チャイブの育て方・栽培|植物図鑑
- 植物名
- チャイブ
- 学名
Allium schoenoprasum
- 英名
- Chives
- 科名
- ユリ科
- 属名
- ネギ属
- 原産地
- 中国
チャイブの特徴
チャイブはネギ科のハーブで、薬味として主に用いられます。原産地の中国や地中海地方で2000年も前から栽培されてきました。チャイブが ヨーロッパで本格的に用いられるようになったのは、マルコポーロが中国から持ち帰ってから。帰国後も彼は大いにチャイブを好んだといわれています。 香りの秘密は「硫化アリル(アリシン)」という成分。食欲増進、疲労回復、新陳代謝の活性化といった効果があります。 ネギの仲間なのでネギ坊主のような球形の花をつけます。赤紫色の可憐な花なので、料理用とは別に株分けして、花壇の一角に植えておいてもよいでしょう。
チャイブの詳細情報
園芸分類 | ハーブ |
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草丈・樹高 | 30cm程度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | ピンク、紫 |
開花時期 | 5月~7月頃 |
チャイブの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
チャイブの栽培環境
日当たり・置き場所
チャイブは日当たり、風通しの良い肥沃な土に植え付けましょう。ただし、夏場の強い日差しに当たると、葉が固くなるので、真夏は半日陰くらいの場所の方が適しています。
用土
赤玉土、腐葉土に堆肥を加えて土を作るか「ハーブ用の土」を利用しましょう。アルカリ性の土壌を好むので、植え付け前に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。
チャイブの育て方のポイント
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりとを目安に与えます。
肥料
チャイブは肥沃な土壌を好みます。植え付けの際に堆肥だけでなく有機質肥料も混ぜ込みます。チャイブは肥料が切れてくると、葉が黄色くなります。
病害虫
チャイブは病害虫に強い方ですが、ネギアブラムシに注意しましょう。繁殖力が強いので薬剤を用いるのが最も確実です。
チャイブの詳しい育て方
選び方
葉の色が濃く、しっかりしているものを選びます。ハーブとして利用する場合、柔らかさもチェックしましょう。
種まき
チャイブは嫌光性種子なので、タネまきした後は土を厚めにかぶせて光を遮りましょう。
植え付け
チャイブは酸性土壌を嫌うので苦土石灰を事前にすきこんで土壌改良をしてから植え付けましょう。
仕立て方
地植えのチャイブは、環境があえば放任でよく育ちます。株が混みあってきたら株分けをしましょう。
剪定・切り戻し
種から育てる場合、発芽後に込み過ぎた葉を間引きます。以降は風通しが悪くならないように適度に葉を刈ります。
植え替え・鉢替え
鉢植えのチャイブは、鉢に根が回ったら植え替えをしましょう。その際に株分けをすることもできます。
花
チャイブの花は5月~7月の初夏にピンクの花を咲かせます。もし葉を収穫するために育ててているのなら、花は早めに摘み取ったほうが葉が固くなりません。
収穫
葉がでているうちならいつでも収穫可能です。摘み取り方は株元から2~3センチのところで剪定します。しばらくすると、新しい葉がでてきますので、年に何度か収穫することができます。
夏越し
チャイブは真夏の強い日差しが苦手です。強すぎる光は、チャイブの葉を固くするので、真夏はなんらかの日差しを遮る対策をして管理しましょう。
冬越し
チャイブの冬場は、地上部分の葉は姿を消しますが、春になると芽吹いてきます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まき、株分けで増やすことができます。