてしまう枝葉は取り除きましょう。
▼唐辛子(とうがらし)の詳しい育て方はこちら
唐辛子(トウガラシ)
- 唐辛子(トウガラシ)は、ナス科トウガラシ属の中南米原産の一年草です。唐辛子(トウガラシ)はとても辛く、野菜というよりも主に香辛料として利用されています。 唐辛子(トウガラシ)の実は代表的な赤や緑色以外にも、黄色や紫の品種もあります。食用以外に、園芸として観賞用の唐辛子(トウガラシ)の品種もあります。 比較的病害虫にも強く、プランターでも育てることができるので、ベランダや庭で育てやすい野菜の1つです。唐辛子(トウガラシ)の幼苗は、ピーマン、パプリカと葉の形、枝の付き方、花なども見分けがつかないほどよく似ています。濃い緑色の卵形の葉がつき、いくつも枝分かれしたところに、上向きに5cmくらいの赤い実がなります。
花言葉
唐辛子の花言葉は、観賞用唐辛子と同じ「旧友」「嫉妬」「雅味」「生命力」「悪夢がさめた」。
▼観賞用唐辛子の花言葉の由来などはこちら
ゴーヤ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:東アジア・熱帯アジア
どんな花
ゴーヤは、7月~9月頃に5枚の花びらを持つ小さな黄色い花を咲かせます。雌花と雄花があり、雌花の中心部は黄緑色、雄花の中心部は黄色です。雌花の下には小さなゴーヤがついています。写真の黄色い花は雄花です。
育て方のポイント
細いつるが数メートルにも伸びるので、支柱を立てたりフェンスを使って誘引します。巻きひげを伸ばしてよく巻き付くため、初期に1回~2回縛り、その後はおおまかに方向づければ大丈夫です。基本的に人工授粉しなくても実をつけますが、マンションなどでなかなか虫がやってこない環境の場合は、人工授粉に挑戦してみましょう。晴れた日の午前中早いうちに、雌花にその日に咲いた新鮮な雄花を受粉させます。
▼ゴーヤの詳しい育て方はこちら
ゴーヤ
- ゴーヤの正式和名は「ツルレイシ」といいますが、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などと呼ばれており、本州などでは「ニガウリ」とも呼ばれています。 テレビ番組をきっかけに全国的に普及し、ゴーヤという名前で親しまれるようになりました。独特な苦味のあるゴーヤは、暑い地域の夏バテ解消のメニューとしても全国的に有名です。 ゴーヤのグリーンカーテン 家庭菜園としてゴーヤを育てる以外にも、つる性植物の特性を利用して夏の緑のカーテンとしても人気のゴーヤです。 ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気のガーデニングアイテムになります。
花言葉
ゴーヤの花言葉は、「強壮」。
▼ゴーヤの花言葉の由来などはこちら
オクラ
分類:果菜類・アオイ科
原産地:アフリカ北東部
どんな花
オクラは7月~9月頃、ハイビスカスやフヨウに似た美しい花を咲かせます。花は一日花で、咲いた花は一日でしぼんで落ちてしまうので、オクラの花が咲いている姿を見ることができたらとてもラッキーです。
育て方のポイント
オクラは、苗が小さい頃は寒さに弱い性質があります。しっかり暖かくなってから植えるか、植えたての時は寒冷紗の中で育てましょう。実が大きくなりすぎるとすじができて固くなってしまうので、大きくなりすぎないうちに収穫し、収穫した実から下の葉はカットして風通し良く管理します。
▼オクラの詳しい育て方はこちら
花言葉
オクラの花言葉は、「恋で身が細る」。
▼オクラの花言葉の由来などはこちら
ズッキーニ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:アメリカ南部・メキシコ北部
どんな花
ズッキーニは5月~8月頃、6cm~8cmくらいの大きさの黄色い花を咲かせます。雌花と雄花があり、雌花には小さなズッキーニの赤ちゃんがついています。花ズッキーニ料理に使われるのは小さな実がついた雌花が多いですが、雄花も同じように食べられます。花を料理に使う際は、開花前に収穫します。
育て方のポイント
ズッキーニは、多湿を嫌うので排水の良い土壌で育てます。葉が大きいため、風に振り回されて茎が反転したり折れることがあります。折れたところから病気になることがあるので、折れないように必ず短い支柱を立てて固定して育てましょう。開花後の生長が早いため、取り遅れないように注意します。
▼ズッキーニの詳しい育て方はこちら
花言葉
ズッキーニの花言葉は、「ほのかな恋」。
▼ズッキーニの花言葉の由来などはこちら
かぼちゃ(カボチャ)
分類:果菜類・ウリ科
原産地:アメリカ大陸
どんな花
かぼちゃは5月~8月頃、黄色い雌花と雄花を咲かせます。雌花には小さなかぼちゃの赤ちゃんがついています。雄花にはついていません。
育て方のポイント
かぼちゃは湿気が多いと病気が発生しやすくなるので、排水良く育てるように注意しましょう。開花後45日~50日たって果実が熟し、爪がたてにくいくらいに固くなったら収穫します。
▼かぼちゃ(カボチャ)の詳しい育て方はこちら
カボチャ(南瓜)
- カボチャ(南瓜)の葉は大きて丸く、つるは土を這うように伸びて生長します。カボチャ(南瓜)の雌花は、下が膨らんだ形をしており、雄花と受粉することで実がなります。 日本カボチャは、割ると見た目が菊の花のような形をしており、表面はごつごつしています。 カボチャ(南瓜)の関東での収穫時期といえば夏が旬ですが、冬至にカボチャ(南瓜)を食べる風習があります。夏とは正反対の冬至の時期にカボチャ(南瓜)を食べる習慣となったのは、カボチャ(南瓜)の優れた保存性のおかげです。夏に収穫したカボチャ(南瓜)を、冬まで保存しておくことが可能だったため、緑黄色野菜が無くなる冬の時期にカボチャ(南瓜)を食す文化ができたというわけです。 ▼冬至のカボチャ(南瓜)についてはこちらをどうぞ 冬至とは|2022年はいつ? なぜ冬至にかぼちゃとゆず湯なの? 2022年の冬至(とうじ)は12月22日。今年もいよいよラストスパート。 夕方になるとあっという間に真っ暗に… 持永久美子 2021.12.25 ボタニカルライフ
花言葉
かぼちゃの花言葉は、「広大」。
▼かぼちゃ(カボチャ)の花言葉の由来などはこちら
とうもろこし(トウモロコシ)
分類:果菜類・イネ科
原産地:メキシコからアメリカ北部
どんな花
とうもろこしは6月~7月頃、先端にススキの穂に似た雄穂、葉の付け根に雌穂ができます。
育て方のポイント
とうもろこしのひげは雌しべにあたり、ひとつひとつのとうもろこしの粒からひげが伸びています。受粉して雌しべが茶色に色づくと、とうもろこしの粒が充実して収穫時期の合図になります。1列に植えるよりは数列に植える方が花粉がよくついて実入りが良くなります。
▼とうもろこし(トウモロコシ)の詳しい育て方はこちら
トウモロコシ(とうもろこし)
- トウモロコシは世界三大穀物の1つで食用、飼料、油、バイオエタノールの材料にもなります。 まっすぐに伸びた太い茎と大きく広がる葉が特徴です。150cmの品種のものから、大きい品種で2mを超える草丈になり、先端にススキの穂に似た雄穂、葉の付け根に雌穂ができます。 トウモロコシのひげは雌しべにあたり、ひとつひとつのトウモロコシの粒からひげが伸びています。雌しべが茶色に色づく頃トウモロコシの粒が充実し収穫時期の合図になります。 日本には、1579年に長崎や四国にポルトガル人から固粒種のフリントコーンが伝えられました。明治初期には、スイートコーン、ハニーバンダム、ピーターコーンなどがアメリカからもたらされ北海道で、試験的な農業作物として作られ、のちに全国に広がりました。
花言葉
とうもろこしの花言葉は、「財宝」「豊富」「洗練」。
▼とうもろこし(トウモロコシ)の花言葉の由来などはこちら
さやえんどう(サヤエンドウ)
分類:果菜類・マメ科
原産地:中央アジア・中近東
どんな花
さやえんどうは4月~7月頃、マメ科特有の形の可愛い花が咲きます。花色は白、紅色です。
育て方のポイント
さやえんどうは酸性土壌に弱いので、石灰をまいて酸度を調整します。マメ科の植物は、根粒菌といって根に共生する根粒菌が窒素分を作ります。そのため、追肥等は控えめにします。肥料が多いと枝葉ばかりが大きくなり、実がつきづらくなるので注意しましょう。
▼さやえんどう(サヤエンドウ)の詳しい育て方はこちら
サヤエンドウ(絹さや)
- サヤエンドウは、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。 最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」、関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも呼び名が様々あり、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ…等々これだけ地方で様々な呼び方があるサヤエンドウです。 サヤエンドウは、つるあり種は200cm、つるなし種は40~100cmと大きく分けて2つあります。支柱を立てるときの目安となりますので、種袋の裏などで品種の確認をしましょう。
花言葉
さやえんどうの花言葉は、えんどうと同じく「いつまでも続く楽しみ」「必ずくる幸福」「約束」。
▼えんどうの花言葉の由来などはこちら
そら豆(ソラマメ)
分類:果菜類・マメ科
原産地:アフリカ北部
どんな花
そら豆の花は3月~4月頃、同じマメ科のスイートピーに似た美しい花を咲かせます。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらしていてまるで蝶々が羽を広げているようです。
育て方のポイント
アブラムシがつきやすいので、よく見て早期に発見して対策を行いましょう。そら豆は、さやが空に向かって上に伸びるのですが、そら豆の実が充実して収穫時期になるとさやがふくらみ、重くなって下を向いて垂れてきます。
▼そら豆(ソラマメ)の詳しい育て方はこちら
花言葉
そら豆の花言葉は、「永遠の楽しみ」「憧れ」。
▼そら豆(ソラマメ)の花言葉の由来などはこちら
枝豆(えだまめ)
分類:果菜類・マメ科
原産地:中国
どんな花
枝豆は6月~8月頃、白や紫色の小さな花を次々と咲かせます。
育て方のポイント
枝豆の種は、大豆。大豆に水をかけて発芽させるので、鳥にとっては最高のごちそうです。そのままにしておくと発芽する前に鳥に全て食べられてしまいます。種をまいたら必ず寒冷紗や不燃布をかけて、鳥から守りましょう。
▼枝豆(えだまめ)の詳しい育て方はこちら
枝豆(エダマメ)
- エダマメは大豆を未成熟の時期に収穫したものをさします。主茎と分枝に分かれ、それぞにエダマメの実がなります。エダマメの花は白や紫色で、房から3~4つほどの花が咲きます。分類としてはエダマメは野菜類とされ、大豆になると穀類(穀物)になります。エダマメのさやにはうぶ毛が生えており、2~3粒ほどの実が入っています。 大豆は一般的には、中国原産とはいわれていますが、日本に自生する野生のツルマメとよく似ており、そのツルマメから栽培されたとも考えられ、中国・日本それぞれの地域で栽培化されたという説もあります。 エダマメは古くは奈良、平安時代から食べられていました。江戸時代には枝がついたまま茹でて売られ、食べ歩くという光景が見られたことからエダマメという名がついたとされています。 外国人観光客が、日本料理で好きなものといえば「お寿司、ラーメン、刺身、天ぷら…」は、もはや常識といってもおかしくないような日本のおもてなしメニューですが、数年前に海外のインターネット検索で日本食についての検索ランキング上位に、エダマメが浮上しました。美味しさだけでなく、健康食としてエダマメが海外セレブ達に注目されたのがきっかけといわれています。 しかも、英語の「Soybeans」ではなく、「EDAMAME」という名で浸透しています。エダマメは、今や国際語といっても過言ではない存在になっています。
花言葉
枝豆の花言葉は、「必ず来る幸せ」「可能性は無限大」「親睦」。
▼枝豆(えだまめ)の花言葉の由来などはこちら
じゃがいも(ジャガイモ)
分類:根菜類・ナス科
原産地:中央アジア
どんな花
じゃがいもは、春植えの場合は5月~6月頃、秋植えの場合は10月~11月頃に、ナスの花に似た白や薄紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
種いもが大きすぎる場合は、切ってから植え付けます。芽の数が均等になるように切り分け、切った種いもが腐らないように切り口に草木灰を付けてから植えましょう。じゃがいもは光に当たると緑色になり、有毒物質(ソラニン)が発生して食用に適さなくなります。種いもの上に伸びた根茎の先端にいもができるので、土寄せして光が当たらないようにしましょう。
▼じゃがいも(ジャガイモ)の詳しい育て方はこちら
ジャガイモ(馬鈴薯)
- 主な春夏野菜の栽培の植え付けのトップバッターといえば「ジャガイモ」です。 ジャガイモはサツマイモに比べて先端が丸く、表面もツルツルとしています。サツマイモのような根の部分とは違い、ジャガイモは地下茎の先端が肥大したものです。その証拠に、ジャガイモが日に当たると緑色に変色します。緑色に変色したものや小ぶりなものは毒性が強いので食べないようにしましょう。 ジャガイモの芽にはソラニンという毒性の成分があるため、調理前に取り除く必要があります。包丁の角でえぐるように取ると簡単に取れます。 ジャガイモの栄養価はカリウムや、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンCなどでビタミンがでんぷんによって調理の熱から 守られているため、効果的に栄養を体内に取り入れることができます。比較的乾燥した地域でも生育し、一年中栽培されるため世界中で好まれて食されています。 見た目がふっくらとしてしわがなく重量感があるものがおいしいとされています。新じゃがはみずみずしく 皮が薄いのが特徴です。春、秋、冬作と一年中収穫されており、収穫したあと乾燥させて保存すれば長く保存できます。
花言葉
じゃがいもの花言葉は、「恩恵」「慈愛」「情け深い」。
▼じゃがいも(ジャガイモ)の花言葉の由来などはこちら
スイカ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:南アフリカ
どんな花
スイカは、1株に雌花と雄花が存在する雌雄異花(しゆういか)の植物です。6月~7月に黄色い花を咲かせます。写真は雌花で、雌花には花粉がありません。雌花の花の下にはスイカの赤ちゃんのような小さなふくらみがあります。
写真は雄花で、雄花の中には雄しべがあり、黄色い花粉がたっぷりついています。
育て方のポイント
スイカは多湿を嫌うので、水のやりすぎに注意しましょう。地植えの際は、降雨のみで十分育ちます。雨が多すぎると、急に実が大きくなって割れてしまうことがあります。一般的に大玉スイカは40~50日くらいで収穫ができるようになるため、人工授粉した時は日付をラベルに書いておくと収穫時期がわかりやすいです。
▼スイカの詳しい育て方はこちら
スイカ(西瓜)
- スイカはつる性の植物で、葉は大きく切れ込みが入った形をしています。他のウリ科の野菜と同じように、1株に雌花と雄花が存在する雌雄異花(しゆういか)の植物です。スイカは高温と乾燥を好むため、多湿に弱い性質があります。家庭菜園でスイカを育てるときは、くれぐれも水の与えすぎには注意しましょう。 スイカの形は日本では球形が主流ですが、海外では楕円形が主に流通しています。 スイカは紀元前5000年にはすでに南アフリカで栽培されており、3000年前のエジプトでも栽培が行われていたといわれています。その後中国に伝わり、中国から日本へ渡来しました。 中国語では水分が多く、西域から伝わったため、「西瓜」と呼ばれるようになりました。日本でも漢字で西瓜と書きます。 南アフリカ中央のカラハリ砂漠から、サバンナ地帯で野生種が見つかっているため、アフリカが起源とされています。あんなにも水分を含むスイカの原産地が、砂漠というのはとても意外です。
花言葉
スイカの花言葉は「どっしりしたもの」「かさばるもの」。
▼スイカの花言葉の由来などはこちら
アーティチョーク
分類:葉茎菜類・キク科
原産地:イタリア
どんな花
アーティチョークは7月~8月頃、紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
アーティチョークは、春になると急に生長が進みます。その頃にアブラムシが付きやすいので、よく見て見つけたらすぐに対処しましょう。6月頃に蕾が大きく膨らんだ時、首の部分からカットして収穫します。
▼アーティチョークの詳しい育て方はこちら
花言葉
アーティチョークの花言葉は、「警告」 「独立独歩」 「傷つく心」 「傷つく恋」 「そばにおいて」 「孤独」 「厳格」。
▼アーティチョークの花言葉の由来などはこちら
バジル
分類:香辛野菜・シソ科
原産地:インド・熱帯アジア
どんな花
バジルは7月~9月頃、シソ科特有の花穂をつけ、白や紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
バジルは寒さに弱い性質があります。4月は気温が急に下がる日もあるので、地植えの定植は5月以降の方が安全です。バジルは花が可愛いハーブですが、葉を収穫するために育てている場合、花は咲かさずにカットしましょう。茎の先を次々と摘芯して脇芽を出させると、たくさんの葉を収穫することができます。
▼バジルの詳しい育て方はこちら
花言葉
バジルの花言葉は「神聖」「好意」「好感」「何という幸運」。
▼バジルの花言葉の由来などはこちら
チャイブ
分類:香辛野菜・ユリ科
原産地:ユーラシア大陸・温帯北部
どんな花
チャイブは5月~7月頃、ネギ坊主のような形をした紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
チャイブは、強すぎる日差しに当たると葉が固くなります。真夏は半日陰くらいの場所の方が適しています。また、花を咲かせると一般的なハーブ類と同じく葉が固くなります。花は可愛いのですが、葉を美味しい状態で収穫したい場合は花を咲かせないようにしましょう。
▼チャイブの詳しい育て方はこちら
花言葉
チャイブの花言葉は「素直」「柔軟性」「忠実」。
▼チャイブの花言葉の由来などはこちら
秋冬野菜の花7選
ブロッコリー
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海東部沿岸
どんな花
ブロッコリーは3月頃、小さい黄色の花を咲かせます。
育て方のポイント
ブロッコリーの根は過湿に弱いため、根腐れしてしまわないように排水良く育てましょう。収穫は、真ん中の頂花蕾を包丁で切り取ります。その時に追肥し、今度は側花蕾を育てて収穫します。
▼ブロッコリーの詳しい育て方はこちら
ブロッコリー
- ブロッコリーはアブラナ科のケールの仲間です。そのため、ケールやその仲間であるカリフラワーなどと、幼苗の形がとても良く似ています。 このケールから、突然変異や品種改良を経て、花の蕾を食用に改良したのがブロッコリーや茎ブロッコリー、カリフラワーになります。 ブロッコリーは野菜ではありますが、花蕾(からい)を食べるため「エディブルフラワー」ということもできます。 ブロッコリーの花蕾(からい)は、モコモコとした濃い緑色をしています。花蕾のため収穫をせずに育て続けると、黄色やクリーム色の花をたくさんつけます。 ブロッコリーは古代ローマ時代から親しまれていた野菜ですが、15世紀くらいになってようやく栽培されるようになりました。日本に来たのは明治の初期で、第二次世界大戦後に本格的に栽培されはじめ、1980年頃から普及しました。
花言葉
ブロッコリーの花言葉は、「小さな幸せ」。
▼ブロッコリーの花言葉の由来などはこちら
黒キャベツ(カーボロネロ)
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海・大西洋沿岸地方
どんな花
黒キャベツは3月頃、小さな黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
黒キャベツは、比較的肥料を好みます。植え付けて2週間後から追肥を始めましょう。外葉から順にカットして長い間収穫できるので、肥料切れには注意します。キャベツに比べると害虫の被害は少ないですが、葉が虫に食べられている時は、ヨトウムシが土の中1cm程の深さにいないか苗の周りを探してみましょう。
▼黒キャベツ(カーボロネロ)の詳しい育て方はこちら
花言葉
黒キャベツの花言葉は特にありません。黒キャベツと同じ仲間のケールの花言葉は、「愛を包む」。
▼ケールの花言葉の由来などはこちら
ネギ(葱)
分類:葉茎菜類・ユリ科
原産地:中国
どんな花
ネギは4~5月頃、丸い形の白い花を咲かせます。ネギ類の花のことを葱坊主と言います。
育て方のポイント
生長するたびに株元に追肥して、葉の分岐部分のすぐ下まで土を寄せます。葱坊主ができてしまうとネギの味が落ちるので、見つけたら摘み取りましょう。葱坊主は、咲かないうちに早めに取って、天ぷらなどにして食べることもできます。
▼ネギ(葱)の詳しい育て方はこちら
ネギ(葱)
- ネギ属は数多く種類が存在し、ネギ(葱)以外にも玉ねぎ・ニラ・ニンニク・分葱(ワケギ)・浅葱(アサツキ)・ラッキョウなどたくさんの種類があります。 ネギ(葱)を形態的、生態的特性からみて大きく分けると加賀群、千住群、九条群の3つに大別することができます。 加賀「夏ネギ型」 冬になると地上部が枯れて休眠する品種です。耐寒性が強く東北、北陸など寒い地域で多く栽培されている品種です。白い部分が多い下仁田ネギのような特徴のネギ(葱)です。 千住「冬ネギ型」 冬期に休眠せずにゆっくり生長を続ける品種です。耐寒性があまり強くないため、主に関東地方を中心に栽培されています。 スーパーで売っているネギ(白ネギ)のほとんどは、この千住群の品種です。 九条ネギ「冬ネギ型」 九条ネギは千住ネギと同じように冬ネギ型ですが、土寄せをする白ネギとは違い、主に緑色の葉の部分が多い葉ネギの品種です。
花言葉
ネギの花言葉は、「笑顔」「ほほえみ」「愛嬌」「挫けない心」。
▼ネギ(葱)の花言葉の由来などはこちら
いちご(苺)
分類:果菜類・バラ科
原産地:南アメリカ・北アメリカ
どんな花
いちごは3月~4月頃、白や赤の花を咲かせます。
育て方のポイント
いちごは、気温の低下とともに休眠期に入ります。冬の水やりは、暖かい日の午前中に行うなど配慮しましょう。上の方の葉が伸び始めたら、枯れた下葉は取ります。腐った実や変形果も早めに取り除きましょう。
▼いちご(苺)の詳しい育て方はこちら
いちご(イチゴ・苺)
- 甘くて美味しいフルーツとして人気のあるいちごですが、じつは野菜の仲間です。「野菜とは草本性の植物」という意味で、いちごはスイカやメロンと同様に苗を植えて一年で収穫することから一般的な野菜と同じ草本性として分類されています。 ハウス栽培が盛んで、夏の一時期を除いてほぼ一年中出回っていますが、春から初夏にかけてが本来のいちごの旬です。 いちごは、軸に近い部分より先端の方が糖度が高く、果肉の中心よりも表面の方が甘いとされています。ビタミンCや葉酸が多く含まれます。 いちごの実と思って食べている部分は、花托(かたく)又は花床(かしょう)といって花の付け根の部分が発達して食用部となったものです。 いちごの本当の実の部分はいちごの「粒々(実)部分」です。ちなみに、いちごを縦に切って、断面図を見てみるとこの粒々(実)部分に1本1本の筋が水分や栄養を送っているのが分かります。この粒々の中に種がありますので、種をまくときはこの粒々部分を土にまきます。 いちごは、親株からランナーを伸ばし、子株、孫株と株を増やし、越冬して実を付ける多年草です。この親株から伸びたランナーの向きと反対方向にいちごの花房が出るので、苗を購入して植え付けるときは、ランナーを北側に向けると花や実によく日が当たります。また、ランナーを通路側とは反対方向に向けて植え付けると、いちごが収穫しやすいように工夫することができます。 いちごの苗は、通常植え付けてから実がなるまで半年ほどの長い期間を必要とします。最近では、春と秋や、春、夏、秋の長い期間収穫できる二季なりや四季なり品種も流通しています。また、花色も白だけでなく、赤いミニバラのような花を楽しめる品種も出てきました。 現在食べられているいちごは、近年の品種改良によるものですが、野生のいちごは、はるか昔から世界的に食べられていました。 野いちごの種類も豊富で、クサイチゴ、クマイチゴ、バライチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴなど。同じバラ科ですが、これらの野いちごは全てキイチゴ属です。私たちが現在食べているいちごは、オランダイチゴ属といいます。野生のいちごとは違い、栽培された大粒のいちごが江戸時代にオランダより持ち込まれました。
花言葉
いちご(苺)の花言葉は、「幸福な家庭」「尊情と愛情」。
▼いちご(苺)の花言葉の由来などはこちら
菜の花(ナノハナ)
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海沿岸・北ヨーロッパ・中央アジア
どんな花
菜の花は2月~3月頃、黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
菜の花は肥料を好むので、肥料切れしないように注意しましょう。蕾が大きく膨らんで、開花直前になった頃が収穫時期です。花が咲いてしまうと食味が落ちるので、蕾の段階で収穫しましょう。害虫はアブラムシ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシなどが発生します。見つけたらすぐに対処します。
▼菜の花(ナノハナ)の詳しい育て方はこちら
菜の花(菜花)
- 菜の花(菜花)は、つぼみや花茎、若葉の部分を食する、ほろ苦い味が特徴的なアブラナ科の野菜です。 菜の花は、「菜花」「花菜」と呼ばれることもあります。というのも、アブラナ科の黄色い花を一般的に菜の花といいますが、菜の花と呼ばれるもののなかには観賞用、菜種油の原料となるナタネ、食用の菜の花などがあり、品種がそれぞれ異なります。 菜の花(菜花)は、開花する前のつぼみの状態で収穫するほうが苦味が少なく、柔らかいため美味しく食べることができますが、採り遅れて花が咲いてしまっても、黄色い菜の花(菜花)は観賞用としても十分楽しむことができます。 菜の花(菜花)は大変耐寒性に優れています。日当たりの良い環境で育てることで、冬も枯れずに生育します。
花言葉
菜の花(ナノハナ)の花言葉は、「快活」「明るさ」。
▼菜の花(ナノハナ)の花言葉の由来などはこちら
ルッコラ
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海沿岸地方
どんな花
ルッコラは4月~7月頃、小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
ルッコラは耐寒性はありますが、暑さに弱いため、夏は遮光して育てた方が葉の状態がよく育ちます。葉茎が弱くて折れやすいので、強風が当たらないように注意しましょう。アオムシやヨトウムシの食害を受けやすいため、見つけたらすぐに対処します。
▼ルッコラの詳しい育て方はこちら
花言葉
ルッコラの花言葉は、「競争」「私に振り向いて」。
▼ルッコラの花言葉の由来などはこちら
フェンネル
分類:香辛野菜・セリ科
原産地:ヨーロッパ・地中海沿岸・西アジア
どんな花
フェンネルは5月~7月頃、傘を開いたような黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
フェンネルは、やや乾燥気味を好むので過湿に注意しましょう。移植を嫌うため、できるだけ植え替えは行いません。種子をとりたい時は、実が色づいたころに穂のまま刈り取り、風通しの良い場所につるして乾燥させます。紙袋などで花部分を覆って乾燥させると種がとりやすいです。
▼フェンネルの詳しい育て方はこちら
花言葉
フェンネルの花言葉は、「賞賛に値する」「背伸びした恋」「強い意志」。
▼フェンネルの花言葉の由来などはこちら
野菜の花を楽しもう♪
普段、野菜にどんな花が咲くのか考えることはあまりないかもしれません。都心では畑が減り、近くで野菜が育っている様子を見る機会も少ないですよね。野菜の花は派手ではないので目につきにくいですし、花が咲く前に収穫した方が美味しいものもあるので、見る事ができないものもあります。
野菜の花をよく見るとそれぞれ個性的なことがわかったり、その自然な美しさに心が癒されます。私はいつも、畑に葱坊主が咲いている姿を見るとほっこり優しい気持ちになります。家庭菜園で野菜を育てたら、野菜の花も楽しむことができるので、ぜひ、手入れが簡単な野菜から育ててみてくださいね。
▼編集部のおすすめ