半日陰、明るい日陰って何?半日陰や明るい日陰で楽しめる花30選

戸松敦子

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あまり日が当たらない場所では花が咲かないと思っていませんか。半日陰と明るい日陰、暗い日陰の違いを知っていますか?今回は、3つの日陰のタイプと、あまり日が当たらない場所でも楽しめる花やカラーリーフを紹介します。

目次

半日陰、明るい日陰って何?日陰のタイプ

日陰には、じつはいくつかのタイプがあります。ここでは、日陰を「半日陰」「明るい日陰」「暗い日陰」に分けてお話ししていきます。  半日陰とは 半日陰とは、1日の半分くらい日が当たる状態。または、日なたの半分くらいの明るさがある状況のことをいいます。つまり、午前または午後だけ日が当たる場所や、木漏れ日のように日なたと日陰が半分ずつ混じっているような場所です。  半日陰であれば、本来日なたを好む植物でも適応性があるものは問題なく育ちます。日なたを好むけれど、夏の強すぎる日差しは苦手な植物も、半日陰の方が状態が良い場合もたくさんあります。近年の夏の暑さはどんどん厳しくなっているので、場合によっては半日陰の方が育ちやすい環境かもしれません。半日陰で育てられる花のバリエーションはとても豊富です。  明るい日陰とは 明るい日陰とは、直接日が差さないか、差しても数十分程度の場所です。直接日光が当たらなくても、隣の家の壁や塀に反射する間接光で明るい場所は明るい日陰といいます。壁の色が白っぽいと間接光はより明るくなります。樹木に差した日差しがうっすらと得られる優しい明るさがある場所も、明るい日陰といえます。  明るい日陰でも花は楽しめます。イメージとしては林の中などで見かけるような植物で、明るさを好むけれど直射日光が苦手なものが合っています。山野草から多年草まで様々あります。  暗い日陰とは 暗い日陰とは、1日中ほぼ日が差さず、間接光もない日陰のことです。建物に囲まれたスペースや、高い塀で日差しが遮られた場所に暗い日陰ができます。  暗い日陰は、森や林の中の日差しが届かない場所のイメージです。花を楽しめる植物はぐっと減りますが、シャガ、マンリョウ、ヤブコウジ、ヤブラン、ユキノシタ、フッキソウなどには向いている環境です。マンリョウやヤブコウジなどの赤い実や、色鮮やかなカラーリーフ、斑入り葉などを育てると明るい空間に演出できます。

日陰には、じつはいくつかのタイプがあります。ここでは、日陰を「半日陰」「明るい日陰」「暗い日陰」に分けてお話ししていきます。

半日陰とは

半日陰とは、1日の半分くらい日が当たる状態。または、日なたの半分くらいの明るさがある状況のことを言います。つまり、午前または午後だけ日が当たる場所や、木漏れ日のように日なたと日陰が半分ずつ混じっているような場所です。

半日陰であれば、本来日なたを好む植物でも適応性があるものは問題なく育ちます。日なたを好むけれど、夏の強すぎる日差しは苦手な植物も、半日陰の方が状態が良い場合もたくさんあります。近年の夏の暑さはどんどん厳しくなっているので、場合によっては半日陰の方が育ちやすい環境かもしれません。半日陰で育てられる花のバリエーションはとても豊富です。

明るい日陰とは

明るい日陰とは、直接日が差さないか、差しても数十分程度の場所です。直接日光が当たらなくても、隣の家の壁や塀に反射する間接光で明るい場所は明るい日陰といいます。壁の色が白っぽいと間接光はより明るくなります。樹木に差した日差しがうっすらと得られる優しい明るさがある場所も、明るい日陰といえます。

明るい日陰でも花は楽しめます。イメージとしては林の中などで見かけるような植物で、明るさを好むけれど直射日光が苦手なものが合っています。山野草から多年草まで様々あります。

暗い日陰とは

暗い日陰とは、1日中ほぼ日が差さず、間接光もない日陰のことです。建物に囲まれたスペースや、高い塀で日差しが遮られた場所に暗い日陰ができます。

暗い日陰は、森や林の中の日差しが届かない場所のイメージです。花を楽しめる植物はぐっと減りますが、シャガ、マンリョウ、ヤブコウジ、ヤブラン、ユキノシタ、フッキソウなどには向いている環境です。マンリョウやヤブコウジなどの赤い実や、色鮮やかなカラーリーフ、斑入り葉などを育てると明るい空間に演出できます。

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庭やベランダの環境を知ろう

自宅の庭やベランダがどんなタイプの日陰なのかを知ると、その場所にふさわしい植物を選んで状態良く育てることができます。日当たりの具合や土の状態をチェックしてみましょう!  日の当たり方をチェック この場所は日陰と思っていた場所に、日が当たっていることがあったりしませんか。日照条件は、季節や時間帯によって異なるので、季節ごとの1日の日の当たり方を知っておくといいですね。  例えば、太陽が一番高くなる夏至の頃に1日庭の様子を観察すると、6月~9月頃の日照条件がよくわかります。夏至をピークに太陽の高さは少しずつ低くなるので、前後の時期の日の当たり方や日陰のでき方が推測できます。  また、何が原因で日陰ができているかも確認しましょう。落葉樹で日陰ができているのであれば、その場所は冬から春には日なたになることもあります。  土の状態をチェック 日陰なので植物がよく育たないと悩んでいるという声を聞きますが、日当たりの問題だけでなく、土の状態が悪いことも考えられます。土がカチカチで有機質が不足していたり、粘土質で水はけが悪かったりしませんか。そんな場合は、腐葉土をすき込んでふかふかな土壌にしてから植物を植えましょう。排水性が良く、適度な保水性もある土に改良できれば、半日陰や日陰を好む植物がイキイキと育ちます。

自宅の庭やベランダがどんなタイプの日陰なのかを知ると、その場所にふさわしい植物を選んで状態良く育てることができます。日当たりの具合や土の状態をチェックしてみましょう!

日の当たり方をチェック

この場所は日陰と思っていた場所に、日が当たっていることがあったりしませんか。日照条件は、季節や時間帯によって異なるので、季節ごとの1日の日の当たり方を知っておくといいですね。

例えば、太陽が一番高くなる夏至の頃に1日庭の様子を観察すると、6月~9月頃の日照条件がよくわかります。夏至をピークに太陽の高さは少しずつ低くなるので、前後の時期の日の当たり方や日陰のでき方が推測できます。

また、何が原因で日陰ができているかも確認しましょう。落葉樹で日陰ができているのであれば、その場所は冬から春には日なたになることもあります。

土の状態をチェック

日陰なので植物がよく育たないと悩んでいるという声を聞きますが、日当たりの問題だけでなく、土の状態が悪いことも考えられます。土がカチカチで有機質が不足していたり、粘土質で水はけが悪かったりしませんか。そんな場合は、腐葉土をすき込んでふかふかな土壌にしてから植物を植えましょう。排水性が良く、適度な保水性もある土に改良できれば、半日陰や日陰を好む植物がイキイキと育ちます。

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半日陰できれいに咲く花

アガパンサス ~ユリ科 耐寒性多年草~

アガパンサスは5月~7月頃、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような涼やかな青や白色の花を咲かせます。本来は日なたを好みますが、大変丈夫で育てやすいため、半日陰でも適応できます。肥料もそれほど必要とせず、公園や花壇の植え込みなどによく用いられます。  アガパンサスは冬でも落葉しないタイプのものと、冬になると地上部が枯れるタイプのものがあります。草丈は品種によって20cmくらいから1mを超える大型のものまであります。

アガパンサスは5月~7月頃、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような涼やかな青や白色の花を咲かせます。本来は日なたを好みますが、大変丈夫で育てやすいため、半日陰でも適応できます。肥料もそれほど必要とせず、公園や花壇の植え込みなどによく用いられます。

アガパンサスは冬でも落葉しないタイプのものと、冬になると地上部が枯れるタイプのものがあります。草丈は品種によって20cmくらいから1mを超える大型のものまであります。

アガパンサス

  • アガパンサスは、ユリ科の多年草で、5月下旬ごろから7月頃、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような放射状の涼やかな青い色の花を毎年咲かせます。南アフリカが原産で種類は10~20種あり、その性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。 学名の「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源となり、愛らしい花の美しさからこの名前が付けられています。南アフリカが原産で小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。 アガパンサスは、冬でも葉が枯れない多年草タイプのものと、冬になると地上部が枯れる宿根草タイプのものがあります。大きさは、大人の膝丈にも満たないくらいの大きさのものから、1mを超える大型のものまであります。花色は赤みがかった紫~青紫、白があります。紫色の花でも、色は濃いものから薄いものまでさまざまです。つぼみのまま花が開かないといった、少し変わった面白い品種もあります。

 

アカンサス・モリス ~キツネノマゴ科 耐寒性多年草~

アカンサス・モリスは6月~7月頃に穂状の花を咲かせる大型の多年草。大きくなると背丈は1mを超えるので、庭や花壇のフォーカルポイントとなり、広い敷地に植えるのに向いています。イングリッシュガーデンなどにも多く使われます。  アカンサス・モリスの花は、大きな葉の株元から花穂を立ち上がらせて下から順に開花します。花のひとつひとつにはガクがついていて、花が散った後にもガクは残ります。アカンサス・モリスの葉はツヤがある濃い緑色で、深い切れ込みがあります。その葉がとても美しいことから、古くから「アカンサス模様」として建築などに使われています。

アカンサス・モリスは6月~7月頃に穂状の花を咲かせる大型の多年草。大きくなると背丈は1mを超えるので、庭や花壇のフォーカルポイントとなり、広い敷地に植えるのに向いています。イングリッシュガーデンなどにも多く使われます。

アカンサス・モリスの花は、大きな葉の株元から花穂を立ち上がらせて下から順に開花します。花のひとつひとつにはガクがついていて、花が散った後にもガクは残ります。アカンサス・モリスの葉はツヤがある濃い緑色で、深い切れ込みがあります。その葉がとても美しいことから、古くから「アカンサス模様」として建築などに使われています。

アカンサス

  • アカンサスは初夏~夏に穂状の花を咲かせる大型の宿根草です。大きくなると背丈は1mを超えるので、広い敷地に植えるのに向いています。庭や花壇のフォーカルポイントとして植え付けると効果的で、イングリッシュガーデンなどにも多く使われます。 アカンサス属は地中海沿岸地方を中心に50種ほどがありますが、最も多く栽培されている種は「アカンサス・モリス」です。日本ではあまり知名度のある花ではありませんが、原産地のひとつのギリシャでは国花に指定されています。 アカンサスの花は穂状の形状をしていて、大きな葉の株元から花穂を立ち上がらせて下から順に開花します。花のひとつひとつには萼(ガク)がついていて、花が散った後にも萼は残ります。 花も美しいアカンサスですが、葉もとても目を引きます。ツヤのある濃い緑色の葉は、深い切れ込みがあるギザギザした形をしています。その葉がとても美しいことから、古代から現代まで「アカンサス模様」として、建築、壁紙、絨毯の柄、家具などに使われて愛されてきました。何気なく見ていたアンティークにアカンサス模様が施されていたということもあるかもしれません。

 

紫陽花(アジサイ) ~アジサイ科 耐寒性落葉低木~

アジサイは梅雨の季節の代表的な花。多種多様な園芸品種が出回り、いずれも日なた、半日陰、明るい日陰で育ちます。とても丈夫で旺盛に生長しますが、強い西日は葉焼けをおこすので注意しましょう。

アジサイは梅雨の季節の代表的な花。多種多様な園芸品種が出回り、いずれも日なた、半日陰、明るい日陰で育ちます。とても丈夫で旺盛に生長しますが、強い西日は葉焼けをおこすので注意しましょう。

アジサイ(紫陽花)

  • アジサイは、日本原産の落葉低木です。日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。 最近は西洋アジサイ、ガクアジサイともに、品種、形、色の種類が豊富にあります。次々に新品種が登場してくるので、追いつけないほどです。アジサイの育て方は、翌年も花を咲かせるための剪定にコツがありますが、基本的には簡単です。一度植え付ければ、長い間花を楽しめる寿命の長い植物で年々花数が増えて見事な株になります。 最近ではアジサイは鉢花、切り花の他、ドライフラワーとしても人気があります。

ガクアジサイ

ガクアジサイの花は、じつは花のように見える部分はガクが変化した装飾花とよばれるもので、実際の花は装飾花が額縁のように咲く真ん中に集まって小さく咲いています。丈夫で育てやすく、日なたでも半日陰でも育ちます。

ガクアジサイの花は、じつは花のように見える部分はガクが変化した装飾花とよばれるもので、実際の花は装飾花が額縁のように咲く真ん中に集まって小さく咲いています。丈夫で育てやすく、日なたでも半日陰でも育ちます。

ガクアジサイ

  • アジサイは梅雨時の花の少ない時期に庭を彩る、古くから広く知られた落葉低木です。中でもガクアジサイは日本原産で伊豆七島や伊豆半島、房総半島、愛知や和歌山、高知などの海岸地帯に自生します。アジサイの花のように見える部分はがくが変化した装飾花とよばれるもので、実際の花は非常に小さく装飾花の下に集まってつきます。ガクアジサイは額縁のように花序の周りに装飾花があります。丈夫で育てやすく他の種類とは異なり乾燥にも比較的強く、日なたでも問題なく育てることができます。シーボルトによって海外に紹介され品種改良が進みました。

アナベル

アナベルは、アジサイの仲間の耐寒性落葉低木です。寒さ、暑さに強く育て方も容易で、初夏に20~30cmの大きな花が咲きます。花の色は最初はグリーン、咲き進むと白になる色の変化も素敵でとても人気があります。日当たりの良い場所から半日陰まで栽培可能です。

アナベルは、アジサイの仲間の耐寒性落葉低木です。寒さ、暑さに強く育て方も容易で、初夏に20~30cmの大きな花が咲きます。花の色は最初はグリーン、咲き進むと白になる色の変化も素敵でとても人気があります。日当たりの良い場所から半日陰まで栽培可能です。

アナベル

  • アメリカアジサイやセイヨウアジサイの別名を持つアナベル。アジサイの仲間の落葉性低木です。 アナベルは寒さ、暑さに強く育て方も容易で、初夏に20~30cmの大きな花が開花します。花の色は最初はグリーン、咲き進むにしたがって白くなる色の変化も素敵で、とても人気のある品種です。草花とも相性がよい色合いのため、最近のガーデンにも植栽されています。 アナベルは鉢ものの他、切り花としても出回っていて、切り花やドライフラワーとしても利用されています。

ピンク色の花が咲くアナベルもあります。アナベルは鉢植えの他、切り花でも出回っていて、ドライフラワーとしても使われています。

ピンク色の花が咲くアナベルもあります。アナベルは鉢植えの他、切り花でも出回っていて、ドライフラワーとしても使われています。

ピンクアナベル

  • ピンクアナベルはピンク色のアナベルのことでユキノシタ科の落葉低木です。別名アメリカアジサイとも言いアジサイの仲間で、初夏にピンク色の華やかな花が開花します。 ピンクアナベルと、アナベルの育て方に違いはありません。アナベル同様、ピンクアナベルの特徴は、耐寒性、耐暑性にすぐれていること、新枝咲きなので剪定が簡単なので日本全国どこでも簡単に育てられ、園芸初心者におすすめのアジサイです。

ヤマアジサイ

ヤマアジサイは、日本の各地で古くから自生している野生種の紫陽花。小さめの花と小ぶりな葉、細い茎が繊細な印象を与え、楚々とした雰囲気が魅力的です。日本の環境によく合い、日当たりの良い場所から半日陰まで育てやすい植物です。仕立て方によっては鉢植えで小さく育てる事もできます。

ヤマアジサイは、日本の各地で古くから自生している野生種のアジサイ。小さめの花と小ぶりな葉、細い茎が繊細な印象を与え、楚々とした雰囲気が魅力的です。日本の環境によく合い、日当たりの良い場所から半日陰まで育てやすい植物です。仕立て方によっては鉢植えで小さく育てる事もできます。

山紫陽花(ヤマアジサイ)

  • 山紫陽花は日本の各地で古くから自生している野生種の紫陽花です。丸く小さめの花房と小ぶりな葉が繊細な印象を与えます。細い枝の先に、たわわな花が咲き満開で膨らむ様子は可愛らしさと華やかさを見せてくれます。 山紫陽花は日本の風土に良くあい耐寒性と耐暑性もあり、置き場所も直射日光を避けた日当たりの良い場所から半日陰まで育てやすい植物です。仕立て方によっては鉢植えで小さく育てる事も出来ます。 紫陽花は別名「七変化」と呼ばれる事からも想像がつくように、花色を鮮やかに変化させます。色の変化は土の性質(成分)を吸収する事によって植えられた土によって色を変化させる特徴がある植物です。 山紫陽花は有毒の為、花や葉を口にしない様に注意が必要です。

カシワバアジサイ

カシワバアジサイは、初夏に大きな円錐形の花穂を伸ばし、長期間にわたって花を咲かせ続けます。晩秋にはカシワの葉に似た大きな葉が美しく紅葉し、赤紫色に色づきます。日なたでも半日陰でも育ちます。

カシワバアジサイは、初夏に大きな円錐形の花穂を伸ばし、長期間にわたって花を咲かせ続けます。晩秋にはカシワの葉に似た大きな葉が美しく紅葉し、赤紫色に色づきます。日なたでも半日陰でも育ちます。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

  • カシワバアジサイは、カシワの葉のような形の大きな葉とピラミッド形に咲く花が特徴のあじさいの仲間です。花は隙間なく密に咲きます。一重咲きの他、八重咲き品種も出回っています。カシワバアジサイは花も美しいですが、秋の紅葉もとても美しい花木です。

 

アスチルベ ~ユキノシタ科 耐寒性多年草~

アスチルベは日本の山野にも自生する多年草。円錐形の花茎を伸ばし、ふんわりとした白やピンクの小さな花をいっぱいに咲かせます。梅雨の時期から咲き始め、雨に当たっても花は傷みません。アスチルベは多湿に強く、日本の気候にぴったり合っているのでとても育てやすい植物です。耐陰性があるので、半日陰や明るい日陰に彩りを添えてくれます。冬は地上部を枯らして越冬します。

アスチルベは日本の山野にも自生する多年草。円錐形の花茎を伸ばし、ふんわりとした白やピンクの小さな花をいっぱいに咲かせます。梅雨の時期から咲き始め、雨に当たっても花は傷みません。アスチルベは多湿に強く、日本の気候にぴったり合っているのでとても育てやすい植物です。耐陰性があるので、半日陰や明るい日陰に彩りを添えてくれます。冬は地上部を枯らして越冬します。

アスチルベ

  • アスチルベは日本の山野にも自生する多年草です。円錐形の花茎を伸ばし、ふわりとした小さな白やピンクの花をいっぱいに咲かせます。花壇でたくさんの花穂が風にゆれる姿はとても可憐です。 梅雨の時期から咲き始めますが、雨に当たっても花が傷みません。多湿に強いのはアスチルベの大きな特長。根腐れに気をつかう園芸品種が多い中、日本の気候にぴったり合ったアスチルベは育てやすさ抜群です。 寒さにも強く、多少日当たりのよくない場所でも花を咲かせてくれる丈夫な植物です。 耐陰性があるので、シェードガーデンに彩りを添えてくれる他、花が終わった後も冬まで葉をよく茂らせてくれるので、グランドカバーとしても使えます。

 

アストランティア ~セリ科 耐寒性多年草~

アストランティアは5月~7月頃、星のような形をした花を咲かせます。ごく小さな花が半球状に集まって咲く姿がとても繊細です。花びらに見える部分は「総苞」で、その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気です。  アストランティアは冷涼な気候で湿り気のある場所を好みます。夏の強い日差しと高温多湿が苦手なため、日本では夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。風通しの良い半日陰で育てましょう。冬は地上部を枯らして越冬します。

アストランティアは5月~7月頃、星のような形をした花を咲かせます。ごく小さな花が半球状に集まって咲く姿がとても繊細です。花びらに見える部分は「総苞」で、その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気です。

アストランティアは冷涼な気候で湿り気のある場所を好みます。夏の強い日差しと高温多湿が苦手なため、日本では夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。風通しの良い半日陰で育てましょう。冬は地上部を枯らして越冬します。

アストランティア

  • アストランティアは、セリ科アストランティア属の植物で、別名「マスターウォート」と呼ばれています。アストランティアは、ヨーロッパ中部から東部が原産で、花の開花は5月~7月位です。アストランティアの背丈は40~80cm程度になり、星のような形をした花びらの花を咲かせます。学名の「Astrantia」は、ギリシャ語で星を意味する「Astra」が語源となっています。 アストランティアの花は、独特なフォルムをしています。半球状で花びらに見える部分は「総苞」です。その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気のため、欧米のガーデンにはとてもよく植栽されています。アストランティアは高温多湿が苦手なため、真夏の気候が厳しい日本の平野部ではなかなか夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。 流通としては、苗ものより切り花としての流通量の方が多雰囲気い植物です。アストランティアの花は、主役級の花ではありませんが、フォルムのユニークさからアレンジのわき役の素材としてフローリストには人気の草花です。  

 

インパチェンス ~ツリフネソウ科 非耐寒性多年草~

インパチェンスの花期は5月~10月頃。初夏から秋まで次々と華やかに花を咲かせるため、寄せ植えはもちろん、ハンギングバスケットや鉢植え、花壇植えに用いられます。  インパチェンスは半日陰で美しく花が咲き、夏のシェードガーデンにぴったりです。暑い国が原産地なので、高温多湿にも強い性質です。真夏の強すぎる日差しは、葉焼けをおこす場合があります。本来は多年草ですが、寒さに弱く一年草扱いされていることも多い植物です。室内の明るい窓辺に取り込めば翌年も楽しめます。

インパチェンスの花期は5月~10月頃。初夏から秋まで次々と華やかに花を咲かせるため、寄せ植えはもちろん、ハンギングバスケットや鉢植え、花壇植えに用いられます。

インパチェンスは半日陰で美しく花が咲き、夏のシェードガーデンにぴったりです。暑い国が原産地なので、高温多湿にも強い性質です。真夏の強すぎる日差しは、葉焼けをおこす場合があります。本来は多年草ですが、寒さに弱く一年草扱いされていることも多い植物です。室内の明るい窓辺に取り込めば翌年も楽しめます。

インパチェンス

  • インパチェンスはアフリカホウセンカとも言われています。暑い国が原産なので、高温多湿を好みます。開花期は、夏真っ盛りの時期に、色とりどりの花を咲かせます。赤、ピンク、オレンジ、白などなど。夏の日光を浴びれば反射して目が痛くなるような色合いばかり。花びらの種類も様々なのが特徴です。一重咲きや八重咲きもあれば、薔薇の様な咲き方をする種類まで多種多様です。インパチェンスという一種で沢山のパターンを楽しめます。草丈は低めなので、花壇の植栽の他、寄せ植え、ハンギングバスケットなど、様々な植え方を楽しめます。

 

カサブランカ ~ユリ科 耐寒性多年草(球根)~

カサブランカは、秋に植えると初夏から夏に良い香りがする美しい花を咲かせる球根植物。うつむきかげんに大きな真っ白い花が咲き、花の内側に小さなつぶつぶがあり、花粉はオレンジ色をしています。カサブランカは長時間の直射日光や西日などの強い日差しが苦手で、半日陰や明るい日陰を好みます

カサブランカは、秋に植えると初夏から夏に良い香りがする美しい花を咲かせる球根植物。うつむきかげんに大きな真っ白い花が咲き、花の内側に小さなつぶつぶがあり、花粉はオレンジ色をしています。カサブランカは長時間の直射日光や西日などの強い日差しが苦手で、半日陰や明るい日陰を好みます

カサブランカ

  • カサブランカは草丈1m~2mの耐寒性球根植物です。ジャパニーズハイブリッドとも呼ばれ、明治時代に日本から輸出されたタモトユリを1970年代にオランダで改良された栽培品種です。その真っ白で優美な姿と特徴のある香りは、世界的にもブームになるほどの人気の植物となりました。その特徴は、うつむきかげんに大きな花を咲かせ、花の内側に小さなつぶつぶがあり、花粉は大きくオレンジ色をしています。花粉は手や衣服などにつきます。香りに強い芳香があり、葉は艶がある濃い緑色をしていて、長さは15㎝程のボート型をしています。カサブランカは日本だけではなく、海外でも冠婚葬祭などにもよく利用されている人気が高い植物です。

 

コリウス ~シソ科 非耐寒性一年草~

コリウスは、ダークな赤色から爽やかなライム色、赤の斑入り、黄色の斑入りなど様々な葉色が楽しめるカラーリーフ。品種が多く、葉の大きさも草丈も品種によって異なります。  コリウスは、よく日光に当てると葉がきれいな色になりますが、真夏の強い日差しでは葉色があせてしまうことがあります。真夏は半日陰くらいが丁度よいでしょう。また、花を咲かせると葉色が悪くなってしまうので、美しい葉色を楽しむ場合は蕾をカットして葉だけの状態をキープします。本来は多年草ですが、寒さに弱いので日本では一年草として扱われています。

コリウスは、ダークな赤色から爽やかなライム色、赤の斑入り、黄色の斑入りなど様々な葉色が楽しめるカラーリーフ。品種が多く、葉の大きさも草丈も品種によって異なります。

コリウスは、よく日光に当てると葉がきれいな色になりますが、真夏の強い日差しでは葉色があせてしまうことがあります。真夏は半日陰くらいが丁度よいでしょう。また、花を咲かせると葉色が悪くなってしまうので、美しい葉色を楽しむ場合は蕾をカットして葉だけの状態をキープします。本来は多年草ですが、寒さに弱いので日本では一年草として扱われています。

コリウス

  • 初夏から秋のカラーリーフプランツの代表と言えば、コリウス。品種が豊富で様々な色合いがあります。本来は多年草ですが、寒さには弱いので日本では一年草として扱われています。 コリウスの生長期は、4月~6月と9月~10月。鮮やかな色彩の葉を楽しむコリウスは、花に負けない華やかな株姿で初夏から秋にかけて花壇に欠かせない存在です。 栄養系コリウス コリウスは、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。一般にはコリウス・ブルメイを中心に作出された園芸品種で種子繁殖の実生系が多いですが、栄養繁殖系も近年流通しています。栄養繁殖系の方が花が咲きにくい性質があるので株が大きくなりやすいのが特徴です。 コリウスは、暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などによく利用されます。

 

ジキタリス ~ゴマノハグサ科 耐寒性多年草~

ジギタリスは初夏の5月~6月頃、茎をすっと伸ばしてベル型の花を穂状に咲かせ、花は下から上へと咲き進みます。バラと並べて植えられることが多く、イングリッシュガーデンの定番としても人気があります。背が高いので花壇の後方によく用いられます。本来は毎年花を咲かせる多年草。寒さには強いのですが、暑さに弱いため日本では2年草として扱われることも多いです。丈夫なので環境が合えばこぼれ種から増えます。

ジギタリスは初夏の5月~6月頃、茎をすっと伸ばしてベル型の花を穂状に咲かせ、花は下から上へと咲き進みます。バラと並べて植えられることが多く、イングリッシュガーデンの定番としても人気があります。背が高いので花壇の後方によく用いられます。本来は毎年花を咲かせる多年草。寒さには強いのですが、暑さに弱いため日本では二年草として扱われることも多いです。丈夫なので環境が合えばこぼれ種から増えます。

ジギタリス

  • ジキタリスはイングリッシュガーデンの定番として人気の花です。ベル状の花が穂状についた花穂がすっと伸びて咲く姿は存在感抜群です。ジギタリスはバラと開花時期が同じなので、バラに合わせる草花としてもよく使われます。花の色は紫を中心に、白、ピンク、イエローなどがあり、次々に新色が登場しています。ジギタリスは本来は宿根草ですが、日本では暑さに弱いため春まきの二年草として扱われます。夏越ししやすい東北から北では、秋に種まきして2年越しで立派に生長させることができます。丈夫なので環境に合えば毎年、こぼれ種が発芽して開花します。 ジギタリスは品種がとても豊富で、品種によって背丈も様々です。高性のものは2m近く、矮性のものは30cm程度と品種によって背丈が様々です。ジギタリスと言えば、花にブロッチ(斑点、斑紋)があるものが一般的ですが、最近はブロッチがない品種も登場しています。  

 

シモツケ ~バラ科 耐寒性落葉低木~

シモツケは、初夏に赤、ピンク、白色などの小さな花を枝先にたくさんつけます。生長しても1m前後なので管理しやすい樹木です。日当たりの良い場所を好みますが、半日陰や木陰になるような所でも育ちます。

シモツケは、初夏に赤、ピンク、白色などの小さな花を枝先にたくさんつけます。生長しても1m前後なので管理しやすい樹木です。日当たりの良い場所を好みますが、半日陰や木陰になるような所でも育ちます。

 

シラー ~キジカクシ科 耐寒性多年草(球根)~

シラーは、秋に植えて春に花を咲かせる球根植物。ベル型の小花を咲かせるタイプや、小花が集まって放射状に咲くタイプなど、咲き方は種類によって違います。花色もブルー以外に、青紫、紫、ピンク、白など様々あります。  シラーは日向から半日陰を好みます。花を咲かせた後、夏になると自然に葉が黄色くなって地上部が無くなります。シラーはとても丈夫で、球根を植えたら数年植えっぱなしで楽しめるものが多いです。

シラーは、秋に植えて春に花を咲かせる球根植物。ベル型の小花を咲かせるタイプや、小花が集まって放射状に咲くタイプなど、咲き方は種類によって違います。花色もブルー以外に、青紫、紫、ピンク、白など様々あります。

シラーは日向から半日陰を好みます。花を咲かせた後、夏になると自然に葉が黄色くなって地上部が無くなります。シラーはとても丈夫で、球根を植えたら数年植えっぱなしで楽しめるものが多いです。

シラー

  • シラーは秋に植えて春に花を咲かせる球根植物です。100種類以上が存在すると言われています。ベル型の小花を俯くように咲かせるタイプや、小花の集合した花を放射状に咲かせるタイプ、小花を穂のように上に向かって連なるように咲かせるタイプなど、咲き方も種類によって違います。花色もブルー以外に、青紫、紫、ピンク、白、と豊富です。 シラーは日向から半日陰で良く育ちます。花を咲かせた後は、夏になると自然に葉が黄色くなり始め地上部が無くなっていきます。シラーには丈夫なものが多く、球根を一度植えたら数年植えっぱなしでも何度も咲いてくれます。勝手に分球で増えていくので、気が付くと庭の片隅で群生しているようなこともあります。

 

ジンチョウゲ ~ジンチョウゲ科 耐寒性低木~

ジンチョウゲは、春先に外側が桃色で内側が白色の小さな小花が手まりのように集まって咲く常緑低木。花びらに見える部分はじつはガクです。花には強い芳香があります。夏の強い直射日光を嫌うので、西日が当たらない半日陰が最適。移植を嫌います。樹高は1m~1.5mほどで、枝が良く分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。

ジンチョウゲは、春先に外側が桃色で内側が白色の小さな小花が手まりのように集まって咲く常緑低木。花びらに見える部分はじつはガクです。花には強い芳香があります。夏の強い直射日光を嫌うので、西日が当たらない半日陰が最適。移植を嫌います。樹高は1m~1.5mほどで、枝が良く分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。

沈丁花(ジンチョウゲ)

  • 沈丁花(ジンチョウゲ)は香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子、そして秋の金木犀を合わせて三大香木と称されます。沈丁花(ジンチョウゲ)はジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲きます。花が白い品種を「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色になっているものを「ウスイロジンチョウゲ」と言います。ちなみに、葉の外側に斑が入っているものを「フクリンジンチョウゲ」と呼びます。 沈丁花(ジンチョウゲ)の特徴と言えば香り高い花。「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。沈丁花(ジンチョウゲ)の原産は中国と言われており、室町時代にはすでに栽培されていたという記述があります。 沈丁花(ジンチョウゲ)の樹高は1m~1.5mほどで、枝が良く分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。沈丁花(ジンチョウゲ)は雌雄異株で、雄株と雌株があります。日本で流通している沈丁花(ジンチョウゲ)の多くは雄株なので、実を見る機会はめったにありませんが、赤い可愛らしい実を付けます。ただし、実は猛毒ですので口に入れないように注意しましょう。

 

タイツリソウ(ケマンソウ) ~ケシ科 耐寒性多年草~

タイツリソウは5月~6月頃、枝垂れた茎にハートの形をした花を連ねて咲かせます。花色は、白の他にピンク色があります。釣り竿にたくさんの鯛がぶら下がっているようにも見えることからその名が付きました。秋から冬にかけては休眠するため地上部が枯れますが、根は生きていて春にまた芽吹きます。

タイツリソウは4月~5月頃、枝垂れた茎にハートの形をした花を連ねて咲かせます。花色は、白の他にピンク色があります。釣り竿にたくさんの鯛がぶら下がっているようにも見えることからその名が付きました。秋から冬にかけては休眠するため地上部が枯れますが、根は生きていて春にまた芽吹きます。

タイツリソウ(ケマンソウ)

  • 中国・朝鮮半島に分布し、草丈40~60センチになるコマクサ属の多年草です。特にその花形が個性的でピンクの2枚の花弁の中に白い花弁が入っていて10~15個ほど弓なりに連なって垂れて咲きます。仏前に飾る華曼に似て遠くから見るとピンクのハート形が連なっているようです。また別名タイツリソウ(鯛釣草)ともいうように釣りざおに多数の鯛がぶら下がっているようにも見えます。葉はフジボタンやケマンボタンという別名があるようにボタンの葉に似ます。秋から冬にかけては休眠し地上部が枯れます。全草に毒性があるので注意が必要です。

 

トレニア ~アゼナ科 非耐寒性一年草~

トレニアは4月~10月頃、子つばめが口を開けたような小さな花を次々と咲かせます。草姿は立性と、横に広がる匍匐性のタイプがあり、匍匐性のトレニアは目線の高い位置に飾ると美しさが引き立ちます。  トレニアは基本的に日なたを好みますが、真夏の直射日光は苦手なことと、耐陰性があるので半日陰でも育てることができます。トレニアは一年草が多いですが、トレニア・コンカラーは多年草タイプです。多年草タイプでも寒さには弱いので、冬は室内で管理するなど冬越し対策が必要です。

トレニアは4月~10月頃、子つばめが口を開けたような小さな花を次々と咲かせます。草姿は立性と、横に広がる匍匐性のタイプがあり、匍匐性のトレニアは目線の高い位置に飾ると美しさが引き立ちます。

トレニアは基本的に日なたを好みますが、真夏の直射日光は苦手なことと、耐陰性があるので半日陰でも育てることができます。トレニアは一年草が多いですが、トレニア・コンカラーは多年草タイプです。多年草タイプでも寒さには弱いので、冬は室内で管理するなど冬越し対策が必要です。

トレニア

  • トレニアは熱帯地域原産なので生育適温が15℃~30℃で暑さに強く、夏から秋の花壇に適した開花期の長い一年草から多年草です。生育が旺盛で草丈20~30cmにこんもり茂るような姿になります。花色は白地に桃色や青地に紫などの覆輪が美しく、他に黄色やローズ色もあります。 花形は唇形で花色が野生のスミレに似ていることから別名にナツスミレ(夏菫)やハナウリクサ(花瓜草)といわれています。夏の多湿にも強く育てやすい植物ですが極端な乾燥は嫌います。横に広がって生長するので花壇の縁取りやハンギングバスケットに適しています。

 

ベゴニア ~シュウカイドウ科 非耐寒性多年草(一年草)~

ベゴニアは4月~10月頃、小さな可愛い花を次々と咲かせます。直接雨が当たらない風通しの良い日なた~半日陰を好み、真夏の直射日光は苦手です。寒さに弱く、日本の気候では一年草として扱われていますが、寒くなる前に室内の明るい場所に移動させると翌年も楽しめます。挿し木で増やすことができます。

ベゴニアは4月~10月頃、小さな可愛い花を次々と咲かせます。直接雨が当たらない風通しの良い日なた~半日陰を好み、真夏の直射日光は苦手です。寒さに弱く、日本の気候では一年草として扱われていますが、寒くなる前に室内の明るい場所に移動させると翌年も楽しめます。挿し木で増やすことができます。

ベゴニア

  • ベゴニアは900余りの原種と15000を超える交配種があります。世界中の環境に適応しているため、ベゴニア一属の中でもかなりバリエーションが豊富です。 多年草で中に木質になる茎をもつ木立ベゴニアの品種もあります。なかでも四季咲きベゴニアはベゴニア・センパフローレンスともいい、ブラジル原産のほぼ周年開花する品種を掛け合わせられた園芸品種群です。花色は白・ピンク・赤などがありハート形の花弁が愛らしく人気があります。緑葉だけでなく銅葉の品種など年々新しい品種がつくられています。葉は肉厚でつやがあり、こぼれ種でもふえるほど丈夫な植物ですが過度な多湿には弱い性質です。冬は、霜が降りる前に室内へ取り込めば越冬させる事が出来ます。

 

ベロニカ ~オオバコ科 耐寒性多年草(一年草)~

ベロニカは、青や紫、白、ピンクなどの花を咲かせます。縦にすっきり伸びた花穂とシンプルで小ぶりな花が印象的で、花壇や寄せ植えに縦方向のアクセントを加える花として欠かせない存在です。暑さ寒さに強く、本来日当たりを好みますが環境によく適応するため半日陰でも育ちます。品種が多いため春咲き、秋咲きの区別だけでなく一年草、多年草、落葉性、常緑性と様々なバリエーションがあります。

ベロニカは、青や紫、白、ピンクなどの花を咲かせます。縦にすっきり伸びた花穂とシンプルで小ぶりな花が印象的で、花壇や寄せ植えに縦方向のアクセントを加える花として欠かせない存在です。暑さ寒さに強く、本来日当たりを好みますが環境によく適応するため半日陰でも育ちます。品種が多いため春咲き、秋咲きの区別だけでなく一年草、多年草、落葉性、常緑性と様々なバリエーションがあります。

ベロニカ

  • ベロニカは世界中で300種、日本にも約20種が自生する一年草~多年草です。縦にすっきり伸びた花穂とシンプルで小ぶりな花が特長で、花壇や寄せ植えに縦方向のアクセントを加える花として欠かせない存在です。暑さ寒さに強いので入門種としてうってつけ。庭植えの場合、根がしっかり張った夏以降は水やりも要りません。ベロニカは海岸に自生することから塩害に強いのも特長です。 花の色は紫と青を中心に、白、ピンクなど豊富。品種が多いため春咲き、秋咲きの区別だけでなく一年草、多年草、落葉性、常緑性と様々なバリエーションがあります。ベロニカは葉も見どころ。「リース」はチョコレート色になる紅葉の美しさで人気の品種です。 同じベロニカ属でも品種により花姿は異なります。気品のある青い花穂がすっと伸びる「ロイヤルキャンドル」は人気種。匍匐性で花のつき方も他のベロニカとは違う「オックスフォードブルー」はまったく別の植物に思うほどですが、ベロニカの1品種です。「ベロニカ・オルナタ」は銀白色の葉が特徴。寄せ植えや花壇で引締め役として重宝します。「トウテイラン」は秋咲きベロニカとも呼ばれ、晩夏から秋にかけて美しい姿を楽しめる品種です。

 

ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト ~トウダイグサ科 非耐寒性低木~

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、夏の暑さに強く、4月~11月頃に白い繊細な小花を次々と咲かせます。花に見える部分は苞(ほう)と呼ばれる花のすぐ下の葉で、本当の花は苞の中心部に小さく咲いています。低木でありながら寒さに弱いので一年草扱いされていることが多いですが、暖地では屋外で冬越しできることもあります。真夏の強い日差しが苦手なため、半日陰になるくらいの場所で管理すると状態良く育ちます。  ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、切り花で言えばカスミソウのような存在。どんな花とも合うので、寄せ植えに使うとメインの花を引き立たせ、爽やかさを演出してくれます。

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、夏の暑さに強く、4月~11月頃に白い繊細な小花を次々と咲かせます。花に見える部分は苞(ほう)と呼ばれる花のすぐ下の葉で、本当の花は苞の中心部に小さく咲いています。低木でありながら寒さに弱いので一年草扱いされていることが多いですが、暖地では屋外で冬越しできることもあります。真夏の強い日差しが苦手なため、半日陰になるくらいの場所で管理すると状態良く育ちます。

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、切り花で言えばカスミソウのような存在。どんな花とも合うので、寄せ植えに使うとメインの花を引き立たせ、爽やかさを演出してくれます。

ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト

  • ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、非耐寒性の低木。夏の暑さに強く、4月~11月頃に白い繊細な小花を次々と咲かせます。花に見える部分は苞(ほう)と呼ばれる花のすぐ下の葉で、本当の花は目立ちません。低木でありながら寒さに弱いので一年草扱いされていることが多いですが、暖地では屋外で冬越しできることもあります。真夏の高温期には、半日陰になるくらいの場所で管理すると状態良く育ちます。茎を切ると白い液が出るので、触ったときはすぐに手を洗いましょう。かぶれやすい人はビニール手袋などをして作業します。 ユーフォルビア・ダイアモンドフロストは、切り花で言えばカスミソウのような存在です。どんな花とも合うので、寄せ植えに使うとメインの花を引き立たせ、爽やかさを演出してくれる名わき役です。

 

ワスレナグサ ~ムラサキ科 耐寒性一年草~

ワスレナグサは4月~6月頃、青や白、ピンク色の小花を咲かせます。日当たりを好みますが、花が咲き始めている苗であれば半日陰でも育てられます。こぼれ種でどんどん増える繁殖力の強い植物です。原産地のヨーロッパでは多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから日本では一年草として扱われています。最近は草丈が高い品種も出てきています。

ワスレナグサは4月~6月頃、青や白、ピンク色の小花を咲かせます。日当たりを好みますが、花が咲き始めている苗であれば半日陰でも育てられます。こぼれ種でどんどん増える繁殖力の強い植物です。原産地のヨーロッパでは多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから日本では一年草として扱われています。最近は草丈が高い品種も出てきています。

勿忘草(忘れな草・ワスレナグサ)

  • 勿忘草(ワスレナグサ)はムラサキ科の一年草、こぼれ種でどんどん増える繁殖力の強い植物です。勿忘草(ワスレナグサ)は、原産地では多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから日本では一年草として分類されています。 勿忘草(ワスレナグサ)のひとつひとつの花は米粒サイズの小さな花ですが、4月~6月、無数にブルーの小花が開花している光景はとても美しい光景です。 最近はブルーの他、ピンクや白の勿忘草(ワスレナグサ)もあります。また、花丈も高性のものが出てきて、切り花としても出回りがあります。

 

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明るい日陰でもきれいに咲く花

アジュガ ~シソ科 耐寒性多年草~

アジュガは4月~5月頃、紫や青、ピンク色の花を咲かせるカラーリーフ。地面を這うように生長する匍匐性植物です。寒さに強く、耐陰性もあり、ランナーを伸ばしてあまり日が当たらない場所でもよく育ちます。  アジュガの葉色は黒っぽいチョコレート色、紫がかった銅葉色、明るいグリーン、白やピンクの斑入り、複色など様々あります。常緑性なので花が咲かない時期もバラエティー豊かな葉色を楽しめます。アジュガの美しい葉色を保つには、強い日差しよりも半日陰や明るい日陰のやわらかい光で育てることが好ましいです。暗い日陰でも育てられますが、花つきは悪くなります。

アジュガは4月~5月頃、紫や青、ピンク色の花を咲かせるカラーリーフ。地面を這うように生長する匍匐性植物です。寒さに強く、耐陰性もあり、ランナーを伸ばしてあまり日が当たらない場所でもよく育ちます。

アジュガの葉色は黒っぽいチョコレート色、紫がかった銅葉色、明るいグリーン、白やピンクの斑入り、複色など様々あります。常緑性なので花が咲かない時期もバラエティー豊かな葉色を楽しめます。アジュガの美しい葉色を保つには、強い日差しよりも半日陰や明るい日陰のやわらかい光で育てることが好ましいです。暗い日陰でも育てられますが、花つきは悪くなります。

アジュガ

  • アジュガはシソ科の植物で、寒さに強く、子株のついたランナーを旺盛に伸ばし、日当たりのよくない場所でもよく増えます。アジュガは地面を覆うように生長する「匍匐(ほふく)性」なのでグランドカバーにうってつけです。春になると低く茂った葉の間から花茎を直立させ、紫やピンクの小花をいっせいに咲かせます。日本では「ジュウニヒトエ(十二単)」が自生しています。丈夫な反面、意図しないところまでアジュガで覆われてしまった…ということも。庭植えの場合、どこまでアジュガを使うのかイメージし、伸びてくるランナーを適宜誘導しながら調整していくと美しく仕上がります。 アジュガは耐陰性のある常緑多年草なので、シェードガーデン(日陰の庭)のグランドカバーに利用できます。花の色、葉の色など多品種があるので、花の咲く時期と花がない葉っぱのみの時期の色を考えた場所に植え付けると、見栄えのする植栽となります。

 

エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ) ~セリ科 耐寒性多年草~

エゴポディウム・バリエガータは、明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフ。半日陰~日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこします。半日陰~日陰の湿り気のある場所で育てると葉が大きくなり、地下茎でどんどん広がります。丈夫でほとんど手をかけなくても育ちます。美しい葉は4月~10月頃に観賞することができ、冬は地上部を枯らして越冬します。

エゴポディウム・バリエガータは、明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフ。半日陰~日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこします。半日陰~日陰の湿り気のある場所で育てると葉が大きくなり、地下茎でどんどん広がります。丈夫でほとんど手をかけなくても育ちます。美しい葉は4月~10月頃に観賞することができ、冬は地上部を枯らして越冬します。

エゴポディウム・バリエガータは、6月頃にホワイトレースフラワーに似た白い花を咲かせます。

エゴポディウム・バリエガータは、6月頃にホワイトレースフラワーに似た白い花を咲かせます。

エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)

  • エゴポディウム・バリエガータは、セリ科の耐寒性多年草。明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフ。半日陰~日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこすので、シェードガーデンの寄せ植えやハンギングバスケット、グランドカバーや樹木の下草に用いられます。暗いイメージになりがちな日の当たらない場所に植えると、パッと明るい雰囲気を演出できます。夏に涼しい地域では、日なたで育てることもできます。 エゴポディウム・バリエガータは、半日陰~日陰の湿り気のある場所で育てると葉が大きくなり、地下茎でどんどん広がります。鉢で育てると、それほど葉が大きくならずにコンパクトに育てることができます。エゴポディウム・バリエガータは、特に病気の心配も無く、丈夫でほとんど手をかけなくても育ちます。美しい葉は4月~10月頃に観賞することができ、冬は地上部を枯らして越冬します。 エゴポディウム・バリエガータは、6月頃にホワイトレースフラワーに似た白い花を咲かせます。

 

ギボウシ ~ユリ科 耐寒性多年草~

ギボウシは涼し気な大きな葉が美しいカラーリーフ。日本の山野にも自生し、日本の気候に合って放任でよく育ちます。明るい日陰を好みます。葉の大きさや色、形は品種によって様々あり、初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を咲かせます。冬は落葉して地上部がなくなります。

ギボウシは涼し気な大きな葉が美しいカラーリーフ。日本の山野にも自生し、日本の気候に合って放任でよく育ちます。明るい日陰を好みます。葉の大きさや色、形は品種によって様々あり、初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を咲かせます。冬は落葉して地上部がなくなります。

ギボウシ(ホスタ)

  • ギボウシは世界の温帯地域で栽培されている多年草(宿根草)です。日本ではさまざまな野生種が分布し、その生育環境もさまざまです。古来より観賞用に植えられ、シーボルトがアメリカへ持ち帰って以来欧米で交配がなされ、多くの品種がつくりだされました。葉の色や形はもちろん葉の大きさもさまざまで、葉の長さが30センチ以上の大型、20センチ前後の中型、10センチ前後の小型の3タイプに大別されます。初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を開花し葉との対比が美しい涼感ある姿を楽しめます。最近ではシェードガーデンの定番的存在です。ギボウシは冬は落葉して地上部がなくなります。

 

クリスマスローズ ~キンポウゲ科 耐寒性多年草~

クリスマスローズは、花が少ない冬の時期に花を咲かせる常緑の多年草。ややうつむきながら咲く花の顔をこちらに向けてみると、その美しさに魅了されます。お手入れもそれほど難しくないので初心者にもおすすめです。花色は、白、ピンク、緑、紫、黄、黒、アプリコットなどがあります。咲き方も豊富で一重咲き、半八重咲き(セミダブル)、八重咲き(ダブル)など様々です。  花びらに見える部分は本当は「ガク片」です。本来の花びらは退化して蜜腺となり、雄しべの周りにあります。花が咲き終わってもガクが残り、ガクの色が変化する様子も美しく長い期間楽しめます。  クリスマスローズは明るい日陰や半日陰を好みます。日なたでも育ちますが、真夏の直射日光が長時間当たる場所は避けましょう。

クリスマスローズは、花が少ない冬の時期に花を咲かせる常緑の多年草。ややうつむきながら咲く花の顔をこちらに向けてみると、その美しさに魅了されます。お手入れもそれほど難しくないので初心者にもおすすめです。花色は、白、ピンク、緑、紫、黄、黒、アプリコットなどがあります。咲き方も豊富で一重咲き、半八重咲き(セミダブル)、八重咲き(ダブル)など様々です。

花びらに見える部分は本当は「ガク片」です。本来の花びらは退化して蜜腺となり、雄しべの周りにあります。花が咲き終わってもガクが残り、ガクの色が変化する様子も美しく長い期間楽しめます。

クリスマスローズは明るい日陰や半日陰を好みます。日なたでも育ちますが、真夏の直射日光が長時間当たる場所は避けましょう。

クリスマスローズ

  • クリスマスローズは、クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。クリスマスローズは、冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物です。 日本ではヘレボルス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズはクリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」を指す名前です。 他には咲き方や色が豊富な「ヘレボルス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボルス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。 クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。 クリスマスローズ・ニゲル

 

コクリュウ ~キジカクシ科 耐寒性多年草~

コクリュウは、つやのある黒くて細い葉が特徴的な常緑の多年草。インパクトのある上品な葉が、寄せ植えやハンギングバスケットのアクセントにも重宝されます。暑さ寒さに強く、日陰にも適応するのでグランドカバーとしても使われます。初夏~夏に花を咲かせ、秋に黒い実がなります。和風のイメージだけでなく、洋風のワンポイントとしても好まれます。

コクリュウは、つやのある黒くて細い葉が特徴的な常緑の多年草。インパクトのある上品な葉が、寄せ植えやハンギングバスケットのアクセントにも重宝されます。暑さ寒さに強く、日陰にも適応するのでグランドカバーとしても使われます。初夏~夏に花を咲かせ、秋に黒い実がなります。和風のイメージだけでなく、洋風のワンポイントとしても好まれます。

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)

  • リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)日本や東南アジア、フィリピンなどの森林地帯に自生するキジカクシ科の常緑多年草で、日本庭園だけでなく洋風のお庭にもワンポイントとして使われる品種です。 暑さ寒さにも強く、日陰にも強いのでグランドカバーとしても利用されます。花や実を楽しみたい場合はある程度の日照が必要なので、管理場所には注意しましょう。 リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の根は生薬の麦門冬となり、漢方薬で咳止めなどに効果のある麦門冬湯などに使われます。 リュウノヒゲはジャノヒゲとも呼ばれ、蛇の髭と表記することもありますが、蛇には髭はありませんよね。これは、もともとは「ジョウノヒゲ」と呼ばれていたものが「ジャノヒゲ」になったんだとか。ジョウノヒゲは「尉の髭」と書きます。能面の中に老人を表す「尉(じょう)」というお面の種類があります。尉の髭とは老人の髭のことです。

 

シャガ ~アヤメ科 耐寒性多年草~

シャガは、春に白や薄紫色の花を咲かせる常緑の多年草。雑木林の木陰など、明るい日陰の湿り気のある場所に多く自生していて日本各地でも見ることができます。日陰の下草やグランドカバーにも適していますが、暗い日陰では花つきが悪くなります。葉はやや厚く光沢があり、草丈は30~70㎝ほどです。

シャガは、春に白や薄紫色の花を咲かせる常緑の多年草。雑木林の木陰など、明るい日陰の湿り気のある場所に多く自生していて日本各地でも見ることができます。日陰の下草やグランドカバーにも適していますが、暗い日陰では花つきが悪くなります。葉はやや厚く光沢があり、草丈は30~70㎝ほどです。

シャガ

  • シャガは日本の本州、四国、九州の山林の中などに自生し、種はつけず根茎で増える常緑の多年草です。葉は長さ30~60センチで扇形に広がり、光沢がありすらっとした葉姿で花のない時期も見栄えがします。茎は高さ30~70センチほどで分枝し、各枝に素朴で野趣のある花をつけます。花は直径5センチほどで白花の中央にオレンジと淡い紫色の斑点ととさかのような黄色い突起があります。花は1日花ですが1枝に20輪以上をつけることもあり、次々と花を咲かせます。性質は丈夫で育てやすく、種をつけずに地下茎で増える性質があります。庭では半日陰のやや乾燥地に適した下草として古くから親しまれてきました。切り花としても利用できます。

 

スキミア(シキミア) ~ミカン科 耐寒性常緑低木~

スキミアは秋にぷちぷちした蕾をつけ、3月頃に小さな白い花がまとまって咲きます。蕾の期間も合わせて秋から春まで長い期間楽しめる樹木です。赤い蕾と緑色の葉の組み合わせがクリスマスカラーであることから、海外ではクリスマスシーズンの植物として人気があります。赤い蕾の他にグリーンの品種や、葉にクリーム色の縁取りが入る品種なども流通しています。  スキミアは耐陰性がありかなり暗い場所でも育てることができますが、暗すぎると花つきが悪くなります。木漏れ日のような日光を好むので、明るい日陰や半日陰くらいが適しています。

スキミアは秋にぷちぷちした蕾をつけ、3月頃に小さな白い花がまとまって咲きます。蕾の期間も合わせて秋から春まで長い期間楽しめる樹木です。赤い蕾と緑色の葉の組み合わせがクリスマスカラーであることから、海外ではクリスマスシーズンの植物として人気があります。赤い蕾の他にグリーンの品種や、葉にクリーム色の縁取りが入る品種なども流通しています。

スキミアは耐陰性がありかなり暗い場所でも育てることができますが、暗すぎると花つきが悪くなります。木漏れ日のような日光を好むので、明るい日陰や半日陰くらいが適しています。

 

写真は、スキミアが咲き始めた様子です。蕾がどんどん咲き進み、満開になるとすべて白い花になります。

写真は、スキミアが咲き始めた様子です。蕾がどんどん咲き進み、満開になるとすべて白い花になります。

スキミア

  • スキミアは、ミカン科の常緑低木です。地植えにすると1mくらいまで生長します。小さな花が集合して咲いているような咲き方で目立つ花ではありません。 生花としてとても人気がありますが、生花として出回るのは花が咲く前の赤やグリーンのつぼみの状態の時に流通しています。

 

ドクダミ ~ドクダミ科 耐寒性多年草~

ドクダミは、梅雨時に白い花を咲かせます。強健な性質で、日なた日陰を問わず、乾燥地や湿地でも育ちます。他の雑草が生えないようにグランドカバーとして使われることもありますが、全草に強い香りがあり、地下茎でどんどん広がるためやっかいな雑草として扱われることも多い植物です。でもじつは、古くから民間治療薬として重宝されてきた和のハーブのひとつでもあります。

ドクダミは、梅雨時に白い花を咲かせます。強健な性質で、日なた日陰を問わず、乾燥地や湿地でも育ちます。他の雑草が生えないようにグランドカバーとして使われることもありますが、全草に強い香りがあり、地下茎でどんどん広がるためやっかいな雑草として扱われることも多い植物です。でもじつは、古くから民間治療薬として重宝されてきた和のハーブのひとつでもあります。

八重咲きドクダミ

最近は写真のように八重咲きタイプのドクダミも出回り、オシャレなガーデンや公園の下草として使われいる姿をよく見かけます。八重咲きタイプも普通のドクダミと同じくとても強い性質なので、八重咲きならグランドカバーに使っても可愛いと思う方も多いのではないでしょうか。

最近は写真のように八重咲きタイプのドクダミも出回り、オシャレなガーデンや公園の下草として使われいる姿をよく見かけます。八重咲きタイプも普通のドクダミと同じくとても強い性質なので、八重咲きならグランドカバーに使っても可愛いと思う方も多いのではないでしょうか。

ドクダミ

  • ドクダミは、原産地が東アジアのドクダミ科での多年草です。独特な匂いでコンクリートの割れ目からも生えてくるくらい強く、抜いても抜いても生えてくる……と、雑草扱いされることも多い草花ですが、化学薬品のなかった昔は民間治療薬として重宝されてきた和のハーブのひとつです。 ドクダミは別名「十役」と呼ばれ、開花時期は5~6月で、茎先に十字型の白い花を咲かせます。ドクダミの花名の由来は、毒や傷みを抑える効果を持つことから「毒痛み」が転じたと言われる説と、葉の特有の匂いが毒ではないかといわれたことで「ドクダメ」と呼ばれるようになり、それが「ドクダミ」になったという説があります。 冬の間は地上部分はなく、春になると芽吹いて、花は5月の終わりから6月に開花します。ドクダミの花びらに見える白い部分は「総苞(そうほう)」です。花はとんがっている黄色い部分に密集しています。

斑入りドクダミ

写真のように斑入りの品種も流通しています。ピンク・黄・クリーム色などカラフルな斑が入るので、斑入りのドクダミを植えると日陰の暗い雰囲気の場所がぱっと明るくなります。

写真のように斑入りの品種も流通しています。ピンク・黄・クリーム色などカラフルな斑が入るので、斑入りのドクダミを植えると日陰の暗い雰囲気の場所がぱっと明るくなります。

 

ヒューケラ ~ユキノシタ科 耐寒性多年草~

ヒューケラの葉はカエデの葉に少し似ていますが、とんがりがなく、丸みを帯びた形をしています。葉を横に広げてこんもりと茂ります。葉が平たくて面積が大きいので、色の美しさが目立ちます。葉色は、グリーン、ライム、紫、オレンジ、茶、シルバー、黒、斑入りなど非常に多様です。ヒューケラの色違いを組み合わせるだけでも、葉色のグラデーションが楽しめます。5月~7月頃に茎を伸ばして小さな花を咲かせます。花色は品種によって違い、白、ピンク、赤などがあります。  ヒューケラは耐寒性が強く、耐暑性があり、乾燥にも耐えますが、真夏の強い直射日光で葉焼けしたり、どちらかというと高温多湿に弱い性質があります。夏は半日陰か日陰になる場所で管理すると葉色が美しくしっとりと育ちます。耐陰性もあるので、あまり日の当たらないシェードーガーデンの寄せ植えに使うカラーリーフにぴったりです。

ヒューケラの葉はカエデの葉に少し似ていますが、とんがりがなく、丸みを帯びた形をしています。葉を横に広げてこんもりと茂ります。葉が平たくて面積が大きいので、色の美しさが目立ちます。葉色は、グリーン、ライム、紫、オレンジ、茶、シルバー、黒、斑入りなど非常に多様です。ヒューケラの色違いを組み合わせるだけでも、葉色のグラデーションが楽しめます。5月~7月頃に茎を伸ばして小さな花を咲かせます。花色は品種によって違い、白、ピンク、赤などがあります。

ヒューケラは耐寒性が強く、耐暑性があり、乾燥にも耐えますが、真夏の強い直射日光で葉焼けしたり、どちらかというと高温多湿に弱い性質があります。夏は半日陰か日陰になる場所で管理すると葉色が美しくしっとりと育ちます。耐陰性もあるので、あまり日の当たらないシェードーガーデンの寄せ植えに使うカラーリーフにぴったりです。

ヒューケラ(ツボサンゴ)

  • ヒューケラは常緑多年草で、カラーリーフプランツとして寄せ植えや花壇に用いられる近年人気の高い植物です。 草丈20cm~50cm程度で葉が重なるように密に茂り、葉色のバリエーションが幅広いのが人気の理由です。 ヒューケラの葉は直径3~10cmほどで薄く丸みを帯びたアイビーのようなフォルムをしています。葉色は赤、シルバー、オレンジ、緑、黄緑、黄、紫、黒や斑入りのものなど変化に富みます。花は原種のツボサンゴをはじめ園芸品種もすっと立ち上がった花茎から釣鐘型の小花を群れるように咲かせます。ヒューケラは花もちもよく約1カ月近く咲き続けるので切り花としても楽しめます。 ヒューケラは耐陰性も強く、半日陰程度であれば問題なく開花します。カラーリーフだけでも楽しめますので、暗くなりがちなシェードガーデンに彩りと明るさを加えられます。

 

プルモナリア ~ムラサキ科 耐寒性多年草~

プルモナリアは、早春に下葉から花茎が伸びて青、紫、水色、白、ピンクなどの花を咲かせます。葉色は銀白色、緑、斑入りタイプもあります。葉に斑点があるものが多いですが、園芸種では斑点がないものもあります。明るい日陰や半日陰で育ち、ひっそりと咲く姿が愛らしくて人気があります。

プルモナリアは、早春に下葉から花茎が伸びて青、紫、水色、白、ピンクなどの花を咲かせます。葉色は銀白色、緑、斑入りタイプもあります。葉に斑点があるものが多いですが、園芸種では斑点がないものもあります。明るい日陰や半日陰で育ち、ひっそりと咲く姿が愛らしくて人気があります。

プルモナリア

  • プルモナリアはムラサキ科の常緑多年草。ハーブ名だとラングワートと呼ばれ、肺や喉の炎症を鎮める効果があるとされ、化学薬品のなかった時代には肺の病気の治療薬として使われてきました。学名Pulmonaria―ラテン語pulmo(肺)、英名(ハーブ名)Lungwort―英語lung(肺)といずれも肺にちなんだ名前がついています。 プルモナリアの花は、早春に下葉から花茎が伸びて開花します。葉に斑点があるものが多いですが、園芸種では斑点がないものもあります。半日陰で育つ丈夫な多年草なので、シェードガーデンの草花として利用されています。派手さはありませんが、日陰や木陰でひっそりと咲く姿は愛らしく人気があります。 一番流通が多いのが濃い澄んだブルーの品種ですが、その他にも水色、赤、白、ピンクなど様々な園芸品種があります。花色は単色もありますが、つぼみの色と開花した時に色が変化していくのも特徴のひとつです。 独特の斑入りの葉は、花のない時期はカラーリーフとしても愛用されています。

 

ホウチャクソウ ~イヌサフラン科 耐寒性多年草~

ホウチャクソウは、4月~5月頃に白から緑のグラデーションが美しい花を咲かせます。日本全国の山林に分布している宿根草です。食用の山菜として食べられているアマドコロに似ていますが、ホウチャクソウは茎の先端に花をつけるのに対し、アマドコロは茎の途中に花をつけます。ホウチャクソウは有毒成分を含むため食べられません。ホウチャクソウは摘むと独特の臭いがするため見分けることができます。斑入りの葉がきれいなホウチャクソウも園芸品種として出回っています。

ホウチャクソウは、4月~5月頃に白から緑のグラデーションが美しい花を咲かせます。日本全国の山林に分布している宿根草です。食用の山菜として食べられているアマドコロに似ていますが、ホウチャクソウは茎の先端に花をつけるのに対し、アマドコロは茎の途中に花をつけます。ホウチャクソウは有毒成分を含むため食べられません。ホウチャクソウは摘むと独特の臭いがするため見分けることができます。斑入りの葉がきれいなホウチャクソウも園芸品種として出回っています。

ホウチャクソウ(宝鐸草)

  • ホウチャクソウ(宝鐸草)は日本全国の山林に分布している宿根草で、4~5月に白い花を咲かせます。食用の山菜として食べられているアマドコロに似ていますが、ホウチャクソウ(宝鐸草)は茎の先端に花をつけるのに対し、アマドコロは茎の途中に花をつけます。 全国的にみられるありふれた山野草ですが、斑入りのホウチャクソウ(宝鐸草)などは園芸植物として育てられています。画像のホウチャクソウ(宝鐸草)は普通の葉ですが、地植えでも草丈15~20cmほどの矮性ホウチャクソウ(宝鐸草)になります。  

 

ホトトギス ~ユリ科 耐寒性多年草~

ホトトギスは8月~11月頃、一般的に紫色のまだら模様をした花を咲かせるのが特徴です。花の斑点が鳥のホトトギスの羽毛の模様に似ていることからその名前がついたそうですが、種類によっては模様のないものもあります。日本でも山野の崖や傾斜地などの明るい日陰や半日陰で適度に湿り、かつ水はけが良いところを好んで生育しています。

ホトトギスは8月~11月頃、一般的に紫色のまだら模様をした花を咲かせるのが特徴です。花の斑点が鳥のホトトギスの羽毛の模様に似ていることからその名前がついたそうですが、種類によっては模様のないものもあります。日本でも山野の崖や傾斜地などの明るい日陰や半日陰で適度に湿り、かつ水はけが良いところを好んで生育しています。

ホトトギス

  • ホトトギスの大きな特徴としてまず挙げるのは、花弁に浮かぶ紫色のまだら模様です。この模様が鳥の杜鵑(ほととぎす)の胸の模様と似ていることから、この名が付けられました。また一部の品種では、若葉に油を垂らしたような模様が現れることから「油点草」という別名を持っています。 加えてホトトギスは、めしべが非常に目立っている花だと言えます。その理由はめしべが長く伸びており、花柱がヘリコプターのプロペラのように広がった形状をしているためです。主な花弁の色は、白地に紫色のまだら模様と黄色であり、珍しい色として白色があります。 現在ホトトギスとして流通しているものの多くはホトトギスとタイワンホトトギスの交雑種だと言われています。

 

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半日陰や明るい日陰で花を育てよう

直射日光をたっぷり浴びた方が、華やかな花がたくさん咲くイメージがあるかもしれません。でも、夏に人が木漏れ日のさす涼しい場所でほっとするように、半日陰や明るい日陰を好む花もたくさんあります。やわらかい日差しの中で育つ花は、優しくしっとりとした印象があります。半日陰や日陰をいかして、その場所だからこそ美しく咲く花を育ててみてはいかがでしょうか。

直射日光をたっぷり浴びた方が、華やかな花がたくさん咲くイメージがあるかもしれません。でも、夏に人が木漏れ日のさす涼しい場所でほっとするように、半日陰や明るい日陰を好む花もたくさんあります。やわらかい日差しの中で育つ花は、優しくしっとりとした印象があります。半日陰や日陰をいかして、その場所だからこそ美しく咲く花を育ててみてはいかがでしょうか。

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戸松敦子
戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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