オキナグサ(翁草)の育て方|植物図鑑

植物名
オキナグサ(翁草)
学名

Pulsatilla cernua

英名
Nodding anemone
和名
翁草
科名
キンポウゲ科
属名
オキナグサ属
原産地
日本

オキナグサ(翁草)の特徴

オキナグサはキンポウゲ科の多年草で、風通しの良い山野に自生しています。春、焦げ茶色に近い濃い赤紫色の花を、俯くように咲かせます。花びらの外側に産毛が生えているのが特徴です。花後、クレマチスの種子のような、羽毛のようなふわふわとした種子が出来ます。オキナグサ(翁草)という名前の由来は、この種子を老人の白髪に見立てたからだと言われています。

 

オキナグサ(翁草)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 濃い赤紫
開花時期 4~5月

オキナグサ(翁草)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え替え
植え付け

オキナグサ(翁草)の栽培環境

日当たり・置き場所

オキナグサは風通し良く日当たりの良い場所を好みます。

用土

オキナグサは肥沃な土壌を好みます。庭植えのオキナグサは植え付け前に腐葉土を漉き込んでおきます。鉢植えのオキナグサは市販の培養土で問題なく育ちます。

オキナグサ(翁草)の育て方のポイント

水やり

表土が乾いたらたっぷりと水やりを行います。

肥料

春と秋に緩効性肥料を与えます。

病害虫

オキナグサはナメクジダンゴムシの食害に気を付けます。

オキナグサ(翁草)の詳しい育て方

選び方

オキナグサの苗は株元から葉がしっかりとしていて、中央に花芽が上がっているものを選びましょう。

植え付け

オキナグサの植え付けは、春か秋の暖かい日に行います。秋は9~10月上旬くらいまでに植え付けを済ませましょう。株を安定させてから越冬させるようにします。

剪定・切り戻し

オキナグサは種子を作ると株が弱くなるので、種子を採取する予定が無ければ花後に根元で花茎を切ります。

植え替え・鉢替え

鉢植えのオキナグサは1~2年に1度は植え替えるようにしましょう。1回り程度大きな鉢に植え替えます。

4~5月に焦げ茶色に近い濃い赤紫の花を咲かせます。オキナグサの花は、俯くように咲く姿と花びらの外側の産毛が特徴的です。

収穫

種子の収穫時期は花後6~7月頃です。白髪のような種子が熟して、ふわふわとした羽毛のような状態に開いたら収穫しましょう。

冬越し

オキナグサは冬は地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

オキナグサは株分けか種まきで増やせます。種から育てた株は開花までに3年くらいかかります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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