アカンサスの育て方｜植物図鑑

日当たり・置き場所

アカンサスは、風通しと日当たりの良い所で育てます。半日陰程度までなら栽培可能ですが、日当たりは花つきにも影響します。

アカンサスは、丈、横幅ともとても大きくなる宿根草なので、どちらかというと地植え向きです。数年後の生長を考えて、隣の植物との間隔は広く取りましょう。また、根が張って大株になってからの移植は不向きです。植える場所は最初によく検討しましょう。

用土

一般的な草花が育っている場所なら植え付け可能です。水はけの良い土が適しています。

鉢植えで育てる場合は、草花用の培養土で問題なく育ちます。

水やり

地植えのアカンサスは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えのアカンサスの水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

肥料

地植えのアカンサスは、肥料はほとんど必要ありません。

鉢植えのアカンサスは、元肥を施した後は、春と秋に少量施す程度でよいでしょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

選び方

葉が生き生きとしていて、葉色が美しい色の苗を選びましょう。

植え付け

春か秋が適時ですが、真夏や真冬以外なら一年中植え付け可能です。とても大きくなるので、隣の植物との間隔は広く取りましょう。

仕立て方

アカンサスは寿命の長い宿根草です。環境に合うと元株の周囲から小株が出てきます。それを放置しておくと、どんどんスペースが必要になります。元株以上に大きくしたくない場合は、小株を掘り起こして移植しましょう。

花

花が終わっても萼（ガク）が残るので、ある程度楽しんだら茎の元で切り取りましょう。ドライフラワーとして楽しむこともできます。

夏越し

耐暑性があるので特別な夏越しは必要ありませんが、鉢植え栽培や夏場の暑さが厳しいと葉を落とすことがあります。水切れを起こしていなければ、秋には再び芽吹きます。

冬越し

耐寒性があるので特別な冬越しは必要ありません。常緑ですが、寒冷地では葉を落とすことがあります。

増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）

株分け、根伏せ、種まきで増やすことができます。