カランコエの育て方|植物図鑑
- 植物名
- カランコエ
- 学名
Kalanchoe
- 英名
- Kalanchoe
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- カランコエ属
- 原産地
- 南アフリカ・東アフリカ・東南アジアなど
カランコエの特徴
カランコエはベンケイソウ科カランコエ属の夏型の多肉植物です。原産地は南アフリカ、東アフリカ、東南アジアなどで生息し、葉が短い毛で覆われているようなフワフワとしたものから、ギザギザしたもの、丸く艶があるもの、紅葉する品種もあり、種類が豊富にあるのも魅力です。カランコエの花はピンクやオレンジ、赤など彩が鮮やかな品種が多くあり、花の形も一重咲き、八重咲、釣鐘型と花の種類も豊富にあります。カランコエは葉挿し、挿し木、株分けで増やすことができます。
カランコエの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、カランコエ |
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草丈・樹高 | 5cm~1m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 弱い |
花色 | ピンク、赤、黄色、オレンジ、白、紫、グリーン |
開花時期 | 12月~6月 |
カランコエの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え替え | ||||||||||||
増やし方 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
カランコエの栽培環境
日当たり・置き場所
カランコエは日当たりがよく、風通しがよい乾燥気味の環境を好みます。真夏は直射日光が当たると葉焼けをおこすため、明るい日陰に移動しましょう。日光が足りないと葉に厚みがなくなり徒長してしまうため、適度な日当たりが必要です。
温度
カランコエは寒さには弱く、気温が5度以下になったら室内に取り込んで管理しましょう。昼間はできるだけ日の当たる場所で日光に当て、夜の窓辺は外気と同じ気温になり低くなるので、冷気が届かない暖かい場所へ移動させましょう。気温が0度になったら完全に断水します。
用土
土は水はけのよいものを使います。多肉植物・サボテン専門店で取り扱いの専用土や市販の多肉植物の土でも可能です。
カランコエの育て方のポイント
日常の管理
カランコエの日常の管理は、開花中は終わった花がらをこまめに摘み取りましょう。
水やり
カランコエの水やりは、土が乾いたら鉢の底穴から水が流れるくらいたっぷりと与えましょう。
気温や季節によって水やりの加減をします。春、秋は土が乾いたらたっぷりと水やりします。夏は夕方の涼しくなった時間帯に鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと水やりしましょう。昼間の気温が高い時間帯に水やりをすると、水分の温度が上がり根が傷んだり、根腐れの原因になるので気をつけましょう。冬は休眠期に入るため、水は控えめにほぼ断水します。
肥料
カランコエは植え替え時に緩効性化成肥料を少量施します。休眠期の冬は施しません。
病害虫
アブラムシ・カイガラムシ・ハダニがつくことがあります。花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。
カランコエの詳しい育て方
選び方
葉に傷や害虫がついていないか確認します。葉と葉の間が間延びしていない、ぎゅっと締まった株、変色がなく鉢と株のバランスが取れているもので茎がグラグラとしていない根がしっかりとはり、ずっしりとしていて色艶が良い株を選びましょう。
植え替え・鉢替え
カランコエは春に植替えをします。古い根は半分くらいカットして整理します。
その際、太い根はカットしないように気をつけましょう。切ってしまった場合はしっかりと乾かしてから植え付けます。カットする時、ハサミは消毒してから使用します。植替え後の水やりは2、3日後にします。
花
カランコエの開花は品種によりますが6月~11月です。
夏越し
夏の暑さに強いため、夏越しの対策は特に必要はありません。
冬越し
寒さに弱いので、冬は5℃を下回る場合は室内で管理をしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
カランコエは株分け・葉挿し・挿し木で増やすことができます。
【株分け】子株がついたら、外して増やすことができます。ハサミなどでカットして外します。外した部分から雑菌が入らないように、すぐに植えず1、2週間は切り口を乾燥させ、その後、新しい清潔な土に植えつけましょう。水やりは植え付けから、10日後くらいに与えましょう。
【葉挿し】葉挿しする葉の付け根が軽く土に埋まるように置きます。3、4日後にお水をあげましょう。
【挿し木】挿し木は生長して伸びてしまったときや脇芽が伸びたときなどに行ってもよいでしょう。カットする時は、新しい芽は残して上をカットしましょう。
①茎をカットします。葉が付いたまま土に挿すと葉が土の中で腐ってしまう場合もあり、よくありません。カットした下部に葉が付いているものは葉を取ります。葉を取り、挿す状態に整えた状態を「挿し穂」と言います。
②3、4日くらい切り口を乾燥させます。このとき横にして乾かすと茎が丸まってしまい、挿しにくくなることも。鉢や瓶にうまくひっかけて乾燥させたほうがよいでしょう。③新しい土に挿します。土に挿す時はあらかじめ割り箸などで土に穴をあけておくほうが挿しやすく、茎が折れることを防げます。風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。水は1週間から10日後にたっぷりと与えましょう。