ガーベラを育てよう!ガーデンガーベラ(宿根ガーベラ)の植え付けや育て方のコツ

戸松敦子

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ガーベラは、赤や黄色、オレンジ、ピンク、白などの花色があり、とてもかわいい切り花の定番として人気があります。そんなガーベラをお家で育ててみませんか。ガーベラは本来寒さにそれほど強くない多年草なので、1年草として楽しむことも多いと思いますが、寒さに比較的強く毎年咲かせることができるガーベラもあるんですよ。今回は、早春から晩秋まで長く咲き、丈夫なガーデンガーベラ(宿根ガーベラ)の育て方を紹介します。

目次

ガーデンガーベラはどんな植物?

ガーデンガーベラはキク科の半耐寒性多年草で、普通のガーベラに比べて暑さや寒さ、病害虫にも強く改良された品種です。宿根ガーベラともいいます。寒さにはマイナス5℃まで耐えられるので、東京以西では屋外で越冬することができます。冬には地上部分は若干葉が残る程度で生長が止まりますが、水やりを続け、春に枯葉を取って株元にたくさん日を当ててあげると、新芽が出て再び花が咲きます。  開花期は早春から晩秋と長く、夏の暑さの中でも花数は少なくなるものの、休むことなく咲き続けます。草丈は30~40㎝くらいで、花色は赤や黄色、オレンジ、ピンク、白などがあります。

ガーデンガーベラはキク科の半耐寒性多年草で、普通のガーベラに比べて暑さや寒さ、病害虫にも強く改良された品種です。寒さにはマイナス5℃まで耐えられるので、東京以西では屋外で越冬することができます。宿根ガーベラともいいます。冬には地上部分は若干葉が残る程度で生長が止まりますが、水やりを続け、春に枯葉を取って株元にたくさん日を当ててあげると、新芽が出て再び花が咲きます。

開花期は早春から晩秋と長く、夏の暑さの中でも花数は少なくなるものの、休むことなく咲き続けます。草丈は30~40㎝くらいで、花色は赤や黄色、オレンジ、ピンク、白などがあります。

 

咲いた花を切り花用にカットしても、少しすると次々に花が上がってきます。

咲いた花を切り花用にカットしても、少しすると次々に花が上がってきます。

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ガーデンガーベラの育て方

ガーデンガーベラは、日なたと水はけの良い用土を好みます。日があまり当たらないと、花付きや生育が悪くなります。株元の芽が土に埋もれないように植えましょう。  土の表面が乾いたら株元にたっぷりと水をあげます。真夏の水やりは、朝または夕方涼しい時間帯にします。真夏の日中に水をあげると蒸れてしまうのでおすすめしません。一方、冬は地上部に元気がありませんが、根はしっかり生きているので忘れずに水をあげましょう。冬の水やりは寒い時間帯だと根が凍ってしまうので、日中の暖かいうちにあげます。冬はやや乾燥気味で大丈夫です。

ガーデンガーベラは、日なたと水はけの良い用土を好みます。日があまり当たらないと、花付きや生育が悪くなります。株元の芽が土に埋もれないように植えましょう。

土の表面が乾いたら株元にたっぷりと水をあげます。真夏の水やりは、朝または夕方涼しい時間帯にします。真夏の日中に水をあげると蒸れてしまうのでおすすめしません。一方、冬は地上部に元気がありませんが、根はしっかり生きているので忘れずに水をあげましょう。冬の水やりは寒い時間帯だと根が凍ってしまうので、日中の暖かいうちにあげます。冬はやや乾燥気味で大丈夫です。

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ガーデンガーベラの植え付け

ガーデンガーベラの植え付けは、3~9月頃に行います。今回は5月に植え付けました。

ガーデンガーベラの植え付けに必要なもの

ガーデンガーベラの苗(今回は色違い2ポット) 鉢 鉢底ネット 鉢底石 草花用の培養土(肥料入り) 土入れ ハサミ

  • ガーデンガーベラの苗(今回は色違い2ポット)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 草花用の培養土(肥料入り)
  • 土入れ
  • ハサミ

ガーデンガーベラの植え付け手順

鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れます。鉢底石の量は、器の高さの1/5程度が良いです。

鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れます。鉢底石の量は、器の高さの1/5程度が良いです。

 

鉢底石の上から、草花用の培養土を入れます。

鉢底石の上から、草花用の培養土を入れます。

 

ガーデンガーベラをポットのまま土の上に仮置きして、土の高さと、花や葉が美しく見える向きを考えます。土が少ないと、株が深植えになり、花芽や下葉が土にうまってしまいます。深植えにならないように、かつ、水やりをする時のウォータースペースを確保できるように注意して土の高さを決めましょう。

ガーデンガーベラをポットのまま土の上に仮置きして、土の高さと、花や葉が美しく見える向きを考えます。土が少ないと、株が深植えになり、花芽や下葉が土にうまってしまいます。深植えにならないように、かつ、水やりをする時のウォータースペースを確保できるように注意して土の高さを決めましょう。

 

ガーデンガーベラの苗をポットからはずします。

ガーデンガーベラの苗をポットからはずします。

 

株元の枯葉やゴミを取り除きます。

株元の枯葉やゴミを取り除きます。

 

先ほど決めた美しく見える向きに植えていきます。

先ほど決めた美しく見える向きに植えていきます。

 

周りに一周土を入れます。苗と苗の間をつっつきながら、しっかりと土を入れましょう。

周りに一周土を入れます。苗と苗の間をつっつきながら、しっかりと土を入れましょう。

 

完成です!株元にたっぷり水をあげます。新しい土は水を吸収するのに時間がかかるので、何回かに分けて鉢の底から水が流れ出るくらいしっかり水をあげることがポイントです。

完成です!株元にたっぷり水をあげます。新しい土は水を吸収するのに時間がかかるので、何回かに分けて鉢の底から水が流れ出るくらいしっかり水をあげることがポイントです。

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ガーデンガーベラの花を次々咲かせるコツ

ガーデンガーベラの苗を購入する際、葉が健やかにしっかりと育ち、つぼみが多い苗を選ぶことが大切です。咲き終わった花や古い葉は、早めに株元からカットして取り除きます。葉が多く茂りすぎたら、不要な葉を数枚株元からカットして減らし、株元に日を当てましょう。こうすることによって株の中に光が良く当たるようになり、花が咲きやすくなります。  肥料は、花が次々と咲く時期は水やりを兼ねて液体肥料を週に1回程度施すか、緩効性肥料を月に1回程度あげましょう。冬は必要ありません。   鉢植えの場合はできれば毎年、春か秋に一回り大きい鉢に植え替えると根詰まりせずに良く育ちます。

ガーデンガーベラの苗を購入する際、葉が健やかにしっかりと育ち、つぼみが多い苗を選ぶことが大切です。咲き終わった花や古い葉は、早めに株元からカットして取り除きます。葉が多く茂りすぎたら、不要な葉を数枚株元からカットして減らし、株元に日を当てましょう。こうすることによって株の中に光が良く当たるようになり、花が咲きやすくなります。

肥料は、花が次々と咲く時期は水やりを兼ねて液体肥料を週に1回程度施すか、緩効性肥料を月に1回程度あげましょう。冬は必要ありません。 

鉢植えの場合はできれば毎年、春か秋に一回り大きい鉢に植え替えると根詰まりせずに良く育ちます。

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ガーデンガーベラがかかりやすい病害虫

ガーデンガーベラは普通のガーベラと比べると、病気や虫に強く改良されていて育てやすいです。本来長雨に当たってしまうと、うどんこ病が発生したり根腐れしやすいイメージのガーベラですが、ガーデンガーベラは庭植えにしても問題なく育ちます。  育てているガーデンガーベラの葉に、ハモグリバエの幼虫が通った跡を発見し、すぐにその葉を根元からカットしました。ハモグリバエの幼虫は白い筋の中にいます。見つけたらすぐ手やピンセットを使ってつぶすか、幼虫のいる葉ごと切り取って処分しましょう。  また、まれにアブラムシが発生することがあります。アブラムシは植物の栄養を吸い取ってしまうため、アブラムシがいると植物の生育が悪くなります。数が少ないうちに早めに見つけて手で取るのが一番ですが、シャワーで流す、粘着テープやブラシで取るなどして早急に対処しましょう。

ガーデンガーベラは普通のガーベラと比べると、病気や虫に強く改良されていて育てやすいです。本来長雨に当たってしまうと、うどんこ病が発生したり根腐れしやすいイメージのガーベラですが、ガーデンガーベラは庭植えにしても問題なく育ちます。

育てているガーデンガーベラの葉に、ハモグリバエの幼虫が通った跡を発見し、すぐにその葉を根元からカットしました。ハモグリバエの幼虫は白い筋の中にいます。見つけたらすぐ手やピンセットを使ってつぶすか、幼虫のいる葉ごと切り取って処分しましょう。

また、まれにアブラムシが発生することがあります。アブラムシは植物の栄養を吸い取ってしまうため、アブラムシがいると植物の生育が悪くなります。数が少ないうちに早めに見つけて手で取るのが一番ですが、シャワーで流す、粘着テープやブラシで取るなどして早急に対処しましょう。

▼ハモグリバエについて詳しくはこちら

▼アブラムシの対処についてはこちら

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ガーデンガーベラのまとめ

ガーデンガーベラを育てる時に大切なポイントは4つです。このポイントをしっかりおさえて、ガーデンガーベラの美しい花を次々と咲かせましょう。  日当たりと風通しの良い場所で育てます。 春~秋は土が乾いたらたっぷり水をあげましょう。冬はやや乾燥気味に水やりをします。 花が次々と咲く時期は、水やりを兼ねて液体肥料を週に1回程度施すか、緩効性肥料を月に1回程度あげましょう。 咲き終わった花や枯葉は早めに取りましょう。

ガーデンガーベラを育てる時に大切なポイントは4つです。このポイントをしっかりおさえて、ガーデンガーベラの美しい花を次々と咲かせましょう。

  1. 日当たりと風通しの良い場所で育てます。
  2. 春~秋は土が乾いたらたっぷり水をあげましょう。冬はやや乾燥気味に水やりをします。
  3. 花が次々と咲く時期は、水やりを兼ねて液体肥料を週に1回程度施すか、緩効性肥料を月に1回程度あげましょう。
  4. 咲き終わった花や枯葉は早めに取りましょう。

 

ぜひ、ガーデンガーベラを育てて、お庭でも室内でもたっぷりお楽しみください。

ぜひ、ガーデンガーベラを育てて、お庭でも室内でもたっぷりお楽しみください。

▼編集部のおすすめ

ガーベラ

  • ガーベラはキク科の多年草で、まっすぐに伸びた花茎から5~10cm程度の花をたくさん咲かせてくれます。切り花として活用できる大輪のものから、「ミニガーベラ」の別称で販売されている3cmほどの改良種まで多彩な品種があります。花は赤、オレンジ、黄色、白、ピンク、紫など豊富な色幅があり、春と秋の2度、開花を楽しめるのが特長です。冬には地上部分は枯れてしまいますが、東京以西であれば上手に冬越しさせると翌年の春に再び芽を出してくれます。最近では、暑さ、寒さ、病害虫に強く改良され、早春から晩秋まで咲くガーデンガーベラ(宿根ガーベラ)も販売されており、丈夫で育てやすく人気があります。

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戸松敦子
戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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