トリフォリウム・バニーズの育て方|植物図鑑

植物名
トリフォリウム・バニーズ
学名

Trifolium arvense

英名
rabbitfoot clover
和名
赤熊萩(シャグマハギ)
別名・流通名
トリフォニウム・アルベンセ
科名
マメ科
属名
シャジクソウ属(トリフォリウム属)
原産地
ヨーロッパ、西アジア

トリフォリウム・バニーズの特徴

トリフォニウム・バニーズは、猫じゃらしを小さくしたような形のセピア色の花穂が特徴的な耐寒性一年草。同じシャジクソウ属(トリフォリウム属)に分類されているシロツメクサの近縁種です。

トリフォニウム・バニーズには、花びらより長いガクがあり、たくさんの白い毛が生えているため、花は隠れて目立ちません。花が終わってもガクと白い毛が残り、ふわふわとした花穂の姿が長く楽しめます。茎は直立または横に這うように生長し、ノスタルジックな雰囲気を漂わせます。花穂はドライフラワーとしても使うことができます。葉の形はシロツメクサと同じ三つ葉ですが、シロツメクサよりもかなり葉の幅が細くて小さいため、あまり似ていません。葉茎には細かい毛が生えています。

トリフォニウム・バニーズは、夏の高温多湿がやや苦手な性質がありますが、耐寒性が強く育てやすい植物です。放任してもたくさんの花を咲かせ、こぼれ種でよく増えます。

トリフォリウム・バニーズの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~40cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 淡いピンク色または白色
開花時期 4月~6月頃

トリフォリウム・バニーズの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け・植え替え

トリフォリウム・バニーズの栽培環境

日当たり・置き場所

水はけと風通しの良い場所を好みます。高温多湿がやや苦手な性質のため、真夏は西日が当たらない半日陰程度の涼しい場所が理想的です。

用土

鉢植えの場合は、草花用の培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、植える場所を耕し、水はけが悪い時は腐葉土を混ぜ込んでから植え付けましょう。基本的には丈夫な植物なので、やせ地でもよく育ちます。

トリフォリウム・バニーズの育て方のポイント

水やり

庭植えの場合は、根付いた後は特に水やりの必要はありません。夏に雨が何日も降らない日が続いた時は水やりしましょう。

鉢植えの場合は、株元の土が乾いたらたっぷり水やりしましょう。土が乾いていないのに水やりを続けると、多湿で蒸れて枯れてしまうことがあります。

肥料

肥料はほとんど必要ありません。多肥の状態が苦手な植物です。

病害虫

春先にアブラムシが発生することがあります。見つけたらすぐに対処しましょう。

トリフォリウム・バニーズの詳しい育て方

選び方

株元が蒸れて枯れていたり、虫が付いているような苗は避け、花穂や葉茎がイキイキして状態の良いものを選びましょう。

植え付け

植え付けの適期は春か秋です。

剪定・切り戻し

適宜、草丈が乱れたら軽く刈り込みましょう。

植え替え・鉢替え

植え替えの適期は春か秋です。地植えの場合は、特に植え替えは必要ありません。鉢植えの場合は、鉢が窮屈になったらひと回り大きな鉢に、新しい土を使って植え替えましょう。

花は、4月~6月頃に咲きます。ふわふわした花穂に隠れて咲くのであまり目立ちません。

夏越し

夏の高温多湿が苦手なため、真夏は半日陰程度の涼しい場所で管理するとよいでしょう。

地植えにする時は、夏に高温多湿で蒸れてしまうような場所は避けて植えましょう。

冬越し

耐寒性が強いため、特別な防寒対策は必要ありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

トリフォリウム・バニーズは、種まきで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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