つるむらさき(ツルムラサキ)の育て方・栽培|植物図鑑
- 植物名
- つるむらさき(ツルムラサキ)
- 学名
Basella alba
- 英名
- Indian spinach,Malabar spinach
- 和名
- つるむらさき
- 科名
- ツルムラサキ科
- 属名
- ツルムラサキ属
- 原産地
- 東南アジア
つるむらさき(ツルムラサキ)の特徴
つるむらさき(ツルムラサキ)はつる性の一年草の草本です。名前の通り、つるが紫色のものと緑色の品種があり、淡い紅色の花が美しいので観賞用として栽培されることもあります。
つやのある若葉と茎を食用にし、味がホウレンソウに似ているため別名インドホウレンソウやセイロンホウレンソウとも呼ばれますが、ほうれん草というよりもモロヘイヤのような、粘り気やぬめりがあります。ビタミンAやカルシウム、鉄分を多く含む栄養価の高い野菜です。
つるむらさき(ツルムラサキ)の詳細情報
園芸分類 | 野菜 |
---|---|
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | やや弱い |
つるむらさき(ツルムラサキ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
収穫 |
つるむらさき(ツルムラサキ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりが良く、保水性がある場所を選んで育てましょう。
温度
熱帯アジア原産で生育適温が25度~35度と高く高温多湿の環境を好みます。その反面寒さには弱いので生育期間に注意が必要です。
用土
プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。
つるむらさき(ツルムラサキ)の育て方のポイント
水やり
発芽後は乾かさないように注意して水やりをしっかりとします。発芽後も乾いた日が続くようなら水をやります。
プランターの場合は表土が乾いたら水やりをしましょう。
肥料
収穫中は月に1度は追肥しましょう。
病害虫
害虫はヨトウムシに注意し、葉が食害にあったら土の下1cmほどをよく探しましょう。
つるむらさき(ツルムラサキ)の詳しい育て方
選び方
本葉が4~5枚で茎がしっかりと丈夫なもの、葉の色が濃く節間が間伸びしていない根がしっかり張った苗を選びましょう。
種まき
種は一昼夜水に浸してからまくと発芽しやすくなります。地植えの場合は株間25cmくらいで点まきにします。1か所に3~4粒ずつまいて土をかけます。もしくはビニールポットに撒く場合は同様に種まきし土を1cmほどかけておきます。
植え付け
根鉢がすっぽりと入る程度の大きめの穴を掘ります。ポットから根鉢を崩さないように出してそっと植えましょう。土と根が密着するように手で押さえておきます。
つる性のツルムラサキは、草丈が20cm以上になったら長さ2m以上の支柱を立てましょう。つるは旺盛に伸びるので広い場所を確保しておきましょう。
収穫
つる性のツルムラサキは、草丈は2mほどになります。葉の大きさが12cmほどになったらつるの先を収穫します。葉だけでなく茎や花も食べることが出来ます。できるだけ柔らかそうな部分を選んでとりましょう。
緑茎のツルムラサキは、草丈が25cm以上に伸びたら下葉5~6枚を残して主枝を摘芯収穫し、わき芽を育てて長く収穫しましょう。