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「た」からはじまる植物1-19件 / 全19件

タンジー

  • タンジーは、甘さと苦さが混ざったような独特な強い芳香のあるハーブ。夏から秋に黄色くて丸い花(直径1cmほど)を咲かせ、葉は深緑色で切れ込みがあります。 タンジーの花がヨモギの花に似ていることから、和名ではヨモギギク(蓬菊)と呼ばれています。環境が合うと高さ100~150cmにまで育つので、かなり存在感があります。 タンジーは特に病害虫の心配はなく、丈夫で育てるのに手がかからない植物です。地下茎を伸ばして生長し、株分けや挿し芽、こぼれ種で増やすことができます。鉢植えでも育ちますが、地植えで育てるとよりワイルドに育ちます。 タンジーは、ヨーロッパでは古くから薬草や虫よけとして使われてきました。虫よけの使い方としては、床にまいたり、匂い袋を作ったり、束にして吊るしたりしていました。染色用のハーブとしても有名で、絹やウールの染料となります。花は黄色に、茎葉はくすんだ緑色に染めることができます。切り花や、乾燥させてドライフラワーとしても使われます。 タンジーは害虫を防除するコンパニオンプランツとしても役立つと言われ、強い香りでコナガムシ、ハエ、蛾、アリなどを遠ざけます。 昔は内服薬や料理の香りづけに使われたこともありましたが、現在では毒性があると言われ、食用やアロマテラピーとしては使われていません。

ダークオパールバジル

  • ダークオパールバジルは、スイートバジルの園芸品種で、深い紫色をしたバジルです。見た目の色から赤バジル、赤バジリコ、紫バジルとも呼ばれます。味や風味はほぼスイートバジルと同じですが、厳密にいうと若干風味や香りが違います。味覚や嗅覚の感じ方は個人差があるので、機会があれば嗅ぎ比べ、味比べをしてみてください。 ダークオパールバジルの使い方は、スイートバジルと同様、薬用、料理や調味料の香りづけに使うことができる他、色の美しさからカラーリーフとして庭や花壇の植栽や寄せ植えなどに使われています。株はよく分枝し、夏になると茎先に穂状の花を伸ばし、唇型の淡いピンクの小さな花が開花します。花は切り花としても流通しています。 ダークオパールバジルの色は、季節や気温によって色合いが変わります。また個体差もあります。

丹頂アリウム

  • 丹頂アリウムは、初夏に開花する球根の花。開花前はネギ坊主のような独特のフォルムをしていて、花は薄皮をかぶっています。すっとした直線的な姿は庭のアクセントとして目立つ存在になります。背丈は50~70cmありますが、花のサイズはアリウムの中では小さめの3cm程度です。小さな花が集合して球状の形をした花は少しずつ色づいていくので花は長持ちします。丈夫で植えっ放しでもよく育つタイプのアリウムです。 庭で咲いている時の丹頂アリウムはまっすぐな茎ですが、花屋さんでくねくねした茎の丹頂アリウムを見たことがある方も多いのではないでしょうか。切り花として流通している、くねくねした丹頂アリウムは、人の手によって茎をくねらせて栽培して出荷されたものです。とても手の込んだ切り花です。踊るようなフォルムはフラワーアレンジや花束のアクセントになります。

タマネギ(玉ねぎ)

  • タマネギ(玉ねぎ)の起源は古く、中央アジアといわれていますが、野生種については未だ発見されていないため、原産地が特定できていません。 ピラミッド建設時代にはエジプトで栽培され、建設に従事する労働者に「にんにく」、「だいこん」と一緒に「タマネギ」が配給されていたという記録が残されています。 タマネギ(玉ねぎ)は日本へは江戸時代に南蛮船によって長崎に伝えられますが、観賞用にとどまり、あまり普及しませんでした。 本格的にタマネギ(玉ねぎ)の栽培が始まったのは明治時代で、コレラが流行した際に「タマネギ(玉ねぎ)を食べるとコレラにかからない」という噂が広まり、その後広く食べられるようになったと言われています。 ちなみに、日本で一番タマネギ(玉ねぎ)を生産されているのは北海道です。その中でも北見地域は半分近くを占めており、タマネギ(玉ねぎ)栽培地として有名です。全国の中でも日照時間が長く、降水量が少ないため、たくさんの太陽をあびて生長し、球のしまりがよく、熱を加えることでとても甘くなるという特長があるそうです。  

ダイコン(大根)

  • ダイコン(大根)はアブラナ科の主に肥大した根の部分を食用とする野菜で、古くから栽培されてきたために、地域ごとに在来品種が多く存在します。 また、昔から品種改良がおこなわれてきたので、長いものや丸いものなどバリエーションが豊富で、ダイコン(大根)の品種としては少なくとも200種類以上はあるともいわれています。辛みが特徴の辛み大根や、中国大根とよばれる内部が鮮やかな紅色や緑色のダイコン(大根)もあります。土地の名前が付いた品種も多く、その土地の食文化とも結びついています。 ダイコン(大根)の原種は、ほとんど根が太らないもので、いまでもヨーロッパでは大根と言えば二十日大根のように小さいものをイメージされます。それが日本に渡った後に、長い年月をかけて品種改良が重ねられ、今では世界一の重さを誇る「桜島大根」や、世界一長い「守口大根」が作られるようになりました。日本のダイコン(大根)の品種数や味のレベル、バリエーション、生産量、消費量は世界一です。 「ダイコン(大根)は根の部分を食べている」と、ほとんどの人が思っていますが、厳密にいえば胚軸と根が合わさった部分を食べています。その証拠に、ダイコン(大根)の下の方は根の付いていた痕跡のひげ根がありますが、上の方は表面がつるんとしています。畑でもダイコン(大根)の上の方は、土の上にはみだしているのが分かります。ダイコン(大根)の新芽である、かいわれ大根をよく観察すると、双葉の下に長く伸びた白い部分があります。これが胚軸部分です。 ダイコン(大根)の栽培時期は、厳寒地以外は春まきと秋まき、どちらも栽培できるので、時期に合った品種を選ぶことが大切です。 プランターで栽培する場合は、できるだけ深さのあるプランターを選び、培養土は粒子の細かいものを選びましょう。培養土の袋やペットボトルを使って栽培することもできます。 今からでも間に合う♪ペットボトルで大根を育てよう! 家庭菜園始めないの?と聞かれて、皆さんはなんと答えますか? 場所がない。 道具がない。 時間がない。 でも、… LOVEGREEN編集部 2018.08.24

大豆(ダイズ)

  • 家庭菜園の中でも比較的簡単に栽培できる大豆は夏に収穫すると枝豆として、秋収穫すると大豆として収穫できます。 葉は先のとがった卵型で、花は5~8月にスイートピーのような白や紫色の花を咲かせます。花が咲いた後に結実し中に2~3個の豆がはいった莢がつきます。 大豆にはたんぱく質が3割ほど含まれ「畑の肉」と呼ばれていて、味噌や醤油、豆腐等古くから加工品としても食べられていました。 国産大豆だけでも500種ほどあるといわれています。また極早生品種から晩生品種までありますので種まき時期にあった品種を選びましょう。代表的なものは黄大豆の「エンレイ」「サチユタカ」「ユキホマレ」、黒大豆「丹波黒」、その他青大豆や赤大豆などもあります。 大豆は一般的には、中国原産とはいわれていますが、日本に自生する野生のツルマメとよく似ており、そのツルマメから栽培されたとも考えられ、中国・日本それぞれの地域で栽培化されたという説もあります。

ダリア

  • ダリアは、夏の終わりから秋にかけて花を咲かせるキク科の多年草です。根は球根になっています。ダリアの球根は、少しかわった楕円形に近い細長い形をしています。 ダリアは非常に品種が多く、草丈、咲き方、色のどれをとってもバリエーションが豊富です。草丈は150cm近く伸びるものもあれば、50cm以下のものもあります。 ダリアの花のサイズはインパクトのある大輪咲きから、中輪、小輪、咲き方もポンポン咲きと呼ばれる丸みを帯びたものや、花びらの尖ったものまで様々です。色の種類もたくさんあります。 ダリアは切花としても人気があります。切花のダリアは通年多くの品種が出回っています。

ラシナエア・ダイエリアナ(ティランジア・ダイエリアナ)

  • ダイエリアナは「最も美しい花を咲かせるティランジア」と言われていましたが、現在はラシナエア属に再分類されています。しかしながら現在もダイエリアナをティランジア属として扱う場合もあるため、趣味で栽培を楽しむ場合はどちらでも問題ないかと思います。 ダイエリアナは寒さに非常に弱く、通常のティランジアと同じ感覚で冬場の管理をしていると枯れてしまいます。感覚としては寒さに弱い熱帯観葉植物を育てるような感じです。また、株が充実していると花序が分枝し、非常に迫力のある姿となります。 ダイエリアナはいわゆる葉と葉の間に水を溜めるタンクタイプに分類され、ドットのある葉も美しく、観賞価値が高い植物です。葉のドットには個体差があり、ドットが非常に強いものもあれば付け根付近に少し出るだけの弱いものなど様々です。 ※ダイエリアナは基本はティランジアと同じ育て方で大丈夫なので、ティランジアとして育て方をご紹介します。

泰山木(タイサンボク)

  • 泰山木(タイサンボク)は、樹高が20mにもなるモクレン科の常緑高木です。初夏に白く大きな花を咲かせますが、上の方の枝に花が付くので、下から見上げても気付かないことが多いくらいです。花は直径20cm以上はある大きな花で芳香があります。 香水の原料や化粧品の香料として「マグノリア」と言われる場合は泰山木(タイサンボク)のことを指します。マグノリアとは、モクレン( Magnoliaceae)科モクレン( Magnolia)属の植物の総称です。モクレンやコブシ、泰山木(タイサンボク)、オオヤマレンゲなど全て含まれます。泰山木(タイサンボク)は中でも香りが良い為、香料とし利用されます。 泰山木(タイサンボク)は葉の表面がツルツルとしていて光沢があるのが特徴です。反面葉の裏側は茶色く、少し毛羽立ったような手触りが特徴です。クリスマス時期になると出回るマグノリアのリースやマグノリアボールなどは、この泰山木(タイサンボク)の葉を使って作られています。

たんぽぽ(蒲公英)

  • たんぽぽ(蒲公英)は、日本中に自生するキク科タンポポ属の総称です。黄色の可愛らしいたんぽぽ(蒲公英)の花は、春の訪れを知らせてくれます。道路の脇、アスファルトの裂け目、公園や野原、様々な場所に自生する非常に強健な多年草です。 開花期は春ですが、四季を通して咲いているのを見かけます。希少種として白花種もあります。他にも園芸品種に、クレピス(モモイロタンポポ)というピンク色のたんぽぽ(蒲公英)もあります。 たんぽぽ(蒲公英)の種子である綿毛は、雨の日は閉じてしまいます。これは綿毛を濡らさないようにし、晴れた日により遠くに飛ばすためです。

タアサイ(ターサイ)

  • タアサイ(ターサイ)の葉は、へら又はスプーンのような形をしており、葉脈が深く刻まれ、肉厚で、縮れがあります。アブラナ科アブラナ属の野菜なので、とう立ちすると菜の花のような黄色い花を咲かせます。 中国原産のタアサイ(ターサイ)は、耐寒性にとても優れた野菜なので、春まきよりも秋まきの方が育てる時期として適しています。。秋に種をまいたタアサイ(ターサイ)は、寒さに当たると、濃い緑色の葉が地面を這うように、葉がロゼッタ状に広がり、甘味が増します。春に種をまいたタアサイ(ターサイ)は、生育のスピードも速く、葉や茎が上に伸びた形をしています。 タアサイ(ターサイ)は、日本では静岡県で多く生産されています。癖のない味のため、さまざまな料理に活用できます。

ダチュラ(朝鮮朝顔)

  • ダチュラは、朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)と言う別名を持つ、ナス科の一年草あるいは多年草です。草丈1m程度で、ラッパ状の特徴的な花を上向きに咲かせます。ダチュラの花は、近くで確認すると柔らかい芳香があるのが特徴です。果実の表面にはトゲがあります。 エンジェルストランペットと呼ばれるキダチチョウセンアサガオ属とは別種になります。キダチチョウセンアサガオの仲間は樹高2m程度で、ダチュラとよく似たラッパ状の花を下向きにぶら下げるように咲かせます。 ダチュラは、もともとは薬草にするために輸入されたと言われています。ダチュラ属もキダチチョウセンアサガオ属も毒性が高く、食べると中毒症状を起こしてしまうこともあります。口に入れないように気をつけてください。

たらの芽

  • たらの芽とは、タラノキの葉が開く前の新芽の部分をいいます。 タラノキの高さは2~4mほどの落葉低木で、北海道から九州まで広く分布している日本原産の樹木です。 日当たりの良い、平地から高山までの幅広い場所で繁殖しています。 自生しているタラノキにはとげのある品種が多くみられ、枝にバラのようなとげがビッシリついていることから、別名「オニノカナボウ」とも呼ばれています。このようにとげのあるタラノキを「オダラ」と呼んでいます。 自生するタラノキと違い、栽培するタラノキにはほとんどトゲのあるものはありません。とげのない種類のタラノキは主にメダラと呼ばれています。 ちなみに、乱獲により自生しているタラノキが減っていることが懸念されていますので、採取はご自身の土地にあるたらの芽だけにし、自生しているたらの芽の採取は控えましょう。 たらの芽の収穫の時期は、寒い冬が明けた春の時期です。天ぷらにして食べるとほのかな苦味がとても美味しいたらの芽は、山菜の王者と呼ばれるに相応しい春の食材です。

タイム

  • タイムは、シソ科のハーブです。種類が多く、立ち上がり上に伸びる立性のもの(コモンタイム)と這うように生育する匍匐性のもの(クリーピングタイム)に分かれます。一般的にタイムといわれているのはコモンタイムのこと。品種によって異なりますが、春~初夏に小さな花を咲かせます。料理の他にも、花はサシェにも使うことができます。 「コモンタイム」は、肉などの臭み消し、防虫効果、「ブーケガルニ」としてシチューやポトフなどの煮込み料理の風味付けに使われているタイムで、最も一般的なタイムです。野菜売り場のハーブのコーナーで売られているタイムもコモンタイムです。最近はコモンタイムから選抜されてできた品種がたくさんあります。 ブーケガルニとは、簡単に言ってしまえば、数種類のハーブや香りのする野菜をタコ糸などの糸で束ねた香りの束のことを言います。ヨーロッパでは、昔から肉や野菜を入れてコトコトと煮込むような料理にブーケガルニを入れて風味付けをしています。ブーケガルニに使う素材に決まりはありませんが、定番はタイム、パセリ、ローリエの組み合わせ。その他にも料理の種類にあわせて束ねる素材を選びます。日本の食品メーカーからも「ブーケガルニ」という名前で販売されています。 料理やお茶など、食材として利用するためにタイムが必要な場合は、品種名と利用用途(食用か観賞用か)がきちんと書かれている苗を選ぶと安心です。 タイムは品種によって生長の仕方も違います。園芸用として植栽するなら、植える環境にあわせて、下記の性質から、どちらが植える環境にあうかを決めてから品種を選ぶとようにします。 立性・・・立ち上がるように生長します。地植えにすると30cm以上の高さになります。コモンタイムは立性です。 ほふく性・・・這うようにして生長します。代表的な品種はクリーピングタイムです。這うように生長するので、丈は10cmくらいにしかなりません。ほふく性のタイムは、花壇の縁取りやグランドカバーにもなります。

ターメリック(ウコン)

  • ショウガ科クルクマ属の球根植物です。花を観賞するタイプのクルクマと違い、根(塊茎)をすり潰し乾燥させ、粉末にしてスパイスとして使用します。バショウを思わせる形の葉が印象的な植物です。

高菜(タカナ・たか菜)

  • 高菜の葉は、幅広で少し縮れています。品種により、紫色が入ったものや、緑一色のものもあります。 生食や漬物で、火を通しても美味しく食べることが出来ます。 カラシナの仲間なので、葉は少しピリッとした辛味がありますが、強い辛みではありません。 高菜はからし菜の一種とされており、日本には中国から伝わり、主に九州に入った後各地に広まりました。

宝草(たからぐさ)

  • 近頃食べられるハオルシアとしても販売されています。ややとがった形の肉厚で柔らかい葉で優しい色が特徴のハオルシア。たくさん子株が出てくるので簡単に増やすことができます。広めの鉢に植えるとどんどん広がっていき、あっという間に鉢の大きさまで広がります。

タイツリソウ(ケマンソウ)

  • 中国・朝鮮半島に分布し、草丈40~60センチになるコマクサ属の多年草です。特にその花形が個性的でピンクの2枚の花弁の中に白い花弁が入っていて10~15個ほど弓なりに連なって垂れて咲きます。仏前に飾る華曼に似て遠くから見るとピンクのハート形が連なっているようです。また別名タイツリソウ(鯛釣草)ともいうように釣りざおに多数の鯛がぶら下がっているようにも見えます。葉はフジボタンやケマンボタンという別名があるようにボタンの葉に似ます。秋から冬にかけては休眠し地上部が枯れます。全草に毒性があるので注意が必要です。

タチアオイ

  • 耐寒性、耐暑性ともに優れている丈夫な1年草です。タチアオイが咲くと夏到来を感じますね。ピンク、黄色、濃い紫色などの花はハイビスカスにも似ていますが、アジア原産なのでどことなく和の雰囲気が漂います。 毎日、次々と新しい花を咲かせ、2ヵ月近く咲き続けてくれます。花穂の下から上へと順々に咲いていく、いわゆる「咲き上がる」性質を持っています。 2mを超す草丈になり、根も広く張るので、できるだけ間隔をあけて種まきするようにしましょう。地上部の枯れた冬にもたまに水やりすると、残った根やこぼれ種からまた花を咲かせてくれます。

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