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「や」からはじまる植物1-17件 / 全17件

八重咲きドクダミ

  • ドクダミと言えば、独特な匂いや抜いても抜いても生えてくる……と厄介者扱いされがちな野草ですが、八重咲きのドクダミは原種のバラのような趣があり、観賞用のドクダミとして流通している品種です。性質自体は本来のドクダミと同じく、日陰から半日陰の湿り気のある土地なら放任で育つ丈夫な植物です。地下茎で増える性質を利用してグランドカバーにも利用され、花は切り花にもできます。 冬の間は地上部分はなく、春になると芽吹いて、花は5月の終わりから6月に開花します。花びらに見える白い部分は「総苞(そうほう)」で、花はとんがっている黄色い部分に密集しています。 ドクダミは十種類の薬効があると言われ、古くから薬草として使われてきたことから、別名「十薬」と呼ばれています。ドクダミの名前の由来は、「毒痛み」、あるいは「毒溜め」、「毒矯め」がなまったものだと言われています。毒や痛みを取るという意味の「毒痛み」がなまったという説、毒を全草に溜め込んでいるから「毒溜め」がなまってドクダミになったという説もあります。八重咲きのドクダミも、利用法としてはドクダミと同じ使い方ができます。

ヤマブキソウ

  • ヤマブキソウは、落葉樹の株元などの明るめの森や林に自生する日本原産の宿根草です。本州をはじめ、四国、九州に分布しています。少し湿った土を好み、環境に合えば、こぼれ種で増えていきます。 ヤマブキソウの名前の由来は、落葉低木のヤマブキの花の色や形に似ていることからつきましたが、ヤマブキはバラ科の木、ヤマブキソウはケシ科の草なので、分類的には違う植物です。 4月~6月の開花時になると株元から花茎を立ち上げ、茎先に花が1~3輪開花します。草丈30cm前後で、4枚の花弁の明るい黄色の花が落葉樹の足元で開花し、開花時は華やかな風景となります。 葉は羽状複葉の鋸葉で、3〜7枚の小葉で形成され、春に地面から芽吹き、冬の間は地上部が枯れて休眠し、越冬します。

山吹(ヤマブキ)

  • 山吹(ヤマブキ)は、春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木です。北海道から本州に自生しています。 山吹色という色の名前はこの山吹(ヤマブキ)の花の色が由来です。春に山吹色の花を枝一面に咲かせる姿はとても美しく見事です。株元から伸びたそれぞれの枝は、自然に弓なりになり、枝一面に花をつけます。花は一重の他、八重もあります。また白い花が咲く白花山吹もあります。 とても強健で育てやすい植物です。植え付け後は乾燥さえ気を付ければ、ほとんど手間がかからず、毎年株元から新しい枝が出て大株に生長します。放っておくと大きな茂みになるので、剪定や株分けで整理します。

ユリノキ(百合の木)

  • ユリノキ(百合の木)は耐寒性のある落葉高木。環境が合えば樹高は30mになりますが、強剪定して大きさを制限することもできます。まっすぐ伸びる樹形が美しく、日本の気候にも合っているので公園や学校、街路樹などによく使われます。大きく生長したユリノキは、樹皮がとても厚くなり、熱や火に対する耐性が増します。 ユリノキ(百合の木)は美しくて強度があり、まっすぐで扱いやすいことから、材木としても広く利用されています。 ユリノキ(百合の木)は初夏にカップ型の花を枝先に咲かせます。花はとても美しいのですが、高い位置に咲くことも多く、気づかれないこともよくあります。上質の蜂蜜がとれる花としても知られています。 ユリノキ(百合の木)は、ギリシャ語でユリを意味する「leirion」、木を意味する「denderon」が語源の学名「Liriodendron tulipifera」からつけられたと言われています。tulipiferaにはチューリップに似た花をいう意味があり、英名はAmerican tulip treeとつけられています。

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)

  • ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は、初夏から秋まで長い期間たくさんの花を咲かせるクマツヅラ科の多年草。ヤナギハナガサの名前は、葉がヤナギのように細長いことに由来しています。現在ではたくさんの苗が流通していますが、最初に日本で確認されたのは1940年代後半ごろの東海地方です。非常に丈夫で繁殖力が強いため、特定外来生物には指定されていませんが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」の中に入っている植物です。 三尺バーベナの名前の通り、背丈がとても高く、高さ60~150cmくらいに生長するため、庭や花壇に植えると見栄えがする草花です。冬場は地上部分はなくなりますが、春になると新芽が出て、まっすぐに伸びた茎からたくさんの枝が分岐し、その頂点に花が開花します。ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の花は、小さな花が集合している形状です。ひとつひとつの花は数ミリの極小さな花ですが、たくさんの花が次々と開花します。 耐寒性、耐暑性に優れ、植えっぱなしで毎年開花し、手入れいらずのため育てやすい草花です。こぼれ種でどんどん増えていきます。

ヤマボウシ(山法師)

  • ヤマボウシは、6~7月に白い花を咲かせる落葉高木です。ヤマボウシは、本州から九州の山地に自生していて、樹高は5~15mほど。白い花のように見える部分は総苞 (そうほう) と言って、ハナミズキの花に見える部分同様、葉が変化したものです。ヤマボウシの葉は、4~12cmほどのだ円形でやや波うっています。ヤマボウシの果実は熟すと生食でき、紅葉も美しいので人気のある花木です。葉焼けせず綺麗に育てるためには、西日が当たらない場所に植えましょう。

ヤツデ

  • ヤツデは、数本の株立ちで3~5mになる常緑低木です。ヤツデの葉は長さ・幅ともに20~40cmで掌状に裂け、縁はのこぎりの歯のようなギザギザがあります。枝に円錐状に多数のつぼみをつけ、5mmほどの淡緑白色の複合花序を晩秋に咲かせ、花の後は緑の実になり、次第に黒くなります。 ヤツデは古くから縁起木として親しまれ、特に日陰に耐えることから裏庭には欠かせない木とされてきました。また切り花としても葉や実が用いられます。最近の園芸種は、葉が斑入りや絞り柄などの印象的な葉色の種類も流通し、ガーデンや建物のエントランスの植栽などにも使われています。

ヤブラン

  • ヤブランは、すっとした葉を伸ばす常緑のグラウンドカバーの定番です。濃いグリーンのものから、白やクリーム色の斑入りなど、最近では園芸品種も多く出回っています。「リリオペ」という学名で呼ばれることもあります。 ヤブランは非常に乾燥に強く、日陰にも強いので、過酷な環境にもよく耐えます。昔から日本の庭園によく使用されているため、「和風」のイメージが強い植物ですが、和にも洋にもよく似合います。日向から半日陰くらいであれば8月~10月にかけて薄紫色の花を咲かせます。花の後に付ける深い藍色の実も美しく魅力のひとつです。

ヤドリギ(宿木)

  • ヤドリギ(宿木)は、樹木の枝に丸く球のように付着する、常緑の半寄生植物です。高木の枝の途中に30㎝~100㎝くらいの緑色の球体となって寄生します。冬に公園やゲレンデなど広い場所で落葉した樹の枝にグリーンの大きなマリモのような塊を見たことはありませんか。冬の落葉樹に寄生している姿が有名ですが、常緑樹にも寄生します。 ヤドリギ(宿木)はそんなに珍しい植物ではありません。国内では、沖縄以外の至るところで見かけられます。落葉樹の葉がなくなる冬に、高木の上の方の枝で見かけることが出来ます。ヤドリギ(宿木)は街中の公園や街路樹にも寄生しています。少し注意深く周りを観察すると、意外なところに生えています。

屋久島ショウマ

  • 屋久島ショウマは屋久島に自生しているアスチルベの固有種です。本州に自生しているアカショウマが花丈80cm近くになるのに対し、屋久島ショウマは5~10cm前後と非常に小型です。花序がよく分岐して非常に可愛らしい姿をしている夏の山野草です。

矢車菊(ヤグルマギク)

  • ヤグルマギクは、キク科の一年草。花びらの形は矢車に似ていて放射状に広がっています。ヤグルマギクの花色は白、青、ピンク、紫などがあります。ヤグルマギクの丈は1m位まで生長する高性から矮性種まで様々です。 ヤグルマギクは、以前はヤグルマソウと呼ばれていましたが、別の植物で山間部などに自生しているユキノシタ科の「矢車草」が存在することから、最近はヤグルマギクと呼ばれるようになりました。 ヤグルマギクは、元々雑草でしたが品種改良されてポピュラーな草花の一つになっています。ヤグルマギクの花は乾燥させればドライフラワーにもなるので、生花としてもドライフラワーとしても、楽しむことができる植物です。

ヤセウツボ

  • ヤセウツボはハマウツボ科の一年草で寄生植物です。日本の在来種ではなく、外来種です。主にマメ科やキク科の植物に寄生します。特にマメ科のシャクジソウ属を好むので、アカツメクサやシロツメクサの群生のなかで見られることが多くあります。葉緑素を持たないので、色は全体的にベージュに近い茶色をしています。 ヤセウツボは葉も葉緑素も持たないので自分で光合成をすることはありません。つまり自分で養分を作ることが出来ないので、その代わりに他の植物の根に自分の根を寄生させて養分を取ります。 春になるとアカツメクサやシロツメクサの群生の中などで見つかります。他にもキク科やセリ科の植物の根にも寄生します。草むらの中から10㎝から40㎝くらいの茶色のヤセウツボが地面からにょきっと出ているので、目立ちます。 葉緑素を持ちませんが、他の植物に寄生して開花結実します。繁殖力が強いので、見付けたら早めに抜くようにしてください。日本では要注意外来生物に指定されています。

ヤーコン

  • ヤーコンはサツマイモに似た、キク科の多年草の植物で、塊根(かいこん)が食用部分となります。 ※塊根(かいこん)とは、根の部分で澱粉(でんぷん)などの養分を蓄えています。塊根の代表として有名なのはサツマイモです。 草丈は大きくなると、2mほどになるものもあります。地上部が大きくなると、地下の塊根(かいこん)部分もよく育ち、収穫にもつながります。収穫時に塊茎(かいけい)を採取し、苗として利用することができます。 ※塊茎(かいけい)とは、地下茎の一部が澱粉(でんぷん)などを貯蔵している部分。塊茎の代表として有名なのはジャガイモです。 主な産地は北海道や香川県で、比較的夏の涼しい中山間部が適しているようです。ヤーコンは、高温時期に生育が停滞するため、その時期の病害虫の発生には注意が必要です。  

山紫陽花(ヤマアジサイ)

  • 山紫陽花は日本の各地で古くから自生している野生種の紫陽花です。丸く小さめの花房と小ぶりな葉が繊細な印象を与えます。細い枝の先に、たわわな花が咲き満開で膨らむ様子は可愛らしさと華やかさを見せてくれます。 山紫陽花は日本の風土に良くあい耐寒性と耐暑性もあり、置き場所も直射日光を避けた日当たりの良い場所から半日陰まで育てやすい植物です。仕立て方によっては鉢植えで小さく育てる事も出来ます。 紫陽花は別名「七変化」と呼ばれる事からも想像がつくように、花色を鮮やかに変化させます。色の変化は土の性質(成分)を吸収する事によって植えられた土によって色を変化させる特徴がある植物です。 山紫陽花は有毒の為、花や葉を口にしない様に注意が必要です。

矢車草(ヤグルマソウ)

  • 北海道から本州の湿った山林に自生する多年草です。 花の形が、こいのぼりの先端に付けられる「矢車」に似ていることから名づけられました。5つに裂けてひろがる葉も矢車を連想させます。葉は大きく、40cmに達するものも。薄暗い森の中で太陽の光を受け止めるために発達したものです。新芽の頃は銅色になっているものもおおく、はっきりと浮き出た葉脈なども含め、葉も鑑賞ポイントになっています。 旺盛に葉を伸ばす姿から丈夫な植物に見えますが、意外と水やりや光量にコツが必要です。環境になじむまでは成長が鈍いでしょう。育ちがよくないからと追肥しすぎると肥料焼けを起こしてしまいます。

ヤマモモ(山桃)

  • ヤマモモ(山桃)は、樹丈が5m~10m位まで生長し、常緑樹なのでいつも緑色の葉先が丸くなっている葉が付いてることが特徴の樹木です。葉には光沢があり、3月から4月頃になると雌の樹木には小さな花が咲き、梅雨の時期になると松脂の匂いがある果実がなります。 また、ヤマモモ(山桃)は自生している種類もあり、病害虫にも強く、特別な剪定も必要ない樹木です。雄と雌の株があり、雌の株に果実が実ります。赤を通り越して黒に近い色に変化したら収穫時期です。また、ジャムや砂糖漬け等に加工することができます。

ヤブコウジ

  • 濃い緑の葉と、赤い実のコントラストが美しいヤブコウジは、グランドカバーとして用いられる他、お正月飾りとしても古くから親しまれてきた常緑性の低木です。 這うように枝を広げ、高くても30cmほどまでしか成長しないので、樹木の株元に多く植えられています。実や葉を観賞する目的で、鉢植えに仕立てることもあります。実はとても長持ちします。 直射日光に気をつける以外は、寒さや過湿に強く、育てやすい植物です。葉に斑の入った品種は種が採りにくい傾向がありますが、株分けで容易に増やすことができます。好みの葉を持った品種を探してみてください。

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