ベビーティアーズ（ソレイロリア）の育て方｜植物図鑑

日当たり・置き場所

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は日光を好みますが、真夏の直射日光に弱い性質があります。

鉢植えを屋外で育てる場合は、日当たりと風通しの良い場所に置き、真夏は半日陰に移動させましょう。地植えは、風通しが良い半日陰の場所が適しています。

鉢植えを室内で育てる場合は、カーテン越しの明るい窓辺に置きます。冷暖房の風が直接当たる場所は避けましょう。

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は日光が足りなくなると葉色が悪くなったり、茎が間延びしてひょろひょろと育ちます。

用土

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は、水はけの良い用土を好みます。市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

水やり

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は水切れに弱いので、土の表面が乾ききる前に株元に水やりします。

高温多湿で蒸れやすいので、夏の水やりは早朝か夕方以降の涼しい時間帯に行います。

冬は、土の表面が乾いてから水を与えるようにします。

ベビーティアーズ（ソレイロリア）を室内で育てる場合は、鉢底皿を置いてそこに水をためて底面給水させる方法もあります。鉢皿にずっと水をためておく状態は良くありません。底面給水後しばらくしても残っている水は捨てましょう。空気が乾燥するようなときは、霧吹きなどで葉にさっと水をかける方法もあります。

肥料

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は肥料をそれほど必要としません。肥料が濃すぎると葉が枯れることがあります。春から秋に、時々薄めの肥料を与えるくらいで十分です。冬は生長がゆっくりになるため、肥料は与えません。

病害虫

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は、病害虫の心配は特にありません。

選び方

ベビーティアーズ（ソレイロリア）の苗を選ぶときは、葉が黄色くなったり枯れている株は避けましょう。茎が徒長している株もおすすめしません。葉がこんもりと茂っているイキイキとした苗を選びましょう。

植え付け

ベビーティアーズ（ソレイロリア）の植え付け適期は春です。多少根を崩してもさっと植え付ければ問題ありません。寄せ植えを作るときは、苗を株分けして数か所に分けて植えることもできます。

剪定・切り戻し

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は、伸びすぎてしまったときや、徒長してしまったときなどに軽く切り戻しすると美しく保つことができます。密に育ちすぎると蒸れやすくなるので、風通しを良くするためにも切り戻しを行いましょう。生長がゆっくりになる冬以外に行うと、再び新しい芽が出てこんもりと育ちます。

植え替え・鉢替え

ベビーティアーズ（ソレイロリア）を地植えにしているときは、植え替えの必要はありません。

ベビーティアーズ（ソレイロリア）を鉢植えにしているときは、数年そのままにしておくと鉢の中に根がいっぱいになってしまって地上部の状態が悪くなります。2年に一度くらい、春に一回り大きな鉢に植え替えしましょう。鉢を大きくしたくない場合は、株分けしてサイズを調節します。

花

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は初夏から夏ごろ、小さな花を咲かせます。

夏越し

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は真夏の直射日光や乾燥、蒸れに弱いので、真夏は半日陰の風通しの良い場所で管理しましょう。

ベビーティアーズ（ソレイロリア）を室内で育てる場合は、冷房の風が直接当たらないように気を付けます。

冬越し

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は、霜に当たって凍ってしまわなければ屋外で冬越しできます。

室内で育てる場合は、暖房の風が直接当たらないように気を付けましょう。

増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）

ベビーティアーズ（ソレイロリア）は、株分けで増やすことができます。株分けの適期は春です。

また、ベビーティアーズ（ソレイロリア）は挿し木でも増やせます。春～秋、伸びすぎた枝をカットしたときに茎を清潔な湿った土の上に置き、根が出てくるまで湿った状態で管理しましょう。茎を土に埋めなくても、茎から根を出して根付いていきます。