ガザニアの育て方|植物図鑑

植物名
ガザニア
学名

Gazania rigens

英名
Gazania
科名
キク科
属名
ガザニア属
原産地
南アフリカ

ガザニアの特徴

ガザニアは南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で花期が春から秋までと長く、グランドカバーにも使用されます。他種との交雑によって黄、オレンジだけでなくピンクや赤、白、複色など花色は豊富にあります。また照り葉や銀葉の品種もあり葉の美しさも特徴です。草丈30センチほどで長い花柄をだして直径5~15センチほどの花を咲かせます。ガザニアは寒さや高温多湿に弱く一年草として扱うこともありますが、品種改良の結果耐寒性のあるものも多く流通し、関東より西では十分に冬越しできます。花は光があたると開く性質があるため朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。

ガザニアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤、ピンク、オレンジ、黄、紫など
開花時期 4月~10月頃

ガザニアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
肥料
開花

ガザニアの栽培環境

日当たり・置き場所

ガザニアは日当たりと風通しのよいところで育てましょう。ガザニアの花は、光が足りないと開花しないので、日当たりは重要です。

用土

地植えのガザニアは、水はけの悪い場所ではうまく育ちませんので軽石やパーライトをすきこんで土壌改良してから植え付けをします。鉢植えのガザニアは赤玉土、腐葉土、パーライトを配合しましょう。

ガザニアの育て方のポイント

水やり

ガザニアをコンテナ等で栽培する場合は過湿にならないように注意し、土が乾いてから水やりを行うようにしましょう。乾燥にとても強いので地植えのガザニアは基本的に水やりは不要です。

肥料

開花中の真夏を除く、春と秋の生育期に緩効性化成肥料を月に1回程度株元に肥料を施すか、液体肥料を薄めて月に2回ほど施します。

病害虫

うどんこ病と葉腐病が発生します。特に葉腐病は葉に斑点が出た後株全体に広がり枯れてしまうので発見したら早めに葉を取り除いて対処しましょう。害虫はスリップスやハマキムシが発生します。

ガザニアの詳しい育て方

選び方

徒長していないもの株元がグラグラせず良く根がはったもの、葉ががっしりして病害虫のついていないものを選びます。

種まき

ガザニアの種まきの適期は4月と9月ですが、秋にまくと冬越しが必要なので、4月にまく方が簡単です。播種後の初めての梅雨は雨よけをして育て7月頃から開花します。

植え付け

ガザニアは日当たりを好み過湿を嫌います。花壇では高植えにし株元の芽が土に埋まらないように注意しましょう。株間は20~30センチあけます。日当たりが悪い場所ではせっかく植えても花が開きませんので注意しましょう。

剪定・切り戻し

ガザニアは長期間開花する花ですが、蒸れには弱いので、梅雨の間や真夏に切り戻しをかねた剪定をするとよいでしょう。常に風通しのよい苗にしておくことは、病害虫の予防にもなります。

植え替え・鉢替え

春か秋がガザニアの植え付け、植え替えの適時です。

ガザニアの花は、4月から11月と長期間開花します。終わった花ガラはまめに摘み取りましょう。花ガラは花茎ごと、株の根元からカットします。

冬越し

ガザニアは耐寒性がさほどないので、寒冷地では株を掘り起こして、室内で管理します。平地や暖地では株元に腐葉土等を敷いてマルチングをすると露地での冬越しが可能です。霜にはやられないように注意しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ガザニアは種まき、株分け、さし芽で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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