ノコギリソウ(アキレア)の育て方|植物図鑑

植物名
ノコギリソウ(アキレア)
学名

Achillea alpina

英名
Yarrow, Milfoil
和名
鋸草
別名・流通名
ヤロー
科名
キク科
属名
ノコギリソウ属
原産地
日本、朝鮮半島、中国、ロシア、北アメリカ

ノコギリソウ(アキレア)の特徴

ノコギリソウ(アキレア)の花は、長く伸びた茎の先端に小さな花がたくさん固まって咲きます。花壇に利用されたり、切り花としても人気があります。葉はノコギリの刃のようにギザギザした形状をしています。寒さに強く、やせた土地を好みます。世界では100種類ほどがあり、日本には数種類が自生しています。

ノコギリソウ(アキレア)の花色は白、赤、ピンク、黄色など様々です。ハーブや薬草として使われる種もあり、西洋種であるセイヨウノコギリソウはハーブとして使われる植物です。ハーブでは「ヤロウ」という名前で呼ばれています。

最近は園芸種が続々登場し、カラーバリエーションが豊富です。

ノコギリソウ(アキレア)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 25~80cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 白、赤、ピンク、黄色、アプリコット色、他
開花時期 5~9月

コンパニオンプランツとしての利用

ノコギリソウ(アキレア)の根から出る分泌液は、近くに生えている植物の病気を治し、害虫から守る効果とテントウムシなどの益虫を呼び寄せる効果があるといわれ、コンパニオンプランツとしてもよく利用されています。

ノコギリソウ(アキレア)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
開花

ノコギリソウ(アキレア)の栽培環境

日当たり・置き場所

ノコギリソウ(アキレア)は日当たりと風通しの良い所を好みます。

用土

水はけの良い土壌を好みます。特に土を選ばない草花なので、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

ノコギリソウ(アキレア)の育て方のポイント

水やり

鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。できるだけ花に水がかからないように水やりをしましょう。

肥料

ノコギリソウ(アキレア)は過肥を嫌います。地植えの場合は、植え付け後は特に肥料を必要ありません。鉢植えのノコギリソウ(アキレア)は、植え付け時に元肥を入れて植え付け、その他は春と秋に追肥する程度で十分です。

病害虫

病害虫は比較的少ない草花です。

梅雨や長雨の時期に葉が濡れた状態が長く続くと、うどんこ病や灰色かび病にやられることがあります。

ノコギリソウ(アキレア)の詳しい育て方

選び方

葉の色があざやかで花に元気があり、つぼみがたくさんついているものを選びましょう。株元が蒸れていたり、茎がしっかりしておらずグラグラしているもの、葉の色が悪いものは避けます。

種まき

ノコギリソウ(アキレア)の種まきの時期は春か秋です。箱まきかポット苗に数粒ずつまくとよいでしょう。箱まきの場合は、本場が4枚程度になったらポット苗に移植して育ててから植え付けます。

植え付け

ポット苗のノコギリソウ(アキレア)は、真夏や真冬以外はほぼ一年中、植え付け可能です。

植え替え・鉢替え

地植えのノコギリソウ(アキレア)は、数年間は植えっぱなしで大丈夫です。株が大きくなり、株元に葉がなくなり乱れてきたら掘り起こして株分けをしましょう。

鉢植えのノコギリソウ(アキレア)は、鉢が根でいっぱいになったら一回り大きな鉢に植え替えます。

5~9月に開花します。終わった花がらはその都度摘み取りましょう。

花は切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。

夏越し

特別な夏越しの必要はありません。ただし、過湿には弱いので株元が蒸れているようならすきこみ剪定をしてすっきりとした株で夏を越すようにします。

冬越し

冬前に地際で剪定しましょう。春に新芽が芽吹きます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ノコギリソウ(アキレア)は、株分け、種、挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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