レンギョウ(連翹)の育て方|植物図鑑

植物名
レンギョウ(連翹)
学名

Forsythia suspensa

英名
Forsythia Golden bells
和名
連翹
科名
モクセイ科
属名
レンギョウ属
原産地
中国

レンギョウ(連翹)の特徴

レンギョウは、春の訪れを黄金色の花で華やかに告げる落葉低木。地際から多くの枝を出し、2~3mの高さで株立ちする性質から、刈り込んで生垣に仕立てられることもあります。長く伸びた枝先は垂れさがり、地面に付くとそこから根をおろす性質があります。早春に萌芽するより先に、前年枝に黄金色の花を咲かせ、花冠は直径2.5cmほどで4つに深く裂けるように分かれます。花が終わるころから葉が展開します。

同じレンギョウ属に類似種が多数ありますが、枝が空洞なことから区別が出来ます。中国やヨーロッパ各地でもレンギョウ属は多く植栽され、春の訪れを感じる花として人気があります。

レンギョウ(連翹)の詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 2~3m
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
花色
開花時期 3月~4月

レンギョウの種類・品種

シナレンギョウはレンギョウによく似ていますが垂れる枝は少なく、開花とほぼ同時に葉芽が芽吹く点が異なります。またレンギョウは枝が空洞なのに対し、シナレンギョウは空洞ではありません。 レンギョウとシナレンギョウの種間雑種に園芸品種が多くあり、サイズの小さいものや大輪で大型になるものがあります。

レンギョウを生けるときのコツ

レンギョウは枝先が湾曲したものやつる状になったもの、直立したまっすぐな枝などさまざまです。枝の中が空洞になっているので折れやすく、ためがきかないので、生けるときには自然の枝ぶりをよく見極めて枝の動きを強調するように生けるとよいでしょう。

レンギョウ(連翹)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
開花
肥料

レンギョウ(連翹)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

通気性と水はけが良く、適度な湿度を保つ土が理想的です。鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土を配合しましょう。一般的な培養土でも問題なく育ちます。

レンギョウ(連翹)の育て方のポイント

水やり

植え付け時にたっぷりと与える以外は、地植えのレンギョウは根づいてしまえば水やりの必要はありません。

鉢植えのレンギョウの場合は表土が乾いたら水やりをしましょう。

肥料

冬場の落葉期に寒肥えとして油かすや牛糞、鶏糞などの有機肥料を混ぜて株周りにまき、土にすきこんでおきましょう。花後にはお礼肥えを施しておくとよいでしょう。

病害虫

目立った病害虫はありませんが春から夏にかけてうどんこ病やカイガラムシが発生する事があります。風通し良く栽培し適期に薬剤散布を行いましょう。

うどんこ病:植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。

カイガラムシ:カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。

レンギョウ(連翹)の詳しい育て方

選び方

あればポット苗を選び、太くしっかりとした枝の数が多いものを選びましょう。根巻き苗の場合は根が良く張っているものを選びましょう。

植え付け

一年を通して日当たりと風通しが良い場所を選びましょう。地際から枝を出すので深植えにならないように注意しましょう。

剪定・切り戻し

できるだけ枝を伸ばして垂れさせるとよいでしょう。込み入った枝や伸びすぎた枝を軽く切り戻す場合は冬葉の落葉期に行いましょう。

花芽は梅雨時から秋にかけて形成されるので生垣のように刈り込む場合は花後から5月末までを目安に行います。

3月~4月に開花します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

レンギョウは挿し木で増やすことができます。

 

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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