熱帯スイレン(ギガンティア)
- 赤みのほとんど入らない爽やかなブルーの花が美しい、オーストラリア原産の原種スイレンです。一般的な熱帯スイレンとはまた違うその花姿は、まるで青いハスの花のようにも見えます。 giganteaという種小名が表す通りの大型種で、本来の大きさに育つと30㎝ほどにもなる巨大な花を咲かせますが、一般家庭での栽培下でそこまで大きく育てるのは困難です。 また、本種の球根は水圧を感知することができると言われており、水深50cm以下では一時的に生育してもすぐに休眠してしまうことがあります。ぎりぎりの水深でも旺盛に生長する熱帯スイレン(昼咲き)や熱帯スイレン(夜咲き)と比較すると、栽培にはやや癖があると言えるでしょう。そのためか一般的な流通はほとんどなく、専門店や趣味家から入手するのが主流となっています。