バイカウツギ（梅花空木）の育て方｜植物図鑑

日当たり・置き場所

日当たりと水はけが良い場所が適しています。半日陰程度まで適応しますが、日当たりは花つきに影響するので、できれば日当たりが良い場所に植え付けます。夏に強い西日が当たる場所は避けましょう。

用土

すでに草花や花木が育っている肥沃な土なら問題なく植え付けることができます。

鉢植えの場合は、草花用、花木用の培養土で問題なく育ちます。

水やり

鉢植えのバイカウツギは、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。乾燥を嫌うので、鉢植えで育てる場合は、水切れを起こさないように注意しましょう。

地植えのバイカウツギは、根付いてからは水やりの必要はありません。地面が割れるような日照りが続いた場合のみ、水やりをしましょう。

肥料

1月～2月に寒肥、花の開花後にお礼肥えとして緩効性肥料、もしくは油粕と骨粉を混ぜたものを施します。

病害虫

枝が混み合いすぎたり、株が弱っていると、カイガラムシがつくことがあります。日頃から混み合っている枝は整理するようにしましょう。

選び方

葉に色つやのある、枝ぶりの良い株を選びます。葉の裏なども見て、虫などがついていないことも確認しましょう。

植え付け

地植えの場合、苗についている土をよくほぐしてから植え付けましょう。植え付け後はたっぷりと水やりを行います。

剪定・切り戻し

花の開花後の6月～7月に樹形を整える剪定を行いましょう。剪定するのは古枝で花付きの悪い枝や伸びすぎた枝を剪定します。枝が混みあいすぎると、風通しが悪くなり、虫がついたりする原因になります。剪定する枝は、株元や枝分かれしている根元から剪定します。

8月中旬以降の剪定は、翌年の花芽を切ってしまうことになるので、枝の整理の目的以外では行わない方がよいでしょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えで育てる場合は、購入後、一回り大きな鉢に植え替えます。その後、2～3年に1度、植え替えをしましょう。

花

バイカウツギの花は、5月の終わりごろから7月にかけて開花します。花は枝ものとしても初夏に流通し、人気の枝ものです。

夏越し

特別な夏越しの必要はありません。

冬越し

特別な冬越しの必要はありませんが、雪が降る地域では雪の重みで折れることがないように、枝を束ねるなどの対策が必要です。

増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）

バイカウツギは、挿し木で増やすことができます。3月～4月は前年枝の挿し木の適期です。6月～7月は当年枝の挿し木の適期です。