シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の育て方|植物図鑑

植物名
シュラブ・ローズ(半つる性バラ)
学名

Rosaceae Rosa

英名
Rose
科名
バラ科
属名
バラ属
原産地
北半球の亜熱帯から寒帯にかけて広く分布・アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカの一部

シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の特徴

イングリッシュローズなどのシュラブローズはブッシュローズとクライミングローズの中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。オールドローズやイングリッシュローズの大部分、野生種やモダンローズの一部も含まれます。また、イングリッシュローズの中でも品種によってはシュラブタイプの樹形にならない品種もあります。

バラ科・バラ属の落葉性の低木・花木で、その多くは葉や茎にトゲを持ちます。樹形からブッシュローズ(木立ち性)、シュラブローズ(半つる性)、クライミング・ローズ(つる性、つるバラ)の3タイプに分けられています。イングリッシュローズはシュラブ・ローズとも呼ばれますがブッシュからクライマーまで幅広いタイプが含まれます。半つる性という特性をもった、仕立て方によってブッシュローズのようにもつるバラのようにも形を変えることが出来るのが特徴です。花の大きさ、花型はさまざまで開花もまちまちです。樹性は枝幹が斜めに伸び、横に広がります。樹高は全体的に高くなるので広いスペースが必要です。

シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の詳細情報

園芸分類 草花
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや強い
花色 赤、ピンク、白、紫、オレンジ、黄、青など
開花時期 4月~11月頃

シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。

用土

水はけと水もちがよく、空気をほどよく含んだ有機質に富んだ土が適しています。優秀な薔薇専用配合土が数多く市販されているので、そちらを用いるのもおすすめです。

シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の育て方のポイント

肥料

12月中旬〜2月上旬と8月(夏の剪定前)の元肥以外に、3月中旬〜4月追肥として液肥を、6月〜7月上旬(一番花が咲き終わる頃)お礼肥として、9月中旬〜10月中旬に(一季咲きを除く)追肥として、11月に追肥として(リン酸・カリ)を施します。

病害虫

病気は黒星病うどんこ病べと病、枝枯れ病、灰色かび病、根頭がんしゅ病、さび病、腐らん病、ウィルス病、など。害虫はアブラムシ類、クロケシツブチョッキリ、ゴマダラカミキリ、ヨウトガ、ハスモンヨトウ、チュウレンジバチ、オオタバコガ、カイガラムシハダニ類、スリップス、バラクキバチ、ハマキムシ、コガネムシ類、ケムシ類、ホソオビアシブトクチバ、オビカレハ、アオバハゴロモ、ハキリバチ、などに注意しましょう。

シュラブ・ローズ(半つる性バラ)の詳しい育て方

選び方

冬に接ぎ木して春に売り出される新苗と、前年に接ぎ木して1年間養成した大苗がありますが、どちらも太くて硬い枝があり、接ぎ木部分が自然なものを選びましょう。新苗の場合は葉が多くついたもの、大苗の場合は樹皮が赤紫に変化し、芽に膨らみがあり、切り口の木質部にしみがないものを選んでください。

植え付け

地植えの場合は日当りと風通しと水はけのよい場所に直径と深さが45〜50cm程度の穴を堀り、掘り起した土に完全堆肥やピートモスを混ぜ込みます。穴の底に元肥を施し土を被せ、接ぎ口が埋まらないように根を広げ掘り起した土で植え付けます。元肥と根が直接触れないように注意が必要です。鉢植えの場合は、苗の大きさにもよりますが、7号以上の深さのある鉢を選びます。元肥が根にあたらないように、接ぎ口が埋まらないように植えますが、元肥は用土に混ぜ込まず、植えたあとに置き肥として施します。地植え、鉢植えのどちらも冬の休眠期以外は根を切ったり、土を崩さないように注意します。植え付け後はたっぷりと水やりをしてください。

剪定・切り戻し

シュラブローズはシュートが長く伸びるつるバラタイプとそうでないブッシュに近いタイプがあり、その系統にとって剪定方法が変わります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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