ユキワリソウ(雪割草)の育て方|植物図鑑
- 植物名
- ユキワリソウ(雪割草)
- 学名
Hepatica nobilis var.japonica
- 英名
- Hepatica
- 和名
- 雪割草
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- ミスミソウ属
- 原産地
- 日本
ユキワリソウ(雪割草)の特徴
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属の多年草で日本には自生地が異なるミスミソウ、オオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウの4種類がありこれらを総称して園芸的にユキワリソウと呼びます。温かい日光がさしたときだけ花を開き曇ったり寒いには花を開きません。落ち葉の間から他の花に先駆けて小さな花を咲かせ、春の訪れを告げるような姿から雪割草と名付けられています。花色は白、赤、黄、青、複色、絞り咲きなど変化が多いうえに花形も多様で葉の変化もあります。1株ごとに異なるといえるほど非常に多くの変異種があります。1株から次々と花を咲かせ環境が合えば丈夫な山野草です。
ユキワリソウ(雪割草)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 10~20cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | やや弱い |
花色 | 青、白、ピンク、黄、赤、紫、複色 |
開花時期 | 2月~4月頃 |
ユキワリソウ(雪割草)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
ユキワリソウ(雪割草)の栽培環境
日当たり・置き場所
自生の雪割草は、落葉樹の株元で咲くような山野草です。花が咲いている間は、日当たりを好みます。花後の夏場は、木陰のような環境になる場所が栽培環境として適しています。鉢植えの場合は、花が咲いたら涼しい場所におくと、長く花を楽しめます。花が終わってから、5月の上旬まではよく日に当てて育てましょう。
用土
市販の山野草用の培養土を使うか、最近はユキワリソウ専用の培養土も販売されていますので手軽に利用できます。
ユキワリソウ(雪割草)の育て方のポイント
水やり
斜面に自生しているので多湿を嫌います。鉢の場合は秋頃から開花までの成長期には完全に土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。花後は土の表面が乾いたら水をやり夏の高温時には過湿にならないように注意します。庭植えの場合も極端な乾燥は嫌うので晴天が続いたら水やりをたっぷりとしましょう。
肥料
春と秋に置き肥タイプの化成肥料を施します。花後から初夏にかけては1週間に1回、薄めた液体肥料を水やりのかわりにやりましょう。
ユキワリソウ(雪割草)の詳しい育て方
選び方
葉に斑点などがなく健全で株が充実したもの、品種確認の意味で札が付いているものを選ぶとよいです。どんな花かがわかるように開花している株や写真付きの苗を購入するのもよいでしょう。
種まき
花後に結実した種をとってすぐにまくと翌春に発芽します。種まきは親株と同じ用土でかまいません。苔が生えないように注意しながら開花までは3年ほどかかります。
植え付け
植え付けは春の花後か秋の彼岸頃を目安に行います。主に落葉樹林の下に自生しているので芽吹いてから開花までは明るい日当たりのいい場所で、花後は風通しの良い半日陰や日陰で管理します。
剪定・切り戻し
花が終わった花茎は、早めに取り去りましょう。ただし、種を採りたい場合は、そのままにしておきます。
植え替え・鉢替え
植え替えは株が大きくなったら、2~3年に1回、一回り大きな鉢に植えかえます。時期は、花が終わった春か、9月後半~10月ごろが最適です。植え替え後、1週間程度は、日陰で管理し、その後、通常の栽培場所に移動して育てます。
花
2月の終わりから4月に開花します。
夏越し
雪割草は、夏場の蒸れにとても弱く、水のあげすぎによる根腐れでダメになってしまうことが一番多いので、水やりは乾いたらあげるようにします。
冬越し
寒さに強い植物なので、地植えの場合は、特にこれといった冬越しの作業はありません。鉢植えの場合は、冬でも土が乾いたら水をあげるようにします。土が乾きすぎると、株が弱ることがありますので、鉢の表面の土の様子をチェックして、渇いたらあげるようにしてください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まき、株分け、根伏での増やすことができます。雪割草は、交配が比較的簡単なので、自分だけの新しい品種を創り出すこともできます。株分けは、植え替えの時に行います。あまり細かく分けすぎないようにするのがポイントです。根伏は、長く伸びた太い根茎を、地面に埋めておくと、翌年の春に発芽します。
雪割草の花の後の処理
花が終わる頃に、新しい葉っぱが出てきます。新しい葉を傷めないようにすべての古い葉を株元から切り取ります。新しい葉は、株の生長のためにとても大切な存在なので、よく日光に当てましょう。日光が足りないと間延びしてしまうので、注意しましょう。