庭を素敵にしてくれる!つる性植物32選。特徴や選び方を花の季節ごとにご紹介

金子三保子

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庭やベランダに取り入れると、素敵な空間に見えるつる性植物。つる性植物の特徴や生長タイプ、おすすめつる性植物をご紹介します。自分の環境やライフスタイルに合ったつる性植物を選んでみてくださいね。

目次

つる性植物とは?

つる性植物とは、その植物単体で上に生長するのではなく、フェンスやトレリスや木々などの他の物に絡まりながら生長していく植物のことを言います。絡まり方は、それぞれのつる性植物によって違います。

つる性植物とは、その植物単体で上に生長するのではなく、フェンスやトレリスや木々などの他の物に絡まりながら生長していく植物のことを言います。絡まり方は、それぞれのつる性植物によって違います。

つる性植物の生長の仕方

つる性植物は種類によって生長の仕方が違います。種類によっては誘因作業(*)が必要です。簡単に生長のタイプをご紹介します。

誘因とは?
つる性植物をフェンスや支柱などに絡ませて、生長をスムースにさせる作業のこと

1.巻きひげで絡みつくタイプ

葉っぱが変化した「巻ひげ」で絡みついて生長する。誘因しなくても勝手に生長していくが、手をかけた方が美しく見える。例・スイートピー

サヤエンドウ

葉っぱが変化した「巻きひげ」で絡みついて生長する。誘因しなくても勝手に生長していくが、手をかけた方が美しく見える。例・スイートピー

2.らせん状につるが絡みついていくタイプ

つるがらせん状に絡みついて生長する。誘因しなくても勝手に生長していくが、手をかけた方が美しく見える。例・アサガオ

つるがらせん状に絡みついて生長する。誘因しなくても勝手に生長していくが、手をかけた方が美しく見える。例・アサガオ

3.吸盤タイプ

茎から気根を出して、吸盤のように張り付きながら生長する。誘因の必要なし。例・アイビー

茎から気根を出して、吸盤のように張り付きながら生長する。誘因の必要なし。例・アイビー

 

 鉄柱にも張り付く吸盤タイプのツタ類。

鉄柱にも張り付く吸盤タイプのツタ類。

4.寄りかかり(引掛け)タイプ

トゲやツメで引っかかりながら生長する。誘因しなくても勝手に生長していくが、手をかけた方が美しく見えたり、花付きがよくなる。例・ノイバラ

ノイバラ

トゲやツメで引っかかりながら生長する。誘因しなくても勝手に生長していくが、手をかけた方が美しく見えたり、花付きがよくなる。例・ノイバラ

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目的に合ったつる性植物を選ぼう

どれくらい伸びる力のある「つる性植物」なのかを調べよう

どれくらい伸びる力のある「つる性植物」なのかを調べよう

つる性植物は種類によって伸びる丈がまったく違います。短めのものは1m以内、伸びるものは10m以上の生長力のあるものも。比較的伸びないタイプのつる性植物なら、鉢植えで栽培することも可能です。

購入した時は小さな株でも、地に下ろすと、とてつもなく伸びるものあります。どれくらいのスペースで栽培するのかを測った上で、種類をセレクトするとよいでしょう。

目隠し目的なら常緑、冬は光も取り込みたいなら落葉種か一年草

つる性植物をガーデニングの素材として植え付けたいなら見た目重視で構いませんが、例えば、通り沿いの窓の目隠しとしてなら、常緑タイプのつる性植物を選びましょう。

ゴーヤ

つる性植物をガーデニングの素材として植え付けたいなら見た目重視で構いませんが、例えば通り沿いの窓の目隠しとしてなら、常緑タイプのつる性植物を選びましょう。

また、最近人気のグリーンカーテンは、夏の強い陽射しを和らげるためのもの。夏以外は日光を室内に取り入れたいのであれば、常緑のつる性植物は向きません。夏だけのグリーンカーテンに向いているのは、暑さに強い一年草のつる性植物です。

夏だけのグリーンカーテンにしたいのか、それとも通年の目隠しにしたいのか、目的に合ったつる性植物を選ぶことが大切です。

吸盤タイプのつる性植物は植え付け場所をよく考えよう!

誘因しなくても勝手に生長してくれる吸盤タイプのつる性植物。植え付けの手間以外は、ほったらかしで大丈夫で楽ですが、気を付けたいのは植え付ける場所。

誘因しなくても勝手に生長してくれる吸盤タイプのつる性植物。植え付けの手間以外は、ほったらかしで大丈夫で楽ですが、気を付けたいのは植え付ける場所。

 

こちらはブロック塀に張り付いたツタを取り去ったあとの状態です。吸盤タイプのつる性植物は、張り付く力がとても強く、きれいに取り除くことが難しい場合が多いようです。

こちらはブロック塀に張り付いたツタを取り去った後。吸盤タイプのつる性植物は、張り付く力がとても強く、きれいに取り除くことが難しい場合が多いようです。

いつまでも、どこまでも広がっても構わない場所なら、広いスペースをカバーしてくれるありがたい植物ですが、張り付いてもらっては困るような外壁や住宅付近に植え付けるのは、おすすめできません。対処法としては、壁から少し離してネットやフェンスなどを取り付け、そこに這わせるという手段があります。

それでは花や実など、それぞれのつる性植物の見頃別につる性植物をご紹介します!

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春に花が咲くつる性植物

1.クレマチス

クレマチスは系統、品種がたくさんある植物。系統によって、「開花時期」「常緑・落葉」、「つる性・木立性」、「伸びる丈」も様々です。ほとんどの品種は絡みつくようにして生長します。  伸びるタイプのものはフェンスやアーチ、トレリス、ラティスに。伸びないタイプは寄せ植えやハンギングでつるの流れを楽しむなど、様々なシーンに活用できます。  写真はクレマチス・モンタナ。環境に合うと10m以上伸びる、早春に咲くクレマチスです。

クレマチスは系統、品種がたくさんある植物。系統によって、「開花時期」「常緑・落葉」、「つる性・木立性」、「伸びる丈」も様々です。ほとんどの品種は絡みつくようにして生長します。

伸びるタイプのものはフェンスやアーチ、トレリス、ラティスに。伸びないタイプは寄せ植えやハンギングでつるの流れを楽しむなど、様々なシーンに活用できます。

写真はクレマチス・モンタナ。環境に合うと10m以上伸びる、早春に咲くクレマチスです。

2.ツルニチニチソウ

ツルニチニチソウは這うように生長するのでグランドカバーとしておすすめの多年草のつる性植物。春に淡い紫色の花が地面一面に開花する光景は素敵です。緑葉の他、斑入り種もあります。また、花や葉が小さいヒメツルニチニチソウもあります。ヒメツルニチニチソウは花の色が紫の他、ダークカラーや白などもあります。

ツルニチニチソウは這うように生長するので、グランドカバーとしておすすめの多年草のつる性植物。春に淡い紫色の花が地面一面に開花する光景は素敵です。緑葉の他、斑入り種もあります。また、花や葉が小さいヒメツルニチニチソウもあります。ヒメツルニチニチソウは花の色が紫の他、ダークカラーや白などもあります。

ツルニチニチソウ

  • ツルニチニチソウは株元から多数の茎をのばしてツル状に生長する多年草です。3月~5月頃に淡い紫色の花が開花します。ツルニチニチソウの他に一回り葉が小さめなヒメツルニチニチソウもあります。 花は一斉に咲くわけではなく、長い期間次から次へと開花します。傾斜地や半日陰地、常緑樹の足元などグラウンドカバーに使われることが多く、性質は非常に強健です。ツルニチニチソウは、寒さや乾燥にも耐え、半日陰でも良く育ち繁殖も株分けで容易にできます。耐寒性にやや劣りますが美しいクリーム色の斑が入る品種が多く栽培されています。 寒冷地では葉が一回り小さいヒメツルニチニチソウの方が若干耐寒性に優れるためよく用いられます。

3.スイートピー

スイートピーは巻きひげで絡みついていくタイプの一年草のつる性植物(宿根性のものもあります)。支柱やトレリスに沿わせて植え付けると、巻きひげを出しながら生長していきます。色の種類も豊富なので、庭の色合いに合わせてコーディネートするのも楽しいですね。

スイートピー・アズレウス

スイートピーは巻きひげで絡みついていくタイプの一年草のつる性植物(宿根性のものもあります)。支柱やトレリスに沿わせて植え付けると、巻きひげを出しながら生長していきます。色の種類も豊富なので、庭の色合いに合わせてコーディネートするのも楽しいですね。

スイートピー

  • スイートピーは、マメ科の半耐寒性のつる性一年草でシチリア島が原産です。2m近くにまでなり、長い花柄の先に蝶形の花が1から4つつきます。一見野菜のさやえんどうに似ていますが花が大きく花色がカラフルで紅紫、緋赤、クリーム、桃紅など豊富です。芳香があり別名ジャコウレンリソウ(麝香連理草)とよばれています。品種数が多く開花時期によって冬咲き種、春咲き種、夏咲き種に分けられます。また矮性種もあります。家庭では秋まき春咲きの品種や矮性種が作りやすいです。スイートピーは切り花も多くインクの吸い上げで色づけされた自然界にはない青色や虹色のスイートピーも流通しています。

4.エンドウ

エンドウは一年草のつる性植物。スイートピーと同様、巻きひげを出しながら生長していきます。種類はさやを食べるサヤエンドウ、実を楽しむ実エンドウなど。花色も紅花や白花など品種によって違います。本来は野菜ですが、花がとてもかわいいので園芸植物としても利用できます。ポタジェ(キッチンガーデン)を作りたい方におすすめ。

白花サヤエンドウ

エンドウは一年草のつる性植物。スイートピーと同様、巻きひげを出しながら生長していきます。種類はさやを食べるサヤエンドウ、実を楽しむ実エンドウなど。花色も紅花や白花など品種によって違います。本来は野菜ですが、花がとてもかわいいので園芸植物としても利用できます。ポタジェ(キッチンガーデン)を作りたい方におすすめ。

サヤエンドウ(絹さや)

  • サヤエンドウは、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。 最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」、関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも呼び名が様々あり、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ…等々これだけ地方で様々な呼び方があるサヤエンドウです。 サヤエンドウは、つるあり種は200cm、つるなし種は40~100cmと大きく分けて2つあります。支柱を立てるときの目安となりますので、種袋の裏などで品種の確認をしましょう。

5.ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは半常緑つる性植物です。関東以西では常緑ですが、さほど耐寒性が強くないため、寒い地域では冬は葉を落とすことがあります。春に花が咲き、つぼみの時は赤、開花すると白になるので開花とともに印象が変わります。花には甘い香りもあります。2~3mは伸びるのでフェンスやトレリスに絡ませたり、目隠しに用いることができます。花のない時期の優しいつるの雰囲気も素敵です。

ハゴロモジャスミンは半常緑つる性植物。関東以西では常緑ですが、さほど耐寒性が強くないため、寒い地域では冬は葉を落とすことがあります。春に花が咲き、つぼみの時は赤、開花すると白になるので開花とともに印象が変わります。花には甘い香りもあります。2~3mは伸びるのでフェンスやトレリスに絡ませたり、目隠しに用いることができます。花のない時期の優しいつるの雰囲気も素敵です。

ハゴロモジャスミン

  • ハゴロモジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物です。花の外側はピンク、内側は白のコントラストが美しく、強い芳香を持ちます。葉を楽しむ斑入りのハゴロモジャスミンも流通しています。薄黄色の斑が入った葉が美しい観賞用のハゴロモジャスミンです。 ハゴロモジャスミンの他にもジャスミンと呼ばれる花は何種類もあります。ジャスミンティーに使用されているのは、マツリカ( Jasminum sambac) という別な植物です。 ハゴロモジャスミンは半常緑性なので、冬には多少葉を落としますが緑豊かな姿で越冬します。関東以西ではハゴロモジャスミンの半常緑である特性を活かして、フェンスやトレリスに絡ませる等、目隠しに用いることができます。鉢植えのハゴロモジャスミンは支柱を立てあんどん仕立てにしたり、そのまま近くのトレリスなどに絡ませても楽しめます。 ハゴロモジャスミンは秋には翌年の花芽を付け始めます。剪定は開花後から遅くても夏の終わりくらいまでに済ませましょう。

6.モッコウバラ

モッコウバラは原種のつるバラで開花は春の一季咲きです。トゲがないバラなので誘因がしやすいつるバラです。フェンス、アーチ、トレリスなどに這わせると見事です。強健で生育も旺盛で、10mくらいにまで生長します。

モッコウバラは原種のつるバラで開花は春の一季咲きです。トゲがないバラなので誘因がしやすいつるバラです。フェンス、アーチ、トレリスなどに這わせると見事です。強健で生育も旺盛で、10mくらいにまで生長します。

 

地面と平行に誘因していくと花がたくさん咲きます。

地面と平行に誘因していくと花がたくさん咲きます。

モッコウバラ

  • モッコウバラは中国原産の常緑低木、一季咲きのつるバラです。モッコウバラは非常に強健で、病害虫の被害の少ない育てやすいバラです。 モッコウバラの開花期は4~5月です。花色は白かカスタードクリームのような淡い黄色で、咲き方には一重と八重咲きがあります。直径2~3cm程度の小ぶりな花を、枝の先に5~10輪くらい房のようにたわわに咲かせます。春に枝先が花の重みで弓なりにたわんで開花している姿は美しく、道行く人の目を捉えます。 モッコウバラは強健であると同時に生育も旺盛で、10mくらいにまで生長します。花が終わったら早めに剪定を行い樹形を整えることと、適宜誘引を行い枝が暴れないように管理する必要があります。

7.ナニワイバラ

ナニワイバラは中国原産の常緑のつる性植物で、原種のバラのひとつです。花は一季咲きで、純白の一重の5枚の花弁で黄色い目立つ雄しべの花が、枝一面に開花します。花の開花はバラの中では早咲きで、4月後半から開花が始まります。秋の実も美しく、見ごたえがあります。とてもよく伸びる性質なので広いスペースに植栽するのに向き、生垣などにも利用されています。

ナニワイバラは中国原産の常緑のつる性植物で、原種のバラのひとつです。花は一季咲きで、純白の一重の5枚の花弁で黄色い目立つ雄しべの花が、枝一面に開花します。花の開花はバラの中では早咲きで、4月後半から開花が始まります。秋の実も美しく、見ごたえがあります。とてもよく伸びる性質なので、広いスペースに植栽するのに向き、生垣などにも利用されています。

8.フジ

フジは落葉つる性植物です。春になると薄紫や白の花を咲かせます。フジには大きく分けて2種類あり、ノダフジ(野田藤) はつるが右巻き、ヤマフジ(山藤)は左巻きという特徴があります。

フジは落葉つる性植物です。春になると薄紫や白の花を咲かせます。フジには大きく分けて2種類あり、ノダフジ(野田藤) はつるが右巻き、ヤマフジ(山藤)は左巻きという特徴があります。

フジ(藤)

  • フジ(藤)はマメ科の落葉性のつる植物です。春になると薄紫や白の花を咲かせます。庭園や公園で目にする藤棚のイメージが強く、自宅での育て方は難しいように言われていますが、実は鉢植えでも楽しめます。根の生長が制限されることから、むしろ鉢植えの方が花付きがよくなるほどです。 フジ(藤)には大きく分けて2種類あり、ノダフジ(野田藤) Wisteria floribunda はつるが右巻き、ヤマフジ(山藤)Wisteria brachybotrysは左巻きという特徴があります。 「ノダフジ(野田藤)」の由来となった大阪市福島区の野田はフジ(藤)の名所として有名。毎年4月には「のだふじめぐり(ふじ祭り)」が開催されます。樹齢1200年を越え、天然記念物に指定されている埼玉県春日部市の「牛島の藤」もよく知られています。

9.アケビ

アケビは日本の山野に自生する落葉つる性植物です。アケビは1本では結実しにくいという特徴があるため、実をつけるためには複数の品種が必要ですが、花や葉を楽しむ目的で庭の植栽としても用いられるようになっています。

アケビは日本の山野に自生する落葉つる性植物です。アケビは1本では結実しにくいという特徴があるため、実をつけるためには複数の品種が必要ですが、花や葉を楽しむ目的で庭の植栽としても用いられるようになっています。

アケビ(木通)

  • アケビは日本の山野に自生する落葉ツル性木本です。花がとてもかわいらしく、葉の色も明るく美しいことから、最近はツル植物として庭の植栽としても用いられるようになっています。 花は雄花と雌花で分かれて咲き、花の色は紫色や薄紫色、白色などがあります。三枚の花びらは実は萼片で、半透明で厚みがあり、蝋細工のような光沢があります。近づくと、ほんのりと芳香がするのも特徴です。 雄花と雌花の見分け方は、3枚の花びらの中心部が球状に包まるようについていれば雄花であり、花自体が大きく、中心部が放射状に広がっているのであれば雌花になります。 果実は薄紫色や紫色で、10cm程度の瓜の様な形をしており、熟すと果皮が割けて白色のゼリー状の果肉を覗かせます。果肉の中にある無数の黒いものは種です。果肉には甘みがあります。果実が実るまでは、一般的には3年と言われています。この甘い果肉を鳥が食べて、中の小さな種を吐き出すことから、遠くまで子孫を残すことに成功しているといわれています。 アケビは1本では結実しにくいという特徴があり、公園や山野で、花や葉は見かけるのに果実にはお目にかかれないということがよくあります。 アケビの仲間にはミツバアケビ(A. trifoliata)があり、こちらはが少葉が3枚で、雄花がブドウのように縦に連なって咲きます。他にもゴヨウアケビという種類は、アケビとミツバアケビの雑種と言われています。

10.カロライナジャスミン

カロライナジャスミンは、細いつるで絡みつきながら5~6mくらい伸びる常緑のつる性植物です。4月~6月に株一面に黄色い花が開花します。とてもよく伸びるので、フェンスやトレリスに這わせると見栄えがします。

カロライナジャスミンは細いつるで絡みつきながら5~6mくらい伸びる常緑のつる性植物です。4月~6月に株一面に黄色い花が開花します。とてもよく伸びるので、フェンスやトレリスに這わせると見栄えがします。

カロライナジャスミン

  • カロライナジャスミンは、北アメリカ南部から中央アメリカに分布する常緑のつる性植物で、細いつるでからみつきながら6mほどに伸びます。ろうと型の香りのよい濃黄色の花を株全体が覆われるほどたくさんつけ、次々と長期間咲かせます。日当たりの良いフェンスなどに向き、庭に植えて大きく伸ばすと株いっぱいに花をつけ見ごたえがあります。鉢植えのカロライナジャスミンは支柱を立てて育てます。耐寒性が強くマイナス10度まで耐えますが寒い地方では落葉します。葉は光沢のある濃い緑色で、気温が下がると赤褐色に紅葉します。カロライナジャスミンは、ジャスミンと名前がつきますが全草に毒があるのでハーブとしての利用はできません。

11.スワインソナ・ガレギフォリア

スワインソナはオーストラリア原産の落葉つる性植物です。日本で流通しているのは「ホワイトスワン」という白い花の品種です。春から初冬くらいまでと長期間、スイートピーに似た花を咲かせます。耐寒性は0℃くらいまでなので、関東以南くらいまでなら地植えにできます。繊細な葉も美しいつる性植物です。

スワインソナはオーストラリア原産の落葉つる性植物です。日本で流通しているのは「ホワイトスワン」という白い花の品種です。春から初冬くらいまでと長期間、スイートピーに似た花を咲かせます。耐寒性は0℃くらいまでなので、関東以南くらいまでなら地植えにできます。繊細な葉も美しいつる性植物です。

スワインソナ・ガレギフォリア

  • スワインソナ・ガレギフォリアは、オーストラリア原産の半耐寒性宿根草(低木)です。日本では「ホワイトスワン」や「ユイホワイト」という品種名で白い花が流通しています。本国では、ピンク、赤、紫などの色もあります。 こちらでは「ホワイトスワン」についてご紹介します。 スワインソナ・ガレギフォリア ’ホワイトスワン’は、春から初冬の長期間、スイートピーに似た白い花を咲かせます。本来は低木ですが、耐寒性が0℃程度のため、日本では宿根草のような扱いで育てると、関東以南の霜の降りない場所なら戸外で越冬することができます。つる性で1m近く生長します。葉の形も魅力があるので、トレリスなどに這わせると周辺が明るい雰囲気になります。

 

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初夏~夏に花が咲くつる性植物

1.ブラックベリー

ブラックベリーはバラ科の落葉つる性植物で、最近は様々な品種が流通しています。ブラックベリーは、とげあり・とげなしの品種があり、最近流通しているブラックベリーの品種はとげのないタイプがほとんどです。春にかわいらしい花が咲いた後、初夏に実がなります。フェンスやアーチ、トレリスに横に這わせるように誘因していくのがたくさんの実をつけるコツです。

ブラックベリーはバラ科の落葉つる性植物で、最近は様々な品種が流通しています。ブラックベリーはとげあり・とげなしの品種があり、最近流通しているブラックベリーの品種は、とげのないタイプがほとんどです。春にかわいらしい花が咲いた後、初夏に実がなります。フェンスやアーチ、トレリスに横に這わせるように誘因していくのがたくさんの実をつけるコツです。

2.ラズベリー

ラズベリーはバラ科の落葉つる性植物です。春にかわいい花が咲いた後、初夏に実がなります。品種によって初夏の一季なりと初夏と秋の二季なりがあります。ラズベリーは地植えにすると地下茎で増えるため、地植えにする場合、植え場所はよく考えましょう。ブラックベリーと同じく、横に誘因していくとたくさんの実をつけます。

ラズベリーはバラ科の落葉つる性植物です。春にかわいい花が咲いた後、初夏に実がなります。品種によって初夏の一季なりと初夏と秋の二季なりがあります。ラズベリーは地植えにすると地下茎で増えていきます。地植えにする場合、植え場所はよく考えましょう。

ラズベリー

  • ラズベリーの日本名はヨーロッパキイチゴ、西洋キイチゴといいますが、フランス語のフランボワーズともよばれています。白い可憐な花を咲かせたあとに赤色・黄色・紫色などの可愛い宝石のような実をつける樹高1~1.5mの小低木です。その色鮮やかな果実は甘酸っぱく香りが高いので生食の他にも、ケーキやタルトなどの洋菓子に使用されます。 ラズベリーは自家結実性なので1本だけでも実がなります。ラズベリーの中には、1年に1度実がなる一季なり性と1年に2回実がなる二季なり性のタイプがあります。一般的にはトゲがあるので少し注意が必要ですが、種類のよってはトゲのない品種もあります。地下茎で増え繁殖力が強いのも特徴です。花芽は「混合花芽」という1つの芽の中に葉枝と花芽の両方を持っており、7月頃に分化します。寒冷地に適しているので、暖地は栽培に向いていません。

3.バタフライピー

バタフライピーはマメ科のつる性の一年草。本来は多年草ですが、耐寒性がないため日本では一年草として扱われています。バタフライピーは暑さにはとても強く、真夏でもつるをぐんぐんと生長させ、たくさんの花を咲かせます。澄んだ青い花はとてもきれいです。1~3mくらいは伸びるのと夏の暑さに強いのでグリーンカーテンとして楽しむこともできます。

バタフライピーはマメ科のつる性の一年草。本来は多年草ですが、耐寒性がないため日本では一年草として扱われています。バタフライピーは暑さにはとても強く、真夏でもつるをぐんぐんと生長させ、たくさんの花を咲かせます。澄んだ青い花はとてもきれいです。1~3mくらいは伸びるのと夏の暑さに強いのでグリーンカーテンとして楽しむこともできます。

バタフライピー(チョウマメ、クリトリア)

  • バタフライピーは、マメ科のつる性のハーブです。原産地では多年草扱いですが、冬の寒さに弱いため、日本では一年草として扱われています。バタフライピーは暑さにはとても強く、真夏でもつるをぐんぐんと生長させ、たくさんの花を咲かせます。 バタフライピーの花の青にはアントシアニンという天然の青い色素が含まれています。お茶として煎じるときれいな青いお茶になります。ハーブのマロウティーと同じく、レモンなどの酸性の液体を垂らすと青からピンクに変化します。また、バタフライピーの若いさやも食べることができます。花はフレッシュでもドライでも利用することができます。 最近、メディアでバタフライピーのの美容や健康効果が紹介されて、一気に人気になったハーブのひとつです。

4.クレマチス

春に咲くクレマチスの花が終わる初夏ごろから咲くクレマチスは、写真のような壺型を始め、とてもたくさんの種類があります。四季咲きのものを選べば、剪定次第で秋にも開花します。品種によって伸びる丈が違うので、それぞれに合わせた場所に植え付けましょう。

春に咲くクレマチスの花が終わる初夏ごろから咲くクレマチスは、写真のような壺型を始め、とてもたくさんの種類があります。四季咲きのものを選べば、剪定次第で秋にも開花します。品種によって伸びる丈が違うので、それぞれに合わせた場所に植え付けましょう。

クレマチス(テッセン)

  • クレマチスは、日本、ヨーロッパやアジアが原産の多年草。原種は300種類は存在し、日本では「カザグルマ」「ハンショウヅル」「センニンソウ」などがあります。クレマチスの花びらに見える部分は「ガク」であり、花びらがないというちょっと変わった花で、四季咲き、一季咲きのものがあります。クレマチスは品種によって開花時期も異なり、秋冬に咲くものもあります。 クレマチスの咲き方は、大きく分けると新しい枝に花が咲く新枝咲き、新しい枝にも古い枝にも花が咲く新旧枝咲き、古い枝に花が咲く旧枝咲きの3つに分けられます。それぞれ剪定の仕方も違うので注意しましょう。

5.センニンソウ

センニンソウは、日本や中国などに自生する原種のクレマチス。暖地では常緑ですが、寒冷地だと落葉する場合もあります。花の開花は夏から秋。小輪多花性で、白い小さな花が無数に開花します。生長力が旺盛で壁一面に白い花が無数に開花している様は圧巻です。その特徴からフェンス、アーチ、トレリスなどに這わせるクレマチスとして人気です。

センニンソウは日本や中国などに自生する原種のクレマチス。暖地では常緑ですが、寒冷地だと落葉する場合もあります。花の開花は夏から秋。小輪多花性で白い小さな花が無数に開花します。生長力が旺盛で、壁一面に白い花が無数に開花している様は圧巻です。その特徴からフェンス、アーチ、トレリスなどに這わせるクレマチスとして人気です。

センニンソウ(仙人草)

  • センニンソウ(仙人草)は、日本や中国などに自生する原種のクレマチス(フラミュラ系)でつる性多年草です。種の形が白い髭を生やした仙人を連想させることから名づけられました。 花の開花時期は夏から秋。小輪多花性で、白い小さな花が無数に開花します。生長力が旺盛で壁一面に白い花が無数に開花している様は圧巻です。その特徴からフェンス、アーチ、トレリスなどに這わせるクレマチスとして人気です。花にはほのかな香りもあります。 ただし、センニンソウ(仙人草)には毒性があり、茎を切った時に切り口からでる白い液体や濡れた花粉を触るとかぶれることがあります。 もともと日本で自生している植物なので、丈夫で扱いやすいクレマチスです。とても伸びますが、剪定で自由に仕立てることが可能です。

6.アサガオ

子供の頃育てた経験のあるつる性植物と言えばアサガオではないでしょうか。絡みつきながら生長していくので行燈仕立てやフェンスやトレリス、オベリスクなどに這わせて育てます。一年草の他、宿根アサガオもあります。夏の暑い時期に涼し気に咲くアサガオは、グリーンカーテンにすると涼を感じさせてくれます。

子供の頃育てた経験のあるつる性植物と言えばアサガオではないでしょうか。絡みつきながら生長していくので行燈仕立てやフェンスやトレリス、オベリスクなどに這わせて育てます。一年草の他、宿根アサガオもあります。夏の暑い時期に涼し気に咲くアサガオは、グリーンカーテンにすると涼を感じさせてくれます。花の色も多種類あるので選ぶ楽しみもありますね。

7.ゴーヤ

ゴーヤは一年草のつる性植物。夏の家庭菜園で人気の他、ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気のガーデニングアイテムになります。巻きひげを出して這っていくので、植え付けと同時にネットなどの這わせる何かを用意しましょう。

ゴーヤは一年草のつる性植物。夏の家庭菜園で人気の他、ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気のガーデニングアイテムになります。巻きひげを出して這っていくので、植え付けと同時にネットなどの這わせる何かを用意しましょう。

8.フウセンカズラ

フウセンカズラは一年草のつる性植物。毎年種から育てている方も多いのでは。フウセンカズラは巻きひげを出して生長していくので、ネットやトレリスなど這わせる何かを用意します。優し気で繊細な葉が美しく、グリーンカーテンの素材として人気があります。白い花が咲いた後にフウセンのようなかわいい実をつけます。上に上に伸びていくので、時々横方向に誘因してやると、きれいなグリーンカーテンに仕上がります。茎が細く扱いので誘因が楽です。

フウセンカズラは一年草のつる性植物。毎年種から育てている方も多いのでは。フウセンカズラは巻きひげを出して生長していくので、ネットやトレリスなど這わせる何かを用意します。優し気で繊細な葉が美しく、グリーンカーテンの素材として人気があります。白い花が咲いた後にフウセンのようなかわいい実をつけます。上に上に伸びていくので、時々横方向に誘因してやると、きれいなグリーンカーテンに仕上がります。茎が細く扱いやすいので、誘因が楽です。

9.オキナワスズメウリ

オキナワスズメウリはとても生長力のある、つる性の一年草。夏に黄色い花が咲いた後、鞠のような丸い実がなります。実の色は最初は緑色で、次第に赤に変化していきます。つるは巻きひげが絡みついて伸びていきます。ネットやトレリスに這わせると夏のグリーンカーテンとして活躍してくれます。暑さにとても強い植物です。

オキナワスズメウリはとても生長力のある、つる性の一年草。夏に黄色い花が咲いた後、鞠のような丸い実がなります。実の色は最初は緑色で、次第に赤に変化していきます。つるは巻きひげが絡みついて伸びていきます。ネットやトレリスに這わせると、夏のグリーンカーテンとして活躍してくれます。暑さにとても強い植物です。

オキナワスズメウリ

  • オキナワスズメウリは、ウリ科の一年草のツル植物です。名前に「オキナワ」とついているように暑さにはとても強く、生長力が旺盛で、発芽後、ツルがぐんぐんと伸びた後に、花が咲き、花の後にかわいい実ができます。 オキナワスズメウリはの実は、とてもかわいい実ですが有毒成分があるので観賞用です。

10.ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラは中国原産の落葉つる性植物。つるから気根を出して樹木や壁に這いながら生長し、7~8月に橙色の花を咲かせます。花色はオレンジ、黄色、赤などがあります。大輪でとても華やか。樹勢が強く丈夫です。10m近く伸びることもあるので広いスペース向きです。

ノウゼンカズラは中国原産の落葉つる性植物。つるから気根を出して樹木や壁に這いながら生長し、7月~8月に橙色の花を咲かせます。花色はオレンジ、黄色、赤などがあります。大輪でとても華やか。樹勢が強く丈夫です。10m近く伸びることもあるので広いスペース向きです。

11.ブーゲンビリア

ブーゲンビリアは常緑のつる性植物。熱帯産の植物なので、やや寒さには弱いものの、手間がかからず手軽に育てることができます。熱帯や温暖な地域では常緑ですが、10℃以下になると落葉します。日本でも5℃あれば落葉しながらの越冬が可能です。ラティスやフェンスに誘引する作業が必要ですが、ブーゲンビリアにはトゲがあります。誘引の際に手を傷つけないように手袋などを着用するようにしてください。

ブーゲンビリアは常緑のつる性植物。熱帯産の植物で、やや寒さには弱いものの、手間がかからず手軽に育てることができます。熱帯や温暖な地域では常緑ですが、10℃以下になると落葉します。日本でも5℃あれば落葉しながらの越冬が可能です。ラティスやフェンスに誘引する作業が必要ですが、ブーゲンビリアにはトゲがあります。誘引の際に手を傷つけないように手袋などを着用するようにしてください。

12.ブドウ

ブドウはブドウ科の落葉性つる性植物。美しい葉、実、秋の紅葉と四季を楽しむことができます。棚、パーゴラ、エスバリエなど仕立て方次第で様々な雰囲気を作ることができます。壁に這わせればグリーンカーテンにもなります。

ブドウはブドウ科の落葉つる性植物。美しい葉、実、秋の紅葉と四季を楽しむことができます。棚、パーゴラ、エスバリエなど仕立て方次第で様々な雰囲気を作ることができます。壁に這わせればグリーンカーテンにもなります。

13.オーストラリアンブルーベルズ(ソリア)

オーストラリアンブルーベルズは、オーストラリア原産のつる性植物です。写真のピンクの他、ブルーや白花もあります。支柱やフェンス、木などに巻き付きながら生長していきます。数年経つと株元は木化します。霜が当たらない場所なら戸外で冬越しできます。

オーストラリアンブルーベルズはオーストラリア原産のつる性植物です。写真のピンクの他、ブルーや白花もあります。支柱やフェンス、木などに巻き付きながら生長していきます。数年経つと株元は木化します。霜が当たらない場所なら戸外で冬越しできます。

14.テイカカズラ

テイカカズラは、日本原産の常緑のつる性植物です。5~6月頃、直径2cm程度の芳香のある花をたわわに咲かせます。必ず誘引を行い、不要な枝は剪定して管理します。誘引をしないと好き勝手なところへ伸びていってしまいます。10m近く伸びるので広いスペース向きのつる性植物です。

テイカカズラは日本原産の常緑のつる性植物です。5月~6月頃、直径2cm程度の芳香のある花をたわわに咲かせます。必ず誘引を行い、不要な枝は剪定して管理します。誘引をしないと好き勝手なところへ伸びていってしまいます。10m近く伸びるので広いスペース向きのつる性植物です。

15.ツルハナナス

ツルハナナスは常緑のつる性植物です。6月~9月頃、星形の花が開花します。花は茎先に数輪ついている形状で、いっぺんには咲かず少しずつ開花していきます。フェンスなどに絡まりながらたくさんの茎を伸ばしながら生長します。低木なので数年すると株元は木化していきます。大株になると株一面に無数の花が開花し見事です。

ツルハナナスは常緑のつる性植物です。6月~9月頃、星形の花が開花します。花は茎先に数輪ついている形状で、いっぺんには咲かず少しずつ開花していきます。フェンスなどに絡まりながらたくさんの茎を伸ばしながら生長します。低木なので数年すると株元は木化していきます。大株になると株一面に無数の花が開花し見事です。

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秋から冬に花や実がなるつる性植物

1.ドリチョスラブラブ

ドリチョス・ラブラブは藤豆の仲間でマメ科のつる性一年草。品種名はルビームーンとして流通しています。夏にピンクの花が咲いた後、目を引く濃い紫色のサヤができます。地植えにすると5m以上伸びるため、夏のグリーンカーテンとして利用できます。

ドリチョス・ラブラブは藤豆の仲間でマメ科のつる性一年草。品種名はルビームーンとして流通しています。夏にピンクの花が咲いた後、目を引く濃い紫色のサヤができます。地植えにすると5m以上伸びるため、夏のグリーンカーテンとして利用できます。

ドリチョス・ラブラブ

  • ドリチョス・ラブラブは藤豆の仲間のマメ科のツル性一年草です。品種名はルビームーンとして流通しています。 ドリチョス・ラブラブの種は春にまき、夏にピンクの花が咲いた後、深い紫色の豆ができます。ツル性でとても生長力が強く、地植えにすると5m以上伸びるため、夏場のグリーンカーテンとして利用できます。深い紫色のさやの状態は、切り花としても流通しています。

2.ヘクソカズラ

ヘクソカズラは日本の山野に自生するつる性の多年草。雑草の分類の中に入れられてしまうこともありますが、最近は光沢のあるかわいい実が切り花として流通するようになりました。野草なのでとても強く、フェンスや木などにらせん状に絡まりながら登っていきます。

ヘクソカズラは日本の山野に自生するつる性の多年草。雑草の分類の中に入れられてしまうこともありますが、最近は光沢のあるかわいい実が切り花として流通するようになりました。野草なのでとても強く、フェンスや木などにらせん状に絡まりながら登っていきます。

ヘクソカズラ(屁糞葛)

  • ヘクソカズラ(屁糞葛)は日本の山野に自生するつる性多年草です。名前の由来は文字通り、花や葉茎を切断すると屁糞のような悪臭がする為です。同じように英名もstinkvine(悪臭のするツル)や、chicken excrement plant(鶏糞の匂いがする植物)と、散々な名前が付いています。 酷い名前を付けられてしまった可哀そうなヘクソカズラ(屁糞葛)ですが、とても可愛らしい花を咲かせます。1~1.5cmほどの釣鐘型の小さな花は外側は光沢のある白、中心部はボルドーカラーのような紫色をしています。その質感もふわふわとした砂糖菓子のようです。さらに秋から冬にかけて黄金色に色づく種子は、リースやドライフラワーの花材としても人気です。最近ではヘクソカズラという名前のイメージの悪さからか、「カズラ」と言う名前で流通しています。ヘクソカズラ(屁糞葛)の特有の悪臭はフレッシュの状態では悪臭を放ちますが、乾燥させると匂わなくなります。

3.ノブドウ

ノブドウはブドウ科の落葉つる性植物です。夏に花が開花した後、秋に水色~青~紫色の実をつけます。その実の色合いはちょっとミステリアスな雰囲気。最近は花屋さんでも花材として売られています。とてもよく伸びるので広いスペース向きのつる性植物です。

ノブドウはブドウ科の落葉つる性植物です。夏に花が開花した後、秋に水色~青~紫色の実をつけます。その実の色合いはちょっとミステリアスな雰囲気。最近は花屋さんでも花材として売られています。とてもよく伸びるので広いスペース向きのつる性植物です。

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葉が美しいつる性植物

1.アイビー

アイビーは別名ヘデラの名前でも流通しているつる性植物。品種がとても豊富で単品だけでなく、寄せ植えのグリーンとしても使われます。アイビーは性質が非常に強健で、屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。葉の下から気根を出して生長するタイプのつる性植物です。半永久的に取り去る必要のない場所以外は、壁に直接這わせるのはおすすめできません。一度植え付けた後に抜くのも相当力が必要です。地植えにする際は、植える場所をよく考えてからにしましょう。

アイビーは別名ヘデラの名前でも流通している常緑のつる性植物。品種がとても豊富で単品だけでなく、寄せ植えのグリーンとしても使われます。アイビーは性質が非常に強健で、屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。葉の下から気根を出して生長するタイプのつる性植物です。半永久的に取り去る必要のない場所以外は、壁に直接這わせるのはおすすめできません。一度植え付けた後に抜くのも相当力が必要です。地植えにする際は、植える場所をよく考えてからにしましょう。

アイビー

  • アイビーはウコギ科キヅタ属に分類されるツル性植物で、属名のヘデラの名前でも流通しています。葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉などがあります。アイビーは性質も非常に強健で屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。 また、地面に植えたアイビーは家屋の壁に活着し、外壁を覆いつくしてしまうこともあります。アイビーは水耕栽培でも育てることが出来るため、いろいろな模様のアイビーを少量ずつビンやビーカーなどに水挿しにするとインテリアにもなります。アイビーは耐陰性もあるため、出窓のある洗面所などに置くこともできます。

2.ヘンリーヅタ

ヘンリーヅタは落葉性のつる性植物です。ヘンリーヅタは葉の表と裏の色が違い、季節の温度の変化によっても葉の色が変わります。生長力があり地植えにすると10m近く伸びるので、フェンスやトレリスに這わせると、とても美しい光景となります。

ヘンリーヅタは落葉性のつる性植物です。ヘンリーヅタは葉の表と裏の色が違い、季節の温度の変化によっても葉の色が変わります。生長力があり地植えにすると10m近く伸びるので、フェンスやトレリスに這わせると、とても美しい光景となります。

ヘンリーヅタ

  • ヘンリーヅタは、落葉性のツル植物です。ヘンリーヅタは葉の表と裏の色が違い、季節の温度の変化によっても葉の色が変わります。生長力があり、地植えにすると10m近く伸びるので、フェンスやトレリスに這わせると、とても美しい光景となります。

3.ヒメヅタ

ヒメヅタはヘンリーヅタを一回り小さくしたような落葉つる性植物です。フェンスなどに絡まりながら生長していきます。初夏に小さな花が咲いた後、秋に黒っぽい実がなります。紅葉も美しく四季の変化を感じられる植物です。

ヒメヅタはヘンリーヅタを一回り小さくしたような落葉つる性植物です。フェンスなどに絡まりながら生長していきます。初夏に小さな花が咲いた後、秋に黒っぽい実がなります。紅葉も美しく四季の変化を感じられる植物です。

ヒメヅタ

  • ヒメヅタは、ヘンリーヅタを一回り小さくしたような落葉性のつる植物です。ヒメヅタは秋の紅葉も美しく、葉が真っ赤に色づき、紅葉している期間も長い特徴があります。また秋には紫色のかわいい実をつけます。

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自分のスペースに合ったつる性植物を取り入れて、素敵な空間を作りましょう!

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金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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