アリウム・シクラムの育て方|植物図鑑

植物名
アリウム・シクラム
学名

Allium siculum

科名
ネギ科
属名
ネクタロスコルダム属
原産地
トルコ、ブルガリア

アリウム・シクラムの特徴

アリウム・シクラムは、初夏にフォルムの美しい複色の花が開花する球根の花です。以前はユリ科アリウム属として分類されていましたが、現在ではネクタロスコルダム属に分類が変わったため、正式名はネクタロスコルダム・シクラムとなっています。ただし、流通名は以前からの「アリウム・シクラム」という名で流通しています。

アリウム・シクラムの花の色は、深みのある赤とクリーム色の複色です。1本の茎にたくさんの花が付き花火のような見た目、花のひとつひとつは俯きがちに開花します。地植えにすると1m前後の花丈になるため、庭や花壇に植えると素敵なアクセント的な存在になります。花は切り花としても流通しています。

アリウム・シクラムの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 80~120cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 複色
開花時期 5月~7月

アリウム・シクラムの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
球根植え付け
開花(地域による)

アリウム・シクラムの栽培環境

日当たり・置き場所

アリウム・シクラムは日当たりが良い場所が適しています。背丈が高くなるので、生長後の高さを意識した場所に球根を植え付けましょう。

用土

有機質が多く排水の良い土を好みます。

鉢植えの場合は、 草花用の培養土でも問題なく育ちます。

アリウム・シクラムの育て方のポイント

水やり

地植えのアリウム・シクラムは、植え付け直後に水やりをする以外はほとんど必要ありません。

鉢植えは鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとを目安に与えます。完全に水切れを起こすと花が咲かなくなるので注意しましょう。花後は葉が緑のうちは水やりを行い、黄色くなったら水やりをストップします。

肥料

植え付け前に土をよく耕し、腐葉土や堆肥などの有機質と緩効性肥料を漉き込みます。

病害虫

特別な病害虫の害はありません。

アリウム・シクラムの詳しい育て方

選び方

しっかりとした重さがあって、カビが生えていないきれいな球根を選びましょう。

植え付け

寒さを感じることによって花芽を作ります。球根の植え付けは10月~11月に行いましょう。埋める深さは球根3つ分くらいの深さが目安です。

アリウム・シクラムは5月~7月に開花します。花は切り花としても流通し、とても長持ちする花材です。

夏越し

花が終わったら、花茎のみ摘み取ることによって球根が肥大します。休眠期の土が多湿にならなければ、2~3年は植えっ放しでも開花します。

梅雨から夏に多湿になるような場所は、葉が黄色くなって枯れた頃に掘り上げて、冷暗所で植え付けまで管理した方がよいでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

球根の分球によって増やします。種を取ることもできますが、開花までには5年以上かかります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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