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「し」からはじまる庭木1-17件 / 全17件

シモツケ

  • シモツケは日本、中国、朝鮮半島原産の耐寒性落葉低木。5月~6月頃、枝先に小さな花が集まってふんわり丸く咲きます。蕾の時は丸い粒の状態ですが、それがはじけるように咲き進みます。花色は、赤、紫、ピンク、白などがあり、葉は長めの楕円形でやや尖り、細かいギザギザが特徴的です。華やかな雰囲気はありませんが、楚々とした美しさと風情があります。最近はカラフルな葉色の品種が登場し、花が咲いていない時期もカラーリーフとして庭や花壇を明るく演出してくれます。 シモツケは暑さや寒さに強く、性質が丈夫で育てやすい樹木です。日当たりが良く、乾燥しすぎない場所を好みます。明るい日陰くらいであれば耐陰性があり育ちます。ただ、光が足りないと花付きが悪くなります。株がこんもりとやや大きく育つので、どちらかと言えば地植えが向いていますが、コンテナでも育てられます。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)

  • ジュズサンゴは、白い花のあとに小さな赤い実をつけるヤマゴボウ科の北米南部から南米原産の非耐寒性常緑多年草(亜低木)です。ジュズサンゴの名前は、実が数珠のように連なることに由来します。 寒さに弱いため日本では一年草扱いされますが、暖地では越冬し前年の茎は木質化していきます。こぼれ種でも増えるほど性質は強健で熱帯地域では雑草化するほどです。 ジュズサンゴの実は赤の他、黄色やピンクの品種もあります。開花期間が長く、花のあとの実もとても観賞価値があります。切り花としても花持ちがよいので生花としても流通しています。

真珠の木(ペルネチア)

  • 真珠の木(ペルネチア)は、秋にツヤツヤした丸い実をつける耐寒性常緑低木。実の色は、赤・白・ピンクがあり、白い実はまるで真珠のようです。メインとなる太い幹はもたず、地際から小枝をたくさん出して茂ります。 5月~7月頃、スズランやブルーベリーに似た壺型の小さな白い花を下向きに咲かせます。9月頃には可愛い実がなり、3月頃まで落ちずに観賞できます。ハッピーベリーという商品名で呼ばれることもあります。樹高は50~100cmほどです。 真珠の木(ペルネチア)の可愛い実は、実りの秋の季節や、クリスマスやお正月の装飾にぴったりです。秋冬の寄せ植えを作るときに使うと美しい実が明るいアクセントになります。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。耐寒性があり、強い霜や寒風に当たらなければ屋外で越冬できます。夏の暑さや蒸れに弱い性質があるので、夏は半日陰になるような風通しの良いところで管理します。鉢植えの場合は、真夏はなるべく涼しい場所に移動させましょう。酸性の土を好むので、同じく酸性を好むブルーベリー用の土を使うとよく育ちます。 真珠の木(ペルネチア)に似ている木に、シンフォリカルポスがあります。シンフォリカルポスも秋から冬に真珠のような白やピンクの可愛い実をつけ、実の状態で切り花としてよく出回るのですが、落葉する低木で、真珠の木(ペルネチア)とは別のスイカズラ科に分類されています。 ▼シンフォリカルポスについてはこちら 秋の花屋さんで出会える素敵な花材!シンフォリカルポス 今日ご紹介するのはシンフォリカルポス。 シンフォリカルポスは、秋から冬にかけて白やピンクのかわいい実をつける… 金子三保子 2021.10.28 シンフォリカルポスの花言葉|種類、特徴、色別の花言葉 シンフォリカルポスの花言葉や種類、特徴をご紹介。シンフォリカルポスは秋から冬にかけて、白やピンクのかわいい実… LOVEGREEN編集部 2021.10.21

シロヤマブキ(白山吹)

  • シロヤマブキ(白山吹)は、春にヤマブキ(山吹)の花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。花が同じ季節に咲くヤマブキ(山吹)の花に似ていることから名づけられました。 適度な湿気を好むので、夏に西日が当たりすぎるような場所に植栽するのは不向きです。適した場所に植栽すれば丈夫で育てやすく特別な手間が必要ないので、庭木の他、公園樹としても植栽されています。

白花マンサク(フォサギラ)

  • 白花マンサク(フォサギラ)は、マンサク科の落葉低木です。名前にマンサクとつきますが、属はマンサク属ではなくシロバナマンサク属になります。 春に葉が出る前にブラシのような白い花を枝一面に咲かせます。自然に株立ちの樹形になるため、ナチュラルな雰囲気の庭におすすめの庭木です。春の白い花、初夏から夏の青葉、秋の紅葉~落葉と四季折々の表情も楽しめます。丈もさほど大きくならないため、鉢植えでも栽培可能です。

四季咲きアジサイ

  • 一般的なアジサイの開花時期は梅雨の頃の一季咲きであるのに対して、四季咲きアジサイは、開花の季節、期間を改良された園芸品種。同じ年に再度花を楽しめる四季咲き性のあるアジサイの総称です。品種はいくつか流通しています。 一般的なアジサイは、株が大きくなるまでの数年間は花数は少ないですが、四季咲きアジサイは一年のうちに返り咲く性質を持つため、株が若いうちから花が開花します。 基本的な育て方はアジサイと違いはありませんが、大きな違いは剪定の方法や時期です。四季咲きアジサイは、どこで切っても、切らなくても花が開花するのが特徴です。 四季咲きのため、初夏に咲いた花の後、同じ年に再び花が開花し、開花期間は初夏から晩秋のアジサイです。一番花が咲きだすのは5月頃ですが、その次の花の開花は育て方(主に剪定)によって変わってきます。

シャラの木(ナツツバキ)

  • シャラの木は、6月頃にツバキに似た白い花(花径5~7cmほど)を咲かせます。花芯部が黄色で花びらが白のコントラストが美しい花です。夏椿(ナツツバキ)という和名は、ツバキに似た花を夏に咲かせることから名付けられました。9月~10月頃には小さな実ができ、熟すと先が裂けて種子が出ます。 シャラの木は日本原産で、東北地方南部以南の山地に自生しています。耐寒性落葉高木です。葉の形は先がとがったタマゴ形で、葉は明るい黄緑色で葉脈がはっきりしており、新緑の美しさも秋の紅葉も楽しめる樹木です。幹は灰褐色でなめらかでサルスベリに似ています。 シャラの木(沙羅の木)という名は、この植物がお釈迦様が入滅するときに近くに生えていたサラソウジュ(沙羅双樹)に似ていることに由来すると言われています。沙羅双樹は寒さに弱く日本では育ちにくいため、日本の寺院などには沙羅双樹に似ているシャラの木が植えられてきた歴史があるそうですが、最近は、花や葉、幹の美しさから家庭のシンボルツリーや庭木としても好まれてよく使われています。

スキミア

  • スキミアは、ミカン科の常緑低木です。地植えにすると1mくらいまで生長します。小さな花が集合して咲いているような咲き方で目立つ花ではありません。 生花としてとても人気がありますが、生花として出回るのは花が咲く前の赤やグリーンのつぼみの状態の時に流通しています。

ジャスミン・ホワイトプリンセス

  • ジャスミン・ホワイトプリンセスは、ハゴロモジャスミンの近縁の園芸種のジャスミンです。ハゴロモジャスミンとの違いは、花の大きさがハゴロモジャスミンより大きいですが、一度に咲く花数はハゴロモジャスミンより少なめです。最も大きな違いは花の開花期間で、ハゴロモジャスミンは春の一季咲きですが、ジャスミン・ホワイトプリンセスの花は、5月ごろから11月までの長期間開花し続ける四季咲き性です。花には香りがあり、特に夕方から夜にかけて強く香ります。香りもハゴロモジャスミンとは違います。 ジャスミン・ホワイトプリンセスは常緑でつる性(直立性)なので、フェンスやアーチなどに誘因して仕立てると見事な空間を演出できます。つるがとても長く伸びますが、剪定して好みの丈に仕立てることも可能です。つる植物の中には、吸盤のように壁につくタイプのものがありますが、ジャスミン・ホワイトプリンセスはそのようなことがないため、やっかいな存在になるようなことが少なく育てやすいつる植物です。  

シマトネリコ

  • シマトネリコは常緑でシンボルツリーとして人気がある庭木です。とても丈夫で育てやすい反面、生長が早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。植え付けしたら早い時期から定期的に剪定をした方がよいでしょう。 シマトネリコの葉は、小さな葉が密に生えるので見栄えがすること、洋風の庭でも和風の庭でも合うのも人気の理由です。緑色のトーンも明るめなので、植栽すると明るい雰囲気になります。 販売されている苗木は1本立ちもありますが、最近人気があるのは株立ちの樹形です。

ジャカランダ

  • ジャカランダは樹高15m以上になるノウゼンカズラ科の落葉高木です。初夏に青紫色の花を咲かせます。葉は鳥の羽のような繊細な形状をしています。ジャカランダは世界3大花木のひとつとされています。世界三大花木とは、鳳凰木(ほうおうぼく)、火炎木(かえんぼく)ともうひとつが紫雲木(しうんぼく)という和名を持つジャカランダです。 ジャカランダは熱帯地方の乾期に花が咲き、花後か花と同時に新芽を出します。暑さには強く寒さには弱い性質を持っています。ある程度の高木にならないと花が咲かないので、日本ではジャカランダの花の鑑賞は難しいとされてきました。最近では日本国内でも温暖な地方では満開のジャカランダを見られます。 原産地は南米ですが、ポルトガルでは大航海時代に南米から入ってきたものが根付いたと言われており、ポルトガル人にとっても特別な花です。日本人が春の桜を心待ちにするように、ポルトガルでは青紫のジャカランダの花が愛されているそうです。 ジャカランダは温暖な気候を好むため、関東以北の露地では越冬が難しいと考えられています。小さなサイズの鉢植えのジャカランダは、観葉植物として親しまれています。小さな鉢植えのジャカランダは花は咲きませんが、明るいグリーンの葉に観賞価値があります。  

枝垂れ桜(シダレザクラ)

  • 枝垂れ桜(シダレザクラ)は糸桜(イトザクラ)とも言い、エドヒガンの枝が細く枝垂れるように垂れ下がったものを指します。枝垂れ桜(シダレザクラ)の中でも花色が濃いものを紅枝垂れ(ベニシダレ)、花が八重咲きのものを八重紅枝垂れ(ヤエベニシダレ)と呼びます。 枝垂れ桜(シダレザクラ)はソメイヨシノより少し早い、3月後半から咲き始めます。花は薄紅色から濃いピンク、一重咲きから八重咲きまであります。枝を大きく枝垂れさせるのが特徴で、花が咲いている優美な姿は思わず見とれてしまうほどです。 枝垂れ桜(シダレザクラ)は種からも発芽しますが、面白いことに親と同じ枝垂れる株は少ししか出てこないので、エドヒガンの幹に枝垂れ桜(シダレザクラ)を接ぎ木をして作られています。

沈丁花(ジンチョウゲ)

  • 沈丁花(ジンチョウゲ)は香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子、そして秋の金木犀を合わせて三大香木と称されます。沈丁花(ジンチョウゲ)はジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲きます。花が白い品種を「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色になっているものを「ウスイロジンチョウゲ」と言います。ちなみに、葉の外側に斑が入っているものを「フクリンジンチョウゲ」と呼びます。 沈丁花(ジンチョウゲ)の特徴と言えば香り高い花。「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。沈丁花(ジンチョウゲ)の原産は中国と言われており、室町時代にはすでに栽培されていたという記述があります。 沈丁花(ジンチョウゲ)の樹高は1m~1.5mほどで、枝が良く分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。沈丁花(ジンチョウゲ)は雌雄異株で、雄株と雌株があります。日本で流通している沈丁花(ジンチョウゲ)の多くは雄株なので、実を見る機会はめったにありませんが、赤い可愛らしい実を付けます。ただし、実は猛毒ですので口に入れないように注意しましょう。

常山アジサイ(ジョウザンアジサイ)

  • 常山アジサイ(ジョウザンアジサイ)は、アジサイの名前がつきますがアジサイではなくアジサイの近縁種で、暖地では常緑で越冬します。常山アジサイ(ジョウザンアジサイ)は、アジサイの開花時期と同じころに開花します。球状についた粒粒のつぼみが開くと星型の清楚な雰囲気の花が開花します。 常山アジサイ(ジョウザンアジサイ)は、花を切らずにおいておくと秋にできる青くて美しい実も魅力のひとつです。ただし翌年の花のためには、花後の剪定が必要な花木です。

シルバープリペット(シルバープリベット)

  • シルバープリペット(シルバープリベット)は、斑入りの葉が美しい、モクセイ科の常緑から半落葉低木です。一般的に「シルバープリペット」の名前で流通していますが、本来は「シルバープリベット」が正しい発音です。斑入りの小さな葉と、華奢な枝を放射状に広げる樹形が人気で、庭木や植え込みに多用されています。斑の色は白というよりクリーム色に近く、グリーンの部分も色が淡いので、周囲の景色と馴染みやすい樹木です。春から初夏には白い香りのいい小花を咲かせます。 非常に生育旺盛で生長が早く、放っておくと3mくらいにまで生長します。シルバープリペット(シルバープリベット)をあまり大きくしたくなければ、適宜剪定をしましょう。花後に剪定をせずに放っておくと結実することもあります。黒く小さな実を、ブドウのように枝の先にたわわに実らせます。

シーアン(西安)

  • シーアン(西安)は、秋色アジサイと呼ばれるアジサイの一品種です。秋色アジサイとは品種名ではなく、通常のアジサイの開花時期である初夏に咲いた花が、気温の変化などによって、時間をかけてアンティークカラーの色あいに変化した状態のことを「秋色アジサイ」と言います。 最近は、新しく品種改良されてできたアジサイの中には、きれいな秋色に変化するように作られている品種も出てきました。シーアン(西安)の他、マジカル系など、年々色々な品種が作り出されています。

シャクナゲ(石楠花)

  • シャクナゲはツツジ科ツツジ属のうち無鱗片シャクナゲ節というグループに属する植物の総称として用いられます。ツツジに非常に近い種類で、欧米ではツツジと同じものとして大雑把に扱われていますが、花が枝先に房状に咲くものを日本ではシャクナゲと呼んで区別しています。美しい大きな花を房状に咲かせる姿は非常に見応えがあり、花木の女王や花の王とも言われています。ツツジは葉が小さく落葉しますが、シャクナゲの葉は常緑で厚みと光沢があり、寒い冬にも耐えることができます。また、ヨーロッパのプラントハンターが中国から持ち帰ったシャクナゲはその花の美しさから品種改良が盛んにおこなわれ、現在では「西洋シャクナゲ」の名前で日本でも多く栽培されています。

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