ネコノヒゲの育て方|植物図鑑
- 植物名
- ネコノヒゲ
- 学名
Crthosiphon aristatus
- 英名
- Cat’s whiskers
- 科名
- シソ
- 属名
- オルトシフォン
- 原産地
- インド~マレー半島
ネコノヒゲの特徴
ピンと上を向いた長い雄しべと雌しべがネコの髭を連想させることから名前がついています。シソや、サルビア類の草姿によく似ています。花は真っ白と、薄紫がありますが、黒みを帯びた茎と花とのコントラストが美しいです。夏にも秋にも、様々な草花と合わせやすい植物です。
ネコノヒゲの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 40~60cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | ふつう |
花色 | 白、薄紫 |
開花時期 | 6~11月 |
古くから、「クミスクチン茶」という名の薬膳茶としても飲用されてきました。マレーシアでは、ネコノヒゲは、「クミスクチン」と呼ばれています。
ネコノヒゲの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
増やし方 |
ネコノヒゲの栽培環境
日当たり・置き場所
暑さに強く日当たりの良い場所を好みますが、乾燥にやや弱いです。屋外の日当たりの良い場所に置き、天候に応じて水やりに気を付けて育てましょう。
用土
水はけの良い用土を好みます。草花用の培養土か、赤玉土と腐葉土を混ぜたものを使います。
ネコノヒゲの育て方のポイント
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。水切れをおこすと、生育が悪くなります。
肥料
植え付ける時に緩効性の肥料を混ぜ込み、その後の生育期間中は適期に追肥しましょう。
病害虫
特にありません。
引き続き病害虫の発生を防ぐためにも、適した環境(日当たりの良い場所)に置き、乾いたらたっぷり水をあげることを忘れずに育てましょう。
ネコノヒゲの詳しい育て方
選び方
葉の数、蕾の数が多く、葉の色つやが良く、下葉が黄ばんでいないものを選びましょう。
ひょろひょろと徒長したり、のびすぎていない方が良いです。茎が太く、グラついていない、病気や虫が発生していないものを選びましょう。
植え付け
植え付けのベストシーズンは春です。鉢植えか、庭植えをします。
植え替え・鉢替え
植え替えのベストシーズンは春です。
根づまりをおこすと水切れしやすいので、株が大きくなった時は一回り大きい鉢に植え替えます。
花
花は、花の下の部分から順次咲き上がっていきます。花が枯れた後は、下の脇芽から蕾が出るので、その上の部分でカットして次の蕾を咲かせるようにしましょう。
冬越し
耐寒性が無いので冬に外に置いておくと枯れてしまします。そのため日本では一年草扱いされていますが、寒くなる前に室内の日が当たる場所に移動して冬越しすることができます。
真冬の窓辺は暖房を切ると急に温度が下がってしまうことがあるので、苗を凍らせないように注意しましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
それ以上大きくしたくない場合は、株分けをして好みのサイズに育てます。株分けの適期も春です。
6月か、9月に挿し木で増やすこともできます。
9月に挿し木をして室内で冬越しし、春から大きく育てると冬越しに場所をとらなくて良いですね。