フウラン(風蘭)の育て方|植物図鑑

植物名
フウラン(風蘭)
学名

Neofinetia falcata

英名
Japanese Wind Orchid
和名
風蘭
科名
ラン科
属名
フウラン属
原産地
日本

フウラン(風蘭)の特徴

フウラン(風蘭)は常緑広葉樹林に生えている大木の高い枝や梢に太い根を這わせて自生しています。5㎝~10㎝程の細くて硬い葉を出し、3㎝~10㎝の長さの茎を葉の脇から伸ばして、6月~7月に1㎝~1.5㎝程の香りのある花を咲かせます。花の色は白、ピンク、淡いピンク、グリーン、淡グリーン等、多くの種類があり園芸種として人気があり楽しまれています。野生種としての分布は関東以西で四国や九州の温暖な気温の地域に自生しています。

フウラン(風蘭)の詳細情報

園芸分類 ラン
草丈・樹高 3㎝~10㎝
耐寒性 弱い
耐暑性 やや強い
耐陰性 やや強い
花色 白、グリーン、淡グリーン、ピンク、淡ピンク
開花時期 6月~7月

フウラン(風蘭)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え替え
肥料

フウラン(風蘭)の栽培環境

日当たり・置き場所

空気中の湿度が高く、風通しが良く、葉が日焼けしないように直射日光が当たらない場所に置きます。

温度

フウラン(風蘭)は寒さが苦手な為、冬になったら5℃以上の気温の場所に置きます。

用土

フウラン(風蘭)を園芸として自宅で育てる場合は、ミズゴケで根を巻き、植木鉢に植えつけます。
或いは、ヘゴ板や流木等にミズゴケを巻き付けた株を麻紐や針金などで巻き付けます。

フウラン(風蘭)の育て方のポイント

水やり

フウラン(風蘭)は水を与えすぎると根が腐りやすく、与えすぎには注意が必要です。生長期の4月~6月と9月~11月は、根を巻いているミズゴケの表面が乾いたらたっぷりと水に灌水させ、葉にも水がかかる様に与えましょう。花が咲く6月~8月はやや少なめに与え、11月~3月はミズゴケが完全に乾いたらたっぷりと与えましょう。
株を休眠させたい場合は葉にほんの少し皺が寄り葉が閉じる様に萎む程度の状態を保つ様に霧吹きで時々水を与えます。休眠中の水やりは霧吹きのタイミングを逃すと枯れてしまう場合があるため、葉の状態を注意深く観察する必要があります。

肥料

根が生長する、春の5月~6月に3週間に一度くらいの頻度で与え、花が終わり休眠期に入る前の10月に1度与えます。液肥は通常より2倍程に薄めた液肥を使用。

フウラン(風蘭)の詳しい育て方

植え替え・鉢替え

フウラン(風蘭)の株分けは生長期の4月~6月と9月~11月に根元から小さな株が増えてきた時に株分けをします。根は離れている為、別々に分けて其々の根をミズゴケで巻きます。

6月~8月に1㎝~1.5㎝程の可憐な花を咲かせます。

夏越し

夏は高温多湿、乾燥にも強く直射日光を避ける場所で夏越しをします。

冬越し

冬は霜の当たらない場所で管理し、気温は5℃以上を保つ場所で管理しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

フウラン(風蘭)は株分けで増やす事が出来ます。株分けの季節は春の4月~5月頃と秋の9月頃が最適です。親株の根元から子株の芽が5枚以上出てきた株で行います。親株の根に絡む様に子株の根が巻き付いているので丁寧にほぐして離し、離した子株の根に水を含ませたミズゴケを巻いてヘゴ板や流木に麻紐等で固定します。或いは素焼きを用いてミズゴケを巻いたまま土に植え付けます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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