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水生植物|植物図鑑1-10件 / 全10件

水生植物の一覧です。植物園などでよくみられる植物ですが、ビオトープとして家で楽しむこともできます。ユニークな花の形を楽しめます。

水生植物の代表植物:ハス、スイレン、ホテイアオイなど

熱帯スイレン(ギガンティア)

  • 赤みのほとんど入らない爽やかなブルーの花が美しい、オーストラリア原産の原種スイレンです。一般的な熱帯スイレンとはまた違うその花姿は、まるで青いハスの花のようにも見えます。 giganteaという種小名が表す通りの大型種で、本来の大きさに育つと30㎝ほどにもなる巨大な花を咲かせますが、一般家庭での栽培下でそこまで大きく育てるのは困難です。 また、本種の球根は水圧を感知することができると言われており、水深50cm以下では一時的に生育してもすぐに休眠してしまうことがあります。ぎりぎりの水深でも旺盛に生長する熱帯スイレン(昼咲き)や熱帯スイレン(夜咲き)と比較すると、栽培にはやや癖があると言えるでしょう。そのためか一般的な流通はほとんどなく、専門店や趣味家から入手するのが主流となっています。

熱帯スイレン(夜咲き)

  • 熱帯スイレン(夜咲き)は、熱帯地域を原産とするスイレンのうち夜間に開花するグループを総称して指すものです。生長に伴って長い根茎を伸ばしていく温帯スイレンと異なり、球根を作るという特徴は熱帯スイレン(昼咲き)と同様ですが、それに加えて多くの品種では株元からランナーを伸ばし周囲に子株を作る性質を持っています。 現在では東南アジアを中心に交配が進んでおり、白、ピンク、赤を基調とした様々な品種が作出されていますが、残念ながら国内ではまだ夜咲き種そのものが一般的にあまり流通していません。開花時には石鹸や香水のような清潔感のある香りが漂います。浮葉は基本的に無地ですが葉縁が顕著にギザギザしており、品種によっては全体が真っ赤に染まるものもあります。

熱帯スイレン(昼咲き)

  • 熱帯昼咲きスイレンは、熱帯地域を原産とするスイレンのうち日中に開花するグループを総称して指すものです。生長に伴って長い根茎を伸ばしていく温帯スイレンと異なり、球根を作るという特徴があります。 現在では東南アジアを中心に数多くの交配種が作出されており、観賞用として流通しているのはその交配種がほとんどです。白、黄、ピンク、紫など様々な花色の品種があり、また花姿も花弁が丸みを帯びたものや細いもの、八重咲など様々です。花には石鹸や香水のような清潔感のある香りがあります。浮葉も無地のものだけでなく、熱帯らしい赤紫の模様が入るものなどがあります。 また、熱帯昼咲きスイレンには原種ミクランサ(Nymphaea micrantha)の特徴を受け継いだ「ムカゴ種」と呼ばれるグループがあります。ムカゴ種は浮葉の中央にムカゴを作り、そこから根や葉が出て子株を形成します。

蓮(ハス)

  • 蓮(ハス)は東南アジア原産の草本性水生植物です。観賞用にも食用にもなるため世界中で育成されています。 蓮(ハス)は早朝に開花し、昼には閉じる花が美しく、世界中で愛されている花です。特に仏教では、泥の中から出てきて美しい花を咲かせるところから汚れのない花とされています。その他の宗教でも象徴的な意味合いを持つ花として愛されています。 蓮(ハス)の葉は円形または楕円形で薄く、長い葉柄をもち水面上1.5m以上になります。光沢は無く水を弾く特性があります。蓮(ハス)は、葉よりさらに上まで花茎を伸ばして咲きます。花色は桃色、白、黄色などがあります。チャワンバスと呼ばれる小型種は鉢栽培で親しまれています。 蓮(ハス)の根茎は日本人にも馴染みの深い蓮根(レンコン)です。日本では蓮(ハス)の食用部分と言えば主に蓮根(レンコン)ですが、他国では葉から茎まで食用とされます。蓮(ハス)の花の雄しべを緑茶と合わせた蓮茶も有名です。 日本で有名な蓮(ハス)の一つに大賀蓮(ハス)があります。大賀蓮(ハス)は2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたものです。2000年もの長い間発芽しなかった理由は蓮(ハス)のタネの外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからと言われています。

ホテイアオイ

  • ホテイアオイは沼や池、小川など、流れの緩やかな水辺に生息する水草です。ホテイアオイの一番の特徴は、葉柄と言われる葉の付け根の部分が膨らみ、浮袋のような役割を果たしているところです。この浮袋のように膨らんだ葉柄を七福神の布袋さんに見立てたのが、名前の由来だと言われています。 ホテイアオイは繁殖力が強く、子株をたくさん作り群生します。花は青に近い淡い紫色で美しく、観賞価値が高いとされています。ホテイアオイの花を楽しむには日照が必要になるので、屋外で育てたほうがいいでしょう。耐寒性は弱く冬には枯れてしまうので、日本では一年草として扱われていますが、5℃で越冬します。 日照さえ確保できれば非常に丈夫な植物なので、室内で水槽に入れて水草として栽培したり、メダカなどの小魚と一緒に入れてビオトープを楽しむこともできます。

スイレン(睡蓮)

  • 世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に約40種類分布する水生草本で、地下茎または塊茎をもっています。葉は長い葉柄をもち円形や楕円形をして水面に浮いています。 40種のうちの多くは熱帯地域に自生する熱帯性スイレンです。これは昼咲きと夜咲きがあり、花は長い花柄をもって水面から出ています。 葉は広い楕円形で欠けている部分が温帯スイレンに比べて大きく深く、葉柄が長く水面から突き出ています。冬場でも最低15度以上の温度と水深30cm以上の水槽が必要になります。 一方、温帯性スイレンの花は昼咲きのみで水面に浮きます。葉も花と同様に円形で水面に浮かびます。全体で5~6品種ほどしかありません。

ニューラージパールグラス

  • 丸葉で明るい緑色の葉が匍匐して生長する種類です。ソイルなどに匍匐しながら増えていき、密度が高くなり水中を綺麗なグリーンカーペットにしてくれる水草です。 明るいライトを使用し、co2を添加すれば生長は早く、比較的簡単に育ってくれます。

ウィローモス

  • ウィローモスは、水草水槽をレイアウトするとき主に流木に巻きつけて使われる水生コケの通称です。 世界中の温帯~熱帯な地域にかけて分布しており、日本でも見ることができる水草。水を張ったバケツなどに入れ、半日陰の屋外でも育てることができますが、水槽で管理するのが望ましいです。ウィローモスは丈夫な種類なので初心者の方にもおすすめ。生育旺盛なウィローモスはよく増えるので、きれいな状態を保つにはこまめなトリミングが必要です。 飼育環境は水中か、常に湿っている状況を好み、乾燥に弱いのでテラリウムなど水上で管理する場合は気をつけましょう。

アヌビアス・ナナ

  • アヌビアス・ナナは、西アフリカが原産の厚めで濃いグリーンカラーの葉をもつ水草。 強い光やco2(二酸化炭素)をあまり必要としない丈夫な水草なので、初心者向けの水草のひとつでもあります。流木組みのレイアウトによく使用され、人気の高い水草です。

アナカリス(オオカナダモ)

  • アナカリス(オオカナダモ)は南アメリカの温暖な地域原産で、もともと生物の実験材料として日本に持ち込まれました。 金魚藻と言われている水草のひとつで、安価で入手しやすく比較的環境に適応しやすいので初心者の方でも簡単に飼育できる種類の水草です。

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