ネリネの育て方|植物図鑑

植物名
ネリネ
学名

Nerine

英名
Nerine
別名・流通名
ダイヤモンドリリー
科名
ヒガンバナ科
属名
ネリネ属
原産地
南アフリカ

ネリネの特徴

ネリネはヒガンバナに良く似た、秋咲き球根植物です。切花でも鉢花でも流通しています。花びらに光沢があり、キラキラと光るので、ダイヤモンドリリーという名前でも親しまれています。開花期間も長く、冬の花が少ない時期に庭に彩りを与えてくれます。

ネリネの花は、小さなユリの花の集合体というような形状をしています。花びらが反り返ったように開き、雄しべと雌しべが花芯から外に飛び出すように咲きます。その咲き方はヒガンバナに似ています。

花後、葉が伸びてきます。この葉は光合成を行い、翌年の為に球根を太らせます。10月~12月の寒い時期に開花しますが、冬が苦手な植物なので、霜に当たらないように注意する必要があります。ネリネは、夏の加湿と冬の霜に気をつければ、数年植えたままで花を咲かせます。分球でも増えていくので、長く楽しめる植物です。

ネリネの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 30~40㎝
耐寒性 弱い
花色 白、ピンク、赤など
開花時期 10月~12月

ネリネの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花
休眠期

ネリネの栽培環境

日当たり・置き場所

ネリネは、日当たりを好みます。加湿が苦手なので、鉢植えは雨が続くような時は軒下に避難させます。

温度

ネリネの開花期は秋から冬ですが、耐寒性がやや弱いので、露地植えのものは霜除けをしましょう。鉢植えのネリネは、霜の当たらない場所に移動させます。

用土

ネリネは水はけの良い土壌を好みます。水はけが悪いと球根が腐りやすくなります。

ネリネの育て方のポイント

水やり

ネリネは少し乾燥気味に管理します。湿った状態が続くと球根が腐りやすくなります。地植えのネリネは、特に水やりの必要はありません。鉢植えのネリネは、表土が乾いたら、鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと与えます。

肥料

ネリネは、乾燥した痩せ地で育つ植物なので、過肥を嫌います。肥料の与え過ぎに気をつけてください。

病害虫

目立った病害虫の被害はありません。

ネリネの詳しい育て方

選び方

ネリネの球根は、太っていて、手のひらに乗せたときにしっかりと重さのあるものを選ぶようにしましょう。

種まき

ネリネの球根の植え付けは8~9月に行います。ネリネは浅植えを好むので、球根の先端が1/3程度土から出るように植えましょう。

植え付け

花の咲いたネリネの鉢植えは、根鉢を崩さないように一回り大きな鉢に植え替えます。植え付け直後はしっかりと水を与えます。

植え替え・鉢替え

ネリネは夏に休眠します。地上部の葉が茶色くなってきたら、休眠期に入った目安です。植え替えは、休眠期が終わった頃の8~9月に行います。

ネリネの花は、10月後半から12月頃、気温が下がってから開花します。花びらの表面には光沢があり、金粉を散らしたのようにキラキラと光ります。色もはっきりとしたものが多く、秋から冬の庭に鮮やかな彩りを添えてくれます。

夏越し

ネリネは、夏には葉を落として休眠します。葉が茶色く枯れたら水やりを中止します。稀に夏でも休眠しない品種もあります。青々とした葉が残っている間は控えめに水やりを続けましょう。

冬越し

ネリネは、あまり耐寒性のない球根植物です。霜に当たらないようにマルチングを行ってください。球根が霜で腐りやすくなります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ネリネは、夏期の加湿と冬期の霜に気を付ければ、数年間植えたままで花を咲かせてくれます。毎年良く分球もします。分球したものの植え替えは、球根が休眠期になる夏、6~9月に行います。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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