エシャレットの育て方・栽培|植物図鑑

植物名
エシャレット
学名

Allium oschaninii

英名
shallot
別名・流通名
若採りラッキョウ、葉付きラッキョウ
科名
ヒガンバナ科(ユリ科)
属名
ネギ属
原産地
中国

エシャレットの特徴

エシャレットは多年草で、開花しますが種子は作らず鱗茎で繁殖します。

エシャレットという名前に、とても似た名前の野菜で、エシャロットというものがあります。時々同じものとして扱われますが、全く別の野菜です。

エシャレットとは、若採りのラッキョウのことをいいます。当初若採りラッキョウが「エシャロット」として市場に出回ったため、今でも混同してしまう原因となっています。両者を間違わないようにするために、エシャロットを「ベルギーエシャロット」と呼ぶことが多いようです。

らっきょうの若採りであるエシャレットは、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つではありますが、一般的ならっきょうほど香りやクセが強くなく、生のまま食べられます。

ちなみに、エシャロットは玉ねぎの仲間で、主にオランダやベルギーなどヨーロッパからの輸入品が多くを占めます。

エシャレットの詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 40cm前後
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
耐陰性 やや弱い
花色 紫色

エシャロットの保存方法

収穫したエシャロットはビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。みずみずしいエシャロットは乾燥すると風味が損なわれるので、早めに食べきるか酢漬けなどして保存しましょう。

エシャレットの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
収穫

エシャレットの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

生育適温は18~22℃です。

用土

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。エシャレットは通気性の良い土を好みます。

エシャレットの育て方のポイント

水やり

乾燥したらたっぷり水をあげましょう。

肥料

追肥は春と秋の2回、土寄せのタイミングで与えます。

病害虫

害虫はネギアブラムシに食害されます。
病気は特に5月上旬ころさび病に注意しましょう。

エシャレットの詳しい育て方

選び方

表面に傷がなく、しっかりしたものを選びましょう。

植え付け

8月下旬から9月中旬にかけて種球を植え付けます。
条間を20cm程とり、株間10cm程で1~2球ずつ、土を6~7cm位の深さに掘り植え付けていきます。

紫色の花で、ニラの花に似た形をしています。

収穫

エシャレットは、葉が枯れてしまう前の段階で収穫します。このころのエシャロットは、6〜7個位分球した状態です。
反対にらっきょうは地上部の葉が枯れ始めた頃収穫時期に入ります。
らっきょうは5月頃に収穫する早堀、6~7月に収穫する普通収穫、次年度の6~7月に収穫する2年掘りなどの収穫段階があります。

土寄せ

1回目

芽が出たとき

2回目

草丈が10cm位の頃

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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