初心者も育てやすいハーブ40選 おすすめポイントと育て方のコツ

戸松敦子

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初心者でも育てやすいハーブ40種類のおすすめポイントと育て方のコツを紹介します。ハーブをお庭やベランダで育てて、料理やハーブティーなど様々なことに使って楽しめたらいいですよね。

今回紹介する40種類のハーブは、私がガーデニング初心者の頃から今まで育ててきたハーブです。丈夫で育てやすく、すべてプランターでも栽培できます。収穫した後の利用方法も簡単なものが多いので初心者の方にもおすすめです。

目次

ハーブはどんな植物?

古来より、人々は身近な植物の持つ様々な力を暮らしの中に取り入れてきました。薬やもく浴、染色や防虫、防臭、殺菌など、野草を幅広く利用する工夫が重ねられてきたのです。  今日では、「ハーブ」という言葉は、「暮らしに役立つ香りのある植物」を総称する言葉として使われています。  ハーブは主に温帯に生育する植物で、それぞれの植物によって葉や茎、つぼみ、花、根などが使われます。  料理、お茶、クラフト、アロマ、ハーブバスなどのリラクゼーションや美容などにも利用されています。

古来より、人々は身近な植物の持つ様々な力を暮らしの中に取り入れてきました。薬や沐浴(もくよく)、染色や防虫、防臭、殺菌など、野草を幅広く利用する工夫が重ねられてきたのです。

今日では、「ハーブ」という言葉は、「暮らしに役立つ香りのある植物」を総称する言葉として使われています。

ハーブは主に温帯に生育する植物で、それぞれの植物によって葉や茎、つぼみ、花、根などが使われます。
料理、お茶、クラフト、アロマ、ハーブバスなどのリラクゼーションや美容などにも利用されています。

ハーブを食用として用いる際は、無農薬栽培の苗を使うと安心です。また、ハーブは妊娠中、授乳中、乳幼児、持病などのある方は使用に注意が必要な場合があります。主治医に相談してから使用しましょう。

▼ハーブの寄せ植えについてはこちら

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ハーブが好む環境は?

ハーブが育つために大切な要素は、主に4つです。  ・日あたり ・風通し ・水やり ・温度  ハーブとして利用されてきた植物は、もともと荒れた野や山岳地などの厳しい自然環境でも育つ植物なので、丈夫で育てるのも簡単。マンションのベランダなどでも楽しめます。毎年楽しめる多年草が多く、あまり手をかけなくてもどんどん生長します。  ただし、多くは地中海地方原産で冷涼な気候を好み、日本の夏の高温多湿はやや苦手。栽培や環境を工夫して上手に夏越ししましょう。  「このハーブを育てたい!」と思ったら、まずは、そのハーブがどんな環境を心地よく感じるのかを考えて、日あたりや水の加減、耐寒性、耐暑性の有無を調べてみましょう。それぞれのハーブに応じて適する場所を選び、適した手入れをすることが大切です。

ハーブが育つために大切な要素は、主に4つです。

・日当たり
・風通し
・水やり
・温度

ハーブとして利用されてきた植物は、もともと荒れた野や山岳地などの厳しい自然環境でも育つ植物なので、丈夫で育てるのも簡単。マンションのベランダなどでも楽しめます。毎年楽しめる多年草が多く、あまり手をかけなくてもどんどん生長します。

ただし、多くは地中海地方原産で冷涼な気候を好み、日本の夏の高温多湿はやや苦手。栽培や環境を工夫して上手に夏越ししましょう。

「このハーブを育てたい!」と思ったら、まずは、そのハーブがどんな環境を心地よく感じるのかを考えて、日当たりや水の加減、耐寒性、耐暑性の有無を調べてみましょう。それぞれのハーブに応じて適する場所を選び、適した手入れをすることが大切です。

▼育てたハーブで料理を楽しもう!

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育てやすいハーブ40選(1.アロマティカス~10.チェリーセージ

1.アロマティカス ~シソ科 非耐寒性多年草~

おすすめポイントと特徴  アロマティカスはベルベットのようなふんわりした手触りで、葉を触るとミントに似た爽やかな香りがします。丸くて多肉質のぷにぷにした葉が愛らしく、見ていると心がなごみます。  お菓子や紅茶などの風味付けやリキュールの材料として知られます。  育て方のコツ  アロマティカスは日なたを好みますが半日陰でも育ちます。室内の窓辺でも育てられます。寒さに弱く冬は5℃以上必用なので、室内に取り込みます。挿し木で簡単にふやせます。

おすすめポイントと特徴

アロマティカスはベルベットのようなふんわりした手触りで、葉を触るとミントに似た爽やかな香りがします。丸くて多肉質のぷにぷにした葉が愛らしく、見ていると心がなごみます。お菓子や紅茶などの風味付けやリキュールの材料として知られます。

育て方のコツ

アロマティカスは日なたを好みますが半日陰でも育ちます。室内の窓辺でも育てられます。寒さに弱く冬は5℃以上必用なので、室内に取り込みます。挿し木で簡単にふやせます。

アロマティカス

  • アロマティカスはとても香りのよい多肉質のハーブで、ハーブティーや料理に大活躍します。アロマティカスの葉は表面が細く柔らかい毛でびっしりと覆われています。多肉植物のコーナーで売られていることもあり、他の多肉植物と同様に水を控えめにして育てます。比較的乾燥には強く、病気や害虫も付きにくいので育てやすく、見た目もかわいらしいことから人気があります。

2.イタリアンパセリ ~セリ科 半耐寒性二年草~

おすすめポイントと特徴  イタリアンパセリは葉が縮れていない平葉種のパセリです。見た目はミツバに似ていますが、パセリ特有のすっきりした味がします。  肉料理、魚料理から、スープ、生葉はサラダなど様々な料理にも使いやすく、美味しくいただくことができます。  育て方のコツ  イタリアンパセリは日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。夏の高温と乾燥で葉色が悪くなります。夏の直射日光は避けて、適度に日が当たる風通しのよい場所で管理しましょう。

おすすめポイントと特徴

イタリアンパセリは葉が縮れていない平葉種のパセリです。見た目はミツバに似ていますが、パセリ特有のすっきりした味がします。肉料理、魚料理から、スープ、生葉はサラダなど様々な料理にも使いやすく、美味しくいただくことができます。

育て方のコツ

イタリアンパセリは日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。夏の高温と乾燥で葉色が悪くなります。夏の直射日光は避けて、適度に日が当たる風通しの良い場所で管理しましょう。

イタリアンパセリ

  • イタリアンパセリは、ヨーロッパ地中海原産のセリ科のハーブ。2年草のハーブです。(※2年草とは、種まきした翌年になってから花が咲くというように、生育のサイクルが2年にわたるもの。)パセリの中でも、イタリアンパセリは葉が縮れていない平葉種になります。

3.エキナセア ~キク科 耐寒性多年草~

おすすめポイントと特徴

エキナセアはとても丈夫で手入れが簡単です。カラフルな色合いの花が初夏から秋まで長く咲き続けるので、その姿を観賞するだけでも元気がもらえます。エキナセアには免疫力を高める効能があり、エキナセアのハーブティーを飲むことで風邪などを予防し、感染症を鎮めることができるといわれていますが、実はよく出回っているエキナセアは観賞用として作られたものが多く、ハーブとしての薬効はありません。エキナセアをハーブとして飲食用に使う場合は、ハーブとして使える苗かどうか確認して購入することをおすすめします。

育て方のコツ

エキナセアは日なたと水はけの良い肥沃な用土を好みます。暑さには強いのですが、過湿にすると株が腐りやすいので注意します。冬は地上部が枯れますが、春になると再び新芽が出て育ちます。

エキナセア

  • エキナセアは夏から秋に開花し、草丈は1m以上になる宿根草です。 近年、園芸種のエキナセアの品種の育成が進み、草丈が低くコンパクトな品種や花色や花形のバラエティに富んだカラフルな品種が出回るようになりました。

4.オレガノ ~シソ科 半耐寒性多年草、耐寒性多年草~

おすすめポイントと特徴  オレガノはチーズやトマト、肉料理によく合い、イタリアなどの地中海料理にはおなじみのハーブです。花色が白、ピンク、紫など様々あり、観賞用としても楽しめます。  育て方のコツ  オレガノは日当たりと水はけの良い用土を好みます。開花直前が最も香りが良く、最適な収穫時期です。葉をくきごと刈り取り、乾燥させてから葉を取ってピザなどにふりかけるのもおすすめです。

おすすめポイントと特徴

オレガノはチーズやトマト、肉料理によく合い、イタリアなどの地中海料理にはおなじみのハーブです。花色が白、ピンク、紫など様々あり、観賞用としても楽しめます。

育て方のコツ

オレガノは日当たりと水はけの良い用土を好みます。開花直前が最も香りが良く、最適な収穫時期です。葉を茎ごと刈り取り、乾燥させてから葉を取ってピザなどにふりかけるのもおすすめです。

オレガノ

  • オレガノは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科のハーブ。和名は「ハナハッカ」と呼ばれてます。オレガノは大きく「オリガヌム類」「マヨラナ類」「アマラクス類」の3つに分かれてます。一般的にオレガノといわれているのはワイルドマジョラムで、オリガヌム類になります。種類が多く、花や葉が違い、香りも甘いものから強い香りまで様々。葉には抗菌作用があったり何かと使えるハーブの1つです。

5.カモミール ~キク科 耐寒性一年草、耐寒性多年草~

おすすめポイントと特徴  ジャーマンカモミールは一年草、ローマンカモミールは多年草です。3~5月頃に花が咲きます。  リンゴに似た甘く優しい香りが気分を落ち着かせてくれます。香りはジャーマン種とローマン種でそれぞれでやや異なり、ジャーマン種は花のみ、ローマン種は葉や茎も利用します。お菓子の飾りやティー、ハーブバスなどに使えます。  いずれもこぼれ種で増えるほど生育が旺盛で、特にローマン種は踏まれても育つとして芝生がわりに利用されていたほどです。  育て方のコツ  カモミールは日なたと水はけのよい用土を好みます。ローマン種は横に広がって育ちます。夏の熱さで枯れ込むことがあるので、花後は収穫をかねて短く刈り揃えます。再び緑の新芽が伸びて美しく整います。

おすすめポイントと特徴

ジャーマンカモミールは一年草で草丈30cm~60cmほど、ローマンカモミールは多年草で草丈20cm~30cmほどです。3~5月頃に花が咲きます。リンゴに似た甘く優しい香りが気分を落ち着かせてくれます。香りはジャーマン種とローマン種でそれぞれでやや異なり、ジャーマン種は葉に香りが無いので花のみ、ローマン種は葉や茎も利用します。お菓子の飾りやハーブティー、ハーブバスなどに使えます。いずれもこぼれ種で増えるほど生育が旺盛で、特にローマン種は踏まれても育つとして芝生がわりに利用されていたほどです。

育て方のコツ

カモミールは日なたと水はけの良い用土を好みます。ローマン種は横に広がって育ちます。ジャーマン種は花後、夏前で終わる一年草です。多年草のローマン種は、夏の暑さで株が弱ることがあります。花後に収穫をかねて短く刈りそろえておくと、秋に再び緑の新芽が伸びて美しく整います。

カモミール(カミツレ)

  • カモミールは、地中海沿岸原産のハーブの一種です。現在では世界中に帰化しています。花や葉を乾燥させお茶にしたり、薬用としても使われています。育て方は苗からと種からがありますが、比較的育てやすいため種から育てるのもおすすめです。 カモミールの種類には一年草の「ジャーマンカモミール」と、多年草の「ローマンカモミール」の他に、花が咲かない「ノンフラワーカモミール」や黄色い花を咲かせる「ダイヤーズカモミール」があります。 ハーブティーにする場合は、飲みやすいジャーマン種をおすすめします。香りは青りんごにたとえられることもあるように、甘く芳醇です。ジャーマンカモミール、ローマンカモミール共にデイジーのような白い小花を咲かせます。 カモミールは地植えでも鉢植えでも育てる事ができます。地植えにするとこぼれ種で増えていくので群生するカモミールの美しい光景が見られます。

6.カレープラント ~キク科 耐寒性常緑低木~

おすすめポイントと特徴

カレープラントはその名のとおりカレーの香りがします。葉に触れるとさらに香ります。ピクルスやシチューなどの香り付けに使うことができますが、煮込むと苦みが出るので料理の仕上げに使って香りを楽しみましょう。ふわふわしたシルバーリーフが美しく、ドライにしてリースの材料などにも使うことができます。

育て方のコツ

カレープラントは日なたと乾燥気味の用土を好みます。株元が蒸れると葉が落ちやすくなるので、まめに切り戻して草丈を低く仕立てると新芽がたくさん出ていつも美しい葉色を堪能できます。

カレープラント

  • カレープラントはその名のとおりカレーの香りがするハーブです。葉と茎からカレー粉のような香りが漂いますが、カレー粉の原料としてではなく、料理の風味付けやポプリとして使われたり、イモーテルやヘリクリサムという名の精油として流通しています。 カレープラントの綿毛の生えたシルバーの葉はカラーリーフとしても利用され、グランドカバーや花壇の縁取り、寄せ植えの素材として重宝されています。夏に黄色い小さな花が咲き、ドライフラワーとしても使われます。カレープラントは、ドライフラワーにしても長い間色あせず、形も崩れないことから、「永遠の」という意味をもつ「エバーラスティング」と呼ばれたり、「不滅の」という意味をもつ「イモーテル」と呼ばれることがあります。 カレープラントは、本来乾燥した岩場や崖などに自生している低木であるため、過湿が苦手です。日本の梅雨や夏の蒸れる季節に上手に管理できると周年その美しさを楽しめます。

7.カレンデュラ ~キク科 耐寒性一年草科~

おすすめポイントと特徴

カレンデュラの和名はキンセンカで、ポットマリーゴールドの名でも流通します。花色はオレンジや黄色が多く、最近ではコーヒークリーム色のカレンデュラや小さめの花が咲くもの、八重咲のカレンデュラもあります。丈夫で育てやすく、開花期間は12月~5月ととても長いので、冬の花壇や寄せ植えに人気があります。カレンデュラはハーブティーや料理の彩りに使ったり、ポプリや化粧水にも使われています。よく出回っているカレンデュラは観賞用として作られたものが多いので、カレンデュラをハーブとして飲食用に使う場合は、ハーブとして使える苗かどうかを確認して購入することをおすすめします。

育て方のコツ

カレンデュラは日当たりと風通しの良い場所を好みます。まれにうどんこ病になるので、花がらを早めに切り、茎をすかして風通しよく育てましょう。

キンセンカ(カレンジュラ)

  • キンセンカ(カレンジュラ)の花色は、花びらに光沢のあるオレンジや黄色で、お日様とともに開花する性質があります。最近ではシックな花色や八重咲きの種類も出てきました。 キンセンカ(カレンジュラ)は性質が強いので育てやすく、冬の花壇や寄せ植えに使われています。またキンセンカ(カレンジュラ)は病気や気温の変化に強く、単体だけでなく寄せ植えとしても楽しまれています。キンセンカ(カレンジュラ)の本来の開花時期は春ですが、最近は冬のうちから花苗が出回るため、冬から春まで長く楽しめる花となっています。一番たくさんの花が楽しめるのは春になってからです。

8.クレソン ~アブラナ科 非耐寒性多年草~

おすすめポイントと特徴  クレソンは、爽やかな香りをピリッとする辛みがある水生植物。肉料理の付け合わせとしてよく用いられます。  育て方のコツ  クレソンは、ハーブや野菜用の培養土で育てることができます。日当たりを好みますが、冷涼な気候を好むため真夏の直射日光は避けましょう。冬場に5℃を下回らなければ冬も収穫できます。

おすすめポイントと特徴

クレソンは、爽やかな香りとピリッとする辛みがある水生植物。肉料理の付け合わせとしてよく用いられます。

育て方のコツ

クレソンは、ハーブや野菜用の培養土で育てることができます。日当たりを好みますが、冷涼な気候を好むため真夏の直射日光は避けましょう。冬場に5℃を下回らなければ冬も収穫できます。

クレソン

  • クレソンはヨーロッパからアジアの温帯にかけて広く分布する多年草の水生植物で、繁殖力が旺盛なため日本国内でも水辺でよく見られます。クレソンの和名はオランダガラシやオランダミズガラシと呼ばれています。 クレソンは横に這うように伸びて茎の途中から根を出しながら水深があるところでは水面に横たわるように浮いています。春には5~6ミリの小さな白い小花を茎の先に咲かせます。味はさわやかな苦みとピリッとする辛みが特徴です。水切れしないように注意をして土で栽培する事もでき、水耕栽培も容易です。冬場に5度を下回らないように管理すれば、真夏や真冬を除きほぼ1年中収穫できます。環境が合えばとにかくよく育ちます。

9.クレベラントセージ ~シソ科 耐寒性常緑低木~

おすすめポイントと特徴  クレベラントセージは初夏から秋にかけて、淡い紫色の美しい花を咲かせます。茎は柔らかい毛に覆われていて、葉には甘い香りがあります。シルバーリーフと淡い紫色の花の色合わせがきれいで観賞するだけで爽やかな気持ちになれます。花をドライにしてポプリなどに使うこともできます。  育て方のコツ  クレベラントセージは日あたりと風通しの良い場所を好みます。数年で大株になるので、隣の植物との株間は余裕をもって植え付けましょう。

おすすめポイントと特徴

クレベラントセージは初夏から秋にかけて、淡い紫色の美しい花を咲かせます。茎は柔らかい毛に覆われていて、葉には甘い香りがあります。シルバーリーフと淡い紫色の花の色合わせがきれいで観賞するだけで爽やかな気持ちになれます。花をドライにしてポプリなどに使うこともできます。

育て方のコツ

クレベラントセージは日当たりと風通しの良い場所を好みます。数年で大株になるので、隣の植物との株間は余裕をもって植え付けましょう。

クレベラントセージ

  • クレベラントセージは、カルフォルニア原産の常緑低木で、初夏から秋にかけて、淡い紫色の花を咲かせる観賞用のセージです。クレベラントセージの花は、茎に段々とリング状の小さな花が集合している姿で咲きます。茎は柔らかい毛に覆われて、葉っぱには甘い香りがあります。葉っぱのシルバーグリーンと、花の淡い紫色の色合わせがとても美しく、涼しげな雰囲気があります。

10.サントリナ ~キク科 耐寒性常緑低木

おすすめポイントと特徴  サントリナは細かい葉が綿毛におおわれていて、株全体が一年中銀白色に見えます。葉をさわると特有の香りがします。長い花茎が伸びて5~7月頃に球形の黄色い花が咲きます。茎葉を乾燥させると、リースやポプリ、虫よけなどに使うことができます。  育て方のコツ  サントリナは日なたと乾燥気味の用土を好みます。春と秋に丈を半分に刈り込むと蒸れを防ぎ、風通し良く育てられます。

おすすめポイントと特徴

サントリナは、細かい葉が綿毛におおわれている美しいシルバーリーフ。葉をさわると特有の香りがします。長い花茎が伸びて5~7月頃に球形の可愛い黄色い花が咲きます。茎葉を乾燥させると、リースやポプリ、虫よけなどに使うことができます。

育て方のコツ

サントリナは日なたと乾燥気味の用土を好みます。春と秋に丈を半分に刈り込むと蒸れを防ぎ、風通し良く育てられます。

サントリナ

  • サントリナは、地中海沿岸地域を中心に分布するキク科の常緑低木。細かい葉が綿毛に覆われているので株全体が銀白色に輝きます。耐寒性、耐暑性が高く、海岸沿いの岩場など、日当たりが良くて乾燥した場所に自生しています。低木に分類されていますが、大きくなっても樹高60㎝くらいなのでコンパクトな樹形になり多年草と同じように育てることができます。常緑のシルバーリーフが美しく、花壇の縁取りや寄せ植え、ハンギングバスケットのアクセントに使われます。 サントリナは、日なたと乾燥気味の用土を好みます。高温多湿が苦手なため、上手に夏越しできると周年美しい姿を楽しめます。水はけと風通しの良い場所で管理することがポイントになります。 サントリナは花期になると長い花茎が伸びて球形の黄色い花(花径2㎝ほど)を咲かせます。花色は黄色が多いですが、クリーム色もあります。 サントリナは葉に触れると独特な香りがします。全草に芳香成分を含んでいて、香水の香料として利用される他、防虫効果があることから、ドライフラワーやポプリの材料として古くから利用されてきたハーブでもあります。 サントリナはコットンラベンダーという別名がありますが、ラベンダーとは科も属も違う全く別の植物です。

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戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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