高菜(タカナ・たか菜)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
高菜(タカナ・たか菜)
学名

Brassica juncea var. integrifolia

英名
Leaf mustard
別名・流通名
大菜(オオナ)、江戸菜(エドナ)
科名
アブラナ科
属名
アブラナ属
原産地
中央アジア

高菜(タカナ・たか菜)の特徴

高菜の葉は、幅広で少し縮れています。品種により、紫色が入ったものや、緑一色のものもあります。
生食や漬物で、火を通しても美味しく食べることが出来ます。
カラシナの仲間なので、葉は少しピリッとした辛味がありますが、強い辛みではありません。

高菜はからし菜の一種とされており、日本には中国から伝わり、主に九州に入った後各地に広まりました。

高菜(タカナ・たか菜)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 20~100cm
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 やや弱い
花色 黄色

高菜(タカナ・たか菜)の種類

ミイケタカナ(三池高菜)

福岡県で栽培される日本三大ツケナの一つです。

オオバタカナ(大葉高菜)

風味豊かな香りが特徴です。

高菜の保存方法

冷蔵保存

湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、乾燥しないようにビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。

冷凍保存

高菜を軽く茹でた後、しっかりと水気を絞り、小分けにしてラップにくるみます。その後、密封袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。

塩漬け長期保存

1週間ほど塩で漬け込みます。葉一枚一枚に塩をまぶして漬け込んでいきます。

高菜(タカナ・たか菜)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
収穫

高菜(タカナ・たか菜)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

生育適温は15~20℃ですが、耐寒性に優れているので、真冬でもゆっくりですが生育します。

用土

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間程前には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

高菜(タカナ・たか菜)の育て方のポイント

水やり

発芽時や生育初期に乾燥すると生育が悪くなるので、水やりはこまめに行いましょう。生育後期は、加湿に注意しましょう。

肥料

本葉が3~4枚になった2回目の間引きの頃に、1度追肥をしてください。その後は、生育状態を観察しながら、適宜追肥をしますが、肥料の施しすぎはアブラムシなどの病害虫が発生しやすいので注意しましょう。

病害虫

アブラムシ等が発生する事があります。日頃からニーム木酢液などの忌避剤を使用したり、寒冷紗などでアブラムシの被害を防ぎましょう。

高菜(タカナ・たか菜)の詳しい育て方

選び方

お好みの高菜の品種の種をお選びください。

種まき

1cm間隔ほどにすじまきにして、種が隠れる程度にかるく土をかぶせます。

間引き

葉の生長に合わせて順次間引いていきましょう。
本葉5~6枚の頃に10~20cm間隔。

アブラナ科特有の黄色い十字の形の花を咲かせます。

収穫

葉の収穫
草丈が25~30cm位の時に株ごと収穫します。
または、草丈が25~30cm位に生育したら外葉から順次収穫します。
菜花の収穫
とう立ちした茎や蕾は、菜花として食べることができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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