ミントの育て方!植え付け、切り戻し剪定、利用方法まで
金子三保子
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ミントの増やし方
水挿しの他、挿し木、種、など、繁殖方法は色々とあります。ただしミントは交雑しやすいので、その株から取った種を蒔いても同じ香りがしないということもありえます。特定の品種のミントの種まきをしたいという方は、種を買った方がよいかもしれません。育てているミントの香りが好きなのでもう一株増やしたい!という方は、水挿しか挿し木で繁殖することをおすすめします。今回ご紹介する水挿しによる繁殖は、根が出てから植えるので一番簡単で確実な方法です。
ミントの水挿し
水につかる部分の葉は、必ず取って最低2~3節は水につかるようにして花瓶やコップに入れておきます。これは葉っぱが水につかっていると水が腐りやすくなるためです。また、根が出るのは節からなので、節のある部分が水につかっていることが根を出すためのポイントです。
ミントの根の出方
ミントは茎に節があり、その節から根や葉っぱが出てくる仕組みです。土の下の部分の節からは根、土の上の部分は葉になります。
水に入れて数日後、立派な根が出てきました!
根っこが出た茎を鉢やポット苗に植え替えます。鉢に土を少し入れた後に根が出ている部分が土の中に埋まるようにミントをセットします。
残りの土を入れます。根付くまでは、土から上の部分の茎は短めにして、根付かせるためにエネルギーが回るようにします。最後に水をたっぷりと与えます。
確実に根付くまでは、直射日光が当たらない風通しのよい場所で管理します。
また、土が水切れを起こさないように定期的に水をあげてください。根付くまでに水が切れてしまうと、せっかく出た根が枯れてしまいますのでご注意ください。
時期にもよりますが、1~2週間すると根付いたことがわかる、新しい新芽が芽吹いてきます。小さい葉っぱが複数でてきたので、大きな葉を取って更新してみました。新しい葉っぱが出てきたら、通常の管理の仕方と同じ方法で大丈夫です。置き場所もいつもの場所に移動させましょう。その後、順調に葉が出てきたら切り戻しをして好みの丈に仕立てることもできます。
▼ミントの水挿しでの増やし方
ミントの利用法
飲食用
料理やお菓子の飾りつけ、ミントティーなど飲み物として利用するのが一番多い利用法です。お茶に使うミントは、「ペパーミント」や「スペアミント」などのミントを使いましょう。
▼ミントを使った飲み物をご紹介しています
アレンジのグリーンとして
ミントは水に生けると根が出てくるくらい繁殖力の強いハーブです。ミントとお花を一緒に生けると、水が汚れにくくなるので花が長持ちします。夏場のアレンジのグリーンとしておすすめの葉っぱです。定期的に摘み取った方が脇芽が分枝して、葉っぱの多いきれいな株姿のミントを保つことができますので、夏場はどんどん使ってみてください。
ミントはたくさんの品種があるので、品種が豊富に揃う園芸店で、自分の好みの香りのミントや、見ための色や葉の形状が視覚的に好みのミントを是非探してみてください!
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