ナスの育て方 〜苗の植え付け編〜

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茄子の浅漬け、焼き茄子、麻婆茄子など自家製ナスを育てて、食卓にナス料理をたくさん並べてみたくありませんか?

秋までの長い期間収穫できるナスの苗の植え付け方をご紹介します。艶々のナスの収穫が今から楽しみですね♪

目次

ナスの苗の選び方

ナスの植え付けは、関東地方では5月の連休前後が最適です。

ナスの苗の種類はとても多彩です。スーパーでよく見かける手のひらサイズのナスや20cm位の大きさになる長茄子、反対に5cm前後の小さな小茄子。他にも細長いものや白や緑色のナス、薄紫色のイタリア産のナスまで様々な品種があります。

漬物に向いているものや油と相性の良い品種など、お得意の料理に応じてナスの品種を選んでもよいですね♪

葉の緑が濃く、厚みがある。

ナスの葉はフワフワした厚みがあります。元気そうな濃い緑の葉をしっかり目で確かめましょう。 ホームセンターや園芸店で、葉をやみくもに触るのはNG。お店への配慮あるマナーを心がけましょうね。

節間がしまっている。

節間がしまっている苗は、しっかり太陽の光を浴びた元気な苗です。

蕾または花が付いている。

今後ナスの花の下2本のわき芽を伸ばして整枝していきますので、目印としても覚えておいてください。  この部分がナスになるのですが、一番果は幼苗の負担になってしまうのでゆくゆくは小さいうちに摘み取られてしまいます。

今後ナスの花の下2本のわき芽を伸ばして整枝していきますので、目印としても覚えておいてください。(この部分がナスになるのですが、一番果は幼苗の負担になってしまうので、ゆくゆくは小さいうちに摘み取られてしまいます。)

病害虫が付いていない。

そろそろアブラムシが出てくる季節ですね。もし、苗についていたら初期対策が大切です。見つけ次第捕殺しましょう。

葉の裏に病害虫の卵が産みつけられていることがあります。

苗の先端に勢いがある。

ピンと上を向いて伸びていますね。この勢いで元気に育てていきましょう。

新芽がピンと立った勢いのあるナスの苗ですね。

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ナスの苗の植え付けの手順方法

さて、いよいよ苗の植え付けです。

関東地方の植え付け適期は、ゴールデンウィーク頃が適しています。ぜひ連休を利用して、ナスの苗を植え付けていきましょう。

1 苗に充分水分を与える。  バケツの中に苗ごと沈めて、しっかり水分を与えてください。ジョウロで水を与えても構いません。

1 苗に充分な水分を与える。

バケツの中に苗ごと沈めて、しっかり水分を与えましょう。

 

2 プランターに苗と同じくらいの穴を開け、苗を軽く手で押さえ根鉢を崩さないように植え付けます。  根を傷つけないように植えて付けてあげましょう。

2 プランターに苗と同じくらいの穴を開け、苗を軽く手で押さえ、根鉢を崩さないように植え付けます。

根を傷つけないように植え付けてあげましょう。

 

3 苗の周りを少し凹まして、苗にしっかり水が浸透するように植え付けてあげましょう。  根が新しい環境にしっかりと活着するまで乾燥させないことが大切です。

3 苗の周りを少し凹まして、しっかり水が浸透するようにしましょう。

根が新しい環境にしっかりと活着するまで乾燥させないことが大切です。

 

4 箸か小さめの支柱を立てて、麻ひもで誘引します。  強風で茎が折れたり倒れたりしないように麻ひもで誘引します。その際これからナスがのびのび生長出来るように、あまりきつく縛ることのないように八の字にして緩めに括り付けましょう。苗を痛めないように、支柱のところで結びましょう。

4 小さめの支柱を立てて、麻ひもで誘引します。

強風でナスの茎が折れたりしないように苗から少し離れたところに支柱を立て、麻ひもで固定します。麻ひもはナスの苗を痛めないように、ゆるめに八の字にして支柱側で結びましょう。

 

5 最後はお水をしっかりあげます。  植えたばかりの苗は土に活着するまでに少し時間がかかります。その際根が乾燥してしまわないためにも、植え付けから1週間位はしっかりと水を与えます。お水の代わりに病害虫予防のためにニームを希釈したものをかけてもいいでしょう。

5 最後に水をしっかりあげます。

植えたばかりの苗は土に活着するまでに少し時間がかかります。その際根が乾燥してしまわないためにも、植え付けから1週間位はしっかりと水を与えます。

 

6 まだ苗が小さいので、寒冷紗に入るうちは出来るだけ中に入れて育てましょう。  日中はとても暖かい季節になりますが、日が暮れると気温は下がります。害虫対策だけでなく、寒さ対策のためにもこの時期は寒冷紗の中に入れてあげましょう。

6 まだ苗が小さいので、寒冷紗に入るうちは出来るだけ中に入れて育てましょう。

日中はとても暖かい季節になりますが、日が暮れると気温は下がります。害虫対策だけでなく、寒さ対策のためにもこの時期は寒冷紗の中に入れてあげましょう。

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弱っているナスの苗の対処方法

葉の緑が薄く、厚みがない。

原因

日ざしが足りなかったかもしれません。

対策

しっかり苗に日を当てましょう。

病害虫が付いている。

原因

風通しの悪いところ、密植状態で育てられた、もともと弱い苗だったことが考えられます。

対策

早速アブラムシ等の害虫を捕殺しましょう。まだ、初期の段階なので集中して取り除けば間に合います。

苗の先端に勢いがない。

原因

水が足りない状態だったのかもしれません。

対策

水をしっかり吸わせてあげましょう。これでもち直さない場合は、苗自体が弱っていると考えられます。

 

いかがでしたか?

今回ご紹介したナスは、収穫が落ち着く夏以降に更新剪定をすることで、9月以降も引き続き収穫することができます。

みなさんもお気に入りのナスの苗を選んで長い期間収穫を楽しんでくださいね♪

 

ナス(茄子)

  • ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。 みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。 現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。

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