間違われやすい「スノードロップ」と「スノーフレーク」の違いとは?
持永久美子
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まだ寒い冬のうちから顔をのぞかせてくれる花、スノードロップ。その可憐な花姿は春を告げるシンボルとして人気の高い種類です。スノードロップと名前も雰囲気もよく似ていることから間違われることも多いのがスノーフレーク。こちらも春に咲く白い美しい花です。今回はそれぞれの魅力とスノードロップとスノーフレークの違いをご紹介します。
目次
スノードロップ (snowdrop)
*ヒガンバナ科ガランサス属
*Galanthus nivalis
*別名:待雪草
スノードロップは学名の「Galanthus」はギリシア語で「乳のように白い花」を意味し、「nivalis」はラテン語で雪を語源として「雪の中やその近くに生長する」という意味があるようです。スノードロップの別名は「待雪草」のほか、「雪のしずく」や「雪の草」ともいわれ、学名と同じような意味で呼ばれています。
スノードロップ
- スノードロップは「マツユキソウ(待雪草)」とその仲間を総称して「スノードロップ」と呼びます。秋頃から地中で根を伸ばし、まだ寒い時期に芽を出し、花が少ない早春に花をつけることから、人々に春の始まりを告げる存在として親しまれてきました。雪の残る中でも花茎をすっと伸ばし、一輪ずつ花を咲かせます。下向きの白い花は、まさに雪がしずくとなったようです。つややかな光沢のある葉もまた美しいものです。 日本では「ジャイアント・スノードロップ」や「フロレ・プレノ」など数種が中心ですが、イギリスでは品種改良がとても盛んで数百種に達するともいわれています。 スノードロップは、一度植え付けてしまえば、特別な手入れをする必要がないので、育てやすい草花です。
スノードロップの名前の通り「雪のしずく」や「雪の耳飾り」のような可憐な花姿がとても素敵ですよね。うつむき気味に咲く真っ白な花が、まだ寒い時期でももうすぐ春がくるよと告げてくれてるようで愛おしくなります。
スノードロップは日が当たると花が開き、夜になると花びらが閉じます。スノードロップは2月~3月頃のまだ寒い時期に花を咲かせるので、昼の間に吸収したあたたかい空気をためこむためのようです。花びらが閉じた状態もしずく型で本当に可愛いですね。
カトリックの教会では2月2日の聖燭祭(マリアの清めの祝日)にスノードロップを祭壇に飾るそうです。その為修道院の庭ではスノードロップがよく育てられていたようです。神聖なお花のイメージにぴったりですね。
\次はスノーフレークについてです!/
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