ドライフラワーに寿命があるの?管理や見極めのポイント

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お気に入りのお花や大切なブーケ。ドライフラワーにして楽しむこともできます。しかし、ドライフラワーにすることでずっと楽しめるというわけでもないのが現実。

ドライフラワーにも寿命があるの? それはいつなのでしょうか。ドライフラワーの作り方から、寿命のこと、手入れについてご紹介します。

目次

ドライフラワーの寿命とは

ドライフラワーは乾いているからずっと飾っておけるのでは?と思われがちですが、そうとはかぎりません。

ドライフラワーの日持ちに、何日、何カ月などの決まりはないですが、管理している環境やドライフラワーの種類によって寿命は異なります。種類によっては2、3カ月でボロボロになってしまうものもあります。

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ドライフラワーの寿命の見極め方

カビや虫が発生している

ドライフラワー カビ

ドライフラワーは乾燥しているからと思っていても、カビが生えることがあります。気が付いたら、白っぽい部分があったり、フワフワしたものがついていたら、それはカビ。カビに気付いたのは雨の日が続いた時でした。それまでは綺麗な色だったのですが、あれれ?雨の日が続き湿度が高くなっていたのでしょう。

 

見た目もよくありません。そのまま飾っていても広がっていくだけでした。カビ以外にも虫がわくこともあります。

見た目もよくありません。そのまま飾っていても広がっていくだけでした。カビ以外にも虫がわくこともあります。

色が変色してきた

ドライフラワーは少しずつ色が変化していきます。退色して、見るからに「枯れた」花の場合です。

葉の退色。グレーになってきてます。

葉の退色。グレーになってきてます。

 

ミモザのドライフラワー

花によっては色がくすんだり、茶色くなったりもします。

カビが発生したり、枯れたような見た目は見るからにいい感じはしません。ドライフラワーにも寿命があるので潔さも大事です。

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ドライフラワーを長く楽しむためには

高温多湿が寿命を縮める原因に

ドライフラワーは湿気に弱いです。湿度が高い場所で管理しているとカビがわく原因に。できるだけ湿度が高い場所での管理は避けたほうがよいでしょう。

きちんと乾燥させる

ドライフラワーを作るときにしっかりと乾燥させましょう。乾燥が足りず水分が残っているとカビの発生原因になります。

埃はこまめに取り除こう

気が付いたら溜まっている埃。埃もカビの原因になります。こまめにはらいましょう。

ほこり除けにガラス瓶に飾っても。ディスプレイとしても素敵に飾れますね。細かいドライフラワーは瓶にたくさん詰めて飾っても素敵です。

ほこり除けにガラス瓶に飾っても。ディスプレイとしても素敵に飾れますね。細かいドライフラワーは瓶にたくさん詰めて飾っても素敵です。

直射日光や光に注意

日光や強い光は退色の原因になります。蛍光灯の光でも劣化はします。できるだけ暗めの場所のほうが寿命が長くなります。

日光や強い光は退色の原因になります。蛍光灯の光でも劣化はします。できるだけ暗めの場所のほうが寿命が長くなります。

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ドライフラワーにおすすめの花

比較的ドライフラワーにしやすいお花をご紹介します。

ユーカリ

丸葉のものから、葉が長いものなど種類も豊富。香りも楽しめることもあり人気のユーカリ。ドライフラワーにしやすく初めての方にもおすすめです。

丸葉のものから、葉が長いものなど種類も豊富。香りも楽しめることもあり人気のユーカリ。ドライフラワーにしやすく初めての方にもおすすめです。

バラ

ギフトでいただいたりする機会も多いバラ。ドライにしても楽しめます。赤いバラは色が濃くダークレッドになるものも。生花の時とまた違う姿も素敵です。しっかりと乾かしてから飾りましょう。

バラ(ブッシュ・ローズ)

  • バラはその豪華な美しさと芳香で花の女王ともいわれ、紀元前の昔から人々を魅了してきました。愛と美の象徴ともいわれ神話や宗教、芸術や文学にも数多く登場し、いつの時代にも文化の中心に咲き続けています。バラ科・バラ属の落葉性の低木・花木で、その多くは葉や茎にトゲを持ちます。樹形からブッシュローズ(木立ち性)、シュラブローズ(半つる性)、クライミング・ローズ(つる性、つるバラ)の3タイプに分けられています。ブッシュローズは株立ち性の枝幹がまっすぐ伸びて花が上向きに咲くタイプで、「ハイブリットティー」「フロリパンダ」「ミニュチュア」「パティオ」「ポリアンサ」が含まれます。

ハーブ類

オレガノケントビューティーやラベンダー、セージなど。ご自宅で育てたハーブを使っても。

オレガノ・ケントビューティー

  • オレガノ・ケントビューティーは、本来のハーブのオレガノではなく、「花オレガノ」と呼ばれる、観賞用のオレガノで、日本で販売されるようになったのは1990年代以降です。オレガノ・ケントビューティーのホップに似た花はガクで、ガクの合間からピンクの小花が咲きます。気温によってガクの部分の色合いが美しく変化するのも魅力のひとつです。 オレガノ・ケントビューティーは四季咲き性なので、定期的に切り戻すと長期間花を楽しめます。垂れるように生長するのでハンギングバスケットの素材としても利用できます。

レースラベンダー

  • レースラベンダーは、葉に入った細かい切れ込みがレースのように見えることから名づけられました。レースラベンダーは、いわゆるラベンダーの香りはしません。観賞用に作られた園芸種なので、ハーブとして利用するには不向きな品種です。花とレースのような葉が美しく、花姿そのものを楽しむ方が多いようです。 四季咲きなので条件があれば冬でも咲いてくれるのがうれしいところ。葉に細い銀色の柔毛が密生しているのが特徴的で、他のラベンダーとすぐに見分けがつきます。花だけでなく、葉を観賞できるのもレースラベンダーの魅力です。 高温多湿に弱いというラベンダーの仲間の特徴を備えつつ、寒さも苦手という少しデリケートな品種ですが、ポイントをおさえて上手に育てると一年を通じて長い期間花が楽しめ、毎年咲かせることができるラベンダーです。

セージ

  • セージは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科のハーブ。和名は「ヤクヨウサルビア」と呼ばれてます。セージは「コモンセージ」「ホワイトセージ」、「ゴールデンセージ」、「パープルセージ」、他にも種類が豊富にあるのも人気の理由のひとつ。コモンセージは古代ギリシア・ローマの時代から免疫力を助ける薬草や香辛料として活用され長寿のハーブの呼び名も。料理のスパイスや臭み消し、ハーブティーなどに利用されてます。

ヤグルマギク

ヤグルマギクは色が豊富。濃いブルーや黒に近いボルドーカラーなど。乾燥しやすくドライフラワーになりやすいのも魅力です。

矢車菊(ヤグルマギク)

  • ヤグルマギクは、キク科の一年草。花びらの形は矢車に似ていて放射状に広がっています。ヤグルマギクの花色は白、青、ピンク、紫などがあります。ヤグルマギクの丈は1m位まで生長する高性から矮性種まで様々です。 ヤグルマギクは、以前はヤグルマソウと呼ばれていましたが、別の植物で山間部などに自生しているユキノシタ科の「矢車草」が存在することから、最近はヤグルマギクと呼ばれるようになりました。 ヤグルマギクは、元々雑草でしたが品種改良されてポピュラーな草花の一つになっています。ヤグルマギクの花は乾燥させればドライフラワーにもなるので、生花としてもドライフラワーとしても、楽しむことができる植物です。

ミモザ

春に明るい黄色の花で目を楽しませてくれるミモザもドライフラワーにしやすいお花です。風通しの良い場所に吊るしておけば、簡単にドライフラワーに出来ます。

ミモザ(アカシア)

  • 「ミモザ」はギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったグリーンの葉が特徴的な半落葉~常緑高木です。本来の「ミモザ(mimosa)」はオジギソウの学名ですが、黄色の房状の花が咲くアカシアの仲間の呼び名として使われています。 ミモザ(アカシア)は庭木としても人気です。銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木です。ただしミモザ(アカシア)は庭植えにすると非常に大きくなるので、植える場所を考える他に毎年の剪定が必要になります。 3/8は国際女性デーといって、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定しています。この日はイタリアでは「女性の日」とされ、女性への日頃の感謝を込めて、男性から女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣があります。日本でも「ミモザ(アカシア)の日」とされ、女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣が定着しつつあります。

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ドライフラワーを作ろう

ただ吊るすだけでも、ドライフラワーにはなります。キレイに作るためのポイントとは?

道具

  • 生花用ハサミ

紙を切ったりする普段使いのクラフト用ハサミを使うと水分で錆びてしまうことも。切れ味が落ちる原因になります。生花用のハサミを使うことをオススメします。そんなに使わないという場合は100均で揃えることもできます。

  • 輪ゴム
  • 麻紐
  • クリップ

花を束ねたり、吊るす時に使います。

  • S時フック
  • クラフトワイヤー

ワイヤーはお花を掛けるフックを作ったりする時に使えます。

花が新鮮なうちに準備をしよう

花の頭がくたんとしてしまったり、萎れている、花びらの色が変色してきている。こんな状態になっていたらドライフラワーを作るのは難しくなります。花が綺麗な状態のうちにお水からあげることがドライフラワーを作るためには大事です。

吊るす時に気を付けること

ブーケの状態ものを1本ずつ飾りたい場合はばらして1本ずつ吊るしてドライにしましょう。

大事なのは風と日差し

風通しのよい場所に吊るして乾かしましょう。しっかりと乾かして水分を抜きましょう。日当りは半日陰が理想。直射日光や日差しが強過ぎると色が抜ける原因になります。
ドライフラワーは乾燥しているからといって飾りっぱなしはあまりよくないでしょう。こまめに管理することで少しでも長く綺麗な状態が保てると思います。こまめにチェックしてみてくださいね。

ドライフラワーは乾燥しているからといって飾りっぱなしはあまりよくないでしょう。こまめに管理することで少しでも長く綺麗な状態が保てると思います。こまめにチェックしてみてくださいね。

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