ツルニチニチソウの育て方|植物図鑑
- 植物名
- ツルニチニチソウ
- 学名
vinca
- 英名
- periwinkle
- 和名
- 蔓日日草
- 科名
- キョウチクトウ科
- 属名
- ツルニチニチソウ属
- 原産地
- 南ヨーロッパ アジア
ツルニチニチソウの特徴
ツルニチニチソウは株元から多数の茎をのばしてツル状に生長する多年草です。3月~5月頃に淡い紫色の花が開花します。ツルニチニチソウの他に一回り葉が小さめなヒメツルニチニチソウもあります。
花は一斉に咲くわけではなく、長い期間次から次へと開花します。傾斜地や半日陰地、常緑樹の足元などグラウンドカバーに使われることが多く、性質は非常に強健です。ツルニチニチソウは、寒さや乾燥にも耐え、半日陰でも良く育ち繁殖も株分けで容易にできます。耐寒性にやや劣りますが美しいクリーム色の斑が入る品種が多く栽培されています。
寒冷地では葉が一回り小さいヒメツルニチニチソウの方が若干耐寒性に優れるためよく用いられます。
ツルニチニチソウの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 1m以上 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 紫、濃い紫、白 |
開花時期 | 3月~5月頃 |
ツルニチニチソウの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
ツルニチニチソウの栽培環境
日当たり・置き場所
ツルニチニチソウは日当たりを好みますが、半日陰でも植え付け可能です。日当たりがよい方が花付きはよくなりますが、斑入り種は強すぎる日差しだと葉が痛んでしまうので注意しましょう。
用土
ツルニチニチソウは、水はけと通気性に富んだ土壌を好みます。鉢植えでツルニチニチソウを栽培する場合は、市販の草花用培養土を使用するか赤玉土と腐葉土を配合して植えます。
ツルニチニチソウの育て方のポイント
水やり
地植えのツルニチニチソウは根付いた後は水やりは不要です。
鉢植えのツルニチニチソウは「乾いたらたっぷりと」を目安に水やりをします。
肥料
ツルニチニチソウは元肥をやっておけば追肥はほとんどいりません。逆に施肥をすると葉が茂りすぎてしまいます。ただし鉢植えの場合は花後に緩行性の化成肥料を施しましょう。
病害虫
特に大きな問題となるような病害虫はありませんが、風通しが悪いとカイガラムシが発生する場合があります。被害が少ない場合は歯ブラシなどで取り除きましょう。
ツルニチニチソウの詳しい育て方
選び方
株元からつるの本数が多く出ているもの、葉と葉の間の間隔が短く、葉が痛んでいない苗を選びましょう。ツルの長さはあまり気にしなくてかまいません。ツルニチニチソウは葉が緑の種類と斑入りの種類があります。花はどちらも淡い紫色です。
ヒメツルニチニチソウ
ツルニチニチソウより花や葉のサイズが小さめです。葉は緑のもの、斑入りのものなど種類がいくつかあり、花の色も淡い紫色の他、濃い紫色、白などツルニチニチソウより花色が豊富です。
耐寒性がツルニチニチソウよりヒメツルニチニチソウの方が若干優れます。
植え付け
水はけがよく、日当たりのよい場所に株間30cmで株元の節を埋めるように深く植え付けます。冬はできれば霜の当たらない場所を選ぶとよいでしょう。
仕立て方
ツルニチニチソウは地植えの他、ツル性を生かしてハンギングのグリーンの素材として使っても美しい素材になります。
剪定・切り戻し
ツルの伸びが早く不要なツルが広がりすぎたら切り戻しをしましょう。
斑入りツルニチニチソウから緑色の葉が出た場合は先祖返りの可能性があります。早めに根元で切りましょう。
鉢植えのツルニチニチソウは、新しいツルが出てきたら古いツルは根元で切り戻してツルを更新すると美しい株の状態を保ちます。
花
ヒメツルニチニチソウ
ツルニチニチソウの花は3月~5月頃に開花します。地植えで群生しているツルニチニチソウの開花している光景は、とても美しい光景です。
夏越し
特別な夏越しの必要はありません。ツルニチニチソウの方がヒメツルニチニチソウより耐暑性に優れます。
冬越し
特別な冬越しの必要はありません。ヒメツルニチニチソウの方が若干耐寒性に優れます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
伸びたツルが土に密着して、そこから根付いて増えていきます。株として増やしたい場合は、根付いた部分のツルを切り取って、ひと株に仕立てると簡単に増やすことができます。ツルニチニチソウは、挿し芽で増やすこともできます。