ルドベキアの育て方|植物図鑑

植物名
ルドベキア
学名

Rudbeckia

英名
coneflower
科名
キク科
属名
ルドベキア属
原産地
北アメリカ

ルドベキアの特徴

ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で草丈40~150cmになり、直径4~5センチの花を次々と咲かせます。ルドベキアの花期は6月ごろから始まって8~10月ごろに最盛期を迎えます。ルドベキアは別名マツカサギクと呼ばれ、花が終わると花芯が円柱状に伸びてまるで松かさのように見えることから名づけられました。近年、品種改良がおこなわれ、通常の一重咲きのほかに蛇の目咲きや二重咲き、八重咲きがあるほか花色も黄色だけでなく橙色や褐色などがあります。花壇ではヒルタ種が多く使われ、グラウンドカバーにはフルギダ種が使われることが多いです。いずれも丈夫で育てやすく花期も長いので群植すると見ごたえがあります。

ルドベキアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~150cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 黄色、茶色、レンガ色、アンティークカラー、複色
開花時期 6月~10月

ルドベキアの種類

DSC_0906

ルドベキア・プレーリーサン

中心がグリーン、花びらが2色の明るい黄色のルドベキア。

強健で分枝性がよく、耐暑性に優れる品種です。

DSC_0908

ルドベキア・チェリーブランデー

シックなチェリーレッド、えんじ色のルドベキア。苗によって色に個体差があります。

DSC_0287

ルドベキア・サハラ

ブラウン系、黄色系のシックなアンティークカラーの八重咲のルドベキア。苗によって色や咲き方に個体差があります。

ルドベキアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
開花
肥料

ルドベキアの栽培環境

日当たり・置き場所

ルドベキアは鉢植えでも地植えでも栽培することができます。日当たりと風通しのよい場所で管理します。

用土

水はけがよく肥沃な土で育てます。地植えのルドベキアは水はけを良くするために腐葉土を混ぜておきましょう。鉢植えのルドベキアは赤玉土、腐葉土、ピートモスを混ぜたものに元肥を加えて植え付けます。市販の草花用の培養土でも問題なく育ちます。

ルドベキアの育て方のポイント

水やり

地植えのルドベキアは、植え付け時や乾燥が続いたときには水やりをしますがそれ以外の時期は水やりの必要はありません。鉢植えのルドベキアは鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

肥料

地植えのルドベキアは肥料は特に必要ありません。鉢植えのルドベキアは開花期間中に緩効性化成肥料を置き肥しましょう。

病害虫

病気は特にありませんが害虫はアブラムシやハモグリバエにやられることがあります。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
ハモグリバエ:ハモグリバエ(エカキムシ)は、ハエの幼虫です。成虫の体長は1~2mmのハエで、卵はさらに小さく、葉肉に産卵します。幼虫は葉の中に潜り込み内部を食い進んでいきます。春は4月くらいから秋の11月くらいまで、長期間にわたり発生します。卵は気温の上がる3月くらいから孵化しはじめ、4月ぐらいに葉に白いうねうねとした線が出ることで気が付くことがおおいです。ハモグリバエには、トマトハモグリバエ、ナスハモグリバエ、マメハモグリバエなどの種類がいます。大量に発生すると葉が真っ白になってしまい、そこから枯れてしまうこともあります。

ルドベキアの詳しい育て方

選び方

ルドベキアの流通は春ごろから始まります。株元がぐらつかず茎が太くてしっかりと根の張ったもの、葉色が濃く黄ばんでいないもの、病害虫のないものを選びましょう。

種まき

9月~10月に清潔な種まき用土に種をまいたら覆土をせずに底面給水で湿らせます。発芽したらポットなどに鉢上げしましょう。

植え付け

日当たりが良く水はけのよい場所を選んで植え付けましょう。少し高畝にし、株間は20から30センチはあけるように植え付けます。

剪定・切り戻し

終わったルドベキアの花は、こまめに花茎を剪定しておくと、次の花にエネルギーが回ります。

植え替え・鉢替え

鉢植えのルドベキアは1~2年に一回、一回り大きな鉢に植え替えるか株分けをしましょう。

ルドベキアの花は、初夏から10月ごろまで次々と開花します。東京程度の気温だと、品種によっては11月ごろまで開花していることもあります。

ルドベキアの花は、初夏から10月ごろまで次々と開花します。東京程度の気温だと、品種によっては11月ごろまで開花していることもあります。

 

夏越し

ルドベキアは暑さに強いため、特別な夏越しの必要はありません。

冬越し

一年草のルドベキアは冬前までの寿命のため冬越しの必要はありません。宿根草のルドベキアは、シーズン最後の花が終わったら地際で切り戻します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ルドベキアは種と株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング