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野菜|植物図鑑1-10件 / 全125件

野菜の一覧です。畑だけでなく、庭やベランダなど少しのスペースでも育てることができます。家庭で育てることにより、採れたてで新鮮な野菜を楽しむことができます。

野菜の代表植物:ブロッコリー、キャベツ、スイカ、トマト、パプリカなど

スティックセニョール

  • スティックセニョールは、日本の種苗会社がブロッコリーと中国野菜のカイランを交配させて作ったスティックタイプのブロッコリーです。スティックセニョールは品種名で、「スティックブロッコリー」、「茎ブロッコリー」とも呼ばれます。 ブロッコリーは、頂花蕾と呼ばれる頂点のつぼみを大きく育てる野菜ですが、スティックセニョールは、側花蕾と呼ばれるわき芽の茎が長く伸びたところを収穫します。 ブロッコリーとは一味違い、茎まで柔らかく甘みがあり、アスパラガスに似た食感で食べやすいため、最近はスーパーや八百屋さんでもよく見かけるようになりました。 ブロッコリーほど栽培の場所をとらないため、小さなスペースでいろいろな野菜を育てる家庭菜園向きの野菜のひとつです。プランターで栽培することもできます。

リーフレタス

  • リーフレタスは非結球レタスの総称で、葉先が赤褐色を帯びたサニーレタスをはじめ、緑色で葉がカールしていて少し苦味のあるグリーンリーフ(グリーンカール)、葉がフリル状のフリルレタスなど種類が豊富です。結球レタスより栽培が簡単で収穫までの期間も短いため、家庭菜園でも気軽に取り入れやすい野菜のひとつです。 レタスの種子と同じく、光に当たらないと発芽しないという「好光性種子」の性質を持っているため、種をまくときは土を被せすぎないように注意します。 高温条件や日が長くなるなどの長日条件により、花芽が形成されてとう立ちします。

ピーマン

  • ピーマンは、ナス科トウガラシ属の南アメリカ原産の一年草で、属名からわかるようにトウガラシの仲間です。比較的病害虫にも強く、プランターでも育てることができるので、ベランダや家庭で育てやすい野菜の1つです。 ピーマンの幼苗の頃は、トウガラシ、パプリカと葉の形、枝の付き方、花なども見分けがつかないほどよく似ています。

キュウリ(胡瓜)

  • キュウリはつる性の植物で、そばにあるものに巻き付くように伸びて生長していきます。未熟果を収穫する野菜のため、関東地方では5月初旬に植えつけると、6月には収穫時期を迎え、代表的な春夏野菜の中では一番最初に収穫できる野菜です。種から育てても、収穫するまでの日数は2か月間位しかかかりません。果実の生長は著しく、1日で3cm以上も大きくなるため、採り遅れると巨大化してしまいます。 キュウリの外側の表面の白い粉のようなものは、ブルームといって乾燥や雨などからキュウリを守るために自然にできた物質です。最近のキュウリの品種は、このブルームがあまりない、艶々のキュウリが市場に多く出回っています。 キュウリの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるキュウリも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうです。

ミニトマト

  • トマトの原種は、大玉トマトではなくチェリートマト(ミニトマト)ということが植物学者たちの調査により分かっています。大玉トマトの方が突然変異として、チェリートマト(ミニトマト)よりも後に生まれました。アンデス高原に自生していたトマトの野生種は、いずれもチェリートマトの種類だったようです。 チェリートマト(ミニトマト)は原産地では多年草ですが、日本のような温帯で育てると一年草として栽培されます。 野生種のトマトは、メキシコから北米に伝わり、実際に栽培されるようになったのは19世紀に入ってからです。ヨーロッパへ伝わるには、コロンブスの新大陸発見が大きく影響し、ヨーロッパでトマトを食べるようになったのは、18世紀以降といわれています。 当初、トマトは観賞用として育てられ、食用とされることはありませんでした。というのも、新大陸からヨーロッパに伝わった時に、トマトの実がとても赤いために有毒植物と信じられていたからです。 日本に伝わったのは、17世紀の江戸時代ですが、同じように観賞用として伝わってきました。やはり「赤茄子」としての価値しか見出せず、しばらくの間観賞用としてのみ育てられていたそうです。 完熟の実にはほとんど含まれていませんが、じつはミニトマトやトマトの花・葉・茎などには、「トマチン」という有害物質が多く含まれています。そのため、ピーマンの葉は食すことはできますが、ニトマトやトマトの葉は食べることができません。 現在では、様々な品種が改良され、青臭さもなく、まるでフルーツのように甘いミニトマトもでき、人気の野菜の一つです。 ミニトマトは緑黄色野菜の1つで、クエン酸、リコピン、グルタミン酸など栄養も豊富。健康や美容に効果があることも人気の理由。サラダから、煮込み料理、ソースなど様々な料理に使えます。 ▼ミニトマトを使ったセミドライトマトの作り方はこちら 簡単!ミニトマトを使ったセミドライトマトのオイル漬け&4種のハーブクラッカー LOVEGREEN編集部のベランダで収穫したミニトマトを使って、セミドライトマトのオイル漬けと、4種のハーブ… 戸松敦子 2021.06.28 料理・レシピ

ナス(茄子)

  • ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。 みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。 現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。

ビーツ(テーブルビート)

  • ビーツはロシアの家庭料理で有名な赤いシチュー「ボルシチ」に欠かせない野菜である根がカブのように肥大する野菜です。日本へは18世紀に渡来しましたが、根菜類として他に大根やカブがあったこともあり、ほとんど普及することはありませんでした。 形はアブラナ科のカブにとてもよく似ていますが、全く違う種類のアカザ科(ヒユ科)の野菜です。ビーツと同種の野菜は、葉を食するスイスチャードと、砂糖などの原料になる甜菜などがあります。 ビーツの料理方法として、葉はサラダに、根は煮込み料理や茹でて甘酢漬けなどにして美味しくいただくことができます。その他、スムージーやジュースとして生でも利用できます。ビーツの真っ赤な色は、ブルーベリーなどに含まれているアントシアニンとは違う成分「ベタシアニン色素」という栄養素が含まれています。 赤いビーツのほか、渦巻き、黄色、白などの品種もあります。

日野菜(日野菜かぶ)

  • 日野菜は滋賀の伝統野菜で、かぶの仲間です。主に漬物用として利用され、漬け込むとピンクに染まることから桜漬けと呼ばれます。葉と2色の根の色合いが美しく、辛味と苦味をあわせ持つ味わいは、漬物以外にもサラダや温野菜、ローストなど、さまざまな料理に活躍します。 日野菜は一般的なかぶの見た目とは大きく違い、ほっそりした大根のような形をしています。土から出る部分が赤紫、土の下に埋まっている部分は白色になります。葉は立性で、茎や葉脈は美しい紫色。この色素が漬け込むとピンク色になる理由です。春の葉は明るい緑、冬は寒さに反応して深い紫色になり、どちらも美しい色です。 春の種まきは、桜の咲く頃で収穫は5月~6月。秋は8月下旬~10月に種をまくと、10月~12月が収穫時期です。

小玉スイカ(コダマスイカ)

  • 小玉スイカはつる性の植物で、葉は大きく切れ込みが入った形をしています。他のウリ科の野菜と同じように、1株に雌花と雄花が存在する雌雄異花(しゆういか)の植物です。 小玉スイカは、核家族化も進み、家庭用冷蔵庫で冷やしやすいということから品種改良されたスイカです。それ以外にも小玉スイカは大玉スイカに比べて甘さも均一で、皮も薄く生ゴミも削減できるため、現代の生活スタイルに受け入れられていきました。 じつは小玉スイカの名前の由来は、「小さいスイカ」という意味だけでなく、東海道新幹線「こだま」が開通した同じ頃に品種改良されたため「こだまスイカ」と名付けたようです。

スイスチャード

  • スイスチャードの和名である不断草(ふだんそう)という名は、真冬には生育は鈍りますが、ほぼ1年を通して育て収穫できることから名前が付いたといわれています。暑さ寒さに強いスイスチャードは、とても育てやすい野菜です。 スイスチャードの葉の軸は、赤・白・黄色・紫・オレンジなどカラフルな色合いがあり、サラダなどの彩りにもよく使われます。お洒落な野菜として、家庭菜園でも人気となっています。 日本では、まだ馴染みが薄い野菜かもしれませんが、最近では野菜として育てる以外にも、葉色の美しさからガーデニングのカラーリーフとしても育てられ、人気が出ています。 同じアカザ科のほうれん草が少なくなる真夏の時期にも収穫でき、淡白な味わいから、様々な葉物野菜の代用として料理に使われます。また、スイスチャードが小さいうちは、カラフルなベビーリーフとしても重宝します。
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