ハクウンボクの育て方｜植物図鑑
- 植物名
- ハクウンボク
- 学名
Styrax obassia
- 和名
- 白雲木、オオバヂシャ
- 科名
- エゴノキ科
- 属名
- エゴノキ属
- 原産地
- 日本
ハクウンボクの特徴
ハクウンボクは、5月～6月に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する落葉高木です。花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。
丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園樹や街路樹として植栽されています。
ハクウンボクの詳細情報
| 園芸分類 | 庭木、落葉 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 10m |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 強い |
| 花色 | 白 |
| 開花時期 | 5月～6月 |
ハクウンボクとエゴノキとの見分け方
エゴノキ
同属のエゴノキと花が似ていますが、見分け方は、「葉の形状」で見分けるのが簡単です。ハクウンボクの葉の形はエゴノキより大きく丸い形をしています。
その他、花の見分け方は、エゴノキの方が花柄が長くぶら下がっているような見た目、ハクウンボクは花柄が短いので枝に密着しているような見た目です。
ハクウンボクの育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開花 | ||||||||||||
| 植え付け | ||||||||||||
| 肥料 |
ハクウンボクの栽培環境
日当たり・置き場所
ハクウンボクは、日向から半日陰の風通しの良い場所が適しています。夏に極端に強い西日が当たるような場所は避けましょう。高木で自然樹形で育てる樹木なので、基本的には広いスペースに地植えで育てるのに向いています。
用土
ハクウンボクは、水はけ良く、かつ、保水性の高い肥沃な土壌を好みます。
ハクウンボクの育て方のポイント
水やり
一度根付けば、水やりは降雨のみで大丈夫です。
肥料
花後の6月にお礼肥、寒肥えとして2～3月に樹木用の緩効性肥料か油粕を施します。
病害虫
病害虫の害は少ない樹木です。
ハクウンボクの詳しい育て方
選び方
ハクウンボクの苗木は、「単木」と「株立ち」があります。木の姿は、庭に植え付けた時の風景になるので、好みの樹形を選びましょう。和風、洋風、どちらにもあう樹木です。
植え付け
ハクウンボクの庭への植え付けは、厳寒期を除く落葉期に行います。深さ、大きさともに根鉢の2倍以上の穴を掘り、腐葉土を混ぜてから植え付けましょう。水を注ぎながら棒などでつつき、土をなじませるように植え付けます。
剪定・切り戻し
伸びすぎた枝の剪定は花後すぐに行います。ハクウンボクは、自然樹形が美しい樹木です。剪定のし過ぎを嫌うので、自然樹形をいかして不要な枝を間引く程度の剪定にとどめるようにします。
花
ハクウンボクのつぼみ
ハクウンボクの花は、5月～6月に開花し、花には香りがあります。明るい緑色の葉と白い花のコントラストが、初夏の晴れた日の青空にとても映える色合いです。花後の秋には、実が結実します。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
ハクウンボクは、実生か挿し木で増やすことができます。
