5月の花32選。初夏に咲く花をご紹介!

金子三保子

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5月の花30選!5月に咲く花木やガーデニングに使える5月に咲く花をご紹介します!5月はゴールデンウィークでまとまったお休みがある時期。ゆっくりと時間をとって新緑の緑や咲き誇る花たちを見に出かけませんか?

目次

5月に咲く花木

1.バラ

切り花のバラは、1年を通して流通しているバラですが、本来のバラの開花時期は、初夏と秋。5月はバラの本来の開花時期です。バラが植栽されている植物園では、バラのフェスティバルが行われるのも5月です。

開花時期 5月~10月

切り花のバラは1年を通して流通していますが、本来のバラの開花時期は初夏と秋。5月はバラの本来の開花時期です。バラが植栽されている植物園でバラのフェスティバルが行われるのも5月です。

バラとひとくちに言っても多品種がありますが、近年作られた現代バラのほとんどは四季咲き性のものが多いですが、モッコウバラのようなオールドローズ系のバラは4月~5月の1季咲きです。

バラ(ブッシュ・ローズ)

  • バラはその豪華な美しさと芳香で花の女王ともいわれ、紀元前の昔から人々を魅了してきました。愛と美の象徴ともいわれ神話や宗教、芸術や文学にも数多く登場し、いつの時代にも文化の中心に咲き続けています。バラ科・バラ属の落葉性の低木・花木で、その多くは葉や茎にトゲを持ちます。樹形からブッシュローズ(木立ち性)、シュラブローズ(半つる性)、クライミング・ローズ(つる性、つるバラ)の3タイプに分けられています。ブッシュローズは株立ち性の枝幹がまっすぐ伸びて花が上向きに咲くタイプで、「ハイブリットティー」「フロリパンダ」「ミニュチュア」「パティオ」「ポリアンサ」が含まれます。

 

2.ライラック

ライラック

開花時期 4月~6月

ライラックは東京だと5月に咲く花木で、葉はハート形、花は円錐形に小花が房咲きになり紫色、藤色、紅色、白色などの一重や八重の花をたわわにつけます。香りが良いので世界中で愛されている花木です。フランス語でリラ、和名はムラサキハシドイと呼ばれています。ハシドイは、日本に自生する近縁種の落葉小高木のことです。

ライラックは冷涼な気候を好み、特に夏の夜温が下がる環境を好みます。そのため東北北部や北海道、本州の高原地帯が適地といえます。

ライラックは、切り花としても流通しています。2月ごろから輸入物のライラックが流通し始め、国産のライラックは4月~5月ごろに出回ります。切り花としての流通期間は短いですが、とても人気のある花です。

ライラック

  • ライラックは4月~6月に開花する落葉小高木で、葉はハート形、花は円錐形に小花が房咲きになります。ライラックの花は、紫色、薄紫色、ピンク色、白色などの一重や八重の花をつけます。香りがよいので、世界中で愛されている花木です。 ライラックはフランス語でリラ、和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)といい、ハシドイは日本に自生する近縁種の落葉小高木のことです。ライラックは冷涼な気候を好み、特に夏の夜温が下がるところを好みます。日本では東北北部や北海道、本州の高原地帯が適地といえます。ライラックは風通しがよく、湿気の少ない環境を好みます。暖地に植える場合は西日が当たらない日当たりのよい場所を選んで植えましょう。 ライラックの属名のSyringa(シリンガ)はギリシア語で笛やパイプを意味するsyrinxに由来し、枝の髄の部分をくりぬいて管にし笛をつくって古代ギリシャでは羊飼いたちがライラックの笛を吹いていたそうです。トルコではこれをパイプにしていたそうです。

 

3.ハナミズキ

開花時期 4月~5月  桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。5月の花木は?と聞かれるとハナミズキをあげる方も多いのではないのでしょうか。ハナミズキは北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、春にたくさんのかわいい花を咲かせ、別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。花の見ごろは4月から5月にかけてです。落葉樹として知られているハナミズキですが、高さは10m前後まで生長します。分布も全国各地で、街路樹や家のシンボルツリーとして、庭木としてもよく目にします。私たちが花びらと思っているのは花ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)です。実際の花びらは総苞よりも中央にあります。ハナミズキは新緑の季節の5月に開花し、ツツジやサツキの鮮やかなピンク、落葉樹の青葉などとあわせて、5月の風景に欠かせない花です。

開花時期 4月~5月

桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。5月の花木は?と聞かれるとハナミズキをあげる方も多いのではないのでしょうか。ハナミズキは、北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、春にたくさんのかわいい花を咲かせ、別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。花の見ごろは、4月から5月にかけてです。落葉樹として知られているハナミズキですが、高さは10m前後まで生長します。分布も全国各地で、街路樹や家のシンボルツリーとして、庭木としてもよく目にします。私たちが花びらと思っているのは花ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)です。実際の花びらは総苞よりも中央にあります。ハナミズキは新緑の季節の5月に開花し、ツツジやサツキの鮮やかなピンク、落葉樹の青葉などとあわせて、5月の風景に欠かせない花です。

ハナミズキ(花水木)

  • 桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。見ごろは4月から5月にかけてです。落葉樹として知られているハナミズキですが、10m以上まで生長します。分布も全国各地。極端に寒さの厳しい地域では生育が見られませんが、大抵の場所なら育てることが出来ます。 ハナミズキの葉は、枝の先に楕円形についています。花は、桜の様な形に見えますが、花弁が付いているわけではありません。花に見える部分は、花弁ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)、です。実際の花弁は総苞よりも中央にあります。 ハナミズキの寿命は桜と同じく80年程度と言われています。

 

4.ツツジ・サツキ・アザレア

開花時期 4月~6月  ツツジ科のツツジ・サツキ・アザレアは、とても色鮮やかで印象的な植物で、日本全国で生垣などとしてよく使われる花木です。サツキ、アザレアはツツジの仲間なので花はとてもよく似ています。違いのひとつは開花時期。ツツジとアザレアは、4月~5月、サツキは5月~6月が花の時期です。また、花の咲き方にも違いがあり、ツツジとアザレアは花が一斉に咲きますが、サツキは1週間ほどかけて順々に開花します。

ミツバツツジ

開花時期 4月~6月

ツツジ科のツツジ・サツキ・アザレアは、とても色鮮やかで印象的な植物で、日本全国で生垣などとしてよく使われる花木です。サツキ、アザレアはツツジの仲間なので花はとてもよく似ています。違いのひとつは開花時期。ツツジとアザレアは、4月~5月、サツキは5月~6月が花の時期です。

サツキ(皐月・さつき)

  • サツキは最も育てやすい花木のひとつ。交通量の多い道路沿いにも植えられていることから、その強健ぶりが分かります。初心者でも盆栽に仕立てることが容易で、すぐに幹を太らせてくれます。江戸時代から品種改良が続けられているだけあり、一般の愛好家でも人工授粉による交配にチャレンジできます。入門種でありながら、サツキには奥深い世界が広がっているのです。毎年5月には東京・上野で「さつきフェスティバル」が催されており、見事な盆栽の数々を目にすることができます。和のイメージが強いさつきですが、意外と洋風の庭にもよく似合います。

ツツジ(躑躅・つつじ)

  • ツツジ科ツツジ属の植物。花のピンク色がとても鮮やかで印象的な植物です。学校の生垣などとしても使われています。花の奥には甘い蜜があり、蜜を吸った思い出がある方も多いのではないでしょうか。種によって違いますが、毒があるので注意。

 

5.フジ

開花時期 4月~5月  フジは古くから振り袖姿の女性に例えられるように、優雅で柔らかい印象を与える花です。日本全国に有名な藤棚があり、5月のゴールデンウィークの頃に美しく開花した藤棚がニュースなどで紹介されます。垂れさがるように咲く藤の美しい花姿もさることながら、藤の香りも魅力のひとつではないでしょうか。初夏のキラキラとした光と青葉の中で、美しく咲き誇った藤の花を見ると、ついつい近寄って香りをかいでみたくなるものです。フジと言って思い浮かべるのは、淡い紫色ですが、たくさんの園芸品種が存在し、色も白やピンクなどもあります。

開花時期 4月~5月

フジは、古くから振り袖姿の女性に例えられるように、優雅で柔らかい印象を与える花です。日本全国に有名な藤棚があり、5月のゴールデンウィークの頃に美しく開花した藤棚がニュースなどで紹介されます。垂れさがるように咲く藤の美しい花姿もさることながら、藤の香りも魅力のひとつではないでしょうか。初夏のキラキラとした光と青葉の中で、美しく咲き誇った藤の花を見ると、ついつい近寄って香りをかいでみたくなるものです。フジと言って思い浮かべるのは、淡い紫色ですが、たくさんの園芸品種が存在し、色も白やピンクなどもあります。

フジ(藤)

  • フジ(藤)はマメ科の落葉性のつる植物です。春になると薄紫や白の花を咲かせます。庭園や公園で目にする藤棚のイメージが強く、自宅での育て方は難しいように言われていますが、実は鉢植えでも楽しめます。根の生長が制限されることから、むしろ鉢植えの方が花付きがよくなるほどです。 フジ(藤)には大きく分けて2種類あり、ノダフジ(野田藤) Wisteria floribunda はつるが右巻き、ヤマフジ(山藤)Wisteria brachybotrysは左巻きという特徴があります。 「ノダフジ(野田藤)」の由来となった大阪市福島区の野田はフジ(藤)の名所として有名。毎年4月には「のだふじめぐり(ふじ祭り)」が開催されます。樹齢1200年を越え、天然記念物に指定されている埼玉県春日部市の「牛島の藤」もよく知られています。

 

6.ビバーナム・スノーボール

ビバーナムスノーボール 5月の花

開花時期5月

ビバーナム・スノーボールは、アジサイをひと回り小さくしたようなボール状の花を初夏に咲かせる落葉低木です。新緑の季節にぴったりなライムグリーン色のボール状のかわいい花で、花色がグリーン色なので他の花との色合わせがしやすいこともあって植栽として人気の庭木です。

ビバーナム・スノーボールは切り花としても流通しています。最近は輸入物を含めると通年見かける花材になりつつありますが、一番流通量が多いのは、花の咲く時期の5月~6月です。

ビバーナム・スノーボールの葉っぱの色は新緑の季節にぴったりな若緑色。花は咲き始めはライムグリーン色、咲き進むと白に変化していきます。庭木として、このグリーンから白色への変化は、2週間くらいかかります。

ビバーナム・スノーボール

  • ビバーナム・スノーボールは、スイカズラ科の落葉性低木です。 ビバーナム・スノーボールは、新緑の季節にグリーンから白に花の色が変化するので、白にこだわったホワイトガーデンをはじめ、どんな花色にもあうため最近人気です。花の他、秋の紅葉の美しさも目を引きます。自然樹形で楽しめること、咲き進むにしたがってグリーンから白に変化する花、紅葉と季節の変化を感じられ、ナチュラルガーデンにおすすめの庭木です。

 

7.テイカカズラ

開花時期5月~6月  テイカカズラは、5~6月の初夏に一重の清楚な花をたくさん咲かせる香りもよいつる植物です。性質がとても丈夫なため、街路樹などにも使われることもあります。グランドカバーで人気のハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種です。

開花時期5月~6月

テイカカズラは、5月~6月の初夏に一重の清楚な花をたくさん咲かせる香りもよいツル植物です。性質がとても丈夫なため、街路樹などにも使われることもあります。グランドカバーで人気のハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種です。

 

8.ハニーサックル(スイカズラ)

開花時期5月~10月  ハニーサックルは半落葉のつる植物。とてもよい香りのするハニーサックルの花は5月ごろから開花しはじめます。最近ガーデニングの素材として、次々と新しい品種も作られるようになり、色合いなども豊富になりました。  ハニーサックルはとても成長力が強い植物です。つる性であることを生かして、クレマチスと同じような立体的な空間を作るのに適しています。とても大きくなるので、フェンスやトレリス、アーチなどに這わせると見事な光景になります。

開花時期5月~10月

ハニーサックルは、半落葉のツル植物。とてもよい香りのするハニーサックルの花は、5月ごろから開花しはじめます。最近ガーデニングの素材として、次々と新しい品種も作られるようになり、色合いなども豊富になりました。

ハニーサックルは、とても生長力が強い植物です。ツル性であることを生かして、クレマチスと同じような立体的な空間を作るのに適しています。とても大きくなるのでフェンスやトレリス、アーチなどに這わせると見事な光景になります。

 

9.タニウツギ

開花時期5月~6月

タニウツギは、タニウツギ科タニウツギ属の落葉低木です。ラッパのような形のかわいい花が、初夏に開花します。この花が咲くと田植えを開始する合図として、「田植え花」として親しまれています。写真のような斑入り種もあります。

 

10.エゴノキ

エゴノキは、5月~6月の初夏に白い花を咲かせるエゴノキ科の落葉高木で、日本にも広く分布しています。雑木林などにも自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。

開花時期5月~6月

エゴノキは、5月~6月の初夏に白い花を咲かせるエゴノキ科の落葉高木で、日本にも広く分布しています。雑木林などにも自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。

エゴノキの白い花は、鈴なりにぶら下がって咲き、独特の美しさがあります。花の散り方は、花びらを散らさずに、咲いていた形のままで落下していきます。白い花がくるくると回りながら落ちていく姿は、とても可愛らしい趣きがあります。その後、秋には果実が熟して1果に1つだけ入っている種を出します。

株立ちのエゴノキは、シンボルツリーとして人気があります。暑さ、寒さに強い丈夫な樹種で自然樹形のままで整うのも、庭木として人気の理由です。

 

11.ハクウンボク

ハクウンボクは、5月~6月の初夏に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する、エゴノキ科の落葉高木です。咲いている花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。  エゴノキと花が似ていますが、見分け方は「葉の形状」で見分けることができます。ハクウンボクの葉の形は、エゴノキより大きく丸い形をしています。丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園や街路樹として植栽されています。

開花時期5月~6月

ハクウンボクは、5月~6月の初夏に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する、エゴノキ科の落葉高木です。咲いている花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。

エゴノキと花が似ていますが、見分け方は「葉の形状」で見分けることができます。ハクウンボクの葉の形は、エゴノキより大きく丸い形をしています。丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園や街路樹として植栽されています。

 

12.カルミア

開花期5月~6月

花のつぼみは金平糖やチョコレート菓子のアポロチョコにも似ていて、まるでお菓子みたいな表情をしているカルミア。なんとも特徴的なつぼみがはじけて五角形の花が開花します。

小さな花が集合して丸い大きな花のように見えるので、開花時はとても華やか。花の塊がいっぺんに開花するのでなく、少しずつ開花していきます。期間は5月頃から梅雨入りくらいまで、1か月ほど開花します。

5月に咲く宿根草(多年草)、一年草

1.カーネーション

開花時期 4月後半~6月、10月~11月  5月の花と言えばカーネーション。カーネーションは5月の第二日曜日の母の日に贈る花の代表的な存在です。  切り花としては1年中流通していて、一茎一花で大輪のカーネーションとスプレー咲きのものがあります。切り花のカーネーションの色のバリエーションはとても多く、最近は複色カラーのカーネーションも多数流通しています。鉢物のカーネーションは、最近は四季咲き性のあるものが多く流通しています。

開花時期 4月後半~6月、10月~11月

5月の花と言えばカーネーションカーネーションは5月の第二日曜日の母の日に贈る花の代表的な存在です。

切り花としては1年中流通していて、一茎一花で大輪のカーネーションとスプレー咲きのものがあります。切り花のカーネーションの色のバリエーションはとても多く、最近は複色カラーのカーネーションも多数流通しています。鉢物のカーネーションは、最近は四季咲き性のあるものが多く流通しています。

カーネーション

  • カーネーションはナデシコ科の多年草です。カーネーションの歴史は古く、17世紀ヨーロッパだけでも300種類以上の品種があったといわれています。その後、日本には江戸時代に輸入されました。鉢花、生花としても世界的にポピュラーで人気が高いです。品種、形、色の種類も豊富にあります。生花では、1本の茎に一輪咲きの「スタンダードタイプ」と、枝分かれし数輪咲きの「スプレータイプ」があります。 カーネーションは何と言っても「母の日」の象徴。毎年5月の第二日曜日が母の日です。この日には世界中でお母さんにカーネーションを送る風習があります。

 

2.シャクヤク(芍薬)

開花時期 5月~6月  シャクヤクは5月~6月の初夏に咲くボタン科の多年草の花です。和名では「シャクヤク」、英名では「ピオニー」と呼ばれています。シャクヤクは中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。シャクヤクは薬用植物として知られて、江戸時代からは「茶花」として観賞用になりました。その後改良され、品種、形、色の種類も豊富にあり、鉢花、切り花としても人気が高い花です。  シャクヤクの切り花は出回りは主に5月~6月の開花時期の季節にだけ出回る花材です。開花したときの何とも言えない美しさから、芍薬はウェディングブーケの花材にもよく使われる花です。  シャクヤクの魅力と言えば開花した時の華やかさ。つぼみの時からは想像もできない大輪になる花姿がとても人気です。華やかな庭の彩りに、存在感のある花あしらいにと、園芸でも生花でもシャクヤクは5月を代表する花です。

開花時期 5月~6月

シャクヤクは、5月~6月の初夏に咲くボタン科の多年草の花です。和名では「シャクヤク」、英名では「ピオニー」と呼ばれています。シャクヤクは中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。シャクヤクは薬用植物として知られて、江戸時代からは「茶花」として観賞用になりました。その後改良され、品種、形、色の種類も豊富にあり、鉢花、切り花としても人気が高い花です。

シャクヤクの切り花は、出回りは主に5月~6月の開花時期の季節にだけ出回る花材です。開花したときの何とも言えない美しさから、芍薬はウェディングブーケの花材にもよく使われる花です。

シャクヤクの魅力と言えば開花した時の華やかさ。つぼみの時からは想像もできない大輪になる花姿がとても人気です。華やかな庭の彩りや、存在感のある花あしらいにと、園芸でも生花でもシャクヤクは5月を代表する花です。

芍薬(シャクヤク)

  • 芍薬(シャクヤク)はアジア原産のボタン科の多年草。春になると地面から新芽を出し、伸びた茎から大きな花を咲かせるのが特徴です。 芍薬(シャクヤク)は中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。薬用植物としても知られ、花から根まで余すことなく使用され、江戸時代からは「茶花」として観賞用としても親しまれてきました。その後、改良され、現在では数多くの品種が作られ、初夏の切り花としても人気の高い植物です。 花を見ただけでは見分けがつかない、よく似た花を咲かせる牡丹(ボタン)とは全く違う植物です。牡丹(ボタン)は落葉低木で「木」、芍薬(シャクヤク)は「草」として分類されます。 最近では、芍薬(シャクヤク)と牡丹(ボタン)を掛け合わせたハイブリッドシャクヤクも登場し、以前はなかった黄色の芍薬(シャクヤク)も流通しています。

 

3.ポピー

開花時期 4月~7月  ポピーは品種によって開花時期が違います。5月に咲くポピーとしては、アイスランドポピーは4月中旬~5月上旬、シャーレーポピーは5月中旬~下旬見ごろに見頃を迎えます。(年の気象によって開花時期は異なります)  ゴールデンウィークのころには、一面に咲き誇るポピーを楽しめる公園が、日本全国に何か所もあります。ポピーは1株で植えてもかわいい花ですが、広い空間にたくさんの数のポピーを植栽したポピー畑の光景はとても見事なので、機会があれば見に行かれてはいかがでしょうか。  ポピーは花だけでなく、つぼみ、花が開花する瞬間、満開時、花びらがちって種ができ始めた時と、それぞれの形がユニークなので、機会があったら花以外のフォルムにも注目してみてください。

開花時期 4月~7月

ポピーは、品種によって開花時期が違います。5月に咲くポピーとしては、アイスランドポピーは4月中旬~5月上旬、シャーレーポピーは5月中旬~下旬見ごろに見頃を迎えます。(年の気象によって開花時期は異なります)

ゴールデンウィークのころには、一面に咲き誇るポピーを楽しめる公園が、日本全国に何か所もあります。ポピーは1株で植えてもかわいい花ですが、広い空間にたくさんの数のポピーを植栽したポピー畑の光景はとても見事なので、機会があれば見に行かれてはいかがでしょうか。

ポピーは、花だけでなく、つぼみ、花が開花する瞬間、満開時、花びらがちって種ができ始めた時と、それぞれの形がユニークなので、機会があったら花以外のフォルムにも注目してみてください。

 

4.クレマチス

開花時期 通年(品種によって開花時期が違う)  クレマチスは系統によって、花の形、開花時期、剪定方法が違います。加えてツル性が多いですが、木立性のものもあったり、落葉性もあれば常緑性のものもあります。多種多様すぎるところ、これがクレマチスの特徴だとも言えます。5月はたくさんの系統のクレマチスが咲く季節で、最近では母の日の贈り物としてもクレマチスの鉢植えは人気があります。

開花時期 通年(品種によって開花時期が違う)

クレマチスは、系統によって、花の形、開花時期、剪定方法が違います。加えてツル性が多いですが、木立性のものもあったり、落葉性もあれば常緑性のものもあります。多種多様すぎるところ、これがクレマチスの特徴だとも言えます。5月はたくさんの系統のクレマチスが咲く季節で、最近では母の日の贈り物としてもクレマチスの鉢植えは人気があります。

クレマチス(テッセン)

  • クレマチスは、日本、ヨーロッパやアジアが原産の多年草。原種は300種類は存在し、日本では「カザグルマ」「ハンショウヅル」「センニンソウ」などがあります。クレマチスの花びらに見える部分は「ガク」であり、花びらがないというちょっと変わった花で、四季咲き、一季咲きのものがあります。クレマチスは品種によって開花時期も異なり、秋冬に咲くものもあります。 クレマチスの咲き方は、大きく分けると新しい枝に花が咲く新枝咲き、新しい枝にも古い枝にも花が咲く新旧枝咲き、古い枝に花が咲く旧枝咲きの3つに分けられます。それぞれ剪定の仕方も違うので注意しましょう。

 

5.アヤメ

アヤメ

開花時期5月~6月

アヤメ、花菖蒲、カキツバタと見た目が似た花がありますが、5月のゴールデンウィークの頃に咲くのは、アヤメ、その後カキツバタ、花菖蒲の花の見ごろは、もう少し遅い6月です。その他の見分け方は、まず生息地。陸地に生えているものはアヤメで、水辺や湿地に生えているものはカキツバタかハナショウブです。次に花弁のつけ根を見ます。花びらの弁元に網目状の模様があるのはアヤメ、つけ根が白色のものはカキツバタ、黄色ならハナショウブ、という風に見分けましょう。

アヤメ(文目・あやめ)

  • アヤメは下に垂れている大きな外花被片と直立している内花被片をそれぞれ3個つけているため、遠くからでも一目で分かるほど特徴的な花です。花の色は紫色か白色ですが、外花被片には網目模様があり、なおかつつけ根は黄色になっています。アヤメの品種の一つであるジャーマンアイリスは、花の色が紫色や白色をはじめ数多くの色を持っており、外花被片と内花被片で色が異なっているものもあります。また花被片そのものも大き目でフリルのような形をしています。シャガという品種は、茎が分かれるため1株で小さめの花を数輪つけるのが特徴的です。

カキツバタ(燕子花・杜若)

  • カキツバタ(燕子花・杜若)は「いずれアヤメかカキツバタ」の慣用句で知られるように、古来から美しいもの優れたものの象徴として愛されてきた花です。 アヤメとよく似ていますが、アヤメは陸生、カキツバタは池や沼地などで育つ水生であることが違いです。 そのため、株の一部が常に水に浸かった状態で育てる必要があります。鉢よりひとまわり大きな容器やかめに水を張って、カキツバタ(燕子花・杜若)を鉢ごと入れておきましょう。水の腐敗しやすい夏場は時折、交換が必要です。 暑さ寒さに強く育てやすい植物です。

 

6.カンパニュラ

開花時期5月~7月  カンパニュラは、キキョウ科の宿根草で、温帯地から冷帯地まで広く分布しています。カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。和名の「風鈴草」、別名の「釣鐘草」も、花の形が釣鐘に似ていることから名付けられました。  カンパニュラはたくさんの品種があり、矮性で20センチほどのものから、1m以上の丈まで様々です。また、多年草のカンパニュラもあれば、1・2年草のカンパニュラもあります。

開花時期5月~7月

カンパニュラは、キキョウ科の宿根草で、温帯地から冷帯地まで広く分布しています。カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。和名の「風鈴草」、別名の「釣鐘草」も花の形が釣鐘に似ていることから名付けられました。

カンパニュラはたくさんの品種があり、矮性で20センチほどのものから、1m以上の丈まで様々です。また、多年草のカンパニュラもあれば、1・2年草のカンパニュラもあります。

カンパニュラ

  • カンパニュラは温帯地から冷帯地まで広く分布しています。多年草のものがほとんどですが、一、二年草のものも存在します。 釣鐘型の花は直径5㎝前後。釣鐘型ではありますが、咲く方向は下向きは少なく、ほどんどが横や上を向いています。色は青紫、薄紫、白、ピンクなどがあります。葉は地面と平行に、張り付くようにして生えるのが特徴的です。草丈は30㎝から1mほどまでグングンと伸びます。草丈が高くなるので、風で倒れないように添え木をすると美しく育ちます。 カンパニュラとはラテン語で「釣鐘」を意味します。花の形が釣鐘に似ていることからそう名付けられました。

 

7.ヤグルマギク

開花時期5月~7月  もともとの原種のヤグルマギクと言えば青い花。5月から初夏にかけて咲く花です。  最近、新しい品種が次々と作り出され、単色では青、白、ピンク、黒に近いワインカラーの他、複色(ひとつの花に複数の色の要素があるもの)など、色幅がとても豊富な花になりました。  また、ヤグルマギクは切り花としても流通しています。  矢車菊?矢車草?  この花のことを「矢車草」と表現されている方も多いかもしれません。  最近では、まったく同じ名前の「矢車草」という名前を持つユキノシタ科の花があることから、「矢車菊」と表記される方向となっています。ヤグルマギクは植物分類はキク科です。  とは言え、花屋さんでも「矢車草」として販売していることも多いです。ヤグルマギクは英名で「コーンフラワー」とも言います。

開花時期5月~7月

もともとの原種のヤグルマギクと言えば青い花。5月から初夏にかけて咲く花です。

最近、新しい品種が次々と作り出され、単色では青、白、ピンク、黒に近いワインカラーの他、複色(ひとつの花に複数の色の要素があるもの)など、色幅がとても豊富な花になりました。

また、ヤグルマギクは切り花としても流通しています。

矢車菊?矢車草?

この花のことを「矢車草」と表現されている方も多いかもしれません。

最近では、まったく同じ名前の「矢車草」という名前を持つユキノシタ科の花があることから、「矢車菊」と表記される方向となっています。ヤグルマギクは植物分類はキク科です。

とは言え、花屋さんでも「矢車草」として販売していることも多いです。

ヤグルマギクは英名で「コーンフラワー」とも言います。

矢車菊(ヤグルマギク)

  • ヤグルマギクは、キク科の一年草。花びらの形は矢車に似ていて放射状に広がっています。ヤグルマギクの花色は白、青、ピンク、紫などがあります。ヤグルマギクの丈は1m位まで生長する高性から矮性種まで様々です。 ヤグルマギクは、以前はヤグルマソウと呼ばれていましたが、別の植物で山間部などに自生しているユキノシタ科の「矢車草」が存在することから、最近はヤグルマギクと呼ばれるようになりました。 ヤグルマギクは、元々雑草でしたが品種改良されてポピュラーな草花の一つになっています。ヤグルマギクの花は乾燥させればドライフラワーにもなるので、生花としてもドライフラワーとしても、楽しむことができる植物です。

 

8.カリフォルニアポピー

開花時期5月~7月  カリフォルニアポピーは、別名花菱草ともいいます。ポピーと同じケシ科の花ですが、花の形は、ポピーとは、まったく違う花姿です。花色は定番のオレンジの他、クリーム色、アイボリー、アプリコット、赤、ピンクなど年々新品種が増えています。花の咲き方は、一重の他、八重咲き種もあります。カリフォルニアポピーは、お日様とともに花が開き、夜は花が閉じます。晴れた日にキラキラした花びらがお日様に向かって咲く花姿は、とても見事です。カリフォルニアポピーは、広い空間の花畑などにも使われることがあります。

開花時期5月~7月

カリフォルニアポピーは、別名花菱草ともいいます。ポピーと同じケシ科の花ですが、花の形はポピーとはまったく違う花姿です。花色は定番のオレンジの他、クリーム色、アイボリー、アプリコット、赤、ピンクなど年々新品種が増えています。花の咲き方は、一重の他、八重咲き種もあります。カリフォルニアポピーはお日様とともに花が開き、夜は花が閉じます。晴れた日にキラキラした花びらがお日様に向かって咲く花姿は、とても見事です。カリフォルニアポピーは広い空間の花畑などにも使われることがあります。

ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)

  • ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)は、春から初夏にかけて開花するケシ科の一年草です。寒さには強いです高温多湿が苦手。日本では梅雨を越えられないことが多いので一年草とされています。梅雨~夏を越すことができれば、二年草、もしくは多年草となることもあります。花菱草は和名、通称ではカリフォルニアポピーとも呼ばれています。 太陽とともに花が開き、夕方には花が閉じる性質です。つぼみの時点では、花の形からは想像できないとんがり帽子のような形のつぼみをしていて、開花する瞬間にかさが取れて開花します。シルバーグリーンの色合いの繊細な形の葉も素敵な草花です。   ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)のオリジナル品種は発色のよいオレンジ系ですが、最近はオレンジ系各種、アイボリー、オフホワイト、アプリコット、赤、ピンクなど豊富な花色があるとともに、一重の他、八重咲種など、花の咲き方も色々で毎年のように新品種が登場しています。 ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)は、花びらに光沢があり、日光が花びらが当たってキラキラと咲いている姿はとても目を引きます。 ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)はワイルドフラワーのミックスの種などにも入っていることがあり、公園や公共スペースなどの広い空間の花畑に使われることがあります。青い空とオレンジ色のコントラストは美しく、花びらのキラキラした花を群生させるととても見事です。

 

9.オダマキ

開花時期5月~7月  オダマキは、キンポウゲ科の多年草で、5月から7月にかけて咲く、とても丈夫な宿根草です。オダマキには日本原産の「ミヤマオダマキ」とヨーロッパ原産の「西洋オダマキ」があります。それぞれ花丈が違います。  オダマキの園芸品種はたくさんの品種があり、毎年のように新品種が出る、とても種類の多い草花です。オダマキは、とてもユニークな花の形でうつむくような姿で咲く姿がかわいらしい草花ですが、最近の新品種は従来の花とは一線を画す変わった形のオダマキも出てきました。

開花時期5月~7月

オダマキは、キンポウゲ科の多年草で、5月から7月にかけて咲く、とても丈夫な宿根草です。オダマキには日本原産の「ミヤマオダマキ」とヨーロッパ原産の「西洋オダマキ」があります。それぞれ花丈が違います。

オダマキの園芸品種は、たくさんの品種があり、毎年のように新品種が出るとても種類の多い草花です。オダマキは、とてもユニークな花の形でうつむくような姿で咲く姿がかわいらしい草花ですが、最近の新品種は従来の花とは一線を画す変わった形のオダマキも出てきました。

 

10.シノグロッサム

開花時期5月~7月  シノグロッサムは和名ではシナワスレナグサ、英名ではChinese forget-me-notとも言われています。ムラサキ科の一年草で、開花期は5月~6月で、忘れな草より少し後に開花します。品種もたくさんあって花丈は30㎝~50㎝くらい、ワスレナグサより少し背丈が高くなる草花です。  写真の水色の他、白、ピンクなどもあります。水色のタイプは、とても透明感のある水色です。環境に合えばこぼれ種で増えるほど性質は強い草花です。品種によっては多年草として分類されていますが、ワスレナグサと同じく高温多湿が嫌いな植物なので、日本では一年草として扱われています。  ワスレナグサとの見分け方は、少し花が大きいのと花の色が単色(ワスレナグサは中心が黄色)、葉っぱの色はワスレナグサが若緑色なのに対して、シノグロッサムはシルバーグリーン色です。

開花時期5月~7月

シノグロッサムは、和名ではシナワスレナグサ、英名ではChinese forget-me-notとも言われています。ムラサキ科の一年草で、開花期は5月~6月。忘れな草より少し後に開花します。品種もたくさんあって花丈は30㎝~50㎝くらい、ワスレナグサより少し背丈が高くなる草花です。

写真の水色の他、白、ピンクなどもあります。水色のタイプは、とても透明感のある水色です。環境に合えばこぼれ種で増えるほど性質は強い草花です。品種によっては多年草として分類されていますが、ワスレナグサと同じく高温多湿が嫌いな植物なので、日本では一年草として扱われています。

ワスレナグサとの見分け方は、少し花が大きいのと花の色が単色(ワスレナグサは中心が黄色)、葉っぱの色はワスレナグサが若緑色なのに対して、シノグロッサムはシルバーグリーン色です。

シノグロッサム

  • 初夏に透明感のある澄んだ水色の花を咲かせるシノグロッサム。耐寒性のある1年草の草花です。和名では、シナワスレナグサという名前です。ワスレナグサと花が似ていて科も同じですが別の植物です。花の違いは、忘れな草は、花色が水色で中心が白~黄色ですが、シノグロッサムは水色の単色です。花丈もワスレナグサよりは少し高めです。シノグロッサムの葉っぱの色は、シルバーグリーン色に近い色をしています。最も流通している品種は水色ですが、ピンクや白などの花色もあります。

 

11.ニゲラ

開花時期5月~7月  ニゲラは5月頃から初夏にかけて花が咲く秋まき一年草の草花です。花も葉も独特なフォルムで小さめながら、その雰囲気はとても存在感があります。繊細そうですが性質は強く、環境が合えばこぼれ種でも増えます。花びらに見える部分はがく片で、本来の花びらは退化して目立たない形状です。  ニゲラの和名はクロタネソウ。なぜこんな名前が付いたかというと、花の後につく種の色がゴマのように真っ黒なことからついたようです。  ニゲラという名はラテン語の「Niger (黒い)」からきています。ニゲラの品種はたくさんあり、年々新品種が登場しています。最近では苗ものとしての他、切り花としても流通が増えてきました。花以外に種が入った実の状態でも出回っています。

開花時期5月~7月

ニゲラは、5月頃から初夏にかけて花が咲く秋まき一年草の草花です。花も葉も独特なフォルムで小さめながら、その雰囲気はとても存在感があります。繊細そうですが性質は強く、環境が合えばこぼれ種でも増えます。花びらに見える部分はがく片で、本来の花びらは退化して目立たない形状です。

ニゲラの和名はクロタネソウ。なぜこんな名前が付いたかというと、花の後につく種の色がゴマのように真っ黒なことからついたようです。

ニゲラという名は、ラテン語の「Niger (黒い)」からきています。ニゲラの品種はたくさんあり、年々新品種が登場しています。最近では苗ものとしての他、切り花としても流通が増えてきました。花以外に種が入った実の状態でも出回っています。

ニゲラ

  • ニゲラは原産国は地中海沿岸と西アジアの、秋蒔き一年草の草花です。春から初夏にかけて花が咲き、花も葉も独特なフォルムで小さめの花ながら、その雰囲気はとても存在感がある草花です。繊細そうな姿をしていますが、性質は強く、環境が合えば、こぼれ種でも増えます。花びらに見える部分はガク片で、本来の花びらは退化して目立たない形状です。 ニゲラという名はラテン語の「Niger ・黒い」からきています。 和名はクロタネソウと言います、花後にバルーン状の果実が膨らみ、中に黒い種が出来る事からこの名前がつきました。 ニゲラの品種はたくさんあり、年々新品種が作り出されています。園芸店では苗ものとして、生花店では切り花としても流通が増え花以外にも種が入った実の状態でも出回っています。

 

12.ボリジ

開花時期5月~7月  ボリジは1年草のハーブ。地植えにすると50cmほどの花丈になる草花です。青い星型の花が5月ごろ開花します。花はかわいらしいですが、性質は強健。主軸の茎は500円玉サイズくらいの直径になることも。環境にあうと、こぼれ種で発芽するほどです。花はエディブルフラワーになります。  ボリジは、ブルーの品種が一般的ですが、白花のボリジ(1年草)や宿根ボリジ(多年草)もあります。

開花時期5月~7月

ボリジは、一年草のハーブ。地植えにすると1m近くの花丈になる草花です。青い星型の花が5月ごろ開花します。花はかわいらしいですが、性質は強健。主軸の茎は500円玉サイズくらいの直径になることも。環境にあうとこぼれ種で発芽するほどです。花はエディブルフラワーになります。

ボリジはブルーの品種が一般的ですが、白花のボリジ(一年草)や宿根ボリジ(多年草)もあります。

ボリジ(ルリジサ)

  • ボリジは地中海沿岸に自生する一年草のハーブです。花後に種を付け枯れていきます。 春に種をまくと、初夏から夏にかけて花を咲かせ、秋にまくと大型に生長し、草丈は1mほどになり、翌春に花を咲かせます。ボリジはこぼれ種でも発芽するほど繁殖力があるので、環境にあうと1年中発芽する場合もあります。 ボリジの花の色は濃い青色と白があります。ボリジの青色は聖母マリアの青い衣を描く時に使われたことから「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。 ボリジの葉の表面は白い剛毛が生えており、触れるとチクチクします。稀に葉にかぶれる人もいるため、注意が必要です。 ボリジの花にはミツバチなどの受粉時の送粉者(ポリネータ)が集まり、周りの植物の実付きがよくなると言われます。

 

13.丁字草

淡いブルーの星型の花の宿根草。植えっぱなしで大丈夫な丈夫な宿根草です。東京だと5月の上旬ごろが開花時期で、開花期間は短いのですが素敵な山野草です。丁字草は、切り花でも短期間出回っています。

開花時期5月

淡いブルーの星型の花の宿根草。植えっぱなしでOKの丈夫な宿根草です。東京だと5月の上旬ごろが花の時期で、開花期間は短いのですが素敵な山野草です。丁字草は切り花でも短期間出回っています。

 

14.ゲラニウム

ゲラニウム 5月の花

開花時期5月~7月

ゲラニウムは、別名フウロソウとも呼ばれるフウロソウ科の宿根草。5月くらいから初夏の間中、開花します。ゲラニウムはたくさんの品種があり、ナチュラルな雰囲気が好きな方に人気の宿根草です。年々株が見事になり、たくさんの花が開花している様子は見事です。

 

15.ギリア

ギリア 5月の花

開花時期5月~7月

ギリアは、ハナシノブ科の一年草。品種によって花の形や花丈などが若干違いますが、いずれも5月ごろから開花する草花です。ギリアのどの品種も、花丈は40~50センチくらいにはなるので、切り花としても利用できます。最近は花市場でも数品種のギリアの切り花が流通しています。

 

16.ジギタリス

ジキタリスは、イングリッシュガーデンの定番として人気の花です。穂状の花茎でベル状の花が咲く姿は存在感があり、バラとの組み合わせによく使われる定番的存在です。花の色は、白、ピンク、イエロー、紫など。最近はアプリコット色などの中間色やブロッチのないタイプのものが出てきました。ジキタリスは 本来は宿根草ですが、暑さに弱いため、春まきの二年草として扱われます。

開花時期 5月~6月

ジキタリスは、イングリッシュガーデンの定番として人気の花です。穂状の花茎でベル状の花が咲く姿は存在感があり、バラとの組み合わせによく使われる定番的存在です。花の色は、白、ピンク、イエロー、紫など。最近は、アプリコット色などの中間色やブロッチのないタイプのものが出てきました。ジキタリスは本来は宿根草ですが、暑さに弱いため、春まきの二年草として扱われます。

5月に咲く球根の花

1.スズラン

5月の花 宿根草 球根 スズラン

開花時期 4月~5月

一輪一輪の花は、とても小さな鈴のような形で可憐な雰囲気のスズラン。4月~5月が開花時期です。スズランには日本に自生するニホンスズランと、園芸品種として広まっているドイツスズランに分けられます。

一見すると同じに見えるニホンスズランとドイツスズラン。自生している様子を見れば大きい方がドイツスズラン、葉の下に花が生えているのがニホンスズランと見分けがつきますが、花の部分だけを見るとなかなか見分けがつきません。しかしたった一つ見分けられる方法があります。それは、花の中。真っ白な花の中に赤い点が付いている方がドイツスズラン、真っ白なのがニホンスズランです。

フランスでは、5月1日はスズランの日として、愛する人にスズランを贈る習慣があり、贈られた人は幸せになれると言われています。最近は日本でもこのスズランの日を浸透させようとする動きがあり、5月1日にスズランの花束を販売している花屋さんも多くなりました。

とてもかわいらしい花ですが、スズランは毒性がある草花で、特に花と根が毒が多く含まれます。お子さんやペットなど、口で伝えられない存在が入る庭は、植え付け場所は気を付けたほうがよいでしょう。

スズラン(鈴蘭・すずらん)

  • スズラン(鈴蘭・すずらん)は春に開花する多年草です。漢字で書くと「鈴蘭」ですが蘭の属性ではありません。自生するものでは、中部地方より北側の涼しい高原などに生えています。葉は緑色で幅5cm前後のものが2,3枚生えてきます。葉の間から真直ぐに花茎が伸びてきます。葉の長さは10cmほどですが、花茎はそれよりも長く生長します。そして、花茎から10個ほどの花を咲かせます。スズラン(鈴蘭・すずらん)というその名前の通り鈴のようなフォルムの花を下向きに咲かせます。スズラン(鈴蘭・すずらん)の花は真っ白で直径は1cmに見たない程小ぶりです。可憐で素朴なその姿が多くの人に愛されています。

 

2.シラー・カンパニュラータ

開花時期5月  シラーは秋に植えて翌年4月~5月ごろに咲く球根花です。色は青紫、白、ピンクの3色があります。花の形はつり鐘状(ベル型)で、目立つ花ではないですが、ひっそりと咲く花姿が、ガーデナーには密かな人気のある球根花です。シラーは別名「ブルーベル」とも呼ばれています。シラー・カンパニュラータは、切り花でも5月の短期間流通しています。

開花時期5月

シラーは、秋に植えて翌年4月~5月ごろに咲く球根花です。色は青紫、白、ピンクの3色があります。花の形はつり鐘状(ベル型)で目立つ花ではないですが、ひっそりと咲く花姿がガーデナーには密かな人気のある球根花です。シラーは別名「ブルーベル」とも呼ばれています。シラー・カンパニュラータは、切り花でも5月の短期間流通しています。

 

 3.アリウム

開花時期5月~7月  球状の形が印象的なアリウム。庭に植えると5月から6月上旬くらいに咲く球根の花です。アリウムはたくさんの品種があり、品種によって花丈や花の大きさも違います。切り花として出回るのも開花の時期と同じ初夏のころです。  つぼみの時点ではゴルフボールより少し大きいくらいのサイズが、開花すると花のサイズはつぼみの3~5倍のサイズになります。広い空間に植えると、とても効果的な球根の花です。

開花時期5月~7月

球状の形が印象的なアリウム。庭に植えると5月から6月上旬くらいに咲く球根の花です。アリウムはたくさんの品種があり、品種によって花丈や花の大きさも違います。切り花として出回るのも開花の時期と同じ初夏のころです。

つぼみの時点ではゴルフボールより少し大きいくらいのサイズが、開花すると花のサイズはつぼみの3~5倍のサイズになります。広い空間に植えると、とても効果的な球根の花です。

 

4.ヒメヒオウギ

ヒメヒオウギ(姫檜扇)

開花期4月~5月

ヒメヒオウギは、4月~5月に赤やピンクのカラフルな花が咲くアヤメ科の多年草(球根花)。花の色は、明るい朱赤、ピンク、白などがあります。6枚の花弁の下3枚に斑点がある種類をよく見かけます。球根の植え付けは秋ですが、苗としても開花株が春に出回ります。性質はとても丈夫。球根花で分球でも増えますが、こぼれ種でも増えるほどです。

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金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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