セイロンライティアの育て方|植物図鑑

植物名
セイロンライティア
学名

Wrightia antidysenterica

英名
tellicherry bark、white angel
科名
キョウチクトウ科
属名
ライティア属
原産地
スリランカ

セイロンライティアの特徴

セイロンライティアは、5月~11月頃に白い清楚な花を次々と咲かせます。スリランカ原産の低木で、日当たりから半日陰を好み、乾燥に弱く、高温多湿に強い性質です。夏の花木として花壇植えや寄せ植え、鉢植えに使われます。

セイロンライティアは寒さに弱いため、日本では一年草扱いされることも多いですが、冬の間室内の明るい窓辺に取り込むと翌年も花を咲かせます。

セイロンライティアは、花や蕾がついたポット苗が初夏~9月頃に出回ります。購入したポット苗はそのままだと根がしっかり張れないので、一回り大きな鉢か花壇などに植え替えましょう。冬に室内に取り込む場合は、周年鉢植えの状態にしておくと管理しやすいです。

キョウチクトウ科の植物は、有毒物質を含むと言われています。口に入れることの無いように注意が必要です。また、樹液で肌がかぶれることもあるので、樹液に触れてしまったときはすぐに手を洗いましょう。手袋をして作業するのもおすすめです。

セイロンライティアの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 30cm~200cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 5月~11月

セイロンライティアの種類

セイロンライティア・バニラクラッシュ

ライムグリーンの美しい斑が入ったセイロンライティアです。とても明るいイメージで、寄せ植えや花壇に使うカラーリーフとしても使うことができます。

セイロンライティアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け・植え替え
肥料
摘芯・剪定
挿し木

セイロンライティアの栽培環境

日当たり・置き場所

セイロンライティアは、日当たりから半日陰を好みます。乾燥を苦手とするので、真夏は強い直射日光が当たる場所よりも半日陰や明るい日陰くらいの方が美しく育ちます。

用土

セイロンライティアは、排水性、保水性、保肥力のある用土を好みます。市販の草花用培養土でも問題なく育ちます。乾きやすい場合は、黒土や腐葉土などを追加してもよいでしょう。

セイロンライティアの育て方のポイント

水やり

セイロンライティアは乾燥に弱いので、株元の土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。

肥料

セイロンライティアは花期が長いので、春から秋までの生育期に適宜追肥しましょう。

病害虫

セイロンライティアは、丈夫で病害虫が発生しにくい植物です。まれに、高温で乾燥した環境でハダニが発生しやすくなります。見つけたらすぐに対処しましょう。

予防として、真夏は日が当たりすぎる場所は避け、涼しい半日陰や日陰で管理して乾かないようにしっかり水やりします。ハダニは葉裏につくので、水やりの際、葉裏にもシャワーでしっかり水をかけておきましょう。

セイロンライティアの詳しい育て方

選び方

セイロンライティアは、葉色が濃くてツヤがあり、蕾がたくさんついているものを選びましょう。葉色が悪いもの、茎がひょろひょろと間延びしているものは良い株ではありません。

植え付け

セイロンライティアの植え付けは春、初夏、秋に行うことができますが、最適期は春と初夏です。根鉢を軽くほぐして植えましょう。

摘芯(摘心)・摘果

セイロンライティアは、摘芯すると枝分かれして花芽が増えます。

剪定・切り戻し

セイロンライティアは、形を整える程度に適宜剪定します。株元近くの葉がない幹の部分からは新芽が出ません。剪定するときは、新しい枝葉が出そうな場所を残すように気を付けましょう。剪定すると白い液が出てくるので、触れてしまったときはすぐに手を洗います。手袋をして作業すると安心です。

植え替え・鉢替え

セイロンライティアの植え替えは、春・初夏・秋に行えますが、最適期は春か初夏です。2年おきくらいに、鉢が根でいっぱいになってきたら、一回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えましょう。

セイロンライティアは、5月~11月頃に真っ白な花が咲きます。香りはほとんどしません。

夏越し

セイロンライティアは暑さに強いため、特別な夏越し対策は必要ありませんが、真夏は直射日光が当たらない涼しい半日陰や明るい日陰で管理しましょう。

冬越し

セイロンライティアは、寒さに弱いので屋外で越冬することはできません。暖かくなるまで室内の明るい場所で管理すると、翌年も花を楽しめます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

セイロンライティアは、挿し木で増やすことができます。挿し木の最適期は6月です。新しい若枝を使って挿し穂を作り、下の方の葉を取って水揚げしてから、挿し木用の土に挿します。根が出るまでは明るい日陰で管理し、水やりを続けます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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