夏の花特集!6月、7月、8月に咲く夏の花35選
金子三保子
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夏(6月、7月、8月)に咲く草花17選
ひまわり
開花時期 7月~9月
夏の花の代表と言えばひまわり。元気で明るい雰囲気の夏の一年草です。もともとは背丈の高い草花でしたが、最近は矮性種や分枝性がある性質など色々と種類が豊富になってきました。花の色も黄色をはじめ、写真のように黄色でもちょっとシックな雰囲気のあるもの、レッド系、ブラウン系など、深みのある大人っぽい雰囲気のひまわりもあります。夏の強い日差しの中で咲く花だけに、ひまわりは青空が似合う花です。
花菖蒲(ハナショウブ)
ハナショウブ
開花時期 6月
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタと見た目が似た花がありますが、5月のゴールデンウィークの頃に咲くのはアヤメ、その後カキツバタ、ハナショウブの花の見ごろは、もう少し遅い6月です。その他の見分け方は、まず生息地。陸地に生えているものはアヤメ、水辺や湿地に生えているものはカキツバタかハナショウブです。次に花弁のつけ根を見ます。花びらの弁元に網目状の模様があるのはアヤメ、つけ根が白色のものはカキツバタ、黄色ならハナショウブ、という風に見分けましょう。
トケイソウ
開花時期 6月~10月
中南米原産のトケイソウは花の形がユニークなことで知られ、世界中で観賞用として広く栽培されているツル性の多年草です。
ホリホック(タチアオイ)
開花時期 6月~8月
梅雨入りの頃に穂状の花の一番下が咲き始めるホリホック(タチアオイ)は、品種によって多年草、二年草、一年草があります。昔からある種は生長すると2mくらいになる背丈の高い花ですが、最近は矮性種もあります。花の咲き方も一重の他、八重咲き種もあり、小さなシャクヤクのような豪華な雰囲気です。花色もブラック系やアプリコットなど、最近はとても豊富になりました。
ハーブ
6月から8月の初夏から夏はハーブの花の開花時期。ハーブの花は園芸種の花より控えめな花が多いですが、素朴でかわいい花を咲かせるハーブがたくさんあります。
ラベンダー
ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)
ハス
開花時期 7月~8月
ハスはインド原産とされていますが、観賞用にも食用にもなるため世界中で育成されています。昔から仏教と深く結びつきのあるハスの花は、花も葉も独特なフォルムで、美しい夏の花のひとつで、日本各地にハスの鑑賞スポットがあります。ハスの花は夏の午前中に開花し、午後には閉じる半日花なので、見に行く時は朝早く出かけることをおすすめします。
蓮(ハス)
睡蓮(スイレン)
世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に約40種類分布するスイレン属スイレン科の多年生の水草で、地下茎または塊茎をもっています。葉は長い葉柄をもち円形や楕円形をして水面に浮いています。睡蓮(スイレン)は、熱帯性スイレンと温帯性スイレンに分類されます。
陽射しが弱まると早々に花を閉じてしまう様子が眠ってしまうように見えたところから、「眠るハス」を意味し「睡蓮」と書きます。
アサガオ
開花時期 7月~9月
子供の頃、多くの方が育てたことのある花のひとつ、アサガオ。花の形は円錐形で、ラッパの先端のように開きます。花が開いたあとは、内側に籠る様にして閉じていきます。ツル性植物なので、最近ではグリーンカーテンの素材としても人気の夏の花です。
朝顔(アサガオ)
グラジオラス
開花時期 6月~9月
すらりと伸びた花茎に整然と並んで咲く姿が凛とした雰囲気のあるグラジオラス。品種もたくさんあって花の色も豊富です。園芸素材としての他、切り花としてもたくさんの品種が流通しています。
アガパンサス
開花時期 6月~7月
アガパンサスはユリ科の多年草で、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のように薄紫色の美しい花を咲かせます。性質が丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく使われています。アガパンサスは咲く時期は、梅雨で雨の多い季節。アジサイと並んで雨や曇りの中でも美しく見える花色です。
アガパンサスの開花直前は、咲いた時のサイズよりはるかに小さなかわいらしいサイズ。開花すると急に大きくなる変化もおもしろい植物です。
アガパンサス
- アガパンサスは、ユリ科の多年草で、5月下旬ごろから7月頃、光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような放射状の涼やかな青い色の花を毎年咲かせます。南アフリカが原産で種類は10~20種あり、その性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。 学名の「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源となり、愛らしい花の美しさからこの名前が付けられています。南アフリカが原産で小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。 アガパンサスは、冬でも葉が枯れない多年草タイプのものと、冬になると地上部が枯れる宿根草タイプのものがあります。大きさは、大人の膝丈にも満たないくらいの大きさのものから、1mを超える大型のものまであります。花色は赤みがかった紫~青紫、白があります。紫色の花でも、色は濃いものから薄いものまでさまざまです。つぼみのまま花が開かないといった、少し変わった面白い品種もあります。
半夏生(ハンゲショウ)
開花時期 6月~7月
半夏生はドクダミ科の多年草。花の咲く梅雨のころに、葉の数枚が白になり茎の脇から穂状の白い花穂が立ち上がり開花します。
半夏生(ハンゲショウ)
ダリア
開花時期 6月~11月
ダリアは咲き方、色、花のサイズがとても豊富で品種がたくさんある夏に咲く球根の花です。最近では種から育てるタイプの種も登場しています。初夏に開花した後、切り戻しておくと秋に再び美しく返り咲きます。
ダリアは切り花としてもとても人気で、品種もとても豊富です。
キキョウ
開花時期 6月~10月
キキョウは夏に花を咲かせる宿根草。秋の七草で知られ秋の花のイメージが強いキキョウですが、真夏の暑い時期でも涼しげに咲き続ける丈夫な花です。
キキョウ(桔梗)
- キキョウ(桔梗)は、毎年夏の時期に花を咲かせる宿根草で、万葉集にも登場し古くから日本で愛される植物の一つです。また、キキョウ(桔梗)は秋の七草で知られ秋の花のイメージですが、真夏の暑い時期でも涼しげに咲き続ける丈夫な花です。キキョウ(桔梗)は強い霜に当たらなければ越冬しますので、関東では地植えにしたままで翌年また花を咲かせることが出来ます。 キキョウ(桔梗)の花の色は青の他に白、ピンク、絞りの入った色などがあります。次々と咲き続け、一通り咲き終えた時に切り戻しを行うと再び秋に開花します。またキキョウ(桔梗)の英名の「Balloon flower」は蕾が風船のように膨らんでいるところから名がつきました。