ホワイトセージの育て方・栽培|植物図鑑
- 植物名
- ホワイトセージ
- 学名
Salvia apiana
- 英名
- White sage、Bee sage
- 科名
- シソ科
- 属名
- サルビア属
- 原産地
- 米国南部からメキシコ
ホワイトセージの特徴
ホワイトセージは正式名称がサルビア・アピアナで高さ1.5mほどになる常緑の低木です。アメリカのカリフォルニア州南西部に分布しており、茎や葉など全体が白っぽく見えることからホワイトセージと呼ばれています。葉は長さ15センチほどの楕円形で両面に細かな毛が生えています。葉には油分を含み、こするとセージの香りを一層強くしたような芳香があります。1mほど花茎をのばした先端に春に咲く花は白から淡いラベンダー色になり、ミツバチにとっての蜜源植物でもあります。特にネイティブアメリカンの生活に利用される機会が多く、宗教儀式の香として焚いたり薬草として葉を食べたり煙をかぶったり、また食用にも用いられています。
ホワイトセージの詳細情報
園芸分類 | ハーブ |
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草丈・樹高 | ~1m程度 |
耐寒性 | 強い |
花色 | 白、紫 |
開花時期 | 6月~8月 |
チェリーセージ
- チェリーセージの葉はさくらんぼに似ていて、なんと匂いまでもさくらんぼのような香りがします。背丈は40cm~1.5mくらいまで伸びます。花びらの色が赤、ピンクや白のものや赤と白が混じっている品種もあります。庭に地植えにすると自然に増えて育ち、挿し木で増やすことができます。殺菌作用や解熱の効果があるハーブティーとしても知られており、お菓子のシロップやサラダにも利用されています。花に香りがあるので部屋に切り花として刺したり、押し花アートやドライフラワーなどのインテリアとしても活用することができます。 チェリーセージは、いくつかの品種の総称で、とても長い期間(5月~11月)開花する多年草(宿根草)です。普通のセージは、ブルー・紫系の花が多いですが、チェリーセージの特徴は豊富な花色。毎年新しい色の新品種が創り出されています。
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)
- メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は、シソ科の多年草です。流通名のメドーセージは日本国内のみの流通名です。メドーセージいう名前は、本来は他のシソ科の植物を指します。 メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。花色は濃い青から深い紫まであります。ガクが黒いのが特徴です。花は長さ3~4cm程度、シソ科特有のリップ状の特徴的な形状をしています。すっと伸びた茎に縦に連なるように10輪前後の花を咲かせます。 メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は、開花期に切り戻しを行うと長く花を楽しめます。また、思い切って切り戻すことで小さめに仕立てて楽しむことが出来ます。地下茎で増えるので、庭植にすると群生します。
ボックセージ(サルビア・ウルギノーサ)
- ボックセージ(サルビア・ウルギノーサ)は、初夏から秋にかけて澄んだブルーの花を咲かせる耐寒性多年草です。ハーブの仲間ですが、用途は主に観賞用です。 名前のボックは湿地を意味する言葉で、数多くの種類のあるサルビア、セージ類は乾燥を好みますが、このボックセージ(サルビア・ウルギノーサ)は湿地を好み、極端に乾燥している土地への植栽は向かない種類です。 暑さ寒さに強く、春に植栽すればその年中にたくさんの花が咲く丈夫で生長の早い草花です。穂状の花のひとつひとつが小ぶりで繊細で優しい風情があり、澄んだブルーの花色は涼やかな雰囲気です。 ボックセージ(サルビア・ウルギノーサ)は、背丈がとても高くなるセージのひとつです。
アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)
- アメジストセージはメキシコから中米原産の多年草です。庭植えでも鉢植えでも育てられます。 学名はSalvia leucantha(サルビア・レウカンサ)ですが、アメジストセージの名前で流通しています。薬効のあるセージではないので、主に観賞目的で植えられます。シルバーグリーンの葉と晩夏から秋にかけて咲く紫色の花が美しい植物です。正しくは、ベルベットのような質感の部分は花ではなくガクで、花はガクから突き出すように咲きます。花色は白や紫、ピンクがあります。すっと長く伸びた花茎の先に縦に連なるように紫色の花穂を付けます。鮮やかな紫色の花が風に揺れるように咲く姿は美しく、目を奪われます。 アメジストセージは草丈高く生長し、伸びすぎると株元の方が木化します。あまり大きくしないために剪定の必要があります。アメジストセージは真直ぐ上には伸びないという特徴があります。株元に近い部分から地表を這うように斜め上に伸びていきます。強風で倒れてしまうこともあるので、必要に応じて支柱を立てましょう。
サルビア・アズレア
- サルビア・アズレアは、シソ科の多年草。サルビアは、初夏から秋の花ですが、品種によって開花期間が様々です。一年草扱いのスプレンデンスやブルーサルビアは初夏から晩秋まで長く咲き続けますが、サルビア・アズレアは開花時期が晩夏~秋にかけて咲くサルビアです。一度植え付けると、ぐんぐんと伸びます。サルビアの中では一番丈の高くなる品種のひとつです。 学名のアズレアは、空色(azurea)からついたようで、名前の通り、透明感のある空色で、背丈の高い空色の花が穂状にびっしりと咲く姿がとても美しく、目を引きます。広い空間に植えると、とても目を引く草花です。きちっとおすましした雰囲気ではなく、自然に自由奔放に茎が伸びるので、ナチュラルガーデンに向いています。
ホワイトセージの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
ホワイトセージの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりを好みます。
用土
他のサルビアと同様に水はけのよい乾燥土壌を好みます。混合済みのものを購入する場合は花用の培養土よりもハーブ用の土か観葉植物用の土が適しています。
ホワイトセージの育て方のポイント
水やり
鉢土が乾いてから2~3日経ってから水やりをしましょう。葉がしおれない程度に乾燥気味に管理する方が良く育ちます。
肥料
やせ地でも栽培できますので追肥は不要です。生育期間中に規定倍率よりもさらに薄めた液肥を数回施す程度でかまいません。
病害虫
目立った病害虫の被害はありませんが新芽にアブラムシがつくことがあります。早めに発見し適宜薬剤散布で防除しましょう。
ホワイトセージの詳しい育て方
選び方
茎が太く株元がしっかりしているものを選びましょう。病害虫のないもの、葉が黒く変色していないものが良いです。またポットの中で根が伸びすぎているものは避けましょう。
種まき
適期は3月~4月か9月~10月です。育苗箱かポットに種まき用土を入れて重ならないように種をまきやさしく水をかけます。
植え付け
一日中よく日があたり、風通しの良い場所を好みますので密植は避けましょう。自生地はやや高地なので夏場の暑さや梅雨時の蒸れ、直射日光は嫌います。暖地では地植えではなく鉢植えにして時期に応じて置き場所を変えると育てやすいでしょう。
剪定・切り戻し
背が高くなるので適宜摘芯をして栽培する場所に応じて樹高を抑えながら育てましょう。また夏場の蒸れに弱いので風通しを良くするために適宜剪定を行いましょう。