ギョリュウバイの育て方|植物図鑑

植物名
ギョリュウバイ
学名

Leptospermum scoparium

英名
manuka, tea tree
和名
御柳梅
別名・流通名
スコパリウム
科名
フトモモ科
属名
ギョリュウバイ属
原産地
ニュージーランド、オーストラリア

ギョリュウバイの特徴

ギョリュウバイは、オーストラリアやニュージーランド原産の常緑低木です。最近、日本でも流通が盛んになってきました。

ギョリュウバイは細い枝を密に生やし、その枝に葉や花を多くつけるため、生け垣に利用させることがあります。葉は硬く、小さく先端がとがった形をしており、その葉の形が「御柳(ギョリュウ)」という樹木の葉に似て、花は梅の花に良く似ているため、日本では二つを合わせて「御柳梅(ギョリュウバイ)」と呼ばれるようになりました。花の色は、白、薄いピンク、赤などがあり、咲き方も一重咲きや八重咲きのものがあります。

ギョリュウバイの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 ~4m
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 ピンク、赤、白
開花時期 11月~5月頃

ギョリュウバイの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
剪定
開花
肥料

ギョリュウバイの栽培環境

日当たり・置き場所

ギョリュウバイは、日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし、真夏に西日が強い場所は避けて植え付けましょう。オーストラリアやニュージーランド原産の常緑低木なので、耐寒性はさほど強くありませんが、東京程度の冬の環境であれば室外で越冬可能です。

用土

過湿に弱いので水はけのよい土に植え付けます。鉢植えのギョリュウバイは、市販の花と野菜用培養土か赤玉土、腐葉土、川砂を混ぜ合わせたものを使用します。

ギョリュウバイの育て方のポイント

水やり

表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。庭植えのギョリュウバイは、極端に土が乾燥している場合以外は、根付いてからの水やりは不要です。

肥料

ギョリュウバイはあまり肥料を必要としないため、春と秋に緩効性肥料を根元に施す程度で十分です。

病害虫

特にかかりやすい病気や害虫はありません。枝葉が枯れてしまう場合は、水切れや風通しの悪さが原因となっている可能性が高いでしょう。

ギョリュウバイの詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいな状態で、密に葉が生えている苗木を選びましょう。ギョリュウバイは開花時期が冬から早春に咲く種と春に咲く種があります。

植え付け

庭に植え付ける場合は、春から初夏に環境のよい時期に日当たりの良い場所に植え付けましょう。

剪定・切り戻し

細い枝を多く茂らせる性質のため、株の内部にまで日が当たらず、風通しが悪くなってしまうことがあります。そのため、枝葉が込み合っている箇所を切り落とす「すかし剪定」を定期的に行いましょう。また樹高を低めにしたい場合は、花が咲いた後に全体の枝を切り詰めると低い丈を維持することができます。

植え替え・鉢替え

鉢植えのギョリュウバイは、2年に1度は植え替えをしましょう。植え替えする時は、株を引き抜いた際についている古い土を軽く落として、根を少し切り詰めてから植え替えます。植え替えた後は、日陰で10日間ほど養生して、問題なく生長し始めたら日なたに戻します。

ギョリュウバイの花は、11月~6月に開花します。品種によって冬から早春に咲く種と春に咲く種など、開花時期が違います。

夏越し

ギョリュウバイは乾燥に弱いので、極端に土を乾燥させないように注意しましょう。

冬越し

耐寒性は-5℃程度まで耐えられます。寒冷地では鉢植えにして冬場は室内で管理しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ギョリュウバイは、一般的には挿し木で増やします。まず枝を適当な長さで切り取り先端部分を切り落とし、枝の中間部分だけで10~15cmの長さになるように残します。これを挿し木にします。明るい日陰に用土に挿し木を挿し、根が生えるまで乾かさないよう水を与えます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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